パソコンやゲーム機などに搭載され、データを保存する役割を持つ「内蔵HDD(ハードディスクドライブ)」。SSDよりも容量あたりの価格が安く、手軽にストレージ容量を増設できる人気のアイテムです。
今回は、内蔵HDDのおすすめ製品をサイズ別にご紹介。選ぶためのポイントも併せて解説するので、内蔵HDDの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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内蔵HDDとは?SSDとの違いも解説
内蔵HDDとは、デスクトップパソコンやノートパソコンの中に組み込まれているHDDのこと。そもそもHDDとは「ハードディスクドライブ」を意味する記憶装置のことで、筐体に内蔵している高回転ディスクでデータを読み書きします。
一方で、似た記憶装置に「SSD」があります。SSDは「ソリッドステートドライブ」の略で、筐体に内蔵されたメモリチップでデータを読み書きする仕組みです。
HDDは、SSDよりもリーズナブルな価格で提供されているのが特徴。大容量のモデルでも、比較的安い価格で導入できます。ただし、使用中に動作音が発生する点には留意しましょう。
SSDは、データの読み書きの速度が早いほか、動作音が静かなのもメリット。しかし、HDDに比べて価格が高い点はデメリットです。
内蔵HDDのおすすめ|3.5インチ
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Red Plus NASハードディスクドライブ 3.5インチ 6TB WD60EFZX
NAS環境のワークロードに対応できるように設計された内蔵HDD。6TBの大容量を備えており、動画などの重いファイルの管理に向いています。多くのファイルを取り扱うクリエイターの方におすすめの製品です。
年間最大180TBのデータの読み書きに対応。消費電力の少なさに加えて、放熱性にも優れているため、NASやパソコンの本体が熱くなりにくいのもメリットです。また、3年間の製品保証も付いています。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Blue 3.5型ハードディスク 6TB WD60EZAZ
デスクトップパソコン向けに作られた3.5インチの内蔵HDDです。ストレージ容量は6TB持っており、多くのデータを保存可能。動画やゲームなど、容量の大きいファイルを取り扱う方に向いています。
キャッシュは256MBあり、高速なデータの読み書きが可能。回転数は5400rpmで、発熱しにくく静音性が高いのもメリットです。
OSやアプリケーションの設定などをバックアップできる「Acronis True Image WD Edition」に対応。安心の2年間の製品保証も付いています。大容量の内蔵HDDを探している方におすすめです。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Purple 監視システム用ハードディスクドライブ 2TB WD23PURZ
監視システム用に設計された2TBの内蔵HDDです。デスクトップ向けHDDの約3倍といわれる最大180TB/年のワークロードに対応。最大100万時間のMTBFを有し、長期間のビデオ監視録画に適しています。
ビデオフレームの損失を減らす独自の「AllFrame テクノロジー」を搭載しており、高品質なビデオ録画が可能。3年間の長期保証が付いているのも魅力です。監視システム用の内蔵HDDを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD GoldエンタープライズクラスSATA HDD 20TB WD202KRYZ
20TBの大容量ストレージを備える内蔵HDD。512MBのキャッシュと7200rpmの回転速度、最大269MB/秒の転送速度を有しています。動画など容量の大きいファイルを快適に管理したい方におすすめです。
高度な振動保護テクノロジーを搭載しており、振動のある環境でも高いパフォーマンスを発揮できるのも魅力のひとつ。最大250万時間のMTBFに対応するなど、耐久性にも優れています。
思わぬトラブルの際も安心の5年間保証付き。大容量かつ高性能な3.5インチの内蔵HDDを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
シーゲート(SEAGATE) Skyhawk 3.5 1TB 内蔵HDD ST1000VX013
シームレスに映像記録を可能にする「ImagePerfect ファームウェア」を搭載した1TBの内蔵HDD。256MBのキャッシュと最大180MB/秒の転送速度を持っており、データ転送をスムーズに行えます。監視用途に使えるHDDを探している方におすすめの製品です。
また、本製品には3年間のデータ復旧サービスが付属。予期せぬトラブルによる大切なデータの損失を防ぎます。100万時間のMTBFに対応している点や、3年間の製品保証が付いている点も魅力です。
シーゲート(SEAGATE) IronWolf 3.5 4TB 内蔵HDD ST4000VN006
NAS向けに設計されたプロ仕様の4TBの内蔵HDD。キャッシュの容量は256MBで、回転数は5400rpmのスペックを有しています。高速にデータを読み書きできるのがメリットです。
最大180TB/年のワークロードと、最大100万時間のMTBFに対応する耐久性の高さが魅力。また、3年間のデータ復旧サービスも付いています。NASのほか、24時間稼働させるパソコン用の内蔵HDDにおすすめです。
シーゲート(SEAGATE) 3.5インチ 内蔵HDD ST6000DM003
256MBのキャッシュを持つ3.5インチの内蔵HDD。6TBの大容量を有し、音楽や画像、動画などさまざまなデータを多く保存できます。多くのデータを管理したい方におすすめです。
回転数は5400rpmで、発熱しにくいのが特徴のひとつ。年間最大55TBのデータの読み書きにも対応しています。また、製品保証期間は2年あり、予期せずトラブルの際も安心です。
容量あたりの価格が安いのもメリット。低価格で大容量の内蔵HDDを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
東芝(TOSHIBA) 3.5インチ 内蔵HDD 2TB DT02ABA200-2YW
多くの方が扱いやすい2TBの容量を持つ3.5インチの内蔵HDD。キャッシュは128MBあり、データの読み書きを高速に行えます。SSDと併用して使う内蔵HDDを探している方にもおすすめです。
低消費電力性が優れているのもポイント。回転数は5400rpmでシーク音が控えめなため、静音性を求める方にも向いています。デスクトップパソコン用の内蔵HDDを探している方や、外付けストレージとして運用する製品を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
東芝(TOSHIBA) 3.5インチ HDD 8TB NAS PC向け MN08ADA800-3YW
家庭用のNASやSOHO用NASに適している3.5インチの内蔵HDD。8TBの容量を持っており、動画や画像、音楽などのデータを多く保存できます。テレビ用やブルーレイレコーダー用のHDDを探している方におすすめです。
7200rpmの回転速度と、256MBのキャッシュを持っているのもポイント。データ転送速度が最大248MB/秒と速く、快適にデータ管理を行えます。
また、年間最大180TBのワークロードに対応。最大100万時間のMTTFにも対応するなど、耐久性の高い内蔵HDDに仕上げられています。
内蔵HDDのおすすめ|2.5インチ
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Blue PC モバイル ハードディスクドライブ WD10SPZX
日常的な用途で使うノートパソコンにぴったりな2.5インチサイズの内蔵HDDです。容量は2TBで、ノートパソコンや外付け筐体などの用途を想定して作られたモデル。製品の発売前には、さまざまなプラットフォームで互換性や機能テストを行っており、安心してデータを保存できます。
耐久性の高いアルミニウム素材と、堅牢なタイドシャフトモーターを使用。パフォーマンスの低下が少なく、消費電力も一定を維持しやすい設計です。また、無料でダウンロードできる専用ソフトを使えば、OS・アプリ・設定などのデータをバックアップできます。
シーゲート(SEAGATE) Barracuda 2.5 2TB 内蔵HDD ST2000LM015
2TBの容量を持つ薄型の内蔵HDDです。サイズは2.5インチで、厚みは約7mm。ノートパソコンや小さめのデスクトップパソコンのほか、PS4でも使用できます。
回転数は5400rpmで、キャッシュは128MB。最大140MB/秒という高速なデータ転送速度も魅力で、少し重めのファイルもすぐに転送できます。発熱を抑えつつ、転送速度も確保したい方におすすめの製品です。
本製品には、2年間の保証期間も付いています。薄型の内蔵HDDを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
東芝(TOSHIBA) 内蔵HDD 1TB MQ04ABF100
コンパクトな2.5インチサイズの内蔵HDD。128MBのキャッシュと5400rpmの回転速度を持っています。3.5インチサイズの製品と比べて、動作音が静かなのも魅力です。
使用中に落としてしまった場合には、ショックセンサが落下を検知。ヘッドを退避させ、振動・衝撃からデータを守ります。耐衝撃性と静音性の高い内蔵HDDを探している方におすすめです。
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内蔵HDDの選び方
用途に合わせてサイズを選ぶ
製品を選ぶ際にまず確認したいのが、内蔵HDDのサイズです。機器ごとに使用できる内蔵HDDのサイズが決まっています。
主に使われている内蔵HDDのサイズは、3.5インチと2.5インチの2種類。3.5インチは、主にデスクトップパソコンに使用できます。容量の大きい製品が多いのも特徴です。
2.5インチは、小さめのデスクトップパソコンやノートパソコンで使われているサイズ。それぞれ使用する機器に適したサイズを選ぶようにしましょう。
価格とのバランスを考慮して容量を選ぶ
自分に合った製品を購入するためには、容量のチェックも欠かせません。内蔵HDDの容量は500GBと小さめの製品から、5TBを超える大容量のモノまでさまざまです。
しかし、容量が大きいほど価格が高くなりやすい傾向にあるので注意。自分の必要な容量を購入前に確認し、価格と容量のバランスを考慮して選ぶことが大切です。
読み書き速度が変わる回転数をチェック
読み書き速度を重視したい方は、内蔵HDDの回転数を確認しましょう。1分間あたりの回転数は「rpm」という単位で表され、数値が大きいHDDほど、データの読み書きが速くなります。ただし、回転数が増えるほど、発熱や動作音が大きくなりやすい点には注意が必要です。
データの読み書きをよく行う方には、読み書き速度の速い7200rpmの製品が向いています。静音性を重視したい場合は、動作音が小さい5400rpmの製品がおすすめです。
スペックがほとんど同じ製品で迷ったらキャッシュに注目
ほとんどスペックが同じで迷った場合は、キャッシュに注目してみてください。キャッシュとは、データを書き込み時に、一時的にデータを保存しておくメモリのことをいいます。
キャッシュの容量が大きい製品ほど、多くのデータを書き込む場合でも素早く処理可能。少しでも高性能なモデルが欲しい方はチェックしてみてください。
メーカー保証期間を目安に耐久性をチェック
より長く使用できる内蔵HDDが欲しい方は、耐久性を確認することが大切です。動作環境などによっても異なりますが、内蔵HDDの寿命は平均3〜4年ほど。フリーズの頻度が増えたり、エラー頻度が増えたりなどのHDDの不具合が目立ってきたら、修理・交換を検討する必要があります。
耐久性を確認する方法として、メーカー保証期間を目安にするのもおすすめ。メーカー保証期間の長い製品ほど信頼性が高いと考えられます。ぜひチェックしてみてください。
SSDよりも低価格でストレージ容量を増やせるのが魅力の内蔵HDD。製品によってサイズや転送速度、耐久性などが異なります。自分に合った製品を見つけるためには、自分の用途を確認しながら選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考にしながら、好みのモデルを見つけてみてください。