バイクの性能維持に欠かせないエンジンオイル。愛車のコンディションを長く保つためには、適切なオイル選びが重要です。しかし、製品によって粘度やベースオイルなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、バイク用エンジンオイルのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

バイク用エンジンオイルの役割とは?

By: amazon.co.jp

バイク用エンジンオイルは、エンジンを正常に動かすために不可欠です。主な役割は潤滑・密封・冷却・洗浄・防錆の5つ。これらが機能することで、エンジンがスムーズに作動し、本来の性能を発揮することが可能です。

エンジン内部では、部品同士が高速で擦れ合っています。オイルは油膜を形成し、摩擦や摩耗を軽減する潤滑作用があります。また、シリンダーとピストンの隙間を塞いで燃焼エネルギーを保つ密封作用や、発生する熱を吸収し放熱する冷却作用も重要なポイントです。

さらに、エンジン内部に発生するスラッジや金属粉を洗い流す洗浄作用も担います。金属部品を錆や腐食から守る防錆作用も大切な役割のひとつ。オイルは使用とともに劣化するため、定期的な交換でエンジン性能を維持しましょう。

バイク用エンジンオイルの選び方

エンジンストロークに適したオイルを選ぶ

By: amazon.co.jp

バイクのエンジンには、2ストロークと4ストロークの2種類があります。それぞれ構造やオイルの使われ方が異なるため、専用のエンジンオイルを選ぶことが大切。エンジンに適さないオイルを使用すると、性能低下や故障の原因になることもあるので注意しましょう。

2ストロークエンジンは、燃料とオイルを混合して燃焼させる仕組みです。そのため、オイルには潤滑性能だけでなく、燃焼しやすい性質も求められます。

一方、4ストロークエンジンは、オイルをエンジン内部で循環させて使用します。潤滑や冷却、洗浄などが主な役割。特に、バイク特有の湿式クラッチに対応します。

JASO規格で品質のグレードを選ぶ

By: amazon.co.jp

バイク用エンジンオイルを選ぶ際、JASO規格は品質を見極める重要な基準です。日本自動車技術会が定めた規格で、オイルの性能レベルを示します。オイル容器に表示されているため、購入前に確認しましょう。

2ストロークエンジン用オイルには、JASO M345規格があります。性能に応じてFB・FC・FDの3つのグレードに分類。FDグレードは清浄性に優れ、排気煙も少ない点が特徴です。

4ストロークエンジン用オイルには、JASO T 903規格が適用されます。MA・MA1・MA2・MBといったグレードがあり、主にクラッチへの影響で分類。MA系はクラッチ滑りを抑える性能が高く、MBは燃費性能を重視したスクーターなどに適しています。

よりこだわって選ぶならAPI規格をチェック

By: rakuten.co.jp

エンジンオイルの性能によりこだわりたい方は、API規格もチェックしてみてください。アメリカ石油協会が定める国際的な品質基準で、オイルの総合的な性能を示します。JASO規格とあわせて確認すると、より自分のバイクに合ったオイルを選べます。

API規格はアルファベット2文字で表示され、ガソリンエンジン用はSから始まるのが特徴。2文字目のアルファベットが進むほど新しい規格で、基本的には高性能とされています。耐摩耗性や酸化安定性、清浄性などが評価対象です。

バイク用オイルでは、SJ・SL・SM・SNといったグレードが一般的。高性能なバイクには、より新しい規格のオイルが推奨される傾向があります。ただし、旧車の場合は新しい規格が必ずしも合うとは限らないため、バイクの取扱説明書も確認しましょう。

用途に適したベースオイルを選ぶ

日常使いには「鉱物油」

By: rakuten.co.jp

日常の街乗りや通勤がメインの方は、鉱物油ベースのエンジンオイルが選択肢のひとつとしておすすめです。原油を精製して作られるベーシックなオイルで、価格が手頃な点が魅力。一般的な走行条件であれば、十分な潤滑性能を発揮します。

鉱物油はコストパフォーマンスに優れているため、こまめなオイル交換をしたい方にもぴったりです。ただし、化学合成油に比べると耐熱性や酸化安定性は劣る傾向があります。メーカー推奨の交換サイクルを守ることが大切です。

比較的負荷の少ない走行が多いスクーターや小排気量のバイクには、鉱物油で十分な場合が多い傾向に。また、旧式のバイクでは、当時の設計に合わせて鉱物油が指定されていることもあります。自分のバイクと乗り方に合わせて選びましょう。

ツーリングなど長距離走行には「部分合成油」

By: rakuten.co.jp

ツーリングなどで長距離を走る機会が多い方には、部分合成油がおすすめです。部分合成油とは、鉱物油と化学合成油をバランスよく配合したオイルのこと。鉱物油よりも耐熱性や耐久性が高く、化学合成油よりも手頃な価格帯が魅力です。

部分合成油は、鉱物油の経済性と化学合成油の高性能を兼ね備えているため、エンジン保護性能とコストのバランスを重視する方にぴったりです。

週末のロングツーリングや、一般的な負荷がかかる走行を楽しむ方に向いています。エンジンへの負担を抑えつつ、快適なライディングをサポート。さまざまな排気量のバイクで使用できるので、選択肢のひとつとして検討してみてください。

高速走行には「化学合成油」

By: amazon.co.jp

高速道路での走行やサーキット走行など、エンジンに高い負荷がかかる使い方をする方には、化学合成油が適しています。高度な技術で精製・合成されているのが特徴。過酷な条件下でも安定した性能を維持します。

化学合成油は、耐熱性や耐久性が非常に高く、高温時でも強力な油膜を保持します。エンジン内部の摩耗を効果的に抑制するのがポイント。低温時の流動性にも優れており、季節を問わずエンジンの始動をスムーズにします。

スポーツバイクや高性能なエンジンを搭載したバイクには、特に化学合成油が推奨されます。しかし、価格はほかのベースオイルに比べて高め。愛車の性能を最大限に引き出したい方は検討してみましょう。

使用環境に合わせて粘土を選ぶ

By: amazon.co.jp

エンジンオイルを選ぶ際には、粘度も重要なチェックポイントです。「10W-30」や「5W-40」といった表記で粘度を示します。使っているバイクや走行環境に合わせて選ぶことが大切で、エンジン性能や寿命にかかわります。

「W」の左側の数字は低温時の粘度を表し、小さいほど寒さに強く、エンジンの始動性がよくなるのが特徴。右側の数字は高温時の粘度を示し、大きいほど暑さに強く、エンジン保護性能が高まる傾向にあります。季節や気温に応じて適切なバランスを選びましょう。

日本では「10W-30」や「10W-40」が広く使われます。冬場や寒冷地では低温粘度が低いモノを、夏場や高負荷走行では高温粘度が高いモノを選ぶのがおすすめ。迷ったときは、バイクの取扱説明書でメーカー推奨粘度を確認すると安心です。

1〜2年以内に使い切れる量を選ぶ

By: amazon.co.jp

エンジンオイルは未開封の場合、適切に保管すれば3年程度は問題なく使用できるものの、長期的には徐々に酸化・劣化する可能性があります。開封後はさらに劣化が進みやすくなるので、1〜2年以内に使い切れる量が目安とされています。

オイル交換の頻度や一度に使用する量を考慮し、適切な容量の製品を選びましょう。適切な環境で保管すれば未開封なら長期保存が可能ですが、開封後は劣化が進みやすくなるため、使用予定に合わせた量の購入が経済的です。

オイルを保管する場合は、高温多湿や直射日光を避けた冷暗所が適しています。容器のキャップをしっかり閉めて保管することも大切。オイル交換の適切なタイミングは、バイクの取扱説明書で確認するようにしましょう。

バイク用エンジンオイルのおすすめ

TAKUMIモーターオイル(AKTJAPAN) 二輪用エンジンオイル GP10W-50

TAKUMIモーターオイル(AKTJAPAN) 二輪用エンジンオイル GP10W-50

中型から大型まで対応する高性能な二輪用エンジンオイル。100%化学合成油(HIVIベース)を採用し、街乗りからサーキット走行まで幅広いライディングシーンで安定した性能を発揮します。日本製の信頼性と優れた耐熱性を兼ね備えています。

エンジン馬力やトルクの向上、燃費改善に貢献する設計です。248℃の高い引火点を持ち、高負荷走行時でも優れた熱安定性を維持。潤滑性能も高く、エンジン内部をしっかり保護しながら力強い走りをサポートします。

JASOはMA2規格を取得しており、4サイクルガソリンエンジンに最適化。ニュートラルギアへの入りがスムーズになるなど、シフトチェンジの操作性向上も実感できます。バイクの性能を最大限に引き出したい方におすすめの製品です。

エーゼット(AZ) バイク 4サイクルエンジンオイル SE562

エーゼット(AZ) バイク 4サイクルエンジンオイル SE562

高回転・高温の過酷な環境下でも優れた潤滑性を発揮するバイク用エンジンオイル。100%化学合成油を採用しています。SAE規格は10W-50、JASO規格はMA2に適合した高性能設計です。

強力な油膜を形成し、エンジン内部をしっかり保護します。粘度指数は156を実現しており、低温から高温まで安定した潤滑性を維持。鋭いアクセルレスポンスを可能にし、エンジン性能を引き出す優れた特性を持ちます。

4L入りの大容量タイプで、中型から大型、競技車両まで幅広く対応。高速走行や長距離ツーリング、サーキット走行などの条件下でも安心して使用できます。高出力・高性能エンジンを搭載したバイクに乗る方におすすめのエンジンオイルです。

カワサキ(KAWASAKI) エルフ ヴァン・ヴェール 冴速SL 10W-40 1L

カワサキ(KAWASAKI) エルフ ヴァン・ヴェール 冴速SL 10W-40 1L

カワサキ4サイクルエンジン専用に最適化された高性能エンジンオイル。カワサキとエルフが共同開発した製品です。空冷・水冷を問わず、さまざまなカワサキバイクのエンジン性能を引き出すと謳われています。全化学合成油ベースで、幅広い車種に対応可能です。

低温から高温まで安定した油膜を保持し、エンジンとギアの各パーツをしっかり保護します。厳選されたオイルコンポーネントにより優れた酸化安定性とせん断安定性を実現。シビアな走行条件でも性能を維持します。

オイルの粘性抵抗を減らすことでエンジン内部のフリクションロスを減少させ、シフトフィールを実現。APIはSL規格、JASOはMA2規格に適合した、おすすめのバイク用エンジンオイルです。

モチュール(MOTUL) 300V FACTORY LINE ROAD RACING 5W40

モチュール(MOTUL) 300V FACTORY LINE ROAD RACING 5W40

独自の技術を投入したバイク用エンジンオイル。モチュールの「Ester Core テクノロジー」がエンジン内部の摩擦を減らし、可動部品に対して優れた保護性能を発揮します。エンジン出力を高めたい方におすすめの製品です。

ギア保護性能とウエット・クラッチの動作性を良好に保ち、オンロードでの走りに貢献します。中~大排気量車や高回転型エンジンを搭載した高性能バイクでの走行など、幅広く対応するおすすめのオイルです。

エルフ(ELF) Scooter 4 MAXI CITY 5W-40

エルフ(ELF) Scooter 4 MAXI CITY 5W-40

優れた低温流動性を有するスクーター用エンジンオイル。全化学合成油ならではの高い性能で、スムーズな始動からエンジン内部のクリーン性維持までサポートします。SAE規格は5W-40、APIは規格SLに適合し、国産車から輸入車まで幅広いスクーターで使用可能です。

デポジット生成を抑制しエンジン内部を常にクリーンな状態に保ち、高温・高負荷状態でも安定した油膜でエンジンを保護。優れたせん断安定性も備えていますます。日常の通勤・通学から街乗りまで、幅広いライディングを楽しみたい方におすすめです。

ホンダ(Honda) 2輪用エンジンオイル ULTRA G1 SL 5W-30

ホンダ(Honda) 2輪用エンジンオイル ULTRA G1 SL 5W-30

爽快な走り出しと低燃費を実現した4サイクルの2輪バイク用エンジンオイル。部分化学合成油を採用しています。SAE規格は5W-30と低粘度で、特に低温時の始動性がよいのが特徴です。

本製品は、API規格はSL、JASO規格はMAに適合した高性能マルチタイプ。容量は日常のオイル交換にぴったりの1Lです。4サイクルエンジン搭載のホンダ2輪車を所有している方におすすめのエンジンオイルです。

モチュール(MOTUL) CLASSIC OIL 20W-50

モチュール(MOTUL) CLASSIC OIL 20W-50

季節を選ばず使える高品質なエンジンオイル。エンジンクリアランスが広い古いエンジンの場合でも、低温時に高い密封性能を発揮すると謳われています。SAE粘度は20W-50です。

ゴム製ガスケットに優しい配合で、オイル漏れを防ぎながら内部パーツを摩耗から守ります。1950〜60年代の車両を有している方におすすめのエンジンオイルです。

モチュール(MOTUL) 7100 4T 20W-50 4サイクルエンジンオイル

モチュール(MOTUL) 7100 4T 20W-50 4サイクルエンジンオイル

エステル配合の100%化学合成技術を採用したバイク用エンジンオイル。エンジンとギアボックスをしっかりと保護します。JASOはMA2、APIはSP規格に適合しており、湿式クラッチ搭載車を含む幅広いモデルで使用可能です。

スポーツライディングからツーリングまで、さまざまな走行環境でバイクの性能を引き出したい方におすすめです。

カワサキ(KAWASAKI) 純正4サイクルオイル R4 SJ10W-40

カワサキ(KAWASAKI) 純正4サイクルオイル R4 SJ10W-40

高回転エンジンの性能を引き出す4サイクルバイク用エンジンオイル。セミ合成油を採用しており、熱安定性と酸化安定性に優れた特性を持っています。エンジン内部のカーボンやスラッジの堆積を抑制する洗浄性添加剤も配合している製品です。

JASOはMA規格に適合し、SAE粘度は10W-40。容量は4Lです。安定した走行を求めるカワサキバイク所有の方におすすめです。

ヤマハ発動機(YAMAHA)ヤマルーブ スタンダードプラス MA2 10W-40

ヤマハ発動機(YAMAHA)ヤマルーブ スタンダードプラス MA2 10W-40

ベーシックなバイク用エンジンオイル。JASOはMA2規格に適合しています。鉱物油をベースに作られており、車種を問わず使えて経済的です。

スポーツ走行から日常の街乗り、ハードな業務使用まで幅広い走行環境に対応できる製品。さまざまなライディングスタイルを持つバイクオーナーにおすすめです。

ヤマハ発動機(YAMAHA) ヤマルーブ ブルーバージョン For スクーター

ヤマハ発動機(YAMAHA) ヤマルーブ ブルーバージョン For スクーター

ヤマハスクーターの特性に合わせて開発された4ストロークのスクーター専用エンジンオイル。化学合成油をベースに作られているのが特徴です。乾式自動遠心クラッチ仕様のスクーターに最適化されている製品です。

摩擦低減剤の配合により、省燃費性と出力向上、アイドリング安定性を実現しています。高いせん断安定性と熱安定性を有しており、日常の通勤・通学から長距離ツーリングまで、スクーターの性能を最大限に引き出したい方におすすめです。

カストロール(Castrol) POWER1 RACING 2T

カストロール(Castrol) POWER1 RACING 2T

全合成油ベースの高性能2サイクルエンジンオイル。高回転域や全開走行時にも優れたエンジン保護性能を発揮します。有害な堆積物を減らす洗浄効果が期待でき、シャープなレスポンスと加速性能を備えているのが特徴です。

排気煙を低減する特性を備えているのもポイント。スポーツバイクやスクーターはもちろん、スノーモービルなどさまざまな2ストロークエンジン車両に対応しており、スポーツ走行を楽しむ方におすすめのエンジンオイルです。

カストロール(Castrol) GO! 2T

カストロール(Castrol) GO! 2T

小排気量スクーターに向けたスタンダード2サイクルオイルです。JASOはFC規格に適合。オイル成分は部分合成油で、国産車から外車まで幅広いバイクに使用できます。

分離給油と混合給油の両方に対応し、混合は30:1もしくは50:1の比率が目安となります。排気煙を適切にコントロールし、エンジン内部を効果的に保護するため、日常使いの足バイクやスクーターをお持ちの方におすすめのオイルです。

ヤマハ発動機(YAMAHA) オートルーブスーパーFD

ヤマハ発動機(YAMAHA) オートルーブスーパーFD

JASOはFD規格に適合した2ストロークエンジン用オイル。スポーツモデルやスクーターなど幅広く対応します。

低温流動性が高いうえ、耐熱・耐摩耗性にも優れており過酷な環境下にもおすすめ。ヤマハの2ストローク車を長く快適に乗り続けたい方におすすめのエンジンオイルです。

ホンダ(Honda) ウルトラ GR2 FC 1L

ホンダ(Honda) ウルトラ GR2 FC 1L

ホンダが自社エンジン向けに開発した、JASOはFC規格適合の2サイクル専用エンジンオイルです。分離給油システム搭載車はもちろん、混合給油にも対応した汎用性の高い製品設計を採用しています。容量は1Lで、液の色は黄橙色透明。2サイクルエンジン車におすすめのオイルです。

バイク用エンジンオイルの売れ筋ランキングをチェック

バイク用エンジンオイルのランキングをチェックしたい方はこちら。