音域が広く幅広いアレンジを可能にする6弦ベース。これからベースをはじめたい方や演奏の幅を広げたいベーシストは気になっているのではないでしょうか。
6弦ベースと一口に言っても価格の幅が広く、どれを選べばよいか悩んでしまうこともあります。本記事では初心者向け・中級者向けのおすすめ6弦ベースについてご紹介。6弦ベース選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
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6弦ベースの特徴とメリット
6弦ベースは一般的な4弦ベースよりも低音・高音が出せるのが特徴。そのため、6弦ベースで演奏された曲をカバーするためには6弦ベースが必要です。
6弦ベースのメリットは表現の幅が広いこと。低音弦を利用した迫力のプレイや、高音弦を利用したメロディアスなプレイなど、演奏のアレンジが広がります。ベースプレイの幅を広げたい方におすすめです。
一方、4弦ベースと比較してネックが太く、本体も重め。演奏には慣れが必要なことには留意が必要です。
6弦ベースのチューニングは?
6弦ベースは4弦ベースに低音・高音の弦をプラスしているのが一般的。太い方からB・E・A・D・G・Cです。これが基本的なチューニングではありますが、高音側に弦を2本足す人もいます。この場合のチューニングはE・A・D・G・C・Eでギターを1オクターブ低くした状態です。
どちらのチューニングでも、一般的なベースよりも音域が広いことがポイント。そのため、6弦ベースはジャズやフュージョンなど、テクニカルなベーシストに愛用されています。
6弦ベースのおすすめ|初心者向け
アイバニーズ(Ibanez) SR506E
比較的演奏しやすく初心者におすすめの6弦ベースです。ネックは細めに設計されていることがポイント。ナット側でのネックの幅は54mm、24フレットでの幅は83mmです。3次元アーチ形状のボディで身体にフィットしやすいことも魅力。演奏時に安定し、プレイヤビリティを高めます。
ピックアップはバルトリーニのBH2をフロントとリアの2箇所に配置。3バンドのイコライザーとバイパススイッチを搭載しています。多彩な音作りが可能で、さまざま音楽ジャンルに対応できることも特徴です。専用のソフトケースも付属しています。
アイバニーズ(Ibanez) SRC6MS
演奏性の高い6弦ベースです。1弦側と6弦側でスケールが異なるマルチスケールを採用していることが特徴。1弦のスケールが724mm、6弦のスケールが762mmで、各弦のテンション感がそろいやすいため、低音と高音を行き来する場合でもスムーズに演奏できます。
ブリッジは弦ごとに独立したタイプで、弦高などをそれぞれ細かく調節可能。好みのセッティングを追求したい方にもおすすめです。
音作りの幅が広いのもポイント。中音域の周波数帯を250Hz・450Hz・700Hzで切り替えられるスイッチや、EQバイパススイッチなどを搭載しており、曲や演奏スタイルに合わせて音を細かく調整できます。
ネックの素材は硬質なジャトバ材やウォルナット材を使用。ボディにはオクメ材が使われています。ボディトップやバックが滑らかなカーブを描いており、身体にフィットしやすいのも魅力です。
6弦ベースのおすすめ|中級者以上向け
ヤマハ(YAMAHA) TRBJP2
高品質な6弦ベースを探している方におすすめのモデル。フィギュアドメイプル、アッシュ、アルダー、メイプルの4層ラミネートボディを採用しています。ネックの素材はメイプルです。
ピックアップはアルニコVを使ったオリジナルカスタムタイプで、和音を演奏した際もクリアなサウンドが得られます。アクティブ5コントロールシステムによる音作りの幅広さも魅力です。
35インチのスーパーロングスケールでハリのあるサウンドを実現しているのもポイント。また、26フレット仕様のため音域が広く、テクニカルなプレイをしたいベーシストにもおすすめです。
アイバニーズ(Ibanez) EHB1506MS
人間工学に基づいた「EHBボディ・デザイン」の6弦ベースです。独特のボディカーブやコンター加工による演奏時のバランスのよさが特徴。立っても座っても、安定した演奏を可能にします。ヘッドレスのインパクトある見た目も魅力です。独自設計のヘッドレス専用ブリッジやヘッドピースで、弦の交換やチューニングも簡単に行えます。
ボディにチェンバー加工が施されていることもポイント。ホロウボディのようにベースの鳴りを身体に伝えます。ネックは硬質なパンガパンガ材とウォルナット材の組み合わせで歯切れのよいサウンドを実現。指板にもパンガパンガ材が使われており、音の芯がはっきりするのが魅力です。
ピックアップはNordstrandのBig Split customを搭載。3バンドのイコライザー付きで、さまざまな音作りに対応できます。
アイバニーズ(Ibanez) BTB806MS
パンチのある低音が欲しい方におすすめの6弦ベースです。低音弦側と高音弦側でスケールが異なるマルチスケールが特徴。6弦のスケールは37インチと長く、強いテンション感が得られます。ダウンチューニングしてもハリ感が失われにくく、明瞭な低音でプレイが可能です。
ボディとネックが一体のスルーネック型で、長いサスティーンや豊かなレゾナンスが得られやすいこともポイント。また、ハイフレットまで凹凸が少なく、シームレスな演奏感も魅力です。
ピックアップはセパレートコイル2基によるオリジナルのハムバッカーを搭載しています。2基のピックアップは弦と平行になるように配置。丸みを帯びたカバーで指を置きやすく、演奏性の高さを実現しています。
アイバニーズ(Ibanez) BTB866SC
独特なボディ形状とカラーリングが目を惹く6弦ベースです。低音弦側にカッタウェイを設けないことによる豊かなサスティーンがポイント。スルーネック構造による、豊かなレゾナンスも魅力です。ボディ背面にはスクープ・コンター加工が施されているなど、演奏性の高さも考慮されています。
ネックはクリアでアタック感の強いメイプルと、硬質のウォルナットの組み合わせ。ネック内部にはグラファイト製のロッドが内蔵されており、ネックの安定性を高めています。指板はローズウッド材、フレットは耐久性の高いステンレスです。
ピックアップはBartoliniのBH2を2基マウント。ピックアップの間にはフィンガーランプが設置されています。
フェンダー(Fender) Vintera II 60s Bass VI
ギターのような感覚で演奏できる6弦ベースです。狭いナット幅や30インチと短めのスケールがポイント。ビートルズのジョン・レノン氏や、ジョージ・ハリソン氏など多くの有名ギタリストが愛用していたことでも知られています。
ピックアップは、60年代初期のシングルコイルピックアップを再現。フロント・ミッド・リアに3基搭載されており、きらびやかなサウンドから太くウォームなトーンまで、幅広い音作りが可能です。
フローティングトレモロユニット付きで、アーミングにも対応。独特の演奏感やサウンドはベースの可能性を大きく広げます。スラップなどの演奏には不向きですが、新たなスタイルにチャレンジしてみたい方におすすめです。
シェクター(SCHECTER) STILETTO CUSTOM-6
アクティブイコライザー搭載の6弦ベースです。2機のEMGのピックアップとの組み合わせで、多彩な音作りに対応しています。コントロールはボリューム・ブレンド・2バンドのイコライザーです。
ボディの素材は倍音豊かなサウンドが魅力のマホガニー。ネックの素材はメイプル・ウォルナットで、指板にはローズウッドが使われています。
35インチのスーパーロングスケールで、輪郭がはっきりとした音がポイント。一方で、弦のテンションが高いため、弾きこなすには慣れが必要です。
番外編:6弦ベースにおすすめの弦
ダダリオ(DADDARIO) EXL170-6
ギター・ベース弦の定番であるダダリオの6弦ベース用弦です。ニッケル・ラウンドワウンドによる明瞭なサウンドが特徴。さまざまな音楽ジャンルにマッチします。
テンションの高さと押さえやすさのバランスがポイントで、6弦ベース入門者にもおすすめ。弦の太さは0.032・0.045・0.065・0.080・0.100・0.130のRegular Lightゲージでロングスケールに対応しています。
ダダリオ(DADDARIO) XT NICKEL XTB32130
弦交換の手間を削減したい方におすすめの6弦ベース弦。コーティング加工が施されているため、長時間のプレイに対応します。自然な弾き心地もポイント。普段ノンコーティング弦を使用している方でも、違和感なく使えます。
弦の太さは0.032、0.045、0.065、0.080、0.100、0.130インチです。
アーニー・ボール(ERNIE BALL) SLINKY LONG SCALE 6-STRING NICKEL WOUND ELECTRIC BASS STRINGS – 32-130 GAUGE
ニッケル・ラウンドワウンドの6弦向けベース弦。ゲージは0.032・0.045・0.065・0.080・0.100・0.130の標準的で、演奏しやすさとテンションのバランスのよさが魅力です。ロングスケールのベースに対応しています。
音にクセがなく、幅広い音楽ジャンルにマッチしやすいことがポイント。プロミュージシャンにも愛用者が多くいます。
プレイテック(PLAYTECH) EBS-27125
楽器大手通販サイト「サウンドハウス」オリジナルブランドの6弦ベース弦です。コストパフォーマンスの高さがポイント。ベース弦としてはテンションが軽めなのも特徴。6弦ベースを初めて使う方にも適しています。
ベース弦としては定番の巻き方であるニッケルラウンドワウンドを採用。弦の太さは0.027、0.045、0.065、0.080、0.105、0.125でロングスケールのベースに対応しています。
ケンスミス(KEN SMITH) SLAP MASTERS EXTRA LIGHT 6-STRINGS
ジャズ・フュージョン系のベーシストに愛用者が多いケンスミスの6弦ベース向けベース弦です。ステンレス・ラウンドワウンドで、ブライトでシャープなサウンドが特徴。「スラップマスターズ」の名前の通り、スラップ奏法におすすめです。
34インチのロングスケール、35インチのスーパーロングスケールの両方に対応しています。
エクストラライトゲージで弦の太さは0.028・0.040・0.060・0.075・0.095・0.120。細めで押さえやすいため、プレイヤビリティを高めたい方におすすめです。
6弦ベースは音域が広く、迫力の低音からメロディアスな高音まで、さまざまなプレイに対応していることがポイント。ベースの可能性が大きく広がるアイテムです。また、バンドサウンドに新たなアレンジを加えられることも魅力。紹介したおすすめの製品を参考に自分にピッタリの1台を見つけてみてください。