ガソリンを燃料にして電気機器に給電を行う「ガソリン発電機」。電源のない場所でも電機機器を使用できるほか、停電時や災害時の非常用電源としても活躍します。しかし、多くのメーカーからさまざまなモデルが販売されているため、どれを購入すればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ガソリン発電機のおすすめモデルをご紹介。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
ガソリン発電機の魅力

By: amazon.co.jp
ガソリン発電機は、業務用として使える大型モデルから家庭用に適した小型モデルまで、豊富なモデルが展開されています。比較的安価なガソリン発電機も多く、目的や用途に合わせた製品を選びやすいのが魅力です。
また、燃料に使用するガソリンが簡単に手に入るのもメリット。燃料があれば長時間稼働させることも可能のため、停電などの非常時やアウトドアシーンでも活躍します。
ガソリン発電機の選び方
出力をチェック

By: makita.co.jp
ガソリン発電機を選ぶ際は、定格出力の数値を要チェック。定格出力とは、発電機が安定して出力できる電力のことで、「VA」や「kVA」の単位で表されます。1kVA(1000VA)は約1000Wに相当するため、使用する機器の必要電力に合わせて適したモデルを選択しましょう。
また、機器の合計消費電力だけでなく、起動電力を確認しておくのも大切。電気機器のなかには、起動時に消費電力の2〜5倍の電力が必要になるモノもあります。そのため、使用予定の機器の合計消費電力よりも、余裕をもった出力の発電機を選んでおくと安心です。
連続運転時間をチェック

By: rakuten.co.jp
連続運転時間は、1度の給油でどれだけ長く使用できるかを示す重要なポイント。長時間のアウトドアや非常時には頻繁な給油が難しいため、使用目的に合った運転時間の発電機を選ぶことが大切です。
燃料タンクの容量も、ガソリン発電機の連続運転時間を左右する重要な要素。タンク容量が大きいモデルほど、長時間の運転が可能です。また、エンジンの回転数を自動で制御する機能を備えた発電機であれば、燃料のムダを抑えて、長時間運転を行うことができます。
使いやすさをチェック
起動手順がわかりやすいかどうか

By: eenour.jp
ガソリン発電機を選ぶときは、起動手順がわかりやすいかをチェック。発電機を使い慣れていない人が操作する場合を想定して、操作手順が本体に記載してあるモデルや、操作パネルの表示がわかりやすいモデルを選ぶのがおすすめです。
なかには、ワンボタンでエンジンを起動できるガソリン発電機も販売しています。一方で、起動が簡単なモデルほど価格が高い傾向があるため、価格と機能性のバランスを考慮して製品を選ぶようにしましょう。
USB・シガーソケットも接続できると便利

By: amazon.co.jp
ガソリン発電機には、一般的な家電製品が接続できるAC電源のほかに、USB端子やシガーソケットを搭載したモデルも展開しています。USBやシガーソケットを備えた製品であれば、スマホやタブレットの充電に加えて、車載機器などをも使用できるため便利です。
USB端子を備えたモデルのなかには、デバイスの急速充電が行える「USB PD」に対応したモデルも展開しています。非常時などに備えて充電性能を重視する方は、急速充電が可能なモデルをチェックしてみてください。
本体サイズをチェック

By: honda.co.jp
ガソリン発電機を選ぶ際は、本体のサイズを要チェック。屋外で使用する場合や、災害時に持ち出す可能性がある場合は、コンパクトで持ち運びやすいモデルがおすすめです。小型のガソリン発電機のなかには、重さが15kg以下のモデルもあります。
また、出力を重視してサイズの大きいモノを選ぶと、1人で持ち運ぶには難しい重量になる場合もあるため注意が必要。出力とサイズのバランスを考慮して、用途に適したガソリン発電機を選ぶのが大切です。
運転音の大きさをチェック

By: rakuten.co.jp
運転音の大きさは、ガソリン発電機を選ぶ際に確認しておきたいポイント。発電機にはエンジンが搭載されているため、運転音が大きくなってしまう傾向があります。ガソリン発電機は、製品ページに騒音値が記載されていることが多いため、あらかじめチェックしておきましょう。
ガソリン発電機のなかには、運転音の大きさに配慮した、静音設計モデルも販売されています。住宅地やキャンプ場など、人が集まる場所での使用を想定している場合には、発電機の静音性も重視してみてください。
メンテナンス方法をチェック

By: rakuten.co.jp
ガソリン発電機を長く使い続けるには、定期的にメンテナンスを行う必要があります。整備箇所や方法はモデルによって異なりますが、オイルの交換や清掃を怠ると、エンジンの寿命に影響する可能性があるため注意が必要です。
お手入れの手間を軽減したい場合には、工具なしでパーツを取り外せるモデルや、オイルの排出口が使いやすい位置にあるモデルがおすすめ。また、発電機を頻繁に使用しない方は、長期保管時のガソリン抜きが不要なモデルをチェックしてみてください。
ガソリン発電機のおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)

By: amazon.co.jp
ヤマハ発動機は、1955年創業の輸送用機器メーカー。バイクやボートの販売以外にも、ロボティクス・ファイナンスなど、幅広い事業を展開しています。
ヤマハ発動機のガソリン発電機は、ラインナップが豊富で、用途に合った製品を選びやすいのが特徴。コンパクトなモデルから、業務用としても活躍する大型モデルまで、幅広い製品を展開しています。また、大型モデルには車輪が搭載しており、持ち運びやすいよう工夫が施されているのも魅力です。
本田技研工業(HONDA)

By: rakuten.co.jp
本田技研工業は、東京都港区に本社を置く輸送機器メーカー。主に二輪車や四輪車の開発・販売を行っており、グローバルに事業を展開しています。
本田技研工業のガソリン発電機は、高い機能性を備えているのが特徴。Bluetooth接続で遠隔操作が行えるモデルや、ワンボタンでエンジンを起動できるモデルなど、便利な機能に対応したモデルを展開しています。
ガソリン発電機のおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) 1.8kVA 防音型 インバータ発電機 EF1800iS
1.8kVAの高出力に対応したガソリン発電機です。家庭用電源を上回る出力性能により、工事現場から災害時の備えまで、さまざまなシーンで安定した電力供給が可能。また、起動電力が高い機器を使用する際に役立つ「ブーストモード」も搭載しています。
エンジンスイッチと燃料コックを一体化した「スマートコック」により、簡単な操作で起動ができるのもメリット。さらに、工具なしでバックパネルが取り外せるため、点検や保管時のメンテナンスが手軽に行えます。高出力モデルながら持ち運びもしやすく、汎用性に優れたおすすめのガソリン発電機です。
ヤマハ(YAMAHA) 2.8kVA 防音型 インバータ発電機 EF2800iSE
静音設計を採用したインバーター式のガソリン発電機です。エンジン回転数の設定や吸音材の配置により、54.5dB(A)の運転音を実現。公共の場での作業やアウトドアシーンでも、周囲に配慮ながら使用できます。
最大約18時間の連続運転に対応しているため、長時間の作業でもガソリン給油の手間が抑えられるのもメリット。また、本体に車輪を搭載しているため、移動も簡単に行えます。2.8kVAの高出力モデルながら持ち運びがしやすいおすすめのガソリン発電機です。
本田技研工業(HONDA) インバーター発電機 EU26iJ
2.6kVAの高出力と携帯性を兼ね備えたガソリン発電機です。重さが26.5kgと発電機のなかでも軽量な設計で、持ち運びがしやすいよう配慮されているのが特徴。また、電子制御燃料噴射装置を搭載しており、長期保管時にキャブレター内のガソリン抜きを行う必要がないのもメリットです。
専用アプリとBluetoothで接続すれば、離れた場所からエンジン停止を行ったり、稼働状態を確認したりすることが可能。高出力エンジンやFIシステムによって低燃費を実現しているため、ランニングコストを重視する方にもおすすめのエンジン発電機です。
本田技研工業(HONDA) インバーター発電機 EU55is
5.5kVAの高出力と優れた燃費効率を両立したエンジン発電機です。電子制御燃料噴射装置を採用することで、従来モデルと比べて約15%の燃費向上を実現。単相100V・200Vの同時出力に対応しているので、さまざまな電気機器に電力を供給できます。
18Lの大容量燃料タンクを搭載しており、1/4負荷出力時に約15.8時間の連続運転が可能。さらに、起動が簡単なワンプッシュスタートや、持ち運びに便利なワンタッチ可倒式ハンドルを備えているなど、使いやすさにも配慮されています。
工進(KOSHIN) インバーター発電機 GV-9SE
省スペースで収納できるコンパクトボディのガソリン発電機です。国土交通省の「超低騒音型建築機械」指定を取得しており、静音性に優れているのが魅力。重量が13.8kgと軽量のうえ、上部にハンドルを備えているため、持ち運んで使うのにも適しています。
本体には、AC電源に加えて、スマホの充電に便利なUSB端子やカーアクセサリー用のシガーソケットも搭載。アウトドアシーンで使用する発電機や、非常時の家庭用発電機を探している方におすすめのモデルです。
工進(KOSHIN) オープンインバーター発電機 GV-28iF
2.8kVAの高出力ながら、28kgの軽量ボディを実現したガソリン発電機です。本体にバーハンドルを搭載しており、持ち運びしやすいのがメリット。また、操作手順がイラストと番号で記されているので、初めて使う方でも簡単にエンジンを起動できます。
騒音値は64~72dB(A)で、国土交通省の「超低騒音建設機械」指定を取得。運転音を抑えた設計により、屋外でも周囲に配慮しながら作業が行えます。工事現場などでの使用にも対応した、高出力かつ軽量なモデルを探している方におすすめのガソリン発電機です。
ワキタ(WAKITA) MEIHO インバーター発電機 HPG1800iS
約18時間の連続運転に対応したガソリン発電機です。重さ19kgの軽量設計により、持ち運んで使いやすいのが魅力。電圧や周波数を変換する「インバーター式」の発電機のため、精密機器やパソコンなども安心して使用できます。
最大60WのUSB PD給電に対応しており、スマホやタブレットの急速充電も可能。ドリルを使った穴あけなどの屋外作業はもちろん、停電時・災害時の非常用電源としても活躍するおすすめのガソリン発電機です。
マキタ(MAKITA) ポータブルインバータ発電機 EG1600IS
安定して電力を供給できるインバーター式のガソリン発電機です。重さ20kgと比較的軽量のうえ、61dB(A)の低騒音を実現しているのが特徴。持ち運びがしやすく、音に配慮しながら使えるため、屋外作業やアウトドアなど幅広いシーンで活躍します。
エンジンの回転数を自動で制御する「エコノミーコントロール」により、最大10.5時間の連続運転が可能。また、50Hz・60Hzの切り替えに対応しているため、東日本と西日本どちらでも使用できます。
新ダイワ インバータ発電機 ガソリンエンジン IEG2501
省エネ運転に役立つ「エコスイッチ」を備えたガソリン発電機です。機器を使用していない場合に回転数を落としたり、機器に適したエンジン出力に制御したりすることで、ガソリンのムダを抑えられるのが魅力。2.5kVAの高出力モデルのため、消費電力の大きいコンプレッサーなども余裕を持って起動できます。
インバーター搭載で、安定した電力供給が行えるのもメリット。パソコンや精密機器も、安心して充電が行えます。重さが29.5kgで比較的積み下ろしがしやすいので、農業用や屋外作業用のガソリン発電機を探している方にもおすすめです。
イーノウ(EENOUR) インバーター発電機 DK3500iEDF
ガソリンとLPガスでの使用が可能なインバーター発電機です。状況に応じて燃料を切り換えられるため、幅広いシーンに対応できるのが魅力。最大3.5kWの高出力によって、幅広い電気機器を稼働できます。
また、ワンボタンで起動できる「プッシュスタートスイッチ」を搭載しており、誰でも簡単に扱えるのもメリット。付属のリモコンを使用すれば、離れた場所からでも発電機のオン・オフ操作が行えます。キャスターと伸縮式のハンドル付きで、持ち運びもしやすいおすすめのガソリン発電機です。
ガソリン発電機の売れ筋ランキングをチェック
ガソリン発電機のランキングをチェックしたい方はこちら。
ガソリン発電機は、出力・騒音値・連続運転時間など、複数の要素から選ぶ必要があります。複数の大型家電や出力の高い電気機器を使用する場合は、高出力の発電機をチェック。アウトドアシーンで使用する場合には、運転音に配慮したモデルや、持ち運びやすい軽量モデルを選ぶのがおすすめです。