パソコンデータをバックアップしたり、テレビ番組を録画したりするのに便利な「外付けHDD（ハードディスクドライブ）」。最近では、USBメモリよりもはるかに容量が大きく、かつ携帯性に優れたコンパクトな1TBモデルも多数ラインナップされています。
そこで今回は、1TBの外付けHDDのおすすめモデルをご紹介します。保存できる容量の目安なども詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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1TBの容量目安
外付けHDDを選ぶ際は、入れられるデータ量を把握しておくことが重要。1TBの外付けHDDに保存可能な容量は「デジカメ写真1枚(4MB)=25万枚」「音楽1曲4分(5MB)=20万曲」といわれています。ひとつの目安として、参考にしてみてください。
テレビ番組録画については、録画モードや放送の種類によって保存できる時間が異なるので要チェック。目安として地上デジタル放送の番組では「約125時間」の録画ができます。保存したい番組の量や放送の種類を考慮して選んでみてください。
外付けHDDの選び方
種類で選ぶ
据え置きタイプ
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据え置きタイプの外付けHDDは、オフィスや自宅などの決まった場所に設置して使う製品です。比較的読み取り速度が速く、大容量モデルも多いのが特徴。しかし、コンセントから電源を取る必要があるため、使用場所が限られる場合もあります。
据え置きタイプは、パソコンのデータをまるごとバックアップするなどの用途におすすめです。携帯性を考慮する必要がなく、放熱設計がしやすいのもポイント。テレビ番組を長時間録画する用途にも適しています。
縦・横置きの両方に対応可能なモデルなら、環境に合わせて設置できるので便利です。
ポータブルタイプ
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ポータブルタイプは、持ち運んで使用することを前提に設計された、携帯性の高い製品。ノートパソコンに採用されている2.5インチディスクを搭載している製品が多く、コンパクトで省電力なのが特徴です。
また、ほとんどのモデルが、電源にUSBバスパワー方式を採用しています。パソコンからでも簡単に給電ができて便利。大容量のファイルを手軽に持ち歩きたい方におすすめです。耐衝撃性の高いモデルなども販売されているので、外出する機会の多い方はぜひチェックしてみてください。
用途で選ぶ
パソコン用
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パソコンのデータを定期的にバックアップする用途には、読み取り速度の速い据え置き型モデルがおすすめです。
MacOSの「Time Machine」に対応しているモデルなら、Macシリーズも高速でバックアップ可能。また、Windowsパソコンでも、手軽にバックアップが取れるアプリを提供しているメーカーも存在します。必要な方は活用してみてください。
一方、大容量のデータを持ち歩きたい方には、ポータブルタイプの製品がおすすめ。パソコン間のデータ移行にも便利です。USBバスパワーに対応しているモデルなら、コンセントを探す手間も省けます。
テレビ用
テレビ番組の録画用途には安定した電源供給が必要となるため、据え置き型の外付けHDDがおすすめです。放熱設計がしっかりしているモデルが多く、長時間の録画でも安心。縦・横の両方向で置けるモデルなら、テレビやテレビ台の大きさに合わせて設置できます。
寝室など静かな部屋に置く場合には、ファンレスや制振ゴムの配置など、静音設計や制振設計を施したモデルがぴったり。夜間の番組録画をする際も、睡眠を妨げにくく重宝します。
なお、一般的に、デジタル放送は録画したテレビ以外での視聴ができないので要注意。ほかのテレビでも見たい方は、「SeeQVault」対応のモデルを選ぶようにしましょう。
ゲーム機用
外付けHDDは、PS4やPS5などでゲームをプレイする方にもおすすめです。美しい3Dグラフィックを駆使した人気タイトルは、ソフトのサイズも大容量。外付けHDDを活用すれば、より多くのタイトルをプレイできたり、録画データも保存できたりと、楽しみが広がります。
自宅の決まった部屋でしかプレイしないのなら据え置きタイプ、友人宅のゲーム機で遊ぶこともある方はポータブルタイプと、使い方に合わせて選択しましょう。
接続端子をチェック
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外付けHDDは、接続端子にUSB Type-Aを採用している製品が一般的です。ただし、MacBookや一部のWindowsパソコンでは、Type-C端子を搭載している機種もあるので要注意。なお、Type-A to Type-Cケーブルが付属しているモデルなら、変換ケーブルを別で購入する手間が省けます。
また、パソコンとの間でデータの読み書きをする場合は、USBの規格もチェックしておきましょう。USB 2.0の最大データ転送速度は480Mbpsですが、USB 3.0では5Gbpsと、速度がおよそ10倍も異なります。大容量データのバックアップや、データ移行の用途で使用する方には、USB3.0規格に対応したモデルがおすすめです。
外付けHDDのおすすめメーカー
バッファロー(BUFFALO)
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名古屋市に本社を構えるバッファローは、パソコン関連の周辺機器を多数扱うメーカー。同社の外付けHDDはラインナップが豊富なので、用途に合ったモノを探しやすいのが特徴です。また、デザインがシンプルで使い勝手もよいモノが多く、人気を集めています。
エレコム(ELECOM)
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大阪に本社を構える、主にパソコン周辺機器を取り扱うメーカーです。スマホやタブレットといったモバイルデバイス用アクセサリーをはじめ、ネットワーク関連製品にも力を入れています。
同社は、国内外から魅力的でコスパの高い製品を調達し、展開しているのが特徴。外付けHDDにおいても、テレビ録画に便利な「SeeQVault」対応製品など、幅広いラインナップを取り揃えています。
シーゲート(SEAGATE)
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アメリカに拠点があるHDD製造の老舗メーカー。設立は1979年と古く、世界で初めてパソコンのストレージ容量を拡張できる「5.25インチHDD」を発表したことでも有名です。
同社のHDDが搭載される製品カテゴリーは、ノートパソコンやデスクトップパソコン、サーバー、ゲーム機など多岐にわたります。
外付けHDDにおいては、国内外各メーカーのテレビ録画に対応した製品や、PS4との動作確認済み製品など、豊富な品揃えが特徴です。
1TBの外付けHDDおすすめ｜据え置きタイプ
バッファロー(BUFFALO) USB3.2(Gen.1)対応外付けHDD HD-LE1U3
万が一の故障時にもデータを守れる、テレビ向け外付けHDDです。USB 3.2規格、Type-Aで接続が可能。多数のメーカーのテレビと互換性があります。
本体は、ファンレス設計と通気孔がない仕様で、静音性に優れているのもおすすめポイント。防振用シリコンゴムで浮かせて振動による音も減らすため、寝室に置いても気になりにくい設計です。
故障を予測するとLEDが点灯する、「みまもり合図」機能に対応。みまもり合図で異常を検知した後に、新しいHDDへのデータ移行をメーカーへ任せられる「録画番組引越しサービス」もオプションで付けられます。
バッファロー(BUFFALO) 外付けHDD DriveStation HD-LX1.0U3D
自動暗号化機能を搭載した、パソコン向けの1TB外付けHDDです。接続端子はUSB 3.0 Type-A。縦置き・横置き両方に対応し、厚さ約4cmとコンパクトなモデルです。
WindowsPCで使用する場合は、自動暗号化モードに対応。HDDが紛失や盗難にあっても解析されるのを防げます。セキュリティが高く、重要なデータを保存する方におすすめです。
本体には、HDDを長持ちさせるための冷却用ファンを標準搭載。側面と底面にスリットがあるエアフロー設計で、しっかりと放熱できます。最大3台まで積み重ねられるため、あとからHDDを増設することが可能です。
エレコム(ELECOM) TV向け外付けハードディスク ELP-GTV010UBK
テレビやレコーダーの録画に適した、1TBの外付けHDDです。シャープやソニー、東芝など、複数のテレビと互換性があります。USB 3.2(Gen1)規格、Type-A端子で接続が可能です。
本体は、縦置きと横置き両方に対応。コンパクトなため、テレビやレコーダーの邪魔をせずに設置できます。遅い時間でも音を気にせずに使える、ファンレスタイプなのもポイントです。
また、使い方に困ったときには、国内スタッフによる電話サポートが利用できます。年中無休で対応しているため、外付けHDDを初めて使う方にもおすすめです。
アイ・オー・データ(IODATA) USB 3.2 Gen 1 USB 3.0/2.0対応外付けハードディスク 電源内蔵モデル HDJA-UT1R
放熱・冷却機能に優れた、パソコン用の1TB外付けHDDです。熱を逃がすヒートシンク構造と冷却ファンの両方を搭載し、しっかりと本体を冷却します。
本体は電源内蔵でACアダプターがなく、コンセント周りがすっきりとまとまります。パソコンの電源オン・オフに連動するため、電源の消し忘れを防ぐ省エネ設計なのもポイントです。高温によるHDDの劣化を避け、本体を長持ちさせたい方におすすめのモデルです。
アイ・オー・データ(IODATA) テレビ録画＆パソコン両対応 外付けハードディスク HDD-UT1
テレビ録画とパソコンどちらにも対応する、外付けHDDです。レコーダーやチューナー、ゲーム機やビデオカメラなど、幅広い機器に対応しています。
パソコンのデータを自動でアップできるソフト「Sync Connect+」もおすすめポイント。会計ソフト「弥生会計」で使ったファイルは、まるごとバックアップができます。弥生会計ソフトを使っている、フリーランスや個人事業主の方はチェックしてみてください。
ほかにも、HDDのデータを完全削除するソフトや、iTunesデータ移行アプリなど、便利な機能が揃っています。多目的に使える外付けHDDを探している方に、おすすめのモデルです。
ロジテック(Logitec) 外付けハードディスク LHD-ENA010U3WSH
パソコン・テレビ・ゲームと幅広い用途に適した、1TBの外付けHDDです。4K動画録画に対応しており、各社テレビメーカーとの互換性も確認されています。パソコンはWindows、Mac両方で使用可能です。
ランプはまぶしさが気にならない仕様のため、遅い時間に稼働しても光が気になりにくいのがポイントです。
また、横置き縦置き両方に対応し、どちらに置いてもケース内に空気の通り道ができる設計も魅力。冷却ファンなしでも効率的に放熱できるため、内部温度の上昇による故障リスクを軽減できます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 4K放送対応ハードディスク HDCZ-UT1K-IR
4K放送の録画にも対応した1TBの据え置き外付けHDDです。付属のUSBケーブルをパソコンやテレビなどに接続するだけで、手軽に使用できるのが特徴。地デジ放送は約125時間、4K放送は約64時間録画保存できます。
コンパクト設計かつ縦置き・横置きに対応しているため、隙間などにすっきり設置しやすい点もメリット。高い放熱性も実現しているので、熱を効率よく放出できます。
静音設計を採用し、リビングや寝室などに設置しても音が気になりにくいのもおすすめポイントです。
1TBの外付けHDDおすすめ｜ポータブルタイプ
バッファロー(BUFFALO) USB3.2(Gen1)対応ポータブルHDD HD-PGAC1U3
USB Type-A・USB Type-Cの2種類のケーブルを同梱したポータブル外付けHDDです。WindowsでもMacでも使用できるため、汎用性が高いのが魅力。衝撃吸収設計と滑り止め対策により、大切なデータを安心して持ち運べます。
USBコネクターの破損リスクを低減できる「USBコネクター保護機構」を採用している点もメリット。異常を検知したら知らせてくれる「みまもり合図」、大切なデータを暗号化して保護する「SecureLock Mobile2」などを搭載しているのもおすすめポイントです。
シーゲート(SEAGATE) One Touch HDD STKY1000400
手触りがよいアルミ素材を採用したポータブル外付けHDDです。汎用性が高く、WindowsやMac、PS4、PS5などのさまざまなデバイスに接続して使用できます。
無料ソフト「Toolkit」を使用することで、ミラーリング・自動バックアップなどをワンクリックで行えるのもポイント。パスワード機能が搭載されているので、大切なファイルをしっかり保護でき、ビジネスシーンにもおすすめです。
USBケーブルからの電源供給が可能で外部電源が不要なため、手軽に持ち運べる点もメリットです。
アイ・オー・データ(IODATA) 耐衝撃ポータブルハードディスク BizDAS HDPD-SUTC1
ハードウェア暗号化・パスワードロックなど、セキュリティ性能の高いポータブル外付けHDD。仕事などで扱う大切なデータを保存するのに適しています。
優れた耐衝撃性も実現。落下などの衝撃を軽減できるため、安心して持ち運べるのも魅力のひとつ。Windowsはもちろん、サーバーOSやMacなどの幅広い機器に対応しているのもポイントです。ビジネス向けの外付けHDDを求めている方は検討してみてください。
アイ・オー・データ(IODATA) ポータブルハードディスク カクうす HDPX-UTSC1
USB Type-AとType-Cの両方に対応した、持ち運び用の外付けHDD。ケーブルが2本付いているため、別途購入する必要がなく経済的に使えます。
通信の速いUSB 3.2(Gen1)規格で、高速なデータ転送ができます。さらに、Macの「Time Machine」機能にも対応。Windows・Macどちらのパソコンにもおすすめです。
また、「NTFS-3G for Mac I-O DATA」というフォーマットの変更をせずに読み書きできる無料ソフトウェアが付属。パソコン用の外付けHDDとして、おすすめのモデルです。
ロジテック(Logitec) SeeQVault対応 ポータブルHDD LHD-PBMB10U3QW
「SeeQVault」対応のポータブル外付けHDDです。同じく「SeeQVault」対応機器であれば、テレビやレコーダーを買い替えたときにも録画番組を視聴可能。持ち運びしやすいため、外出先でも活躍します。
本体には、衝撃防止のラバーフレームを搭載。浮かせて設置するフローティング構造により、万が一落下しても壊れにくいのが魅力です。
テレビ周りをすっきりさせたい場合は、別売りのテレビ背面接続用取付キットを使ってHDDを隠すことが可能。テレビ録画用の外付けHDDを探している方におすすめのモデルです。
シリコンパワー(Silicon-Power) Armor A75 SP010TBPHDA75S3S
スタイリッシュなデザインが特徴のパソコン向けポータブル外付けHDD。厚さ12.2mm、重さ169gとコンパクトサイズかつ軽量なのが特徴です。
薄型のモデルながら、軍事基準を満たした金属筐体を使用しており、頑丈さも魅力。本体はアルミニウム製のため、放熱効果が期待できます。
また、バックアップやデータの暗号化ができるツール「SP Widge」も無料で使えます。高機能かつ洗練されたデザインがおすすめの外付けHDDです。
ラシー(LaCie) Rugged Mini LAC301558
防水性・耐衝撃性に優れたポータブルタイプの1TB外付けHDD。独自のアルミボディとゴムバンパーが衝撃を和らげるため、外出先でも気兼ねなく使用できます。
USB Type-Cで接続し、USBバスパワーに対応。Macの「Time Machine」機能を使えるため、MacOSを利用している方にもおすすめです。
付属のアプリ「LaCie Desktop Manager」を活用すれば、消費電力を抑えて節電にも繋がります。出張や旅行などで持ち運ぶ機会が多い方は、ぜひ検討してみてください。
UnionSine 外付けハードディスク HD2510
価格の安さが魅力の、1TB外付けHDDです。USB 3.0 Type-Aで接続が可能。PS4・Xboxなどのゲーム機、テレビやパソコンなど、幅広い機器と互換性があるのがおすすめポイントです。
データを読み書きする際にソフトウェアが必要ない、プラグアンドプレイ仕様なのも特徴。難しい操作は不要で、接続すればすぐに使えます。
本体には、ストライプの滑り止めデザインが施されています。カラー展開も豊富にラインナップ。価格の安いHDDを探している方は、検討してみてください。
エイデータ(ADATA) HD770G 外付けポータブルHDD AHD770G-1TU32G1
近未来的なデザインが特徴の、ポータブル外付けHDD。接続するとRGBライトが鮮やかに点灯し、ゲーム機やゲーミングPCと一緒に設置した際に映えるデザインです。
本体は、高さ1.22mから落下しても衝撃に耐えられる、MIL規格に準拠した耐衝撃性を有しています。また、水深2mで120分耐える、IP68規格の防水性能を備えているのもポイントです。
PS4・PS5・Xboxに対応しており、ゲーム機用としておすすめ。さらに、パソコンやテレビにも使えます。頑丈で見栄えのするデザインと、幅広い機器に対応する汎用性の高さが魅力のモデルです。
トランセンド(Transcend) ポータブルHDD StoreJet 25M3 TS1TSJ25M3S
優れた耐衝撃性を実現した携帯性に優れたポータブル外付けHDDです。米軍が採用している「MIL-STD-810G」規格相当の耐衝撃性で、落下などの衝撃から大切なデータを保護可能。外出先などへ持ち運ぶ機会が多い方にもおすすめです。
汎用性が高いUSB Type-A接続に対応し、幅広いデバイスに接続して使用できる点もメリット。「USB 3.1 Gen1インターフェース」を採用しているので、大容量データも高速で転送できます。
自動バックアップボタンを搭載しており、ワンタッチで簡単にデータのバックアップが取れるのもポイント。セキュリティ機能も充実しているので、仕事などで使う大切なデータの保存にも適しています。
ライターからヒトコト
1TBの外付けHDDは、コンパクトかつ大容量なのが魅力。携帯性に優れた外付けHDDが1つあれば、スマートなデータ管理が叶います。自宅で使用する際も、省スペースで設置しやすいのがメリット。今回ご紹介したおすすめモデルも参考に、自分に合った1台を見つけてみてください。