バイクのバッテリー上がり時に、エンジンを始動させるバイク用ジャンプスターター。コンパクトで携帯しやすく、もしもの備えとして安心感が得られます。製品によって容量や対応排気量などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、バイク用ジャンプスターターのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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バイク用ジャンプスターターとは?

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バイク用ジャンプスターターは、バッテリーが上がってしまったバイクに一時的に電力を供給し、エンジンを始動させるための予備電源です。製品をバッテリークランプに接続してエンジンをかけられるため、1つ持っておくと安心感が得られます。
多くの製品は、モバイルバッテリーのように持ち運びやすく、携帯電話の充電にも利用できるモノがあります。操作も簡単で、取扱説明書を確認すれば初心者の方でも扱いやすいのが魅力です。最近の製品では、安全に使いやすいよう工夫されています。
保護回路を搭載した製品なら、万が一の逆接続やショート、過電流などから本体とバイクを守ります。ツーリング中の突然のバッテリー上がりや、緊急時の備えとして、携帯用電源としても活躍する便利なアイテムです。
バイク用ジャンプスターターの選び方
種類で選ぶ
バッテリー内蔵型

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充電器内蔵型は、本体にリチウムイオン電池を内蔵しており、その電力を使ってエンジンを始動させるタイプです。コンパクトで携帯しやすい製品が多く、持ち運びを重視する方にはぴったり。200Aや400Aなど、幅広いピーク電流のモデルが存在します。
充電器内蔵型の魅力は手軽さです。バイクでのツーリングや、もしもの備えとして携帯用電源としても活用できます。小型から中型のバイクに適しており、使い勝手のよさもポイント。容量によっては複数回のジャンプスタートが可能です。
なお、リチウムイオン電池を使用するため、数年程度の寿命があり、定期的な充電メンテナンスが必要です。使用頻度や手入れの手間を考慮して選びましょう。
スーパーコンデンサー搭載型

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スーパーコンデンサー搭載型は、リチウムイオン電池を使用せず、内蔵されたスーパーコンデンサーで電気を蓄え、増幅してエンジンを始動させるタイプ。「スーパーキャパシタ」とも呼ばれます。車両の弱ったバッテリーに残っているわずかな電力を吸い上げて利用する仕組みが特徴です。
スーパーコンデンサー搭載型の魅力は、定期的な充電が基本的に不要で、長期間使用できる点。バッテリーの消耗がないため、メンテナンスの手間が少なく、いざというときに充電し忘れる事態を避けられます。800A程度のピーク電流を持つモデルもラインナップされています。
大型バイクを持っている方や、長期間にわたって安心して使いたい方におすすめです。製品によっては、充電器内蔵型に比べて、ややサイズが大きいモノもあるので留意しておきましょう。
容量・電流値をチェック

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ジャンプスターターを選ぶ際には、乗っているバイクのエンジンサイズに合った容量と、ピーク電流を備えた製品を選ぶことが大切です。ピーク電流とは、瞬間的に流せる最大の電流量を示すアンペア数のこと。この数値がバイクの要求する値に満たないと、エンジンを始動できません。
一般的に、バイク用であればハーレーなどの大型バイクを含め、270A程度のピーク電流で対応できるといわれています。また、mAhやAhで表示される本体のバッテリー容量が大きいほど、複数回のジャンプスタートや、携帯電話などの充電に長時間使用できます。なお、容量に比例してサイズや重量も増える傾向があるため、バランスを考慮して選ぶことが大切。一般的に、バイクには12V対応の製品が選ばれています。
小型サイズがおすすめ

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バイク用ジャンプスターターは、ツーリングなどで持ち運ぶ機会も多いため、携帯しやすい小型サイズが人気です。特に、トランクスペースが限られているバイクでは、コンパクトさが重要な選択基準になります。軽量で持ち運びが苦にならないモデルを選びましょう。
リチウムイオン電池を内蔵したモノには、特にコンパクトな製品が多くラインナップされています。バイクのシート下やバッグ、ツールボックスなどにも収納しやすく、ツーリング先での万が一のバッテリー上がりに備えるのに便利です。
最近では、スーパーコンデンサー搭載型でも小型化された製品が登場しています。また、小型ながら大型バイクにも対応できる十分なピーク電流を持つ製品もあります。携帯性と機能性のバランスを考えて、自身の使い方に合ったモノを選んでみてください。
バイク用ジャンプスターターのおすすめ
大自工業 メルテック ジャンプスターター SG-09A
バイクのバッテリーあがりに素早く対応するコンパクトなジャンプスターター。500gの軽量ボディに9200mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載し、どこでも携帯しやすい安心感を提供します。バイクのツーリングやキャンプなど、外出先でのトラブルに備えられるアイテムです。
400Aの高出力により、バイクはもちろん小型車両のエンジン始動もサポート。2秒以内の素早いジャンプスタートが可能と謳われており、万が一のトラブル時に頼りになります。逆流保護機能も備え、安全面にも配慮した設計です。
スマートフォンなどの充電ができるUSB出力(DC5V/2.4A)や、暗闇で役立つLEDライトも搭載。約3.5時間の充電で使用可能となり、バッテリートラブル以外の場面でも活躍します。アウトドアを楽しむバイク乗りの方におすすめのマルチ救援アイテムです。
大自工業 メルテック ジャンプスターター SG-7500
7500mAhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した、コンパクトなジャンプスターター。バイクのエンジン始動をサポートするだけでなく、USB出力によりスマホの充電も可能です。
最大出力200Aで、DC12Vのバイクや2000cc以下の四輪ガソリン車に対応。逆流保護機能を備え、安全性にも配慮した設計です。
高輝度LEDライトを内蔵し、緊急時のジャンプスタートだけでなく、夜間のトラブル時にも活躍。約300gの軽量ボディで持ち運びやすく、ツーリングやキャンプなどアウトドアでも活躍するおすすめアイテムです。
セイワ(SEIWA) スーパーキャパシタ搭載ジャンプスターター IMP314
バイク用として携帯に便利なジャンプスターター。リチウムイオン電池を使用せず、スーパーキャパシタを採用した12V車専用エマージェンシーツールです。コンパクトサイズでバイクに搭載しやすく、いざというときに頼りになります。
バイクのバッテリーからはもちろん、付属のマイクロUSBコードやDC12V充電器からも充電可能。さらに、バッテリー上がりした車両からも充電できる柔軟性が魅力です。5V以下でもブーストモードによって強制的にエンジンを始動できると謳われています。
搭載されたLEDライトにより、夜間や暗所での作業をサポート。万が一のバッテリートラブル発生時も安心です。日本メーカーの製品を探している方も、チェックしてみてください。
大橋産業 BAL ジャンプスターター エンジンかけ太郎 No.2715

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バイクのバッテリー上がりに対応する、マルチ機能型ジャンプスターター。450gの携帯しやすい本体に270Aの始動電流を搭載しているのが特徴です。緊急時でもスムーズなエンジン始動をサポートします。ツーリング先での予期せぬトラブルを解決する、心強い製品です。
8800mAhの大容量リチウムイオンバッテリーを内蔵し、パワフルな性能を発揮。バイクはもちろん、ガソリン車4500ccまでの車両にも対応するため、幅広い乗り物に活用できます。バッテリー寿命は充放電サイクル1000回で、耐久性にも優れた設計です。
拡散照射式のLEDライトを搭載し、夜間の緊急時や作業時に役立つ明かりを提供。さらに、USB出力ポート(2.1A)を備え、スマートフォンなどの充電も可能です。ツーリングやキャンプを楽しむバイク乗りの方におすすめのアイテムです。
エーモン ジャンプスターター 4827

バッテリーターミナルを挟んででエンジンを始動できるバイク用ジャンプスターター。クリップコードを接続して使用する、直感的な操作性が魅力です。万一の逆接続や短絡から守る保護回路を備え、初心者でも安心して使えます。
11.1V・2500mAhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵し、定格200A・瞬間最大400Aの始動電流を実現。バイクはもちろん、5000ccまでのガソリン車や3000ccまでのディーゼル車にも対応する高い汎用性を持っています。
夜間の緊急時に役立つLEDライトを搭載し、暗い場所での作業をサポート。約幅70×高さ137×奥行き25mmのコンパクト設計なのもメリットです。専用収納ケースに入れて、ツーリングに持参するのがおすすめです。
バイク用ジャンプスターターの使い方

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バイク用ジャンプスターターの使い方としては、準備からアクセス、接続、起動、始動、取り外し、片付けまでが主な流れ。作業前に必ずバイクのエンジンを切り、ジャンプスターター本体のバッテリー残量を確認しましょう。接続時にバイクのイグニッションがOFFになっていることも大切なポイントです。
ケーブルの接続は、プラス(赤色)のケーブルをバッテリーのプラス端子へつなぎます。次に、マイナス(黒色)のケーブルをバッテリーから離れた未塗装金属部分(ボディアース)へつなぎます。極性を間違えると故障の原因になる場合があるため、慎重に行ってください。サイドカバーの取り外しが必要なモデルもあるので、事前に確認しておくとスムーズです。
エンジンが始動したら、ケーブルを取り外しましょう。取り外しは接続時と逆の手順で、マイナス(黒色)からプラス(赤色)の順で行います。機種によっては電源ボタンを押してから使用するタイプや、自動検知タイプもあります。安全に使うために、製品ごとの取扱説明書をよく読んでから作業を始めましょう。
バイク用ジャンプスターターは、もしものバッテリー上がりに備える頼れるアイテムです。製品選びでは、バイクの排気量に合った容量や、持ち運びやすいサイズ感を確認することが大切です。また、安全機能やUSBポートの有無などもチェックしておくと、より便利に使えます。ぜひ本記事を参考に、自分に適した1台を探してみてください。