足元を上品に飾る「革靴」。スーツなどフォーマルなファッションに合わせることが多い革靴ですが、カジュアルスタイルに使えるモノも豊富に揃っています。

そこで今回は、メンズカジュアルスタイルに合うおすすめの革靴ブランドをピックアップ。選び方やコーディネート、お手入れ方法についてもご紹介するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

革靴の種類

革靴の種類は主に、「ストレートチップ」「Uチップ」「ウイングチップ」「モンクストラップ」「ローファー」「デッキシューズ」の6種類に分けられます。

それぞれを簡単に説明すると、「ストレートチップ」はつま先に横一線の切り替えが入った革靴のこと。「Uチップ」は、足の甲をUラインで切り替え、厚みを持たせたボリューミーな革靴です。

「ウイングチップ」はつま先の切り替えに飾り穴を使用し、羽根のようなW字型になっているのが特徴。「モンクストラップ」は紐ではなくバックルで留めるため、着脱が簡単です。

「ローファー」は学生がよく履いている革靴。スリッポン型で靴紐がなく、着脱しやすいのがポイントです。「デッキシューズ」はもともと船などの甲板で滑らないように作られた靴。ラバーソールに切り込みが入っているタイプです。

革靴の種類についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

カジュアルな革靴の選び方

革靴の魅力を生かすには、着こなしとの相性を考えることが大切です。革靴だけが浮かないように、シンプルなデザインで定番のブラックや落ち着きのあるブラウンのモノを選ぶと全体がすっきりとまとまります。

個性が強いカジュアルスタイルに変わったデザインの革靴を合わせると、頭から足先まで主張が強く、まとまったコーディネートになりません。アウターやボトムスに個性を出したいなら、足元はすっきりシンプルに決めたほうがこなれ感が出ます。

また、プライベート用に購入したカジュアルな革靴を、スーツやジャケパンスタイルに合わせてビジネス用として履くのもおすすめです。

カジュアルに履けるおすすめ革靴メンズブランド

ドクターマーチン(Dr.Martens)

ドイツ軍に属するクラウス・マーチン医師によって創業されたイギリスのシューズブランド。軍から支給されたブーツの足への負担を改善したいという考えから、ソフトな革とエアーが充満された靴底のブーツを開発したことが始まりです。

ドクターマーチンは価格が安く、頑丈な作りであることが特徴。労働者階級からミュージシャンまで幅広く愛されており、今でも世界中で履き続けられている人気ブランドです。

ドクターマーチン(Dr.Martens) 1461 3ホール ギブソンシューズ

1961年の発売開始以来、ドクターマーチンのアイコン的存在として人気のモデルです。発売当初はブルーワーカーたちに広く親しまれ、その後は政治デモを行う人々やイギリスの学生たちの間で人気を集めました。

本製品は、ドクターマーチンを象徴するイエローステッチと丸みのある形が絶妙にマッチしたモデル。スムースレザーのアッパーが高級感を演出します。

また、エアークッションの効いた「AirWairソール」が採用されているため、履き心地も抜群です。日本では2017年から人気が再燃し、定番でありながらトレンドアイテムとして圧倒的な支持を得ています。

オールデン(ALDEN)

オールデンは、1884年にアメリカ・マサチューセッツ州で創立されたシューズブランド。上質な素材と高度な技術で1足1足丁寧に作られており、唯一無二の存在感と履き心地を感じられる高品質な革靴として知られています。

靴を愛する世界中の人々の憧れであり、オールデンを履いているというだけで革靴好きから一目置かれるほど。高価格なモデルがほとんどですが、履き続けるほど足に馴染むため長年愛用できるのが魅力です。

オールデン(ALDEN) Plain Toe Blucher 990

数あるオールデンのモデルにおいて、不朽の名作として常にナンバーワンの人気があるアイテムです。

馬のでん部であるコードバンというレザーをアッパーの素材に採用しており、ほかにはない独特の硬さと美しい光沢が特徴。シンプルなプレーントゥですが、履き続けることで最高のシワや色ムラが追加され、自然と無骨な印象になります。イギリスやイタリアブランドにはない、アメリカブランドならではの男らしい雰囲気と色気を求める方におすすめです。

チャーチ(CHURCH’S)

靴作りの町として有名なイギリス・ノーサンプトン創業のブランドです。現在でもノーサンプトンの工場で製造されており、250にもおよぶ工程を経て作られています。

英国靴のスタンダードな製造方法「グッドイヤーウェルト製法」を採用し、正統派の英国靴として不動の地位を確立。世界中のセレブやハリウッドスターが愛用することで知られるシューズブランドです。「チャーチ以外の革靴は履かない」という熱狂的なファンも多く存在します。

チャーチ(CHURCH’S) シャノン

映画『007』でジェームズ・ボンドが着用したことで有名なモデルです。丸みの強いトゥーなど全体的に適度なボリューム感があり、シンプルでありながら抜群の存在感を放ちます。

履き口が外に開き、紐で閉めて固定する「外羽根式」を採用。外羽根部分は限られた職人しか縫うことができない「スキンステッチ」と呼ばれる手縫いで行なわれていることも大きな特徴です。

アッパー素材の表面には、樹脂加工を施したポリッシュドバインダーカーフが採用されており、上品な光沢感と抜群の撥水性を発揮します。上品さとかっこよさを兼ね備えたおすすめのアイテムです。

コールハーン(Cole Haan)

1928年シカゴを拠点に創業し、現在はニューヨークを本拠地としているシューズブランド。革靴だけを扱っていた創業当初とは異なり、現在では総合的なファッションブランドとして愛されています。

ほかのシューズブランドにはない洗練されたデザインと、高い機能性を備えたシューズを展開しているのが特徴です。

コールハーン(Cole Haan) ゼログランド ウイング オックスフォード

コールハーンの伝統的な技術と革新性を備えたモデル。ドレスシューズらしい雰囲気とモダンな雰囲気が合わさった独特なデザインが特徴です。

ソールに深い溝をあしらうことで屈曲性が高まり、ランニングシューズのような履き心地を味わえます。カジュアルすぎずフォーマルすぎない見た目で、カジュアルなパーティーシーンなどにおすすめです。

ジャランスリワヤ(JALAN SRIWIJAYA)

インドネシア出身のルディ・スパーマンが、靴の聖地イギリスで修行した後、2003年に立ち上げたシューズブランドです。

アウトソール以外は職人が一針一針縫う「ハンドソーンウェルテッド製法」を採用。時間と労力、高い技術が必要な製法で、最高の履き心地を実現しています。イギリス靴にも劣らないクオリティと、インドネシア生産によるコストパフォーマンスの高さが人気の秘密です。

ジャランスリワヤ(JALAN SRIWIJAYA) Double Monk 98374

モンクストラップならではのドレッシーな見た目が特徴的なモデルです。アッパーには、フランスレザーメーカーの名門「デュプイ社」のカーフレザーを使用。派手すぎないマットな光沢とコシのあるしっかりとした硬さがポイントです。丸みのあるスマートなつま先も大人っぽい印象を与えてくれます。

本革を使用したアウトソールで、通気性や吸湿性も抜群。きれいめなコーディネートとの相性がよく、こなれた大人の色気を醸し出せます。

ディメッラ(DI MELLA)

1882年に乗馬用のオーダーシューズ作りから始まったディメッラは、イタリアのナポリで創立されました。代々親から子へと事業を伝承している、イタリアが誇る老舗シューズブランドです。現在も流行に流される事なく、130年以上にわたって丁寧で美しい革靴を作り続けています。

また、創業当初の技術は継承しつつ、新しい製法と技術を取り入れた斬新なスタイルでコストパフォーマンスも優秀です。

ディメッラ(DI MELLA) ローファー 635

ディメッラ(DI MELLA) ローファー 635

本製品は、老舗伝統の技術が息づく「マッケイ製法」で作られているのが特徴。マッケイ製法による革靴は靴底の返りがよく足に馴染みやすいため、足の負担をできる限り軽減します。

アッパー部分は、スエード素材が使用されており、高級感漂う雰囲気を演出。くるぶしを見せたカジュアルな着こなしでも、スエードのおかげで上品な印象に見せることが可能です。

アウトソールは「リドー」というディメッラ最高峰のレザーソールを使用しており、細部にも品質の高さを感じられます。ビジネスシーンでカジュアルなジャケットスタイルが多い方にもおすすめです。

グレンソン(Grenson)

現在多くの革靴メーカーが採用する「グッドイヤーウェルト製法」を、世界で初めて本格的に取り入れたといわれるのがグレンソン。1866年創業の歴史と伝統のあるイギリスのシューズブランドです。

1足の靴に200以上の工程と8週間もの時間をかけて生産するスタイルを、創業から現在まで守り続けています。あえて流行は取り入れず、常にクオリティの向上に努めるこだわりが靴好きから人気の理由です。

グレンソン(Grenson) OXFORD

程よいレザーの光沢と全体的にバランスのよいシルエットが特徴のアイテムです。ソールは縫い目が隠れるヒドゥンチャネル仕様で、高級感漂う雰囲気を演出します。

また、定番使いできる革靴としても人気で、渋い革靴が欲しいという方にもぴったり。トゥーにあしらわれたウイングチップによって渋さのなかに華やかさが感じられ、カジュアルなスタイルにも合わせられます。

クラークス(Clarks)

1825年にイギリスで創立された老舗シューズブランドのクラークス。日本でもよく知られており、世界中の革靴好きから愛されています。

イギリスの伝統的な工芸とユニークなデザインが合わさった、唯一無二の商品が多く展開しているのが特徴。1950年に上質な革を採用した「デザートブーツ」がアメリカで大ヒットしたことで一気に知名度が高まりました。

クラークス(Clarks) ワラビー

カンガルー科の動物ワラビーから命名された本モデルは、ブランドの顔として愛され続けています。おなかの袋で子どもを包み込むように、やさしく足を包み込んでくれる履き心地が特徴です。

足先に向けて尖るプレーントゥと比べ、足先の空間が広い作りで長時間歩いてもつま先が痛みません。天然ゴムを素材にした「クレープソール」は、ゴム本来の弾力性が足への衝撃もしっかり吸収します。

本モデルは存在感が非常に強いため、カジュアルなコーディネートでも一味違った雰囲気を演出することが可能。程よいボリューム感を足元に与えてくれるので、太いパンツとの相性も抜群です。

デュカルス(DOUCAL’S)

1972年、イタリア・マルケ州にて創業された紳士靴ブランド。常に最高のクオリティを維持するため、革の裁断から仕上げまで全製造工程を自社で一貫して管理しています。

マッケイ製法で作られており、足への負担が少ないやさしい履き心地も特徴のひとつです。クラシックなスタイルをベースにしながらも、上手くトレンドを取り入れたスタイルが人気を集めています。どのモデルもイタリアブランドらしいシンプルかつ上品なデザインで、おしゃれな大人の男性から人気です。

デュカルス(DOUCAL’S) タッセルローファー

普通のローファーでは物足りないという方にぴったりなタッセルローファーです。艶と光沢のあるレザーが、上品な印象を与えてくれます。

一般的なローファーと比べ、丸みのあるトゥーが落ち着いた大人な雰囲気を演出。スニーカーだとカジュアルすぎる、レザーシューズだと重たすぎるという休日のお出かけにぴったりのモデル。お洒落で落ち着いた雰囲気は、40代以上の男性におすすめです。

グッチ(GUCCI)

世界を代表するラグジュアリーブランドのグッチは、レザーグッズを取り扱うファクトリー兼ショップとして1921年にイタリアでスタート。乗馬からインスピレーションを得ることが多く、鞍の腹帯をもとにした「緑・赤・緑」のデザインはブランドのトレードマークとなっています。ウェアだけでなくバッグ・シューズ・ウォッチ・アイウェアといった多彩なラインナップが魅力です。

グッチ(GUCCI) ホースビットストライプスリングバックスリッパ

グッチ(GUCCI) ホースビットストライプスリングバックスリッパ

グッチの人気アイテムであるホースビットローファーを解体し、スポーツウェアからインスピレーションを得たストライプ模様のバンドをかかと部分に採用したサンダルタイプの革靴です。

高級感のあるレザーアッパーのおかげで、品よく履きこなせるのがポイント。存在感があるため、ハーフパンツやクロップドパンツと合わせて足元を強調するスタイリングにぴったりです。春夏シーズンにリラックスして着用できる革靴を探している方におすすめします。

ヒロシツボウチ(HIROSHI TSUBOUCHI)

ヒロシツボウチは、2008年にスタートした日本のシューズブランドです。過去のアーカイブからインスピレーションを得たクラシックスタイルに、現代的な遊び心を加えたデザインが特徴。モデルによって製法を使い分けるなど、こだわりの靴作りで上質なコレクションを完成させています。

ヒロシツボウチ(HIROSHI TSUBOUCHI) 本革ウイングチップハイブリッドシューズ TH-0223

ヒロシツボウチ(HIROSHI TSUBOUCHI) 本革ウイングチップハイブリットシューズ TH-0223

メダリオンやステッチといったエレガントな装飾が目を引く革靴。アッパーからソールまでをブラックで統一することで、シックな雰囲気を演出しています。

ボリューム感のあるゴムソールは中央に大きな溝が設けられているため、通気性が高く軽量。ランニングシューズとしても使えるほどの機能性を備えています。また、クッション性・ホールド力に優れたカップインソールを搭載しており、履き心地はバッチリです。

パラブーツ(Paraboot)

1908年に小さな靴工房からスタートしたフランスのシューズブランドです。1927年にはブラジルのパラ港から出荷された天然のラテックスをもとに、ラバーソールの自社生産を開始。「パラブーツ」のシューズは堅牢な作りが特徴で、長時間履き続けても疲れにくいことでも人気を博しています。

パラブーツ(Paraboot) シャンボード 710709

パラブーツ(Paraboot) シャンボード 710709

職人の手作業を必要とする「ノルヴェイジャンウェルト製法」で丁寧に作り上げられた革靴。トレンドに左右されることなく着用できる均整の取れたラウンドトゥが特徴です。

デニムと合わせたカジュアルスタイルはもちろん、ジャケット・スラックスのきれいめなコーディネートにもぴったり。厚みのあるラバーソールとオイルドレザー製のアッパーを採用しているため、雨の日に重宝するアイテムです。

トッズ(TOD’S)

トッズは1979年に設立されたイタリアのファッションブランドです。シューズやバッグを中心に、メンズ・ウィメンズウェアまでをトータルで展開しています。靴底にたくさんのゴム突起が付いた履き心地のよいモカシンが看板アイテム。サンプルを実際に履いてチェックする工程を繰り返すことで、抜群の品質をキープしています。

トッズ(TOD’S) ドライビングシューズ

トッズ(TOD'S) ドライビングシューズ

アッパーに上質なスエード素材を採用した革靴。フラットタイプのソールにはアイコニックなデザインのラバー突起があしらわれており、履き心地は抜群です。

内側は足当たりのよいスムースレザー仕様。リラックスした雰囲気のリゾートコーデはもちろん、秋冬にはジャケットやコートと合わせても様になる汎用性に優れたアイテムです。

革靴のメンズコーデ

上品さと清涼感を融合したきれいめなカジュアル

By: wear.jp

デニムジャケットとスウェットパンツでカジュアルさを出しながら、足元の革靴で上品な要素をプラス。ボトムがスウェット素材なので、清涼感のある印象に。カジュアルながらもラフになりすぎないコーディネートにまとまっています。

パーカーとコートでシティーボーイ風にまとめる

By: wear.jp

シティーボーイとは、都会的で洗練された雰囲気のファッションをしている男性のこと。そんなシティーボーイ風コーディネートには革靴が必須。パーカーとステンカラーのコートは鉄板の組み合わせで、飾りすぎないおしゃれスタイルに仕上がります。

ルーズシルエットの野暮ったい感じを革靴で引き締める

By: wear.jp

ルーズなシルエットのトップスとボトムスを組み合わせた、トレンド感のあるコーディネート。上下ともルーズなサイズ感では野暮ったい印象がありますが、足元に革靴をチョイス。革靴で全体を引き締めているのがポイントです。

ハードなライダースジャケットと革靴でモードな雰囲気を演出

By: wear.jp

ハードなイメージがあるライダースジャケットは革靴との相性抜群です。ライダース、インナーのシャツ、革靴をブラックカラーで揃え、ボトムスだけあえてブラウンにしてアクセントを加えています。

王道のアイビーファッションを今風に着崩す

By: wear.jp

ブラウンのチェック柄ジャケットと同系色のパンツを合わせた、王道のアイビーファッション。ブラウンで揃えることで、クラシックな雰囲気を演出。インナーに合わせた白のカットソーで、少し着崩しています。

MA-1と革靴を合わせる

By: wear.jp

グレーのワイドパンツ、カーキのMA-1、ホワイトのトップスを合わせたコーデ。全体的に柔らかいカラーのコーデですが、足元にブラックカラーの革靴を取り入れてカッチリとまとめています。

革靴のお手入れ方法

革靴のお手入れ方法は、汚れ取り・磨き・撥水の3つの工程があります。まず、ブラシを前から後ろにかけて砂やホコリなどの細かい汚れを落としていきます。革靴の手入れにおいてブラッシングは最も重要なので丁寧にするように心がけてください。

次に、クリームを薄く塗って靴についた汚れを拭き取っていきましょう。拭き取れたら、靴と同系色のクリームを塗り、布で磨いて光沢を出していきます。光沢が出たら、撥水スプレーをかけて終わりです。可能ならば革靴の形状維持のためシューキーパーを入れておくことをおすすめします。