パソコンやゲーム機などに搭載され、データを保存する役割を持つ内蔵HDD(ハードディスクドライブ)。SSDよりも容量あたりの価格が安く、手軽にストレージ容量を増設できる人気のアイテムです。
今回は、内蔵HDDのおすすめ製品をサイズ別にご紹介。選ぶためのポイントもあわせて解説するので、内蔵HDDの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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内蔵HDDとは?SSDとの違いも解説

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内蔵HDDとは、デスクトップパソコンやノートパソコンの中に組み込まれているHDDのこと。そもそもHDDとは「ハードディスクドライブ」を意味する記憶装置のことで、筐体に内蔵している高回転ディスクでデータを読み書きします。
一方で、似た記憶装置に「SSD」があります。SSDは「ソリッドステートドライブ」の略で、筐体に内蔵されたメモリチップでデータを読み書きする仕組みです。
HDDは、SSDよりもリーズナブルな価格で提供されているのが特徴。大容量のモデルでも、比較的安い価格で導入できます。ただし、使用中に動作音が発生する点には留意しましょう。
SSDは、データの読み書きの速度が早いほか、動作音が静かなのもメリット。しかし、HDDに比べて価格が高い点はデメリットです。
内蔵HDDのおすすめ|3.5インチ
シーゲイト(SEAGATE) BarraCuda 3.5インチ・ハードディスク・ドライブ24TB ST24000DM001
24TBの大容量を有した3.5インチの内蔵HDD。7200rpmの高速回転と512MBの大容量キャッシュメモリにより、最高190MB/sのデータ転送速度を実現します。さまざまなファイルや動画データを効率よく保存できる高性能なモデルです。
また、SATA 6Gb/sインターフェースを採用し、柔軟に拡張可能なストレージソリューションとして活躍。600000回のロード/アンロードサイクルにも対応しています。
デスクトップPCの強化から、ゲーム・マルチメディアの編集まで幅広い用途に対応。大量のデータを扱うクリエイターやゲーマー、動画配信を行う方におすすめの内蔵HDDです。
ウエスタンデジタル(WESTERN DIGITAL) WD Blue PC Desktop Hard Drive WD40EZAX
データ保護技術を搭載した大容量の内蔵HDD。「NoTouchランプロードテクノロジー」により記録ヘッドがディスク表面に触れないよう配置し、大切なデータを守ります。4TBの大容量で多数の写真や動画、ゲームなども余裕で保存できます。
5400rpmの回転速度で安定した動作を実現。256MBの大容量キャッシュメモリを搭載しています。SATAインターフェースに対応しており、最大185MB/sの転送速度でデータアクセスを効率化します。
SSDと組み合わせることでパフォーマンスを最大化できるストレージ設計。システムやアプリケーションはSSDで高速に読み込みつつ、大容量データはHDDに保存するという使い方が可能です。大量のデータを扱うクリエイターやマルチメディアを楽しむ方におすすめのモデルです。
東芝(TOSHIBA) MG10F シリーズ HDD MG10AFA22TE
大容量データを安定して保存できる、3.5インチの内蔵HDD。ディスク10枚を搭載したヘリウム充填設計で22TBもの大容量を実現しています。7200rpmの高速回転で、業務効率をサポートします。
従来型磁気記録方式と呼ばれるCMRを採用し、最大271MiB/sの連続データ転送速度を実現。さらに、東芝独自の「パーシステントライトキャッシュ」技術により、急な電源喪失時でもデータ保護が可能です。512MiBの大容量キャッシュにより、安定した動作性能を発揮します。
年間550TBのワークロードに対応する高い耐久性を備えているのも魅力。大規模なデータ管理や長期間の安定稼働が求められる場合におすすめの製品です。
東芝(TOSHIBA) 3.5インチ HDD 12TB MN07ACA12T-3YW
さまざまな用途に適したおすすめの内蔵HDD。24時間365日の稼働を想定して設計されており、自作のゲーミングパソコンや家庭用NASなどでも安心して使用できます。また、大容量なのでテレビ番組の録画用としてもおすすめです。
ワークロード年間180TBの耐久性やMTTF100万時間の信頼性を謳っており、長期間安心して使いやすいのも魅力。回転振動センサーも内蔵されており、複数のHDDをまとめてセットした場合でも安定した動作を実現できます。
容量は最大16TBまで用意されているため、用途にあわせて適切なモデルを選択可能です。3年間の保証も付いているので、安心して使える内蔵HDDを探している方はぜひチェックしてみてください。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Blue WD60EZAZ-EC
価格と容量のバランスがよい、おすすめの内蔵HDD。6TBの大容量に対応しているので、動画や写真のRAWデータ、音楽などサイズが大きくなりがちなデータも大量に保存できます。自作パソコンに増設するのにもおすすめです。
ドライブを簡単に複製できる「Acronis True Image WD Edition」というソフトウェアも用意されています。アプリはもちろん、OSや各種設定などもバックアップできるため、万が一のトラブルに簡単に備えられる点が魅力です。
独自のアルゴリズムや電力管理機能などの搭載により、消費電力が抑えられているのも嬉しいポイント。記録ヘッドとディスクが触れない設計を採用し、データを保護している点も特徴です。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Gold 内蔵HDD WD4004FRYZ

データセンターでも使用できるほど高品質な、おすすめの内蔵HDD。最大で24TBまでのバリエーションが用意されているので、パソコンだけではなくテレビの録画やNASなど幅広い用途に活用しやすい点が魅力です。
振動をリアルタイムで補正する機能も搭載されており、振動による不具合を防止しやすいように設計されているため、マルチドライブ環境でも安心して使用できます。
シーゲート(SEAGATE) IronWolf Pro 3.5インチ ST22000NT001
大容量の3.5インチ内蔵HDDを探している方におすすめのモデル。20TB以上の大容量モデルが用意されています。24時間365日稼働させる想定で設計されているので、パソコンだけではなく家庭用NASのHDDとしてもおすすめです。
年間で最大550TBまでのワークロードに対応していると謳っており、剛性も優れています。内蔵されたRVセンサーを活用した振動補正機能にも対応し、マルチベイシステムでも安定した動作を実現している点も魅力です。
QNAPやASUSTORといった主要なNASメーカーが定める厳しい評価基準をクリアし認定されているため、安心して使用できます。NAS向けの大容量内蔵HDDに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
シーゲート(SEAGATE) SkyHawk 3.5インチ ST8000VX010
映像の記録に適しているおすすめの内蔵HDD。常時稼働しているビデオ監視システム向けに設計されており、年間180TB分の作業負荷に耐えられると謳われています。監視カメラ用の内蔵HDDを探している方におすすめです。
記録した動画のストリーミングをスムーズにしたりコマ落ちを防止したりといった効果に期待できる、独自の「ImagePerfectファームウェア」も搭載されています。データ復旧サービスが3年付属している点も魅力です。
シーゲート(SEAGATE) IronWolf 3.5インチ ST8000VN002-TD
NAS向けのコスパのよい内蔵HDDを探している方にぴったりのモデル。耐久性が高く、24時間365日常時稼働させていても安定して動作します。テレビ録画用の外付けHDDや家庭用のNASなど、常時稼働させておく機器におすすめです。
省電力なうえ静音性も高く、RAID環境下でも安定感があり静かに動作します。また、振動センサーが搭載されているのも嬉しいポイント。振動を抑えやすく、性能の低下やトラブルの発生を防止する効果に期待できます。
内蔵HDDのおすすめ|2.5インチ
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD_BLACK ハイパフォーマンスモバイルハードディスクドライブ WD10SPSX
高性能を求める方におすすめの内蔵HDD。シングルコアの2倍の処理能力を実現するデュアルプロセッサを内蔵しているほか、大容量の動的キャッシュにも対応しています。転送速度が1秒間に最大6GBと高速で、スムーズに使える点が魅力です。
インターフェースにはSATA IIIを採用しています。回転速度が7200rpmと高いうえ、独自の「NoTouchランプロードテクノロジー」を搭載している点も特徴。動作中に記録ヘッドがディスクメディアに接触せず、摩耗を防止できます。
発売前にさまざまなテストを実施しているため信頼性が高く、購入後5年間の製品保証を受けられるのもポイント。内蔵HDDながら高速かつ安定しており、動画や写真の編集、ゲームにも安心して使用可能です。
ノートパソコンへの内蔵を想定して設計されているので、ノートパソコンのストレージ増設を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Blue 内蔵HDD WD20SPZX-EC
十分な容量と低価格を両立している、おすすめの内蔵HDD。2TBの大容量なので、写真や動画、ゲームなどを大量に保存するのに役立ちます。パソコンで使えるのはもちろん、ゲーム機の容量拡張用としてもおすすめです。
キャッシュ容量は128MBで、転送速度は1秒間に6GB。また、記録ヘッドがディスクの表面に触れない独自の設計を採用しているためデータを保護しやすく、安全に使用できます。アルゴリズムと電力管理により、消費電力が少ないのも魅力です。
厚さ7mmとスリムなうえコンパクトなのも嬉しいポイント。9.5mmベイにも対応しているほか、持ち運びやすいので外付けHDDとしても扱いやすく幅広い用途で使用できます。
シーゲート(SEAGATE) Barracuda 2.5インチ2TB 内蔵ハードディスク ST2000LM015
信頼性の高いおすすめの内蔵HDD。2.5インチかつ厚さも7mmまで抑えられているので取り付ける際にスペースを圧迫しにくく、小型のフォームファクタはもちろんノートパソコンのストレージを換装したい場合にもおすすめです。
パフォーマンス向上に期待できる独自のキャッシュ技術「Multi-Tier Caching Technology」が搭載されており、読み書きを繰り返しても速度が低下しにくいのも特徴。アプリやファイルなどをスムーズに読み込めます。
容量は2TBです。ゲーム・音楽・動画などを余裕を持って保存できるため、ノートパソコンのストレージ容量の物足りなさを感じている方はぜひチェックしてみてください。
シーゲート(SEAGATE) Guardian BarraCuda ST500LM030
2.5インチの安い内蔵HDDを探している方におすすめのモデル。薄型かつコンパクトに設計されており、ノートパソコンのストレージを換装するのに適しています。取り付けや取り外しにも手間がかかりにくく、簡単に作業しやすい設計です。
容量は500GB。インターフェースにはSATA IIIを採用しているため理論上の最大転送速度は6Gbpsと早く、128MBのキャッシュも搭載されています。さまざまなデータを素早く読み込んだり書き込んだりできるので、スムーズな動作が可能です。
十分な性能ながら価格が安いのも魅力。コスパのよい2.5インチの内蔵HDDに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
東芝(TOSHIBA) MQ01ABDシリーズ MQ01ABD100
静音性に優れている、おすすめの内蔵HDD。低消費電力ながら5400rpmの回転数に対応しています。また、独自の「東芝サイレントシーク技術」を搭載している点が特徴。一般的な内蔵HDDと比べて音を抑えやすく、静かに使用できます。
2.5インチかつ厚さが9.5mmとスリムなので、スッキリと設置しやすいのもポイントです。ノートパソコンはもちろん、テレビやレコーダーなどのHDDとしてもおすすめ。外付けのHDDとして使用し、データ移行やダビングなどにも活用できます。
コンパクトながら1TBの大容量のため、動画やゲーム、テレビ番組などさまざまなデータを大量に保存可能です。読み込みや書き込みの速度も優れており、データをスムーズに扱えます。
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内蔵HDDの選び方
用途に合ったサイズを選ぶ

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内蔵HDDには、主に2.5インチと3.5インチの2種類のサイズがあります。2.5インチの内蔵HDDはノートパソコンに、3.5インチのHDDはデスクトップパソコンに使用するのが一般的なので参考にしてみてください。
なお、2.5インチの内蔵HDDはマウンタを利用すると3.5インチ用のスペースに取り付けられる場合があります。一方、3.5インチの内蔵HDDは2.5インチ用のスペースでは使えないため注意しましょう。
容量を選ぶ

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内蔵HDDの容量はモデルによってさまざま。500GB程度のモデルから20TBを超える大容量モデルまで販売されているので、用途にあわせて選ぶのがおすすめです。2.5インチのHDDは3.5インチと比較して容量が控えめなため注意しましょう。
また、価格とのバランスもチェックしておきたいポイントです。例えば、3.5インチの内蔵HDDの場合は1~4TBのモデルのコスパがよいのでチェックしてみてください。
メーカー保証期間を目安に耐久性をチェック

より長く使用できる内蔵HDDが欲しい方は、耐久性を確認することが大切です。動作環境などによっても異なりますが、内蔵HDDの寿命は平均3〜4年ほど。フリーズの頻度が増えたり、エラー頻度が増えたりなどのHDDの不具合が目立ってきたら、修理・交換を検討する必要があります。
耐久性を確認する方法として、メーカー保証期間を目安にするのもおすすめ。メーカー保証期間の長い製品ほど信頼性が高いと考えられます。ぜひチェックしてみてください。
読み書き速度が変わる回転数をチェック

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読み書き速度を重視したい方は、内蔵HDDの回転数を確認しましょう。1分間あたりの回転数は「rpm」という単位で表され、数値が大きいHDDほど、データの読み書きが速くなります。ただし、回転数が増えるほど、発熱や動作音が大きくなりやすい点には注意が必要です。
データの読み書きをよく行う方には、読み書き速度の速い7200rpmの製品が向いています。静音性を重視したい場合は、動作音が小さい5400rpmの製品がおすすめです。
スペックがほとんど同じ製品で迷ったらキャッシュに注目

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ほとんどスペックが同じで迷った場合は、キャッシュに注目してみてください。キャッシュとは、データを書き込み時に、一時的にデータを保存しておくメモリのことをいいます。
キャッシュの容量が大きい製品ほど、多くのデータを書き込む場合でも素早く処理可能。少しでも高性能なモデルが欲しい方はチェックしてみてください。
SSDよりも低価格でストレージ容量を増やせるのが魅力の内蔵HDD。製品によってサイズや転送速度、耐久性などが異なります。自分に合った製品を見つけるためには、自分の用途を確認しながら選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考にしながら、好みのモデルを見つけてみてください。