大切な貴重品を保管するときに便利な家庭用「金庫」。大きくてさまざまなアイテムを収納できる据え置き型と、持ち運びやすい小型の手提げ型の2種類を展開しています。製品ごとにロック方法や容量、機能性が異なるため、あらかじめ重視するポイントを明確にしておきましょう。
そこで今回は、家庭用金庫のおすすめ製品をピックアップしました。選び方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
家庭用金庫のおすすめメーカー
エーコー(EIKO)
EIKOは1973年に創業した金庫の総合メーカーです。オフィスセーフシリーズ・ファミリーセーフシリーズ・ロッカー/キーボックスなど、さまざまな種類の金庫を展開しています。家庭向けの製品も豊富なので、ライフスタイルや用途に適した製品を見つけられるのがポイントです。
EIKOの家庭用金庫は、ICカードやテンキーなど、多彩なロック方法を揃えています。複数のロック方法を組み合わせたマルチロック機能を搭載した製品も人気です。コンパクトサイズから大容量モデルまで展開しています。
セントリー(Sentry)
セントリーは1930年に創業した金庫ブランドです。革新的技術・高品質・手ごろな値段にこだわっています。必要な機能に絞ったエントリーモデルから多機能のハイエンドモデルまでラインナップが豊富です。サイズやロックシステムのバリエーションが充実しており、目的に応じて選択できます。
セントリーの家庭用金庫は、耐水性や耐火性に優れているモノが多いのが特徴。火災や浸水などの災害が起こったときも安心しやすいのがメリットです。
家庭用金庫のおすすめ|据え置き型
エーコー(EIKO) 家庭用金庫 OSS-C
ICカードロック式を採用した家庭用金庫です。SuicaやPASMO、ICOCAなどFeliCa対応のICカードをユーザーカードとして10枚まで登録できます。金庫の端末にICカードをかざすだけでロックを解けるのが特徴です。管理者用のグランドカードは、ロックシステムの履歴情報などをチェックするときに活用できます。セキュリティ性能を重視している方にもおすすめです。
本体正面の枠に扉を覆い被せる「オーバーハング構造」により、フラットな扉の形状に仕上げています。隙間から熱が侵入したりカンヌキへの物理的なダメージを防いだりするはたらきがあり、耐久性とセキュリティ性能に優れているのが魅力です。
「自動ロッド装置」を備えています。扉を開閉するときの不必要なカンヌキの飛び出しを防止する仕様です。カンヌキが出たまま扉を閉めるミスを減らせるため、本体の破損を防ぎます。
エーコー(EIKO) 家庭用金庫 DFS1-E
暗証番号を入力してロックを開錠するテンキー式の家庭用金庫です。1〜10桁まで1種類の暗証番号を設定できます。鍵を持って紛失したり、指を怪我して指紋認証ができなかったりするトラブルが起こらないのが魅力です。
イタズラや暗証番号の探り入力を防ぐ「タイムロック機能」を搭載しています。5回続けて誤った暗証番号を入力すると、約15分間はテンキーを操作できません。暗証番号を知られない限り扉を開けられる心配がなく、貴重品を安全に収納できます。
扉の開け過ぎを止める「扉ストッパー」を備えているのもポイントです。金庫の扉を開け過ぎて壁や家具にぶつけるのを防ぎます。また、こじ開けに対応するダブルカンヌキ設計や、火災発生から1時間守ると謳われている耐火性能を施すなど、細部までこだわっているのが特徴です。
セントリー(Sentry) 家庭用金庫 JTW082GEL
テンキーと鍵のダブルロック式を採用した家庭用金庫です。本体のテンキーは大きくてスムーズに操作できます。バックライトを搭載しているので、暗所でも金庫の中身を見やすいのが特徴です。扉には蝶番のこじ開け防止機構を備えており、強固なセキュリティを実現しています。
優れた耐火性と耐水性を実現。万が一、災害が起こっても大切な資料や通帳、お金などの貴重品を保護しやすいのがメリット。容量は約22.8Lのため、さまざまなアイテムを収納可能です。A4ファイルをそのまま入れられます。
本体は、重厚かつシンプルなデザインです。落ち着きのある見た目なので、周りのインテリアにもマッチしやすく、置き場所を選びません。
セントリー(Sentry) ダイヤル式 耐火防水金庫 JFW082DU
使いやすさに優れたスタンダードモデルの家庭用金庫です。ダイヤルと鍵を組み合わせたダブルロックを採用しています。ダイヤルはカチカチと小気味よいクリック感を得られるのが特徴です。ダイヤルの配色にもこだわっており、スムーズに位置を合わせられます。
容量は約22.8L。コンパクトサイズながら奥行きが広いので、ファイルや資料、貴金属なども収納できます。本体は、周りの雰囲気に馴染みやすいシンプルなデザインです。
庫内には仕切り棚を設けているので、貴重品を整理整頓しやすいのがポイントです。扉には太くて丈夫なカンヌキを搭載。無理矢理こじ開けられる心配を軽減できます。アンカーボルトで床に固定できるのもメリットです。
アマゾンベーシック(AmazonBasics) 生体認証式 家庭用金庫 14L 25FIC
強固なセキュリティ性能を発揮する生体認証式の家庭用金庫です。あらかじめ指紋を登録しておけば、指をタッチするだけで約1秒未満のスピードでロックを解錠します。指紋センサーの登録数は最大50個です。家族だけでなく、従業員などの指紋も登録できます。家庭用だけでなく、業務用の金庫にもおすすめです。
容量は約14L。コンパクトサイズなので、パスポートや印鑑、時計、お金などの貴重品を収納できます。本体は周囲のインテリアにマッチしやすいデザインに仕上げており、存在をカモフラージュしやすいのもポイントです。セキュリティ性能だけでなく、デザイン性の高さを重視している方にも適しています。
金庫には緊急バックアップキーを搭載。万が一、指紋センサーが反応しなくなってもバックアップキーを使って解錠できます。
ディプロマット 家庭用金庫 A119R3WR
セキュリティ性能と使いやすさを兼ね備えた家庭用金庫です。暗証番号がバレるのを防ぐ「覗き見防止スクランブル機能」を搭載しています。暗証番号の前後に別の数字を打ち込んだ場合でもロックが解錠する仕組みです。暗証番号の入力をカモフラージュします。
庫内はA4サイズの収納スペースを確保しているため、書類も折らずに入れられるのがポイントです。また、耐水性や耐火性にも優れているので、火災時のスプリンクラーの散水にも耐えられます。
本体が傾いたり衝撃を受けたりすると警報が鳴る「ビルトインアラーム」を搭載。警報アラームの騒音レベルは約65〜70dBです。ビルトインアラームは、用途に合わせてオンとオフの設定が可能です。
RPNB 家庭用金庫 45L RPHS45
指紋認証に対応した家庭用金庫です。ハンドル部分にセンサーデザインを採用しており、ハンドルを握りながら指をあてるだけでロックを解除できます。ダイヤル式やテンキー式とは異なり、スムーズに使いこなしやすいのがポイントです。最大30個の指紋を登録できます。
ロックの解除方法は指紋認証だけでなく、暗証番号や緊急キーなど全4種類です。用途に合わせて解錠方法を切り替えられます。
容量は約45L。大容量モデルなので、さまざまな貴重品を収納可能です。仕切り板を使用すると、庫内を整理整頓できます。仕切り板を外すと、高さのある貴重品も入れやすいのが特徴です。
暗証番号の入力や指紋認証を3回誤ると、約60秒間警報が鳴ります。また、金庫が衝撃を受けたり動いたりした場合も警報が鳴る仕組みです。
ダイヤセーフ 耐火金庫 2キータイプ DW34-4
セキュリティ性能を重視したダブルロックタイプの家庭用金庫です。横並びの穴に左用と右用のキーを差し込んで回すだけで簡単にロックの開閉ができます。シンプルな設計に仕上げているので、使いやすさを求めている方にもおすすめです。
右側の鍵を解錠しておけば、左側の鍵を差し込んで回すだけで解錠できます。貴重品を何度も取り出すときはあらかじめ片方を解錠しておくなど、使い方を切り替えられるのもポイントです。
耐火性能が高いため、火災が起こったときに中身を保護しやすいのがメリット。丈夫な素材を使用しており、衝撃などにも耐えられるのが魅力です。
庫内はA4サイズの収納スペースを確保しています。資料が入ったファイルや印鑑、通帳、時計、現金などの貴重品を収納可能です。約19Lのコンパクトモデルながら、さまざまなアイテムを入れられます。
家庭用金庫のおすすめ|手提げ型
セントリー(Sentry) 手提げ金庫 ASB-27
ダイヤルと鍵ロックのダブルロックシステムを採用した手提げ金庫です。小型なのが特徴。持ち運びやすさだけでなく、セキュリティ性能の高さを重視している方にもおすすめです。
上段のトレーは、硬貨と紙幣どちらも収納できます。硬貨は10〜500円玉まできれいに並べられるのがポイントです。ローラー式札押さえが付いているため、紙幣をおさえられます。お札や領収書などの整理整頓にも便利です。また、屋外のイベントなどで現金を管理したいときにも活躍します。
上段トレーの下には、A5サイズまで対応したフリースペースを設けています。書類や通帳、印鑑、領収書などの保管が可能です。また、本体は幅をとらないコンパクトサイズなので、カウンターの下やデスクの引き出しなどにも入れられます。
プラス(PLUS) 手提げ金庫 CB-060
気軽に使いやすいコンパクトサイズの手提げ金庫です。B6サイズよりも一回り大きいサイズに仕上げています。フリースペースには領収書や紙幣、印鑑、パスポートなど、さまざまなアイテムを収納可能です。
ロック方法はシリンダー錠を採用しています。鍵は2本付属。万が一、1本の鍵を紛失してしまってもスペアキーを使うことで金庫を開けられます。
フタはレバー操作でワンタッチで開けられるのがポイント。セキュリティ性能だけでなく、使いやすさにもこだわっています。また、小型軽量モデルなので、災害や緊急時にもすぐに持ち出しやすいのが特徴です。
プラス(PLUS) 手提げ金庫 電子ロック CB-020
暗証番号を自由に設定できる電子ロックタイプの手提げ金庫です。1〜8桁まで暗証番号を登録できます。暗証番号を入力して解錠、フタを閉めるだけで施錠するシンプルな設計です。わかりやすい構造を採用しているので、使いやすさを重視している方にも適しています。
暗証番号の入力だけでなく、鍵による解錠も可能です。暗証番号を忘れてしまったり、エラーで電子ロックが反応しなかったりしても金庫に収納したアイテムを取り出せます。また、電池消耗警告ブザー機能を搭載。電池が消耗するとブザーが鳴って電池交換のタイミングを知らせます。
収納スペースはA4サイズです。A4の書類も折らずに収納できるため、契約書などの大切な書類を保管したいときにも役立ちます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 手提げ金庫 SBX-A6
A6サイズに対応した家庭用手提げ金庫です。ロック方法は、ダイヤル錠とシリンダー錠の「Wロックセキュリティー」を採用しています。ダイヤルを解錠後、シリンダー錠を解錠しないと開かない仕組みです。コンパクトサイズながら優れたセキュリティ性能を発揮します。
硬貨をきれいに並べるためのコイントレーが付属。10〜500円玉までの硬貨を収納できます。10円玉は40枚、50円玉は40枚、100円玉は40枚、500円玉は15枚まで入れられるのがポイントです。
コイントレー下部の収納スペースは、パスポートや印鑑、通帳、紙幣などの小物類を保管できます。本体の高さは約8.5cm。スリムなデザインに仕上げているので、省スペースで収納できます。
コクヨ(KOKUYO) 手提げ金庫 ダイヤル式 CB-13G
シリンダー錠とダイヤル錠を組み合わせたダブルロックモデルの家庭用手提げ金庫です。強固なセキュリティ性能を発揮します。筐体は丈夫な設計なので、物理的な衝撃に耐えやすいのがポイントです。
硬貨や紙幣をまとめられるコイントレーが付属しています。硬貨は1〜500円玉まで収納可能です。10枚ごとに刻みが付いているため、金額を把握しやすく、硬貨の枚数を数える手間が省けます。コイントレーは紙幣の収納にも対応しているのが特徴です。自宅でお金を保管するだけでなく、マルシェなどのイベントに出展するときにも活用できます。
コイントレーの下にあるフリースペースは、通帳や領収書なども収納可能です。セキュリティ性能と実用性を両立しているため、さまざまな用途で使用できます。
カール事務器 手提げ金庫 CB-8100
机の引き出しにも収納できるコンパクトサイズの家庭用金庫です。硬貨や紙幣、パスポートなどの小物類の収納に役立ちます。ロック方法は鍵とダイヤル錠の2重ロックシステムを採用。小型モデルながら強固なセキュリティ性能を発揮します。
使いやすさに優れたコイントレーが付属しており、10〜500円玉の硬貨を収納可能です。印鑑や切手を保管するのに便利な小物スペースを設けています。コイントレーには傾斜が施されているので、硬貨を並べやすくて取り出しやすいのが特徴です。セキュリティ性能だけでなく、利便性にもこだわっています。
フリースペースはB7サイズまでの大きさに対応しているため、紙幣も折りたたむことで収納可能です。また、本体上部にはハンドルが付いており、気軽に持ち運べます。
Jssmst 手提げ金庫 CB0702M
簡単に扱いやすいダイヤル式ロックを採用した手提げ金庫です。ロックを解錠するときは、ダイヤルを暗証番号に合わせるだけなので、鍵を管理する必要はありません。鍵を紛失して金庫が開かなくなる事態を避けたい方におすすめです。
スチール製の取っ手は、細くて持ちやすいのが特徴。持ち上げたときに取っ手が抜ける心配はありません。持ち運びやすくて移動するときもスムーズにおこなえます。
本体は耐久性に優れた素材を使用しているので、物理的な衝撃に耐えやすいのがポイントです。また、優れた機能性と使いやすさを両立しながらリーズナブルな価格を実現。持ち運びやすさだけでなく、コストパフォーマンスの高さを重視している方にもおすすめです。
家庭用金庫の売れ筋ランキングをチェック
家庭用金庫のランキングをチェックしたい方はこちら。
家庭用金庫の選び方
タイプをチェック
しっかりと盗難・災害対策ができる「据え置き型」
セキュリティ性能を重視する方は、多機能モデルのラインナップが豊富な据え置き型を選びましょう。据え置き型は、耐火性能や耐水性能、堅牢性が高く、物理的な攻撃や災害などに強いモノが多いのが特徴です。セキュリティ性能が高く、大切な貴重品を守ります。
据え置き型は、手提げ型と比べて本体サイズが大きくて重い傾向があり、破壊や盗難を防ぎやすいのもポイント。持ち運び用ではなく、一定の場所に置いておくための金庫として使うのが一般的です。大容量モデルが多いので、現金や書類、印鑑、データなど多くのアイテムを保管できます。家庭用だけでなく、小規模の事務所で使いたい方にもおすすめです。
大容量かつ多機能モデルが多く、手提げ型よりも価格が高くなります。セキュリティ性能と価格のバランスにもこだわりたい方は、コストパフォーマンスの高い製品をチェックしましょう。
小型・軽量で持ち運びやすい「手提げ型」
コンパクトサイズかつ軽量化モデルを求めている方は、持ち運びに便利な手提げ型の家庭用金庫を選びましょう。小型モデルながら大切な貴重品を収納できるため、災害時や緊急時にもすぐに持ち出せます。フタには取っ手が付いており、片手で持ちやすいのが特徴です。
手提げ型の家庭用金庫は携帯性を重視しているため、据え置き型と比べて耐火性能や耐水性能は劣る傾向があります。物理的な破壊や盗難の可能性も考えられるので、金庫を保管するときは目に付かない場所に置くことが大切です。
手提げ型金庫のなかには、現金を収納するためのトレーが付属している製品が存在します。金庫を使って貯金をしたり、店舗やイベントで簡易的なレジとして使ったり、さまざまなシチュエーションで使えるのも魅力です。
耐火性・耐水性をチェック
家庭用金庫を選ぶときは、耐火性能と耐水性能をチェックしておきましょう。
総務省消防庁のデータによると、建物火災の鎮火所要時間は1件あたり60分以上かかるケース多いので、1〜2時間の耐火性能を実現した製品がおすすめです。製品ごとに耐火性能が異なるため、あらかじめ仕様を確認しておきましょう。また、手提げ型よりも据え置き型の方が耐火性能は優れているといわれています。
火災の場合、建物のスプリンクラーが作業したり消防車が放水したりするので、耐水性の高さも重要。耐水性の高さを重視している方は、庫内に水が入らないことを検証した「ETL耐水性能テスト認定」製品がおすすめです。
ロック方法をチェック
セキュリティ性・操作性が高い「生体認証式」
強固なセキュリティ性能や操作性の高さを重視する方は、生体認証式がおすすめです。生体認証式は、主に指紋認証を採用しています。生体認証式のなかには、指静脈認証や顔認証の製品もありますが、多機能モデルほど価格が高くなるので、予算に限りがある方は値段とのバランスも考慮しましょう。
生体認証式は、物理的な鍵を必要としません。鍵を失くしてしまったり忘れてしまったりしても身体があれば金庫を解錠できます。あらかじめ登録した人以外は開けられない仕組みです。生体認証式を選ぶときは、登録できる人数を確認しておきましょう。
セキュリティ性能は高いものの、シリンダー式やダイヤル式、テンキー式と比べて導入コストがかかります。
簡単に開閉できる「シリンダー式」
シリンダー式とは、鍵を使って扉を開閉するタイプです。玄関の鍵を開ける感覚と同じなので、誰でも気軽に使用できます。生体認証式ほどセキュリティレベルは高くありませんが、比較的リーズナブルな価格のため、安さを重視している方におすすめです。
鍵があれば施錠したり解錠したりできますが、鍵を紛失すると開けられなくなるので注意しましょう。鍵の紛失を考慮して、スペアキーがあると便利です。スペアキーがある場合は、1本を手元に置き、もう1本を別の場所に保管しておきましょう。
シンプルな設計で使いやすさに優れていますが、鍵の場所を見つかってしまうと盗難される可能性があります。
電池切れの心配がない「ダイヤル式」
防犯性能と使いやすさを重視している方は、ダイヤル式がおすすめです。ダイヤル式は、ダイヤルを回して任意の暗証番号を設定します。数字を合わせるタイプとダイヤルを回すタイプを展開。ダイヤルを交互に回しながら暗証番号を合わせるダイヤルを回すタイプの方が、セキュリティが高いといわれています。
ダイヤル式は生体認証式とカード式とは異なり、電源は不要です。電池切れや電気系統のシステムエラーが起きる心配はありません。メンテナンスの手間を省きたい方や、長く使い続けたい方はダイヤル式が適しています。鍵も使わないため、紛失して金庫を開けられないトラブルを防げるのもポイントです。
ダイヤル式の金庫は、解錠までに時間がかかります。また、暗証番号を忘れてしまうと金庫を開けられないので、番号をメモしておくことが大切です。
安価で防盗性能も高い「テンキー式」
コストパフォーマンスの高さを重視している方は、テンキー式がおすすめです。テンキー式は、あらかじめ設定した暗証番号を入力するだけで解錠できます。ボタンを押すだけのシンプルな設計を採用しているので、使いやすさも良好です。
テンキー式は製品ごとに設定できる桁数が異なります。設定できる桁数が多いほどセキュリティ性能が高く、イタズラで開けられる心配はありません。
テンキー式は、暗証番号を共有すれば複数人で金庫を管理できます。鍵を管理する必要がなく、暗証番号を知っておけば誰でも金庫を開けられるのがポイントです。
ダイヤル式と同様に暗証番号を忘れてしまうと解錠ができなくなるので注意しましょう。
カードをかざすだけで解錠できる「カード式」
使い勝手のよさを求めている方は、カード式がおすすめです。磁気カードやICカードを鍵に設定すれば、簡単に解錠と施錠ができます。金庫にある専用の端末にかざすだけなので、使いやすさも良好です。
カード式のなかには、SuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICカードに対応した製品が存在します。製品ごとに対応しているカードの種類が異なるため、あらかじめ仕様をチェックしておきましょう。管理者用のカードが付いているモノを使えば、ロックシステムの履歴情報などを把握できます。
しかし、カードの保管場所を知られてしまうと、簡単に鍵を開けられてしまう可能性があるので注意しましょう。
サイズ・重さをチェック
家庭用金庫は、持ち運びやすいコンパクトサイズから大容量モデルまでラインナップが豊富です。製品ごとに本体サイズと重さが異なるため、あらかじめ寸法をチェックしておきましょう。
据え置き型は本体サイズが大きくて重い傾向があります。頻繁に置き場所を変えるのが難しいので、設置スペースを決めておくことが大切です。扉を開けたときに、周りの家具や壁に当たらないのかも確認しておきましょう。
手提げ型は、コンパクトサイズで軽い傾向があります。災害が起こったときも持ち出しやすいのが特徴です。小型の製品なら棚の下やデスクの引き出しにも収納できます。
防犯性能を高める機能をチェック
ダブルロック付き
ダブルロックとは、2種類のロック方法を搭載した製品です。ダイヤル式とシリンダー式、指紋認証式とテンキー式など、製品ごとに組み合わせが異なります。
ダブルロック式は、金庫を開けるために2つのロックを解錠する必要があるので、扉を開けるまでの時間稼ぎが可能です。不審者が金庫を見つけたとしても解錠までに時間がかかり、盗難を諦める可能性があります。セキュリティ性能を重視している方は、ダブルロックを備えた製品を選びましょう。
セキュリティ性能は高いですが、何度も開けたり閉じたりするときに解錠の手間がかかります。また、家族と一緒に使う場合は暗証番号や鍵の共有が必要です。あわせて覚えておきましょう。
セキュリティアラーム付き
盗難防止機能を重視している方は、セキュリティアラームを搭載した製品がおすすめです。
セキュリティアラームの種類は、製品ごとにさまざま。一定回数以上暗証番号の入力を誤るとアラームが鳴るモノや、本体の傾きや衝撃を検知するとアラームが鳴るモノなどがラインナップされています。セキュリティアラームのはたらきで、離れた場所にいても金庫の異常を検知しやすくなるのがポイントです。
セキュリティアラーム付きの製品を選ぶときは、用途に合わせてアラームのオンとオフを切り替えられる製品が便利です。セキュリティアラームをオフにしておけば、金庫を移動させるときや中身を整理するときも誤作動を防ぎます。
アンカーボルトで固定できるタイプ
アンカーボルトとは、家庭用金庫を床に固定するためのアイテムです。アンカーボルトを利用して床に取り付けることで、金庫ごと盗難されるのを防ぎます。据え置き型のなかでも軽量モデルを検討している方は、アンカーボルトの有無をチェックしておきましょう。
アンカーボルトは、設置環境を選びます。コンクリートの床ならアンカーボルトを使用できますが、賃貸物件の場合は設置できない可能性があるので、あらかじめ取り付けられるのか確認しておくことが大切です。
あると便利な機能をチェック
仕切り付き
金庫のなかを整理整頓したい方は、仕切りの有無をチェックしておきましょう。仕切りを活用することで、上段は印鑑や通帳、下段は領収書や契約書など、使用頻度やアイテムの大きさに合わせて収納場所を替えられます。
仕切り付きの金庫を選ぶときは、仕切りを取り外せるのか確認しておきましょう。仕切りを取り外せる場合、高さのあるアイテムを収納しやすくなります。
ライト付き
家庭用金庫を選ぶときは、LEDライトの有無をチェックしておきましょう。据え置き型の金庫は庫内が薄暗くなりやすく、必要なアイテムがどこにあるのか見つけるまで時間がかかる傾向があります。大容量の金庫を探している方は、LEDライト付きの製品がおすすめです。
LEDライトを搭載した製品は、扉を開けたときに庫内を明るく照らします。薄暗い環境でも庫内を見渡しやすく、必要なアイテムをすぐに見つけられるのがポイントです。
家庭用金庫はお金や時計、通帳などの貴重品を保管したいときに役立ちます。さまざまな貴重品を収納するなら据え置き型、移動させたいときは手提げ型がおすすめです。セキュリティ性能を重視している方は、ロック方法やセキュリティアラーム、ダブルロックの有無などの特徴をチェックしておきましょう。