主にDTM(デスクトップミュージック)など、音楽制作の場面で活躍する「MIDIキーボード」。パソコン上で曲を作りたいときにマウスでいちいちクリックしなくても、鍵盤を押すだけでスムーズに音を入力できる便利なアイテムです。
そこで今回は、MIDIキーボードのおすすめモデルをご紹介。DTMの作業効率を向上させたい方や、これからDTMを始めたい方はぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- MIDIキーボードとは?
- MIDIキーボードのおすすめメーカー
- MIDIキーボードのおすすめ|24鍵~37鍵
- MIDIキーボードのおすすめ|41鍵~49鍵
- MIDIキーボードのおすすめ|61鍵
- MIDIキーボードのおすすめ|88鍵
- MIDIキーボードのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- MIDIキーボードのメリット・デメリット
- MIDIキーボードの選び方
MIDIキーボードとは?
「MIDI(ミディ)」とは、電子楽器で演奏したデータをデジタル転送するための規格。音程はもちろん、音の長さや楽器の種類などの詳しい情報もデジタル化できます。
MIDIキーボードは、MIDIのデータを作曲ソフトに入力するためのモノ。ピアノを弾く感覚で音を入力できるので、作業効率が格段に上がります。
MIDIキーボードのおすすめメーカー
コルグ(KORG)
コルグは日本で初めてシンセサイザーを開発したメーカー。音質がよく機能性にも優れており、国内外を問わずさまざまなミュージシャンに愛されています。
通常のMIDIキーボードはもちろん、スマートさを重視したユニークなデザインの小型モデルを展開しているのが特徴。また、ラインナップが充実しているため、数ある製品のなかから自分に合った製品を選びたい方におすすめのメーカーです。
ローランド(Roland)
ローランドは静岡県浜松市に本社を構える電子楽器メーカー。シンセサイザー・電子ピアノ・MIDIキーボード・リズムマシン・電子ドラムなどの楽器製造をはじめ、専門ショップのプロデュースや「ローランド・ミュージック・スクール」の運営など、音楽に関わる幅広い事業を手掛けています。
鍵盤数の多いMIDIキーボードが揃っているため、グランドピアノやアップライトピアノと同じ感覚で打ち込みたい方におすすめです。
エムオーディオ(M-Audio)
エムオーディオはDTM向けの音響機器を展開しているアメリカのメーカーです。特にMIDIキーボードのバリエーションが豊富。シンプルに使えるモノから機能性が高いモノまで、さまざまなモデルをラインナップしています。
操作性に優れているモノが多いので、鍵盤数が少ないモデルでもスムーズに作業できるのが特徴です。
MIDIキーボードのおすすめ|24鍵~37鍵
コルグ(KORG) microKEY2-25 AIR MIDIキーボード ワイヤレス 25鍵
iPhoneやiPad、Mac、Windowsにワイヤレス接続ができる人気のMIDIキーボードです。Bluetoothタイプで簡単に接続可能なうえ、単3乾電池2本で駆動。1日1時間の使用なら約1か月と長期間使えるのも魅力です。USBによる有線接続にも対応しています。
ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボードを搭載しており、25鍵とコンパクトながら和音を押さえやすいのがメリット。黒鍵と白鍵の比率が演奏しやすいように調節されているため、速いフレーズもスムーズに弾けます。
さらに、ピッチベンドとモジュレーションをまとめて操作できるジョイスティックや、鍵盤を押さえることで分散和音やコード演奏が可能なアルペジエーター機能も搭載。演奏しやすく幅広いデバイスと接続可能なおすすめのMIDIキーボードです。
コルグ(KORG) nanoKEY Studio
本体サイズ27.8×16×3.3cm、重さ471gと薄く軽い25鍵のMIDIキーボードです。コンパクトながら、ドラム・コード演奏に使えるトリガー・パッドや、指で触れることでソフト・シンセをコントロールできるタッチ・パッドなど多数の機能を搭載しています。
また、Bluetoothタイプのため、iPhoneやiPadへの接続に対応しているのも魅力。さらに、スケール・ガイド機能を使えば、音程に合ったキーのバックライトが点滅するのもポイント。簡単に演奏できるのがメリットです。多機能で携帯性に優れた初心者にもおすすめのMIDIキーボードです。
エムオーディオ(M-Audio) Keystation Mini 32 III
音の打ち込みに適したコンパクトで薄い32鍵のMIDIキーボードです。表現の幅が広がるベロシティー対応キーボードやピッチベンド、モジュレーション・ボタンを搭載しているのも魅力。音楽制作に使えるソフトが付属しているので、これからDTMを始める方にもぴったりです。
また、USBバスパワーに対応しており、本体を充電する手間が省けるのもメリット。さらに、ボリューム・ノブを備えているため、スムーズに操作できるのもポイントです。比較的安い価格ながら、初心者からプロまで使いやすいおすすめのMIDIキーボードです。
アカイプロフェッショナル(Akai Professional) MPK mini Play MK3
128種類以上のドラムやキーボードサウンドを内蔵したミニサイズの25鍵MIDIキーボードです。ベロシティに対応した8つのドラム・パッドも搭載。内蔵スピーカーにより単体でも鳴らせるので、手軽に演奏を楽しめるのが魅力です。
また、ヘッドホン端子も備えており、時間帯を気にせず曲作りや演奏が可能。USBバスパワー駆動に対応しているのもメリットです。コンパクトながら、音楽制作だけでなく演奏もできるおすすめのMIDIキーボードです。
アートリア(ARTURIA) KeyStep 37
スリム・キーを採用した37鍵のMIDIキーボードです。タッチの強弱に反応するベロシティに対応しているのがメリット。鍵盤ごとに配置されたLEDにより、シーケンスやアルペジオ、スケールをフィードバックできるのも魅力です。
また、単音のメロディーを取り込むと和音に変換できるコード・モードや、音階に沿った演奏が可能なスケール・モードなど便利な機能も搭載しています。多機能で使い勝手に優れたMIDIキーボードを探している方におすすめです。
MIDIキーボードのおすすめ|41鍵~49鍵
ローランド(Roland) MIDI Keyboard Controller A-49
連打やグリッサンドといったさまざまな演奏表現に対応したMIDIキーボードです。ディスプレイ前でもDTM作業を行いやすい49鍵。USBバスパワー駆動に対応しているので、充電切れの心配がないのが魅力です。
また、効果的なライブ・パフォーマンスができるD-BEAMコントローラーを備えているのもポイント。さらに、オクターブ・ボタンにはオクターブ位置を素早く確認可能なLEDを配置しています。シンプルな構造ながら、視認性が高く操作しやすいのがメリット。演奏感を追求したおすすめのMIDIキーボードです。
ノベーション(NOVATION) Impulse 49
感度の高いセミウェイト鍵盤を搭載した49鍵のMIDIキーボードです。ピアノと同じフルサイズで、ピアノを演奏するような感覚で作曲ソフトに入力が可能。感圧式のドラムパッドでドラムの打ち込みもできます。
また、演奏したデータを毎秒10000回スキャンするHRSテクノロジーを搭載。演奏のちょっとしたニュアンスも取り込めます。さらに、5ピンMIDI出力を備えており、シンセやモジュールへの接続も可能。データの入力だけでなく、ライブパフォーマンス用としても使えるおすすめのMIDIキーボードです。
ノベーション(NOVATION) FLkey 49
Image-Lineの音楽制作ソフト「FL Studio」のステップシーケンサーとして使えるMIDIキーボードです。ビートを素早く打ち込めるのが魅力。ツーパッドモードを利用すれば、人間味のあるリズムも作成できます。
本体上部には、8つのノブと9つのフェーダーを搭載。ボリューム/パンの調節や、オートメーションの記録などの操作を直感的にできる点がメリットです。
3種類のコードモードを使えば、指1本で和音を奏でることも可能。音楽制作を効率よく行いたい場合にも便利です。
ノベーション(NOVATION) 49SL MkIII
8トラックのシーケンサーを搭載しているMIDIキーボードです。直接シーケンスを演奏したり編集したりできるのが魅力。パッドを使ってリアルタイムでリズムを組める点もメリットです。また、高度にカスタマイズできるマッピング機能も備えています。
さらに、演奏がしやすいシンセスタイルセミウェイテッド鍵盤が搭載されているのもポイント。MIDIキーボードの演奏性にこだわりたい場合にもおすすめです。
ネクター(NEKTAR) IMPACT GX49
ベロシティ対応の鍵盤を搭載し、豊かな表現ができるMIDIキーボードです。シンプルなデザインで操作しやすいのが魅力。弾きやすさと置きやすさを兼ね備えた49鍵で、パソコンの前でもDTM作業を行えます。
左上に配置されたミキサーボリュームをコントロールするノブには、任意のMIDIパラメーターを割り当てることも可能。また、キーボードを±12半音でシフトする専用のトランスポーズボタンも備えており、効率的に作曲ができます。
さらに、音楽制作ソフトが付属しているので、初期費用を抑えられるのもメリット。USBバスパワーにも対応しており、本体を充電する必要がないのもポイントです。使い勝手に優れたMIDIキーボードを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
MIDIキーボードのおすすめ|61鍵
コルグ(KORG) KeyStage 61鍵 MIDIコントローラー
タッチレスポンスに優れているMIDIキーボード。高性能なアルペジエーター機能を備えているのもポイントです。
コード・モードを搭載しており、1つの鍵盤を弾くだけで和音の演奏が可能。32種類のコード・セットが収録されているほか、ユーザー・コードを最大32種類保存できます。さらに、DAWソフトのAbleton Liveと連携して使えるのもメリットです。
エムオーディオ(M-Audio) Keystation 61 MK3
やや重めのタッチでしっかりとした演奏感が得られるセミウェイトタイプのMIDIキーボードです。タッチの強弱で表現の幅を広げられるベロシティに対応しているのも魅力。両手でストレスなく弾ける61鍵で、本格的な音楽制作が可能です。
人間工学的に設計されたホイールやボタンを採用しており、マウスやキーボードを使わなくても快適に音楽制作ソフトの操作を行えるのがメリット。また、サスティンペダル用の端子や5ピンMIDI出力を備えており、拡張性にも優れています。操作性が高く豊かな表現が可能なおすすめのMIDIキーボードです。
エムオーディオ(M-Audio) Oxygen Pro 61
効率的な音楽制作を行える61鍵のMIDIキーボードです。キーボードはベロシティに対応しているだけでなく、グランドピアノのようなアフタータッチにも対応しています。表現豊かな演奏ができるのが魅力です。
また、キーボードのキー1つを押せばコードが演奏されるコードモードや、指定したスケール以外のキーが鳴らないように設定できるスケールモードを搭載。スムーズに音楽制作を進められます。さらに、バーチャルシンセサイザーやDAWソフトウェアが付属しているのもメリットです。
ノベーション(NOVATION) Launchkey 61 MK3
両手でしっかり弾ける61鍵のMIDIキーボードです。キーボードと16個のパッドはベロシティに対応しているため、強弱により豊かな表現ができます。
また、間違った音を弾かないように設定できるスケールモードや、1つの音でコードを鳴らせるコードモード、便利なアルペジエーターを備えているのもポイントです。快適に音楽制作を行えます。さらに、接続しているデバイスから給電可能なUSBバスパワーに対応しているので、充電切れの心配がないのもメリット。
多機能でスムーズに音楽制作ができるおすすめのMIDIキーボードです。
サムソン(SAMSON) Carbon61 USB MIDI コントローラー
初心者からプロまで使いやすい61鍵のMIDIキーボードです。鍵盤のタッチはやや重ためのセミウェイト。タッチの強弱による表現を捉えられるベロシティセンシティブキーを搭載しているのが魅力です。
専用の移調ボタンやオクターブボタンを使用することで、キーボードをフル4オクターブの範囲で変更したり、特定の楽器のキーを変更したりできます。また、最大14のコントロールパラメータを調節可能なEditキーも搭載しており、編集を簡単に行えるのがメリットです。
NATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE KONTROL A61
独自開発のセミウェイテッド・カスタムキーボードを採用しているMIDIキーボード。クラス最上級を謳っているので、品質を重視して選びたい方におすすめです。
視認性に優れている有機ELディスプレイを搭載しており、情報を確認しやすいのもポイント。操作しているパラメーターをリアルタイムで簡単にチェックできます。
タッチセンサー式のコントロールノブを採用しているため、操作性も良好。さらに、ピッチベンドともジューレーションホイールは人間工学に基づいて作られています。
MIDIキーボードのおすすめ|88鍵
ローランド(Roland) A-88MKll
耐久性・堅牢性に優れた設計のMIDIキーボードです。弾き心地のよい「PHA-4 スタンダード鍵盤」を採用しており、ピアノのような演奏を楽しめるのが魅力。88鍵ながらスリムで薄いので、自宅での音楽制作も行いやすく便利です。
また、本製品は3パートで構成されており、それぞれに任意の出力先を設定可能。種類の異なる楽器をレイヤーしたりスプリットしたりできるため、表現の幅が広がります。クリエイティブな機能を多数搭載しており、プロ用としてもおすすめのMIDIキーボードです。
エムオーディオ(M-Audio) Hammer 88 Pro
自然なタッチで演奏可能な88鍵のMIDIキーボードです。高度な高速キーベッド・スキャンテクノロジーを採用。表現力豊かな演奏ができるのが魅力です。
また、設定したリズムパターンで任意のサウンドを鳴らし続けられるノートリピート機能や、押したキーを順番に繰り返し演奏できるアルペジエーターを搭載。演奏性を高められるのがメリットです。
さらに、任意のキー以外鳴らない設定ができるスケールモードも備えており、簡単に音楽制作できるのもポイント。感情豊かな演奏とスムーズなDTM作業が行えるおすすめのMIDIキーボードです。
スタジオロジック(Studio Logic) SL88 STUDIO
本格的なピアノの演奏感を実現した88鍵のMIDIキーボードです。軽量で連打性に優れた3コンタクト・スイッチを搭載している「Grand Touch TP/100LR」鍵盤を採用。アフタータッチにも対応しており、音に変化を生み出せるのが魅力です。
また、3つのXYジョイスティック・コントローラーや、視認性のよいTFTカラーLCDを搭載。操作性が高く、効率的に音楽制作を行えるのがメリットです。
カワイ(KAWAI) VPC1
グランドピアノのようなピアノタッチを再現した88鍵のMIDIキーボードです。グランドピアノと同じシーソー構造を採用した木製の「RM3グランドII」を搭載しています。
3本構成のペダルが付属するため、表現の幅が広がるのも魅力。見た目にもこだわっているモデルのため、デザイン重視でMIDIキーボードを探している方にもおすすめです。
ネクター(NEKTAR) IMPACT LX88+
両手でもしっかり弾ける88鍵のMIDIキーボードです。ベロシティに対応したセミウェイトの鍵盤を搭載。また、4種類のベロシティカーブも備えており、演奏スタイルに合わせて選べるのがポイントです。
ベロシティ対応の8つのパッドも配置されているため、ドラムの演奏表現の幅を広げられるのも魅力。さらに、USBバスパワーに対応しており、コンセントからの給電が不要なのもメリットです。
ドイプファー(DOEPFER) LMK2+
フライト・ケースと一体化しているMIDIキーボードです。持ち運びやすいため、ライブ会場やスタジオなどで使いたい場合に便利。88鍵タイプの製品ながら、大きさや重量を抑えて設計されています。
また、MIDI端子に加えて、USB端子を搭載しているのもポイント。MIDIインターフェースを使わなくても、パソコンなどに直接接続して使えます。
さらに、本格的なハンマーアクション鍵盤を採用しているのもメリット。ピアノのような弾き心地を得たい場合にもおすすめです。
アートリア(ARTURIA) Full-size universal Midi controller KeyLab Essential 88 mk3
ベロシティに対応したセミウェイテッド鍵盤を採用しているMIDIキーボード。ピアノに近い自然な音色で演奏したい方におすすめです。
モダンなサウンドやヴィンテージ感のあるサウンドなど、2000種類のプリセットサウンドが収録されているのもポイント。演奏するジャンルに合わせて選べます。
オリジナルのプレイリストを作ったり、ユーザープログラムを作ったりと、できることが多いのも特徴。使い勝手のよいおすすめのMIDIキーボードです。
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MIDIキーボードのメリット・デメリット
MIDIキーボードのメリット
MIDIキーボードのメリットは、作曲ソフトを使う際に鍵盤を叩くだけで音を入力できること。特にコードを入れたいときは、マウスだと複数回クリックする必要がありますが、MIDIキーボードだと一度に入力できます。鍵盤を叩いて音を確認しながらデータの打ち込みができるため、入力ミスを防ぎやすいのも魅力です。
MIDIキーボードのデメリット
デメリットは、作曲ソフトと接続しないと音が出せない点。電子ピアノやシンセサイザーと異なり、基本的にMIDIキーボード単体では音が鳴りません。あくまで音を鳴らすモノではなく、音を鳴らす指示を出すモノなので購入の際は注意しておきましょう。
MIDIキーボードの選び方
鍵盤数で選ぶ
88鍵
設置場所に余裕があれば88鍵のMIDIキーボードがおすすめ。グランドピアノやアップライトピアノと同じ鍵盤数なので、両手でしっかりと弾けます。日頃からピアノに慣れ親しんでいる方なら、普段弾いている感覚で音の打ち込みが可能です。
61鍵
両手でしっかり弾きたいけれど、88鍵モデルを置くほどのスペースがない方には、61鍵のMIDIキーボードがおすすめです。
88鍵よりも鍵盤数は少ないものの、5オクターブカバーできるため作曲シーンで困ることはほとんどありません。両手でストレスなく弾けるMIDIキーボードを探している方は、最低でも61鍵以上のモデルを選ぶようにしましょう。
49鍵
弾きやすさと置きやすさの両方を兼ね備えたモデルが欲しい方は、49鍵のMIDIキーボードがおすすめ。パソコンの前に置いても無理なく使える大きさなので、ディスプレイの前で効率よくDTM作業を行いたい方に適しています。
ただし、88鍵・61鍵よりもコンパクトとはいえ長さは80cm前後のモノが多いため、デスクが小さい方は注意しておきましょう。
32鍵
演奏はしないものの、音の打ち込みを行いたい場合は32鍵のMIDIキーボードがおすすめ。音階は2オクターブ半なので49鍵の半分ですが、音階の変更はパソコン側でもでき、不便さを感じにくい仕様です。
長さは40cm前後のモノが多く、デスクの上で快適に作業可能。設置スペースをあまり確保できない方にも適しています。
25鍵
持ち運んだり、野外で使ったりする機会が多い場合は25鍵のMIDIキーボードが適しています。シンプルな構造かつ、機能も最低限にしたコンパクトな形状が特徴です。
また、長さは16cm前後のモノが多く、室内で使用する際は作業用デスクを広く使えます。シンセサイザーやリードの簡単なフレーズを弾いたり打ち込んだりしたい方にもおすすめです。
接続方法で選ぶ
有線
MIDIキーボードの接続方法はUSBケーブルによる有線が主流。接続したデバイスからバッテリーを供給するバスパワー方式のモデルが多く、MIDIキーボード本体を充電する手間が省けます。ペアリングなどの設定をしなくてよいのも魅力です。
Bluetooth
DTM作業をするときにパソコン周辺が機材で溢れると煩わしいのが難点。そのため、すっきりした環境で曲作りを行いたい場合は、無線で接続できるBluetoothタイプのMIDIキーボードがおすすめです。
特にiPhoneやiPadで音楽制作を行いたい方なら、Lightning変換用のアダプターを別途用意する必要がないのでスムーズに作業ができます。
鍵盤のサイズで選ぶ
MIDIキーボードの鍵盤は、「フルサイズ」と「ミニサイズ」の2サイズに分かれています。フルサイズは通常のピアノと同じ大きさなので、ピアノを弾くのと同じ感覚でリアルタイム入力したい方におすすめです。
一方でコンパクトなミニサイズは、狭いスペースにも設置しやすいのが魅力。両手でしっかりと演奏する必要のないステップ入力などに適しています。使用用途に応じて、使いやすいサイズを選んでみてください。
鍵盤のタッチで選ぶ
MIDIキーボードの鍵盤のタッチは、軽い打鍵感の「ライトウェイト」とピアノと同じ重さの「ピアノタッチ」、そしてその中間である「セミウェイト」の3種類に分かれています。なかでも多く採用されているのがライトウェイト。キーボードに慣れていない方でも扱いやすく、軽やかに演奏できます。
一方で、やや重めの打鍵感でしっかりと演奏したい方にはセミウェイトがぴったり。ピアノのように重厚な弾き心地を楽しみたい方にはピアノタッチがおすすめです。ただし、タッチが重くなるにつれて価格も上がる傾向にあるため、予算との兼ね合いを考慮しながら好みに合わせて選びましょう。
コントローラーの機能で選ぶ
フェーダーやパット、多目的スイッチなど、MIDIキーボードはさまざまな機能を搭載しています。ボリューム・音階・音の種類をMIDIキーボード側で変更できるのが特徴。音作りは細かい作業の連続なので、よりこだわりたい方は多機能なハイスペックモデルを選ぶのがおすすめです。
ただし、機能が多く備わっているほど価格は比例して高くなる傾向にあります。自分に必要な機能を考慮したうえで製品を選ぶようにしましょう。
ペダル用の端子の有無をチェック
MIDIでリアルタイム入力をしたい方におすすめなのが「サスティンペダル」。ペダルを足で踏むことにより、音の余韻が残るため表現の幅がグッと広がります。
しかし、サスティンペダルはMIDIキーボードの基本的な付属品ではなく、別途購入が必要。また、購入したサスティンペダルを取り付けるには、MIDIキーボード本体にペダル用の端子が備わっている必要もあります。サスティンペダルを活用したい方は、ペダル用端子の有無を忘れずにチェックしておきましょう。
使用するソフトや付属ソフトをチェック
使用するソフトが決まっている方は、購入予定のMIDIキーボードが対応しているかどうかを必ず確認しましょう。なかには、奨励ソフトとして相性のよいソフトウェアを提示していることがあります。
販売されているMIDIキーボードのなかには、はじめからソフトシンセやDAWソフトが利用できるモノもラインナップ。費用を抑えられるので、これからDTMを始めたい方でも手を伸ばしやすいのが魅力です。MIDIキーボードを購入する際は、使用するソフトや付属ソフトもチェックしてみてください。
MIDIキーボードはDTM作業にあると便利な機材です。パソコン上で音を打ち込みながら曲を作っていくのはもちろん、練習に使ったりライブで使ったりとさまざまな場面で活用できるのが魅力。ぜひ本記事を参考にして、お気に入りのMIDIキーボードを選んでみてください。