本や新聞、雑誌などをデータ化するのに欠かせない「スキャナー」。高速でスキャンできるタイプや解像度を重視したタイプなど、さまざまな特徴を持ったモデルがラインナップされています。

本記事では、おすすめのA3対応スキャナーをご紹介。スキャナーの種類ごとの特徴のほか、選ぶ際にチェックしておきたいポイントもあわせて解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

スキャナーの種類

シートフィード

By: amazon.co.jp

シートフィードスキャナーは、複数の紙原稿を自動的に連続して読み取るタイプです。自動原稿送り装置を備えており、原稿を自動的に送り込むことで、大量のドキュメントを効率的にデジタル化できます。

大量の書類を迅速にデジタル化したい場合におすすめですが、写真や厚みのある原稿を高解像度でスキャンしたい場合はやや不向き。フラットベッドスキャナーのほうが適していることがあります。

オーバーヘッド

By: rakuten.co.jp

本体に搭載されたカメラで原稿を真上から撮影するタイプが、オーバーヘッドスキャナーです。A3サイズのような大きな原稿や見開きの雑誌などを、折ったり裁断したりせず綺麗な状態で残しながらスキャンできます。

歪み補正やページめくりに連動した自動スキャンといった機能を搭載するモデルが多いのも特徴です。コンパクトなモデルも多いため、省スペースで設置したい方にも適しています。

フラットヘッド

By: rakuten.co.jp

フラットヘッドタイプのA3対応スキャナーは、カバーを開いて原稿台に原稿をセットしてスキャンするタイプです。本のような厚みのある原稿や免許証のようなカードも綺麗に読み取れます。

しかし、一度に1枚しかスキャンできない点はデメリット。大量の原稿をスピーディーに処理したいシーンには不向きです。また、原稿に接触してスキャンするため、貴重な資料や傷みやすい古い資料の場合は使う際に注意が必要です。

A3対応スキャナーの選び方

読み取り速度をチェック

By: pfu.ricoh.com

読み取り速度は、A3対応スキャナーを選ぶうえで重要なポイントです。大量の原稿をまとめてデータ化したい場合、読み取り速度が速いと時間を短縮しやすいので作業を効率化できます。

読み取り速度を重視してA3対応スキャナーを選ぶ場合は、シートフィードタイプがおすすめです。大量の原稿をスピーディーに処理できて効率的に作業ができます。

最大解像度をチェック

By: rakuten.co.jp

A3対応のスキャナーを選ぶ際は、対応している解像度もよく確認しておきましょう。300dpi程度の一般的な解像度に対応したスキャナーが多いなか、より高画質な2000dpi以上に対応しているモデルもあるので、用途にあわせて選べます。

一般的な書類や名刺などのスキャンには300dpi程度で十分である一方、写真のような作品や細かい図が入った資料などは高解像度でスキャンするのがおすすめです。ただし、解像度が高くなるとファイルサイズも大きくなるため注意しましょう。

補正機能搭載モデルがおすすめ

By: ricoh.com

A3対応スキャナーのなかには、さまざまな補正機能を搭載しているモデルがあります。傾いて取り込んでしまったデータを正しい向きに自動で調節したり、見開きの本に発生する歪みを綺麗に整えたりできると、スキャン後の修正の手間を軽減可能です。

オーバーヘッドタイプのA3スキャナーで本をスキャンするとき、写り込んだ指を消す機能も便利。また、レシートや名刺などを複数枚まとめてスキャンし別々のデータとして保存する機能も作業の効率化ができます。

出力ファイル形式の種類をチェック

By: rakuten.co.jp

スキャンデータの出力ファイル形式は、モデルによって異なるので注意しましょう。多くのA3対応スキャナーは、あとから編集したり管理したりしやすいJPEGとPDFなどに対応しています。

スキャンしたい原稿の種類にあわせて出力ファイル形式を選ぶことも重要。例えば、イラストはPNG、写真はJPEGなどのファイル形式、文書はPDFで出力するのがおすすめです。

付属のソフトウェアをチェック

By: sanwa.co.jp

多くのA3対応スキャナーには、パソコンと接続したときに使用できる専用のソフトウェアが付属しています。ソフトウェアによって搭載されている機能が異なるので、自身の使い方にあった機能を搭載しているかどうかチェックしましょう。

例えば、見開きの本をスキャンしたい場合は歪みを補正できるタイプがおすすめ。また、OCRに対応しているとスキャンしたデータの文字を認識してWordやExcel、PDFといったファイルに出力できます。

A3対応スキャナーのおすすめ

リコー(RICOH) コンパクトスキャナー FI-7460

リコー(RICOH) コンパクトスキャナー FI-7460

A3対応ながら省スペース設計を実現したシートフィードタイプのスキャナー。A4サイズのスキャナーと同等の高さで、デスクサイドにも設置しやすいのが特徴です。

高速読み取り機能を搭載し、A4横送り時にはカラー・モノクロともに片面60枚/分、両面120面/分のスキャンが可能。大量の書類を効率的にデジタル化できます。

さらに、27~413g/m²の幅広い紙厚に対応し、薄紙から厚紙までスムーズに処理できます。手差し・単送モードを活用すれば、伝票や封筒、二つ折りの図面など、さまざまな原稿のスキャンにも対応可能です。

原稿保護機能として、「異常音検知」機能と「原稿の移動量監視」機能を搭載。紙詰まり時に搬送を停止することで、大切な書類の破損を防止します。高画質画像処理技術により、汚れや地紋を除去し、視認性の高いスキャンデータを生成できるのも魅力。高性能かつ使い勝手に優れた、おすすめのスキャナーです。

リコー(RICOH) ScanSnap SV600 FI-SV600B

リコー(RICOH) ScanSnap SV600 FI-SV600B

本を裁断せずに読み取れる、おすすめのスキャナー。最大でA3サイズの原稿まで対応したオーバーヘッドタイプなので、雑誌の見開きもそのままスキャンできます。手書きのイラストのような、デリケートな原稿の読み取りにもおすすめです。

専用のソフトには、本の歪みを修正したり映り込んだ指を消したりする機能が搭載されています。ページをめくると自動的に撮影する機能も用意されており、本をスムーズにスキャンできる点も魅力。また、名刺のような複数の原稿はまとめて1回で読み取れます。

解像度はカラーで150dpi、白黒で300dpi相当のノーマルからカラーで600dpi、白黒で1200dpi相当のエクセレントまで4段階で設定可能です。読み取りにかかる時間は1枚3秒と速く、スムーズに使用できます。

読み取った原稿の色からカラーや白黒といった設定を自動で適用できるのも便利なポイントです。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ポータブルドキュメントスキャナ 400-SCN069

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ポータブルドキュメントスキャナ 400-SCN069

使用場所を選びにくい、おすすめのA3対応スキャナー。非常に薄型なうえ折りたたみにも対応しているので、使わないときはスッキリと収納できます。本体を傷から守るポーチも付属しており、持ち運んで使いたい方にもおすすめです。

本製品は、広げた原稿を真上から撮影するオーバーヘッドタイプ。正確に読み取れるように黒のマットが付属しています。カメラのほかに3段階で明るさを調節できるLEDライトも搭載されているため、明るくスキャン可能です。

1枚の原稿を読み取れるだけではなく、バラバラに置いた複数の名刺を認識して別々のデータとして取り込める点も特徴。また、カメラ部分を立てられるほかマイクも内蔵されているので、ビデオ通話用のWebカメラとしても使用できます。

専用のソフトがWindowsとmacOSの両方に用意されており、環境を選ばずに使える点も魅力です。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) A3対応スキャナー 400-SCN057

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) A3対応スキャナー 400-SCN057

家庭用のA3対応フラットヘッドスキャナーを探している方におすすめのモデル。最大でA3サイズまでの用紙をセットできるように設計されているため、本や新聞などをPDF化したい場合にも適しています。

カバーの高さを最大で約2.4cm程度まで調節できるため、厚みのある本も綺麗にスキャン可能です。スキャンしたデータは、Windowsの場合は7種類、macOSの場合は8種類のファイル形式から選択してパソコンに保存できます。

本体にスキャンボタンやPDFボタン、Eメールボタンなどが搭載されている点も特徴です。パソコンを操作せずボタンを押すだけでスキャンを開始できるので、厚みのある本を抑えている状態でもスムーズに操作できます。

そのほか、操作しないまま15分経過すると本体保護のため自動的に電源が切れる機能も搭載されており便利です。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) A3フラットベッドスキャナ PSC-12UF

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) A3フラットベッドスキャナ PSC-12UF

高解像度でスキャンできる、おすすめのA3対応スキャナー。100~2400dpiまでの解像度に対応しています。一般的な資料は300dpi、写真や図が入った資料は600dpi、本格的な作品は1000dpi以上といったように、目的にあわせて柔軟な設定が可能です。

最大でA3サイズまでの原稿に対応しているため、2枚のA4用紙を並べたりA4の冊子を見開きでスキャンしたりもできます。また、蓋が上下する仕組みを採用している点も特徴。厚みのある書籍もしっかりと抑えてスキャンできます。

スキャンボタンやPDFボタンなどが本体に搭載されているので、スキャンを実行するときにマウスの操作は不要。本を手で抑えたり位置を細かく調節したりしながらでも快適にスキャンしやすいように設計されています。

操作せずに15分が経過すると自動的に電源が切れるため、無駄な消費電力も削減できます。

エプソン(EPSON) A3フォト・グラフィックスキャナー DS-G30000

エプソン(EPSON) A3フォト・グラフィックスキャナー DS-G30000

高精細なスキャンを実現するA3対応のフラットベッドスキャナー。最大光学解像度は2400dpiで、各色16bitの65536階調出力に対応しているのが特徴です。

さらに、オートフォーカス機能を搭載しており、原稿の状態に応じてレンズの焦点を自動調整。写真やグラフィックをシャープかつ高精細に再現できるため、プロフェッショナルな用途にもおすすめです。

A3プラスサイズに対応しており、雑誌やカタログのA4見開きページも余裕を持ってスキャンできるのが魅力。オプションの透過原稿ユニットを使用すれば、35mmフィルムから大判サイズまでのスキャンにも対応可能です。

また、スキャンデータの出力フォーマットも豊富で、JPEGやTIFF、PDFなどに対応。「Epson Scan 2ドライバー」を搭載し、直感的な操作が可能です。高精細なスキャニングと多用途な機能を兼ね備えた、プロフェッショナル向けの1台です。

エプソン(EPSON) A3ドキュメントスキャナー DS-50000

エプソン(EPSON) A3ドキュメントスキャナー DS-50000

シンプルなデザインを採用したフラットヘッドタイプのA3対応スキャナー。最大でA3までのサイズに対応しているので、A4用紙をまとめて2枚スキャンしたりA4の雑誌を見開きで読み取ったりなど幅広い使い方ができます。

背景付きの原稿をスキャンするときに便利な、「文字くっきり機能」を搭載。モノクロスキャン時に文字が背景と同化してしまうのを防止します。カラースキャン時には原稿の裏写りを低減できるため、見やすいデータに仕上げられます。

赤・青・緑の3色から指定した色を除去できる「ドロップアウトカラー」機能の搭載も特徴です。色付きの罫線や赤字の注釈などを除去し、見やすくスキャン可能。また、OCRの精度を向上させる効果にも期待できます。逆に、3色のなかから指定した色を強調させる機能も用意されています。

シーザー(CZUR) Shine Ultra Pro

シーザー(CZUR) Shine Ultra Pro

オフィスや自宅、大学などさまざまな場所で使用できるおすすめのA3対応スキャナー。重さが1kgと軽量なうえヘッド部分は折りたたみにも対応しているので、持ち運んで好きな場所で使用できます。収納もしやすく、使わないときも場所を取りにくい仕様です。

付属のマットを広げて原稿をセットし、撮影するだけで簡単にスキャンできます。付属のソフトは本を見開きの状態でスキャンしたときに発生する歪みを補正できるため、本を裁断せず読み取りたい方にもおすすめです。

切手や名刺のような小型の原稿は複数枚を並べてまとめてスキャンできます。また、OCR機能も搭載されておりWordやExcel、PDFといったファイルにテキストデータとして出力可能。日本語を含む180ヶ国語に対応しています。

専用のフットペダルも付属しているので、本のページをめくりながらサクサクとスキャン可能です。

シーザー(CZUR) ET24 Pro

シーザー(CZUR) ET24 Pro

高画質なスキャンを実現している、おすすめのA3対応スキャナー。2400万画素のカメラが搭載されており、320dpiの高画質でスキャンできます。トップライトと着脱式のサイドライトが用意されており、反射を防止しながらスキャンできる点も魅力です。

本をめくる動作を認識して自動的にスキャンする機能が搭載されているため、ページ数の多い本もスムーズにスキャンできます。傾きや歪みを補正したり見開きページを分割したりできる点も特徴。複数枚のレシートや名刺はまとめてデータ化できます。

押すだけでスキャンを開始できるハンドボタンが付属しているので、ページ数や原稿枚数が多いときにも快適に使用可能。また、付属のフットペダルを使うと両手が塞がっている状態でもスキャンできます。

180言語以上に対応するOCR機能も搭載されており、スキャンデータをテキスト化可能です。

iCODIS スキャナー D800

iCODIS スキャナー D800

スリムで場所を取りにくい、おすすめのA3対応スキャナー。800万画素のカメラを搭載しているので、細部まで見やすい高画質なデータに仕上げられます。スキャンにかかる時間が1ページあたり約2秒と短いのも魅力です。

カメラの下にはLEDライトが4つ搭載されており、原稿を明るく照らしながらスキャンできます。明るさは環境にあわせて3段階で調節できる設計です。また、歪み補正や自動トリミング機能など、綺麗なデータに仕上げるための機能も充実しています。

OCRにも対応しており、スキャンした原稿を高精度で認識してJPGやPDF、WordやExcelといった使用頻度の高い形式に変換可能です。また、動画を撮影する機能にも対応しているため1台でさまざまな使い方ができます。

そのほか、軽量かつコンパクトなのも特徴です。カメラ部分は折りたたみにも対応しており、場所を選ばずに使用できます。