部屋の掃除に欠かせない掃除機。なかでも、紙パック式掃除機は多くのゴミを溜められて、簡単にゴミ捨てできるのが魅力です。ただし、各メーカーからキャニスター型・スティック型など豊富な種類が展開されており、どれを選んだらよいのか迷ってしまうケースが少なくありません。
そこで今回は、おすすめの紙パック式掃除機をタイプ別にピックアップ。選び方も解説するので、購入を検討している方はチェックしてみてください。
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- 目次
- 紙パック式掃除機のおすすめ|キャニスター型
- 紙パック式掃除機のおすすめ|スティック型
- 紙パック式掃除機の売れ筋ランキングをチェック
- 紙パック式とサイクロン式の違い
- 紙パック式掃除機の選び方
- 紙パック式掃除機のおすすめメーカー
紙パック式掃除機のおすすめ|キャニスター型
パナソニック(Panasonic) 紙パック式キャニスター掃除機 MC-JP860K
軽量で持ち運びやすく、階段を含めた家中の掃除がスムーズにできる紙パック式キャニスター掃除機。本体質量は2.0kg、アタッチメントも1.5kgと軽く、高いところも楽に掃除できるのが特徴です。「ノンスリップローラー」を採用しており、快適に引き回せます。
髪の毛やペットの毛が絡みにくい「からまないブラシ」を採用しているのも魅力。ブラシの手入れにかかる手間を減らせます。「V字構造」や「Y字毛」、「壁ぎわ集じん」などにより残りがちなゴミも収集。さらに、マイナスイオンで静電気を抑えてフローリングのハウスダストまで集めます。
目に見えない20μmの微細なハウスダストまで検知する「クリーンセンサー」も搭載。吸い取ったハウスダストは抗菌加工を施した「逃がさんパック」にしっかり閉じ込めます。スマートに片付けられるデザインで収納も楽にできる、おすすめのモデルです。
パナソニック(Panasonic) 紙パック式キャニスター掃除機 MC-PJ23G
本体約2.7kgの軽さと、吸込仕事率約580Wのハイパワーを両立させたキャニスター型紙パック掃除機。モーターを内蔵したパワーノズルを搭載しているのが特徴です。特殊加工の施されたローラーが採用されており、進みやすいだけでなくお手入れも簡単にできます。
床との接触点が多い緑色のY字毛と、絨毯の奥のゴミまで掻き出せる硬い毛の2種類の毛先を採用。ブラシはV字構造で吸引力の強い中央にゴミを集めるため、取り逃しを防げます。さらに、マイナスイオンが静電気を抑えてフローリングのゴミを除去。まるで拭いたような仕上がりを実現します。
ノズルの上方向から吸気・集塵するため、床上30cmに浮遊するハウスダストまで取り除けるのもポイント。隙間を掃除したいときにはペダルを踏むだけで「親子のノズル」が分離し、子ノズルですぐに掃除できます。アイドリングオフ機能も搭載しており、節電しながら掃除ができるおすすめのモデルです。
日立(HITACHI) 紙パック式クリーナー かるパック CV-KP300M
軽量・コンパクトながらも強力パワーを実現したキャニスター型の紙パック式掃除機。高性能なファンモーターを採用し、ヘッドから排気口まで空気流路をスムーズにすることによってパワフルな吸引力を実現しているのが特徴です。本体質量は約2.9kgで、持ち運びしやすいハンドルも備えています。
髪の毛が絡まりにくい「からまんブラシ」を採用しているのも魅力。ブラシの先端がループ形状になっており、お手入れが簡単にできます。また、自走による軽い操作感に加えて「2アングル形状」も採用。異なる角度のブラシでゴミをしっかり掻き出し、快適な掃除をサポートします。
ヘッドに白色LEDライトを搭載しているのもポイント。ゴミを照らし出して取り逃しを防ぎます。「パッとブラシ」や「すき間用吸口」など、細かいところの掃除に適したツールも付属。掃除中もお手入れも使いやすさにこだわって作られた、おすすめのモデルです。
日立(HITACHI) 紙パック式クリーナー かるパック CV-KP90L
コンパクトで持ち運びやすいキャニスター型の紙パック式掃除機。本体重量が2.7kgと軽量ながら、吸込仕事率620Wの高性能ファンモーターを搭載しています。持ち運びに便利なハンドルを搭載しているので、複数の部屋を掃除したい方にもおすすめのモデルです。
自走機能を搭載するヘッドにより、床質や力の入れ具合でブラシの回転数を自動的にコントロール。ブラシの回転でヘッドが前に進むので、より軽い操作で掃除できます。また、手元の操作でヘッドを左右90°に曲げられるため、壁ぎわや狭い場所の掃除も簡単です。
三菱電機(MITSUBISHI) キャニスター掃除機 Be-K TC-FM2D-A
軽量ながらハイパワーを実現した紙パック式掃除機。特許を取得した「かつツヨモーター」により、核の部分の磁路を短縮させ、軽量かつ強力な吸引力を実現しています。
吸引仕事率は470W。「掻き出し植毛」と「拭き植毛」2種類の植毛により、フローリングやじゅうたん、畳などさまざまな床のゴミをパワフルに吸い上げます。
また、床面からブラシが浮きにくい「ラクピタ機構」で、床にぴったりと吸い付きながら清掃を行うことが可能です。さらに、「快速からみにくい自走ブラシ」を採用しており、毛が絡みにくくスムーズに走行。もし毛が絡んだ際にも、回転ブラシを引き抜くだけで簡単に除去できます。
ほかにも、回転ブラシにはウイルス抑制加工やアレルパンチ加工が施されているのもポイント。掃除機を清潔に使いたい方や、お手入れが簡単なモデルを探している方におすすめです。
東芝(TOSHIBA) 紙パック式クリーナー VC-PM9
素早く快適に掃除できる多彩な機能を搭載したキャニスター型の紙パック式掃除機。ヘッドが浮かない「床ピタ設計」を採用しており、ベッドやソファの下も奥までしっかりと届きます。さらに、ノズルを切り替えられる2WAYブラシで、ソファの継ぎ目や高い場所の掃除もスムーズです。
グリップ部分には、握りやすいラウンド形状を採用。グリップを握る範囲が広いので、手元の操作でヘッドを手軽にコントロールできます。また、自走式のカーボンヘッドを搭載しているため、掃除中の腕への負担を軽減可能です。
清掃したゴミは、シール弁付きの紙パックで回収できます。紙パックがホースと密着してゴミが漏れにくいのが魅力です。
山善(YAMAZEN) 紙パック式掃除機 ZKC-300
コンパクトな形状で使いやすいキャニスター型の紙パック式掃除機。紙パックを取り出すだけで手軽にゴミ捨てできるのが魅力です。紙パックの取り外し時にホコリが舞い散りにくいため、少ない手間でスムーズにゴミ捨てできます。
また、床用吸込口は、水洗いが可能。清掃時に付着した汚れを洗い流せるので、清潔感を保ったまま長期的に愛用したい方にもおすすめのモデルです。細かなスペースの掃除に便利な隙間用ノズルも付属しています。本体価格が比較的安いので、リーズナブルな製品を求める方にもぴったりです。
ベルソス(VERSOS) 紙パック式 掃除機 VS-5920
価格が安い、コスパに優れた紙パック式掃除機。紙パックは各社共通タイプのモノを使用できます。吸込仕事率は300W、質量は約4.4kgと比較的軽量です。
床の材質に合わせて、手元のスイッチで強・中・弱を切り替え可能。強はじゅうたん、弱は薄い敷物の掃除におすすめです。すき間用吸引口が付属し、狭いすき間も簡単に清掃できます。
本体にパイプホルダーや差し込み口が付いており、コンパクトにスタンド収納できるのも魅力。シンプルで取り扱いやすい、おすすめのモデルです。カラーはグレーのほか、ブルーとホワイトもラインナップしています。
シィー・ネット(C:NET) ブリッサ BAVPC203
操作しやすいエアーヘッドを搭載したキャニスター型の紙パック式掃除機。簡単に外して水洗いができるエアータービンを備えているのが特徴です。エアーヘッドを前後に動かしたり、畳の目に沿って動かしたりと床面に合わせてしっかりとホコリを取り除けます。
継ぎ足しタイプではなく、伸び縮みさせられる「伸縮パイプ」を採用しているのも魅力。長さ調節レバーを押しながらパイプをスライドするだけで長さの調節ができます。隙間ノズルも付属しているため、掃除したい場所に合わせてパイプの長さやヘッドを切り替えられるため便利です。
手元のスイッチで簡単に操作できるのもポイント。大きなボタンで弱・中・強を切り替えながら掃除できます。付属の隙間ノズルはホーススタンドかクリーナー本体への収納が可能。集塵容量約1.4Lで、コンパクトにまとめて収納できるおすすめのモデルです。
紙パック式掃除機のおすすめ|スティック型
パナソニック(Panasonic) 紙パック式コードレススティック掃除機 MC-PB60J
使いやすさにこだわって作られた紙パック式のコードレススティック掃除機。1.3kgと軽量であるのに加え、ノズルが前後左右にスムーズに動く「ラクスルアシスト」を採用しているのが特徴です。自走式のパワーノズルにより、軽い力でスイスイと掃除機をかけられます。
紙パックに触れなくてもゴミが捨てられる「ラクポイ構造」も魅力。カップを取り出してレバーを押すだけで紙パックが落ちるため、ホコリも舞い上がらず、手元の清潔を守れます。ゴミ捨て頻度は約3か月に1度と低く、経済的に使用できるため安心です。
部屋にそのまま置いても違和感のないシンプルデザインもポイント。ラウンドフォルムややわらかい印象を与えるため、さまざまな部屋に馴染みます。アタッチメントとして「すき間用ノズル」も付属。家具の隙間などもしっかりと掃除できる、おすすめのモデルです。
日立(HITACHI) 紙パック式 スティッククリーナー かるパックスティック PKV-BK3L
片手でも手軽に扱えるスティック型の紙パック式掃除機。本体重量1.1kgの軽量コンパクト設計で、操作性に優れています。また、ノズルを切り替えることで、ハンディ掃除機としても活用可能です。
本体内部にはハイパワーモーターを搭載。空気がスムーズに流れる流路を確保しており、ゴミがたまってもパワフルな吸引力が持続します。
紙パックの交換頻度が約2ヶ月に1回で済むため、ゴミ捨ての手間を軽減したい方にもおすすめのモデルです。また、本製品はブラシを水洗いできるので、頻繁に掃除する方でも清潔感を保てます。
シャープ(SHARP) RACTIVE Air コードレススティック 紙パック式掃除機 EC-KR1
紙パックに触らずにゴミを捨てられる、スティック型の紙パック式掃除機です。外れるダストカップに紙パックを装着する「パックinカップ」構造を採用。ボタンを押すだけでゴミ捨てが簡単にできるだけでなく、ダストカップは丸ごと水洗いできて清潔に保ちやすいのが特徴です。
遮音カバーでモーターを覆うことで、運転音や不快音を低減。さらに、独自の低騒音化技術によって運転音と運転時に不快に感じるピーク音を抑制しています。運転音がやさしい製品を探している方におすすめです。
さらに、便利機能として「端までブラシ」や「からみにく~いブラシ」を採用。壁や家具のキワまでゴミを掻きとれたり、ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくくなったりといったメリットがあります。
マキタ(MAKITA) 充電式クリーナ CL285FDRFW
吸込仕事率125Wのハイパワーを実現するスティック型の紙パック式掃除機。コードレスのスティック掃除機ながら、じゅうたんやカーペットもパワフルかつスムーズに掃除できます。吸引力を重視したい方にもおすすめのモデルです。
また、ノズル可動部の中心を後タイヤ軸上に配置することで、滑るような操作性を実現。掃除機を押さえつける力が軽減し、じゅうたんへの引っかかりを減らします。さらに、ノズル可動部の改良により、吸引時の騒音が65dB程度に低減されていることも魅力です。
マキタ(MAKITA) 充電式クリーナ CL142FDRFW
ワンタッチで操作できる、利便性に優れたスティック型の紙パック式掃除機。ボタンで開くフロントカバーを採用しており、紙パックを素早く取り出せます。フロントカバーを完全に取り外す必要がないため、効率的なゴミ捨てが可能です。
また、ボタンを押しっぱなしにしなくても、長時間の連続運転が可能。柔軟な持ち方で使用できるため、高い場所や階段も快適に掃除できます。自己放電が少ないリチウムイオンバッテリーを搭載しているので、長期保存をしても満充電に近い仕事量で運転が可能です。
マキタ(MAKITA) 充電式クリーナ CL107FDSHW
ワンタッチでカバーが開いて手を汚さずにゴミ捨てができる紙パック式のスティッククリーナー。スポンジ付きの密閉性が高い「バルブステーコンプリート」を採用しており、集めたゴミをこぼしにくいのが特徴です。紙パックを切らした際に便利な繰り返し洗って使えるダストバッグも付属しています。
隙間や重たいゴミも強力に吸い込める「パワフルモード」を搭載しているのも魅力。標準・強・パワフルの3段階をワンタッチスイッチで切り替えて使えます。また、薄暗い場所の掃除に便利なLEDライトも搭載。バッテリーが少なくなると点滅して知らせてくれるため便利です。
垂直に立ちやすく、省スペースで置けるノズルを採用しているのもポイント。倒すと床面に密着するため、大きな家具の下も楽に掃除できます。隙間の掃除に便利なサッシ用ノズルも付属。パイプを取り外せばハンディクリーナーとしても使える、おすすめのモデルです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 充電式紙パックスティッククリーナー SBD-201P
ヘッドが小さく、本体が1.1kgと軽量で小回りのきく紙パック式掃除機。静電モップが付属しているのが特徴です。スタンドに備わっている帯電ケースでモップに静電気を蓄え、静電気でほこりを吸着させながら清掃できます。
使用後は、同じくスタンドに搭載されている除電プレートで静電気を取り除き、クリーナーでモップのほこりを吸引。静電モップはスタンドに収納できます。1つで部屋を丸ごと掃除できるおすすめのモデルです。
コンパクトながらダストピックアップ率は99%、吸引力は約13.5L/sを実現。ヘッドは自走式で、軽く押すと楽に掃除が行えます。銀イオン加工が施された紙パックが50枚付属し、しばらく買い替える必要がないのもポイントです。
また、ヘッドにはLEDを搭載しているため、床を照らすことでゴミが視認しやすくなるのもポイント。また、「ほこり感知センサー」が備わっており、吸引力を自動で調節してくれます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) キャニスティッククリーナー KIC-CSP5-N
パワフルな吸引力と軽量な使い心地を兼ね備えたスティック型の紙パック式掃除機。コード式を採用しているので、長時間使用しても充電切れの不安がありません。吸込仕事率100Wのハイパワーながら、本体重量が約2.3kgと軽量であることも魅力です。
また、静電気を帯電させたモップでホコリを吸着する「静電モップクリーンシステム」を搭載。ホコリを取り除きながら、モップで拭き掃除できる一石二鳥の性能が備わっています。デスクや棚の上など、ホコリがたまりやすい場所も並行して清掃したい方におすすめのモデルです。
なお、本体にはコードリールを搭載しているので、邪魔になりがちな電源コードを巻き取り収納できます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 掃除機 コードレス 紙パック 自走式 SBD-76P
気になる場所をサッと掃除できる、コードレスの紙パック式スティッククリーナー。ヘッドブラシの回転力を使って進む自走式のパワーヘッドを採用しているのが特徴です。パワフルな吸引力とあわせて、壁際のゴミやカーペットなどの隙間に入ったゴミまでしっかりとかき出して取り除けます。
スティックとハンディの2WAYで使えるのも魅力。スティック時はスリムでソファ下などの掃除が、ハンディはブラシ付きアタッチメントで机上や家具周りなどの細かい場所の掃除が快適にできます。ほこり感知センサーも搭載しており、自動でパワーを制御してくれるため便利です。
最大30分使用できるバッテリーを搭載しているのもポイント。部屋中の掃除に使用できます。また、本体の裏側に滑り止めゴムを搭載。掃除途中や充電中には壁に立てかけて置けます。銀イオン加工を施した抗菌・防臭紙パックが25枚付属した、購入してすぐに使い始められるおすすめのモデルです。
シロカ(siroca) らくらクリーナー SV-SK151
モーターユニットの位置を変えられる独自構造の紙パック式スティッククリーナー。掃除する場所やシーンに合わせて使い方を変えられるのが特徴です。モーターユニットを下にすると重心が安定して長時間使っても疲れにくく、上にすると狭い場所の掃除が簡単にできます。
ゴミがたまってもパワフルさを保てる構造も魅力。吸込み口の形状や、ゴミをまっすぐ吸い上げる集塵経路、トルクの強いブラシレスモーターなどを組み合わせて、ゴミの大小を問わずしっかりと収集します。さらに、ヘッドは向きを変えなくても進みたい方向に滑らかに動かせるため便利です。
スティックタイプとしてだけでなく、ハンディタイプとしての使用も可能。フロアヘッドに加えて2種類のノズルが付属しているため、さまざまな使い方ができます。紙パックを切らしてしまった際も掃除ができる不織布製のダストバッグも付属。使い勝手のよいおすすめモデルです。
ツインバード(TWINBIRD) コードレススティック型クリーナー TC-E264B
独自のヘッドで小回りに優れたスティック型の紙パック式掃除機。関節ジョイント構造とボールキャスターによるヘッドの柔軟な動きで、部屋の角やソファの脚周りをスムーズに掃除できます。さらに、フルフラットにもなるため、家具の下を掃除するときも快適です。
本体重量が1.4㎏の軽量ボディを採用。掃除機をスムーズに操作できます。ゴミを検知するセンサーが搭載されているのもポイント。家具の奥に隠れた微細なゴミも逃さずに吸えます。
紙パック式掃除機の売れ筋ランキングをチェック
紙パック式掃除機のランキングをチェックしたい方はこちら。
紙パック式とサイクロン式の違い
紙パック式掃除機のメリット
紙パック式掃除機では、本体に取り付けた使い捨ての紙パックにゴミが溜まります。ゴミを捨てるときは、紙パックを取り外してそのままゴミ箱へ捨てることが可能。ゴミに触れずに紙パックを取り出せるうえ、ゴミが舞い散りにくいので、衛生的にゴミ捨てができます。
集塵容量が比較的大きいモノが多く、ゴミを多く溜められるのもメリット。ゴミ捨ての頻度を抑えられます。また、ゴミを捕らえるフィルターと紙パックが一体化しているため、フィルターの掃除が不要。お手入れの手間が少ないのも人気の理由です。
サイクロン掃除機のメリット
サイクロン掃除機は、内蔵されたダストカップにゴミが溜まります。サイクロンユニットによって空気とゴミを遠心分離するので、空気が通り抜けるフィルターが目詰まりしにくく、吸引力が持続しやすいのがメリット。排気の汚れが気になりにくいのも特徴です。
また、溜まったゴミだけを捨てられるため、ダストカップを繰り返し使用できて経済的。紙パックの交換費用がかからないので、ランニングコストを抑えられます。
紙パック式掃除機のデメリット
紙パック式掃除機は、紙パックに溜まるゴミが増えるほど、フィルターが目詰まりしやすくなるのがデメリット。目詰まりが起こると空気が通りにくくなり、吸引力が低下します。吸引力を復活させるには、紙パックの交換が必要です。
また、ゴミが溜まると排気やニオイが気になりやすい傾向があります。なかには、排気の汚れを抑えやすい紙パックを採用したモノもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
紙パックの交換頻度が高いほど、ランニングコストがかかるのも難点。紙パックの価格を事前に確認しておきましょう。
サイクロン掃除機のデメリット
サイクロン掃除機はダストカップを開けて溜まったゴミを取り出すので、ゴミに手が触れやすいほか、捨てる際に小さなゴミが舞い散りやすいのがデメリット。また、集塵容量がひかえめなモノが多いため、ゴミ捨ての頻度が高くなる傾向があります。
加えて、ゴミ捨ての際にサイクロンユニットやフィルターに付着したゴミを掃除する手間がかかるのも難点。分解して丸洗いできるタイプや、フィルターを搭載していないタイプであれば、比較的ラクにお手入れすることが可能です。
紙パック式掃除機の選び方
種類をチェック
キャニスター型
タイヤを搭載しており、床上を転がしながら操作する掃除機がキャニスター型。長いパイプとホースを搭載しているため、リビングなど広い部屋を掃除するのにおすすめです。
パワフルな吸引力を実現しているモデルが多いのが特徴。なかでも、コンセントから電源を取るタイプは強力な吸引力を発揮し、しっかりと掃除したいときに役立ちます。ただし、本体が重めでスティック型と比べると持ち運びにくく、階段のような段差のある場所の掃除には不向きな点は留意しておきましょう。
スティック型
キャニスター型のようなホースがなく、名前の通り棒状の掃除機がスティック型です。軽くて取り回しやすく、手軽に掃除できるのが特徴。カーテンレールの上など高い場所を掃除する際にも活躍します。比較的買い求めやすい価格のモデルが多いのも魅力です。
ただし、キャニスター型と比較して吸引力に劣るモデルが多く、パワフルさを重視したい場合には不向きなことも。リビングなどの広い範囲を掃除するよりは、狭めの部屋用のセカンドクリーナーとしておすすめです。また、ダストカップ式が中心で、紙パック式のモデルがやや少ない点も留意しておきましょう。
コードレスかどうかチェック
取り回しやすさを重視するなら、コードレスの掃除機をチェックしておきましょう。バッテリーを内蔵しているため、コードがなく軽快に掃除しやすいのが魅力。また、コンセントの位置にかかわらず掃除ができるので、部屋のさまざまな場所の清掃に役立ちます。
ただし、充電が切れると使用できなくなる点には注意が必要。選ぶ際は連続使用時間をチェックするほか、満充電にかかる時間も確認しておくのがおすすめです。
吸引力が気になるなら吸込仕事率をチェック
掃除機の吸引力は、吸込仕事率を表す「W(ワット)」の数値で確認できます。数値が大きいほどパワフルな掃除機で、大きなゴミもしっかり吸い込むパワーが期待できます。微細なハウスダストを吸い込めるモデルを求めているなら、吸込仕事率300W程度が目安です。
ただし、掃除機の吸引力は吸込仕事率だけで判断できるわけではありません。ヘッドにモーターを搭載しているかどうか、掃除場所に適したアタッチメントを使っているかどうかによっても影響されます。総合的にチェックして判断してみてください。
紙パックの交換頻度が気になるなら集じん容量をチェック
紙パック式掃除機は、モデルによってゴミを溜められる量が異なります。集じん容量が多いほどゴミ捨ての手間を減らせるのがポイント。集じん容量はL(リットル)で表示されています。
1L前後のモデルが多く展開されており、2ヶ月に1回程度で交換するのがおすすめ。集じん容量が大きいほど紙パックの使用量を減らせて、購入の手間とランニングコストを抑えられます。集じん容量が1.5Lで一度にたっぷりゴミを溜められるモデルもあるのでチェックしてみてください。
軽いモデルがほしいなら本体の重量をチェック
紙パック式掃除機はモデルによって本体重量が異なります。取り回しやすさを求める場合は、本体重量をチェックしておきましょう。特に、家中を1台の掃除機で一気に掃除する際は、持ち運びやすく体に負担をかけない重さのモデルがおすすめです。
軽量モデルの目安はスティック型の場合だと2kg以下、キャニスター型の場合だとアタッチメントを含まない本体質量3kg以下です。2階以上に持ち運んで掃除する機会が多いなら、なるべく軽量かつコンパクトなモデルをチェックしてみてください。
アタッチメントをチェック
紙パック式掃除機を選ぶ際は、掃除する場所によって使い分けできるアタッチメントの種類をチェックしておきましょう。なかでも、定番のアタッチメントがすき間ブラシ。掃除機のヘッドが入らない狭い場所を掃除する際に役立ちます。
なかには、先端にブラシが付属しており、サッシの溝やカーテンなどに付着しているゴミを吸引できるアタッチメントもラインナップされています。ノズルが伸縮するロングノズルなら、高い位置の掃除をしやすいのがメリットです。
便利な機能をチェック
紙パック式掃除機は、モデルによってさまざまな便利な機能を搭載しています。内蔵のセンサーでゴミの有無を判別する「ごみセンサー」を搭載したモデルなら、ゴミの量に合わせて吸引力を自動でコントロール可能。無駄な消費電力を抑えられると同時に、取り残しを防ぐ効率的な掃除をサポートします。
ヘッドにライトを搭載し、見えにくいゴミを照らし出す機能にも注目。また、センサーが床質や操作する力を感知して、パワーやブラシ回転数をコントロールする機能もおすすめです。
紙パック式掃除機のおすすめメーカー
パナソニック(Panasonic)
「パナソニック」は、生活家電・住宅設備・AV機器など幅広い分野で製品を展開している大手電機メーカーです。紙パック式掃除機では、キャニスター型を中心にラインナップ。なかでも、業界最高水準の軽さを謳うモデルは取り回しやすく、軽快な掃除をサポートします。
届きにくい場所の掃除に役立つ親子ノズルも便利。ペダルを踏むとヘッドが外れて子ノズルになる仕組みで、狭いすき間や高い場所の掃除で活躍します。
日立(HITACHI)
「日立」は冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど、さまざまな家電製品を手がけている大手電機メーカー。掃除機は多数のモデルをラインナップしており、好みのモノを見つけやすいのがメリットです。
自走式ヘッド「パワフルスマートヘッド」を搭載した掃除機なら、軽い力でスムーズに掃除可能。また、ヘッドにライトを内蔵した「ごみくっきりライト」で、見えにくいゴミを照らしながら掃除する機能も便利です。
三菱電機(MITSUBISHI)
「三菱電機」は、家電製品や産業機器などの幅広いジャンルで製品・サービスを展開している大手電機メーカーです。掃除機では、紙パック式掃除機をラインナップしています。なかでも、コンパクトながら集じん容量1.5Lを確保しているモデルに注目。より多くのゴミを溜められて、ゴミ捨ての手間と紙パック購入費用の削減に役立ちます。
自走式パワーブラシを搭載したモデルなら、パワフルな吸引力でゴミをしっかりキャッチ可能です。
マキタ(MAKITA)
「マキタ」は、充電式電動工具・業務用掃除機・園芸用機器などを手がけている日本の総合電動工具メーカーです。充電式のスティック型掃除機を豊富に展開しており、安くてコスパがよいと人気を集めています。
紙パック式掃除機も多くラインナップ。コードレスで使えるうえ、ハンディ型にもなるため、車内など狭い場所の清掃にもおすすめです。また、ボタンをひと押しするだけでフロントカバーが開くので、簡単に紙パックを取り出して捨てられます。