スマホや携帯型音楽プレーヤー(DAP)などで音楽を聴く際に欠かせないイヤホン。最近は、耳栓のように押し込むタイプのカナル型イヤホンが、より臨場感の味わえるということで人気を集めています。しかし、耳に軽く入れるタイプのインナーイヤー型イヤホンも根強い人気があります。

あまり知られていませんが、インナーイヤー型イヤホンにはカナル型にはない特徴とメリットがあります。今回は、インナーイヤー型イヤホンの選び方と人気のおすすめ機種を紹介します。

インナーイヤー型イヤホンとは

41aI8sAZVFL

By: amazon.co.jp

インナーイヤー型イヤホンとは、本来は耳の中に本体を入れて聴くイヤホン全体のことを指していました。

現在では、本体を耳に軽く挿入して、耳甲介(ear concha)に乗せてフィットさせるイントラコンカ型イヤホンのことを特に指し、イヤーピースを耳栓のように挿入するカナル型と区別されます。

インナーイヤー型イヤホンの特徴、メリットとデメリットはカナル型と対照的。カナル型全盛の現在ですが、以前はインナーイヤー型のほうが圧倒的に主流でした。

インナーイヤー型イヤホンおすすめ人気ランキング2017

第1位 ゼンハイザー(Sennheiser) インナーイヤー型イヤホン MX375

商品価格 ¥ 2,218

インナーイヤー型イヤホンの定番機。世界で初めて開放型ヘッドホンを開発したゼンハイザーは、開放型であるインナーイヤー型イヤホンも得意です。本機でも高効率ダイナミック型ドライバー採用により、インナーイヤー型では弱くなりがちな低音を強化。

全音域でのバランスのよさも実現しています。アコースティック楽器の質感もハイレベルに描写する実力は見事です。この価格では異例で、オーディオ専門誌でも高い評価を受けるほど。

初めてのインナーイヤー型としてもベテランにも安心しておすすめできます。

第2位 ボーズ(Bose) イヤホン SoundSport in-ear headphones

商品価格 ¥ 12,420

ボーズはインナーイヤー型にこだわる数少ないメーカー。装着性のよさを重視するブランドカラーが背景にあります。単に従来のインナーイヤー型を踏襲するのではなく、独自技術により長所を残しつつ、短所を克服しているのも特徴です。

本機では耳上部のくぼみにフィットさせて装着する独自のStayHearチップを採用。他と比較して密着度が高まり、音漏れを防げるんです。独自のTriPortテクノロジーにより、低音再生能力が高いのも見逃せません。まるでイヤホンの理想形のような優秀さ。

イヤホン部が同等で、スマホ対応、ノイズキャンセリング、Bluetooth対応型などバリエーションも豊富。やや高価なクラスですが、予算があるなら大いにおすすめです。

第3位 フィリップス(PHILIPS) マイク付インナーイヤーヘッドホン SHE4205BK

商品価格 ¥ 2,006

最新のインナーイヤー型イヤホンです。スマホ用マイク付きリモコンを装備。インナーイヤー型では少ないだけに貴重です。12.2mm径ダイナミック型ドライバーを採用し、サウンドのクリアさと力強さを両立。

さらに、ベースチューブ方式によって、深くて豊かな低域を再生できます。ハイコスパとナチュラルな音質に定評のあるフィリップスの技術が活きた好機種です。イヤホンとは思えないような優雅でキレイなデザインもおしゃれ。女性にもおすすめです。

第4位 アップル(Apple) EarPods with Remote and Mic (iPod・iPhone用イヤホン) MD827FE/A

商品価格 ¥ 2,160

ご存じ、iPhone純正イヤホンです。本機も実はインナーイヤー型。一般的なインナーイヤー型とは違い、ユニット前面の開口部が小さいノズル型なのは独特です。

これは、独自研究により幅広い耳に合った装着性を実現する形状のため。はめやすく落ちにくいのがメリットです。軽快で爽やかなサウンドは十分に高音質。アコースティックベントによる深みと豊かさを備えた低音もグッドです。

iOS機を持っている方には、音質的マッチングのよさでもおすすめ。マイク付きリモコンが使える点も大きな利点です。iPhoneユーザーの予備機にもどうぞ。

第5位 ワンモア(1MORE) ハイレゾ オープン型イヤホン デュアルドライバー搭載 E1008

商品価格 ¥ 11,830

高級インナーイヤー型イヤホンです。セラミック振動板ドライバー、ダイナミックドライバーを同軸に配置する2ウェイ方式を採用。カナル型では多いマルチウェイ化ですが、インナーイヤー型では異例です。

これにより、再生周波数帯域20Hz~40kHzのハイレゾ対応ワイドレンジを実現しています。華やかで豊かな高音質を堪能できますよ。

レーシングカーホイルを意識したデザインも斬新。通気性を増やし、高い音波反射経路を確保することによる音質向上効果も狙っています。マイク付きリモコンを装備していて、とても便利。一味違うイヤホンを求める方にもおすすめです。

第6位 オーディオテクニカ(audio-technica) イヤホン ATH-C505

商品価格 ¥ 1,177

国内メーカー製の定番インナーイヤー型イヤホンです。オーディオテクニカは国内メーカーでは随一のインナーイヤー型イヤホンメーカー。数十年に渡る伝統が活きています。

大口径15mm径ダイナミック型ユニットにより、この価格にして幅広い音域でバランスのよい再生音を聴かせますよ。また、新設計のベースディメンションエキサイターにより、表情豊かな低音を鳴らします。

コードの長さを自由に調整できる巻き取りホルダーもポータブル使用時に便利。音質と価格のバランスでは最もおすすめです。

第7位 ヤザワ(Yazawa) インナーイヤー型イヤホン TS103BK

商品価格 ¥ 111

とにかく安価なインナーイヤー型イヤホンです。しかし、15mm径大型ダイナミック型ユニットを備え、再生周波数帯域20~20,000Hz、音圧感度103dB/mWと全く問題のないスペックを実現。中音中心のサウンドを聴かせます。

コードも3mあるので、テレビ視聴用にも使え、幅広く活躍できますよ。形状、装着性などオーソドックスなので、インナーイヤー型を試してみたい方にもおすすめ。

インナーイヤー型イヤホンのメリット

61tkAfzQFpL._SL1000_

By: amazon.co.jp

インナーイヤー型イヤホンは、カナル型に比べて大きめの本体を採用することができるので、大きな発音振動板を使用可能。そのため、ワイドレンジでスケール感のある再生音が得られます。

また、耳栓的なイヤーピースにより、周囲と密閉度を高めるカナル型に対して、インナーイヤー型イヤホンは基本的に開放型です。そのため、こもりが少なく爽やかで、空間性の広い音を感じ取れるのもメリット。

窮屈さで耳に負担がかかるカナル型に対して、インナーイヤー型イヤホンは軽快な装着感が得られやすく、長時間使用にも向いています。

インナーイヤー型イヤホンのデメリット


デメリットはカナル型に比べて遮音性が低く、周囲への音漏れが大きいこと。特に電車、バスのような閉鎖的な公共空間では、やや大きめの音量で聴くと迷惑になることがあります。そのことがあってか、2000年代以降はイヤホンの主流がカナル型になったようです。

また、音質面ではカナル型よりも低音再生能力が弱い傾向があります。カナル型よりも緩い装着感の傾向があり、動くとずれやすい点にも注意です。

インナーイヤー型イヤホンの選び方

31N6rMK5B0L

By: amazon.co.jp

単体で販売されるインナーイヤー型イヤホンは2017年現在、カナル型に比べて圧倒的に少数です。近年の大きな転機は、Apple社がiPhone用純正イヤホンEarPodsにインナーイヤー型を採用したこと。Appleはインナーイヤー型のメリットに改めて注目したということでしょう。

現在のインナーイヤー型イヤホンは数千円程度までの製品がほとんどで、カナル型のように何万円もする高級機はほとんどありません。また、音楽を聴く基本機能だけなのも普通で、ノイズキャンセリング、Bluetoothといった便利機能、スマホ用リモコンマイク搭載機も少ないです。

1990年代まで多数インナーイヤー型イヤホンを販売していた大手メーカーがノウハウとコストの面から主に低価格帯ではおすすめ。音質的には数千円程度でもかなり満足度は高いです。

最近はインナーイヤー型イヤホンにこだわる小規模メーカーもあります。やや高価なクラスでは、そうしたメーカーがおすすめです。