衣類の洗濯に便利な「ドラム式洗濯機」。縦型洗濯機よりも水の使用量が少なく、ランニングコストを抑えやすいのが特徴です。比較的リーズナブルに購入できる製品も多数展開されています。
そこで今回は、おすすめの安いドラム式洗濯機をご紹介。メリットやデメリット、選び方についても解説します。ドラム式洗濯機の購入を迷っている方や、低価格のモデルを探している方はぜひ参考にしてみてください。
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ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
メリット

ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりも水の使用量が少なく、長期的に比較すると水道代を抑えられるのがメリット。節水を心がけたい方におすすめです。
使用する水の量が少ないため、高濃度の洗剤で洗濯が可能。衣類に付着した皮脂や細かな汚れを落としやすい点が魅力です。
さらに、ドラムの回転による「たたき洗い」を採用しており、衣類同士の摩擦を軽減できるのもポイント。衣類が傷みにくく、やさしくキレイに洗えます。
デメリット

ドラム式洗濯機を購入するうえで注意しておきたいのが、価格。ドラム式洗濯機の価格の相場は16~30万程度といわれており、縦型の洗濯機と比較すると約2~3倍にあたります。
扉が横開きのため、設置場所に注意しないと使いにくくなる可能性も。脱水の際に遠心力がかかり、洗濯物がゴワつきやすいのも注意点です。乾燥機能を使用したり干し方を工夫したりする必要があります。
ドラム式洗濯機の電気代はどのくらい?

ドラム式洗濯機の電気代は「消費電力(Wh)×電気料金単価(円/Wh)」で計算できます。全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWhで計算した場合、洗濯容量10kgのドラム式洗濯機の消費電力を78Whとすると「78Wh×0.031円=約2.4円」が1時間あたりの電気代の目安。1ヶ月で約72円、1ヶ月で約870円です。
洗濯から乾燥までおこなうケースでは、消費電力量が大きく増えます。洗濯から乾燥までの消費電力を1880Whで計算すると、1日約58円。1ヶ月約1784円、1年で約20980円となります。
しかし、さまざまな要因で電気代が変わる点に留意しておきましょう。たとえば、ヒーター式のドラム式洗濯機で乾燥運転した場合の電気代は、ヒートポンプ式よりも高くなるのが一般的です。
また、日中よりも電気代が安い夜間電力料金で洗濯したほうが節約できるほか、洗濯物の量や選ぶ洗濯コースによって運転時間も異なります。あくまで目安としてチェックしてみてください。
安いドラム式洗濯機の特徴

By: aqua-has.com
安いドラム式洗濯機には「乾燥機能」が備わっていない機種が多数展開されています。乾燥機能に必要なヒーターが搭載されていないため、その分コストが削減され、リーズナブルな価格を実現しています。
また、洗剤が自動で投入される機能やスマホでの遠隔操作など、ドラム式洗濯機ならではの機能が未搭載のモデルも。乾燥機能が必要ない方や、シンプルな操作で稼働できるドラム式洗濯機を探している方に適しています。
安いドラム式洗濯機の選び方
洗濯容量と乾燥容量をチェック
洗濯容量

ドラム式洗濯機を選ぶ際は、一度で洗える洗濯容量をチェックしましょう。基本となる洗濯容量は「1人1日約1.5kg×家族分」が目安といわれています。
1~2人暮らしの場合は6~7kgの製品、3〜4人の家庭や週末にシーツなどを一気にまとめて洗う場合は、余裕をもって8kg以上の製品を選ぶのがおすすめです。
乾燥容量

ドラム式洗濯機を選ぶ際は、洗濯容量と併せて乾燥容量もチェック。基本となる乾燥容量は、一人暮らしの場合で3.5kgが目安となります。
乾燥容量は洗濯容量の半分程度が目安。そのため、洗濯物を詰め込みすぎるとエラーが出たり、衣類同士が絡んで乾ききらなかったりします。乾燥もおこなう際は、ドラム内に余裕をもって洗濯するようにしましょう。
乾燥方式にも注目

ドラム式洗濯機の乾燥方式は大別して2種類。ヒーターを使う「ヒーター式」と、ヒーターを使わない「ヒートポンプ式」があります。
安いドラム式洗濯機の乾燥方式は主に「ヒーター式」。温風を吹き出して洗濯物を乾燥させる方式です。メリットとしてコストが抑えられる点や、高温風による除菌効果などが挙げられます。
一方、衣類が縮んだり傷んだりしやすい点や、電気代がヒートポンプ式と比較し約3倍近くになる点はデメリット。使用頻度が高い場合などは注意が必要です。
搬入経路と設置スペースに注意

ドラム式洗濯機は、縦型の洗濯機と比べてサイズが大型。搬入経路を確保できるよう、あらかじめ玄関のドアや階段、廊下の幅などをチェックする必要があります。
設置スペースの確認も重要。事前に置く場所の奥行きと幅、蛇口までの高さを測っておくことで、機種選びがスムーズになります。
また、ドラム式洗濯機はドアが前面にあるのが特徴。そのため、ドアを開けた状態でも十分なスペースがあるか、設置場所により左右どちらにドアが開く機種が便利かを考慮しながら選びましょう。
安いドラム式洗濯機のおすすめ
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 洗濯乾燥機 ドラム式 CDK842
温水洗浄機能を搭載しているドラム式洗濯機です。最高60℃の温水を利用して汚れをすっきり落とし、ニオイを除去する効果が期待できるのが特徴。少ない水量でも洗浄効果を最大限に引き出せるおすすめモデルです。洗濯容量8kgのコンパクトモデルで、一人暮らしの方に適しています。
衣類にやさしい温度の温風で、シワを抑えながらふんわりと仕上げるのもポイント。脱水後の乾燥を軽めにしてシワを低減する「ふんわりシワ取りコース」により、アイロンがけの手間を軽減できます。
安い価格ながら手洗い・毛布・スポーツウェアなど運転コースが充実しており、コスパを重視したい方にぴったりな1台です。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 洗濯乾燥機 ドラム式 CDK852
高さを抑えた設計のドラム式洗濯機。使いやすいサイズで、洗濯物を楽な姿勢でスムーズに取り出しやすいのがおすすめポイントです。洗濯容量8kg・乾燥容量5kgで3~4人家族に対応できます。
運転コースが充実しているのも魅力。デリケートな衣類に適した「手洗い」や、大物の洗濯に重宝する「毛布」、トレーナーなど厚手で乾きにくい洗濯物に役立つ「厚物衣類」などのコースを備えています。
起床時や帰宅時に合わせて設定できるタイマー機能も搭載しており、生活スタイルに合わせて予約できるのも便利です。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 洗濯乾燥機 ドラム式 FLK852
独自技術の「ファイブセンシング」を搭載しているドラム式洗濯機。5つのセンサーを搭載し、温風温度・庫内温度・吸気温度・衣類量・運転時間を管理して衣類をしっかり乾かすのがおすすめポイントです。
水平ドラム採用で衣類が絡みにくく、シワを抑えながらふんわりと仕上げるのも特徴。脱水後の乾燥を80~90%に抑えてシワを低減する「ふんわりシワ取りコース」を活用すれば、アイロンがけの手間を短縮できるのも魅力です。
衣類に合わせた温水洗浄コースで、頑固な汚れにも対応可能。温水60℃コースを選択すれば、汚れをしっかりと落とせます。予約タイマーを生活スタイルに合わせて設定できるなど、使い勝手のよいおすすめのモデルです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 洗濯乾燥機 ドラム式 FLK842
節水性に優れているドラム式洗濯機。縦型洗濯機のおよそ半分程度の水量で水道代を節約する効果が期待でき、毎日洗濯する一人暮らしの方におすすめです。温水洗浄機能を搭載し、毎日着る作業着などの汚れ物をしっかり洗濯して乾燥したい場合に重宝します。
約60℃の温水で槽を洗浄する「槽クリーンコース」を備え、菌や黒カビの発生を抑えたい方にぴったり。取り外して丸洗いできる洗剤投入ケースやゴミを取り除くだけでお手入れできる乾燥フィルターなども備えており、清潔な状態を維持しやすいのも魅力です。
また、洗濯約3~19時間後、洗濯乾燥約7~19時間後で終了時間をタイマー予約でき、ライフスタイルに合わせて設定できます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 洗濯乾燥機 ドラム式 HDK852Z
乾燥容量5kgで家族の洗濯物をまとめて乾燥できるドラム式洗濯機。子供の体操着や仕事の作業着など、毎日洗濯する必要がある衣類を洗濯・乾燥する際に役立つコスパに優れたモデルです。5つのセンサーを組み合わせた独自方式により、しっかりと衣類を乾かします。
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載しているのも便利。あらかじめ洗剤と柔軟剤をセットしておけば、適量を自動で計算して投入します。
シャープ(SHARP) プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7J
真下排水に対応しているドラム式洗濯機。一般的な防水パンに設置しやすいコンパクト設計が魅力のモデルです。ドアの開閉や衣類の取り出しもスムーズに行えるので、使いやすさを重視したい方に適しています。
洗濯槽自動お掃除機能を搭載し、常に清潔な状態で洗濯したい方にもぴったり。すすぎの排水後にドラムの内側と外槽の内側を自動で洗い流します。乾燥ダクト自動お掃除機能も搭載しているなど、お手入れをサポートする機能が充実しているのが魅力です。
独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」にも注目。DDインバーターによる低騒音設計で、周囲への騒音が気になる方も安心です。
シャープ(SHARP) プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-K10B
繊維の奥の汚れを落とす「マイクロ高圧洗浄」搭載のドラム式洗濯機です。水道水を毎秒約10万個以上の微細な水滴にした後、高圧シャワーノズルで頑固な汚れを弾き飛ばす仕組み。優れた節水性も実現しており、水道代を節約できる安いモデルを探している方におすすめです。
洗濯容量10kg・乾燥容量6kgの大型モデルで、ファミリーにも対応可能。直径350mmのワイドな投入口により、衣類の出し入れも楽々です。プラズマクラスター技術も採用しています。
ハイアール(Haier) ドラム式洗濯機 JW-TD90SA
乾燥機能を搭載していないドラム式洗濯機です。機能を絞ったコンパクトな省スペース設計で、一人暮らしのワンルームや1Kなど設置スペースが限れられている場合にぴったり。低コストも実現しており、コスパを重視したい方に適しています。
やさしく脱水する「しわケア脱水」を搭載。高速回転させずに脱水時間と回転数をコントロールし、衣類のシワを抑えるのが特徴です。
液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を備え、洗濯のたびに計量する手間を省けるのもおすすめポイント。洗剤の使いすぎも防いで経済的に使えます。また、皮脂汚れを落とす効果が期待できる「お湯洗い機能」も便利です。
アクア(AQUA) ドラム式 全自動洗濯機 AQW-F8N
コンパクトかつスクエアなデザインが特徴のドラム式洗濯機。スペースが限られている場所に設置しやすく、上部スペースを有効活用できるのがおすすめポイントです。一般的な防水パンにも設置できるサイズで、マンションやアパートにも適しています。
傷みを抑えて洗う「衣類ケアコース」や、デリケートな衣類をやさしく洗う「おしゃれ着コース」など、多彩な洗浄コースから衣類に合わせて選択可能。乾燥機能がないぶん、安い価格を実現しているのも魅力です。
高額なイメージが強いドラム式洗濯機ですが、機能性や操作性に優れたリーズナブルな製品も多数展開されています。生活スタイルに合ったモノなら、洗濯や乾燥の時間を短縮しながら、水や電気代を節約することが可能。本記事を参考に、用途や使用頻度を考慮しつつ、お気に入りの製品を見つけてみてください。