洗濯槽と脱水槽がそれぞれ独立した「二槽式洗濯機」。パワフルな洗浄力を発揮するので、泥汚れや油汚れを落としたいときにも活用できます。製品ごとに洗濯容量や機能性、使いやすさが異なるため、あらかじめ用途を明確にしておきましょう。
今回は、二槽式洗濯機のおすすめモデルをピックアップ。選び方も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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二槽式洗濯機のメリット・デメリット
二槽式洗濯機は「洗濯槽」と「脱水槽」が分かれており、「洗い」「脱水」を同時に行えるのがメリット。洗濯後の衣類を脱水しながら別のモノを洗えるため、時短で家事を進められます。
衣類の素材や汚れ具合に合わせて、洗濯時間・水流・水量などを細かく設定できるのも魅力。少量の洗濯物をサッと洗ったり、酷い汚れの衣類をパワフルに洗浄したりと、状況に応じて使い分けられます。
洗濯に使った水を再利用でき、水量を抑えられるのもポイント。水道代を節約したい方にもおすすめです。
一方、洗濯物を洗濯槽から脱水槽に移す手間がかかるのはデメリット。また、通常の洗濯機よりも運転音が大きくなりがちな点に留意しましょう。使用シーンを考慮して、使い勝手のよい製品をチョイスしてみてください。
二槽式洗濯機のおすすめ
パナソニック(Panasonic) 2槽式洗濯機 NA-W50B1
インテリアに馴染みやすい人気の二槽式洗濯機です。ホワイトを基調としたシンプルで清潔感のあるデザインが特徴。操作部分には大型ダイヤルを採用しており、スムーズに設定が行えます。
洗濯・脱水容量は5kgで、3人分程度の1日の衣類を洗濯可能。数日分の洗濯をまとめて済ませたい一人暮らしの方にも向いています。また、洗濯時に発生する細かいゴミを取り除く「糸くずフィルター」が備わり、掃除のしやすさが強みです。
運転音が洗濯時44dB、脱水時47dBと比較的静かなのもメリット。早朝や夜間など周囲に配慮しながら使いたい方にも適した二槽式洗濯機です。
アクア(AQUA) 二槽式洗濯機 AQW-N401
洗浄力にこだわった二槽式洗濯機です。容量は洗濯・脱水ともに4kg。しっかりと撹拌できる「抗菌ビッグパルセーター」を備えており、ガンコな汚れも強力に洗い上げます。抗菌加工が施され、クリーンな状態を保ちやすいのもメリットです。
「洗い」「すすぎ」の終了をブザーで知らせる機能も便利。ブザーの音量は調整可能なので、周囲に配慮しながら使えます。
セーターやウールなどのデリケートな衣類をいたわりながら洗える「ソフト洗い」コースを搭載。使い勝手のよい二槽式洗濯機を探している方にもおすすめです。
アクア(AQUA) 二槽式洗濯機 AQW-N501
ステンレス脱水槽を備えたおすすめの二槽式洗濯機です。黒カビの発生を抑え、清潔な状態をキープしやすいのがポイント。耐久性に優れているため、長く使用できるモノを求めている方にも向いています。
洗濯・脱水容量はいずれも5kg。洗濯槽に「抗菌ビッグパルセーター」を搭載し、パワフルな水流によってきれいに洗い上げます。おしゃれ着などには「ソフト洗い」機能がぴったり。やさしい水流で、摩擦などによるダメージを軽減します。
風呂水ポンプのホースを固定可能な「風呂水専用給水口」が付いており、浴槽の残り湯を有効活用できるのもメリット。水道代を節約したい方にも適した二槽式洗濯機です。
日立(HITACHI) 2槽式洗濯機 PS-65AS2
「つけおきタイマー」機能を備えた人気の二槽式洗濯機です。タイマーを設定すれば、20分間のつけおき洗いの後に、自動で本洗いをスタートします。汚れやニオイが気になるユニフォームなどを、しっかりと洗いたい方におすすめです。
「標準」「ソフト」と2つの水流を切り替えられるのもポイント。パワフルに洗浄したい場合と、デリケートな衣類をやさしく洗いたいとき、どちらにも柔軟に対応できます。
左右どちらの回転でもゴミやホコリをキャッチできる「糸くずフィルター」が付いており、快適に使用できるのも魅力。また、「洗い」「すすぎ」が終わるとブザーが鳴るため、テンポよく家事を進められます。
黒カビに強いステンレス脱水槽を採用しているほか、パルセーターに抗菌加工を施しているのもメリット。衛生面を重視する方にもぴったりな二槽式洗濯機です。
ハイアール(Haier) 5.5kg 二槽式洗濯機 JW-W55G
黒カビの発生を抑える二槽式洗濯機です。ステンレス製の脱水槽を採用しているので、衛生的に使えます。給水切替を行うと、脱水槽に給水できるのもメリット。泥汚れなどをあらかじめすすいでおくことで、洗濯効率が向上します。
衣類の素材や汚れに応じて、洗濯時間・水流などをコントロール可能。ガンコな汚れをしっかりと落とせるだけでなく、繊細な衣服を傷めずやさしく洗えます。
洗濯槽と脱水槽を同時に使えるため、スピーディーに洗濯できるのも利点です。また、洗濯に使用した水を使い回せる仕様で、かしこく節水できます。粉石鹼に対応しているのもうれしいポイントです。
ハイアール(Haier) 8.0kg 二槽式洗濯機 JW-W80F
衣類をいたわりながら、パワフルに洗える二槽式洗濯機です。スパイラルパルセーターを搭載しており、らせん状の水流によってしつこい汚れを強力に落とします。衣類の摩擦を減らし、ダメージを抑えるのもメリットです。
洗濯時間や水流などをダイヤルでスムーズに設定できるのもポイント。ランジェリーやセーターなどの繊細な衣類を傷めずに長く着用したい方にもおすすめです。
洗濯容量が8kg、脱水容量が5kgと大容量なのも魅力。シーツや毛布などの大物を洗いたいときにも役立つ二槽式洗濯機です。
マクスゼン(maxzen) 6.0kg 二槽式洗濯機 JW60KS01
衛生的に使える二槽式洗濯機です。ステンレス脱水槽を採用しており、丈夫でカビが発生しにくいのが魅力。また、洗濯に使った水を再利用でき、使用水量をセーブできます。
洗濯槽がコンパクトなため、すみずみまでパワフルに撹拌し、強力な洗浄力を発揮するのもメリット。ユニフォームやペット用品などのガンコな汚れを残さず落としたい方にもおすすめです。
衣類の種類や汚れ具合に応じて、設定をカスタマイズ可能。少量の衣類をすばやく洗いたいときや、酷い汚れの洗濯物を長めに洗濯したい際にも役立ちます。
洗いと脱水が同時に行えるのもポイント。効率的に家事を済ませたい方に適した二槽式洗濯機です。
マクスゼン(maxzen) 8.0kg 二槽式洗濯機 JW80KS01
たっぷりと洗える二槽式洗濯機です。洗濯・脱水ともに8kgと大容量なので、家族全員の洗濯物を洗いたい方や、数日分の衣類をまとめて洗濯したい一人暮らしの方に向いています。
「つけおき洗い」は、汚れが気になる作業着や体操服などをパワフルに洗いたいときに便利。手洗い表示があるデリケートな衣類には、やさしく洗浄できる「ソフト洗い」がおすすめです。
洗濯に用いた水を溜めておけるのもメリット。水道代を節約したい方にも適しています。ダイヤルを回すだけで設定できる、シンプルな操作パネルにも注目。機械が苦手な方でも簡単に使えます。
シンプラス(simplus) 二層式洗濯機 脱水付き SP-NWM01
省スペースで設置できる二槽式洗濯機です。サイズは約55×34.5×57.5cm、重量は9kgと小型かつ軽量なので、置き場所を選びません。両側には持ち手が付いており、気軽に持ち運べます。
洗濯容量が3.6kgと使い勝手がよいのもポイント。一人暮らしの場合は、約2日分の洗濯物をまとめて洗えます。また、ユニフォーム・介護用品・ペット用品などを分けて洗うためのサブ洗濯機としてもおすすめです。
コンパクトながら、十分な洗浄力を備えているのも魅力。水流の回転方向が自動で切り替わり、強力に撹拌します。水流を「標準」「ソフト」の2パターンからチョイスでき、セーターや下着などをいたわりながら洗えるのも利点です。
洗濯は最大15分、脱水は最大5分まで設定できるタイマー機能を搭載。忙しい朝もスムーズに使えます。
シービージャパン(CB JAPAN) 小型洗濯機 ウォッシュマン TOM-05w
コンパクトで使い勝手のよい二槽式洗濯機です。重量が約11kgと軽いので、使用したい場所にサッと移動できます。小型で場所を取らず、設置スペースを確保しやすいのも魅力。一人暮らしのマンションやアパートなどにもおすすめです。
ペット用品や赤ちゃんの衣類などを分けて洗いたいときにも便利。泥だらけの作業着やユニフォームを予洗いしたいときにも役立ちます。
黒カビが発生しにくいステンレス槽を採用しており、清潔な状態を保ちやすいのもメリットです。また、糸くずフィルターが付属し、スムーズに掃除が行えます。
十分な機能を備えつつ、価格がリーズナブルなのも人気のポイント。予算が限られている方や、コスパのよい二槽式洗濯機を探している方に向いています。
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二槽式洗濯機の選び方
洗濯の人数・用途に合わせた容量を選ぶ
洗濯物の目安は1人あたり1日1.5kg
二槽式洗濯機は製品によって洗濯容量が異なるため、あらかじめ使用人数を明確にしておくことが大切です。容量の目安は、1人あたり1日約1.5kg+αといわれています。たとえば、一人暮らしの方が2〜3日分の衣類を洗濯するなら、4.5kg以上の容量に対応した製品がおすすめです。
ただし、計算された容量はあくまでも目安。厚手の衣類をまとめて洗う場合は、大容量の製品が適しています。人数だけでなく、用途も考慮してモデルを選びましょう。
サブで使うなら小型タイプを検討
作業着・ユニフォーム・ペット用品など、別洗い専用の洗濯機として使うなら、コンパクトサイズの製品を選びましょう。置き場所を選びにくく、電源を確保できる環境であればどこでも使えて便利です。
二槽式洗濯機は、大容量のモノほど本体サイズも大きくなるのが特徴。サブの洗濯機として使用する場合は、設置スペースを考慮しておくことも大切です。
シーツや毛布を洗うなら大容量タイプがおすすめ
数日分の衣類をまとめて洗いたい方や、シーツ・毛布などの大物を洗濯する機会が多い方は、大容量の製品を選びましょう。雨が続いたときや旅行から帰ってきたときなどに、衣類をまとめて洗濯できます。
二槽式洗濯機は洗濯容量と脱水容量が異なる場合があるので、大容量モデルを検討するときは脱水容量もチェックしてみてください。脱水容量が多いと、一度に何枚もの衣類を脱水できます。
搬入経路や設置場所を考慮してサイズを選ぶ
二槽式洗濯機を選ぶときは、搬入経路や設置場所をチェックしておきましょう。搬入経路で確認すべきポイントは、玄関・廊下・エレベーター・曲がり角のスペースなどです。搬入経路よりも本体サイズが大きい場合は、製品を運べません。
設置スペースが狭い場合も置けないので要注意。また、電源コードが届く位置にコンセントがないと二槽式洗濯機は使用できません。
二槽式洗濯機は、滑りやすいところや不安定な床、湿気の多い場所に設置すると、倒れたり漏電したりする可能性が高くなります。安全に使い続けるために、あらかじめ設置場所の状況を確かめておくことも大切です。ベランダに置くなら、直射日光や雨風を防げる場所が適しています。
洗濯槽の素材をチェック
洗濯槽の素材は、主にプラスチックとステンレスの2種類です。プラスチック槽のモノはリーズナブルな価格で購入できます。予算に限りがある方におすすめのタイプです。
ステンレス槽は、プラスチック槽と比べて耐久性に優れているので長く使い続けられます。黒カビが発生しにくいのもポイント。二槽式洗濯機の洗浄力だけでなく衛生面も重視している方には、ステンレス槽のモノがぴったりです。また、ステンレス槽は汚れや傷が付きにくいため、プラスチック槽よりも簡単にお手入れできます。
機能性をチェック
集合住宅や夜間の使用には静音性の高いモノを
二槽式洗濯機は、全自動洗濯機と比べて運転音は大きくなる傾向があります。購入前には、静音性をチェックしておきましょう。騒音レベル「デシベル(dB)」という数値で表され、数値が高いほど騒音レベルは大きく、数値が低いほど静音性に優れていると判断できます。
二槽式洗濯機は、洗濯時よりも脱水時の運転音が大きいのが特徴です。洗濯時だけでなく脱水時の運転音も確認してみてください。
静音性を重視しているなら、洗濯時の運転音は45dB前後、脱水時の運転音は50dB程度の製品がおすすめです。静音性が良好な製品を選べば、アパートやマンションなどの集合住宅でも時間帯を気にせず洗濯できます。
つけおき洗いやソフト洗い機能があると便利
泥汚れや油汚れなど、ガンコな汚れを洗い分けたい方は、つけおき洗いの有無を確認しておきましょう。つけおき洗いとは、洗剤を溶かした水に衣類をつけて洗濯する方法のことです。
あらかじめ洗剤液につけておくと、本洗いのときに汚れが落ちやすくなります。作業着・ユニフォーム・ペット用品などを洗濯する機会が多い方には、つけおき洗いを搭載した製品がおすすめです。
ウールなどのデリケートな衣類を洗濯するなら、衣類を擦りすぎずやさしく洗うソフト洗いが適しています。標準洗いとソフト洗いの2種類を備えているモノは、衣類の汚れ具合や素材に合わせて洗い分けられるのが魅力です。
なお、つけおき洗いやソフト洗いなど機能性に優れた製品は、シンプルなスタンダードモデルよりも本体価格が高くなる傾向があります。
保証やアフターサービスの充実度をチェック
二槽式洗濯機を選ぶときは、保証やアフターサービスの充実度をチェックしてみてください。主要メーカーでは、購入日から一定期間の保証が付いている場合もあります。製品やメーカーごとに保証期間が異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
なお、保証期間中でも無料修理規定に該当しない場合は料金が発生する可能性があります。故障やトラブルの症状によって修理費用は変動するため、製品に不具合を感じたときはメーカーに問い合わせてみましょう。
二槽式洗濯機を使用する際のポイント
長時間の洗濯は衣類を傷めやすいので注意
二槽式洗濯機は、洗濯時間や水流を自分でコントロールするのが特徴。必要以上に長く洗濯してしまい、摩擦などによって衣類を傷めるケースがある点には注意が必要です。
洗濯時間を設定する際は、メーカーの「洗濯ガイド」などに記載されている目安時間を参照するのがおすすめ。特に、手洗い表示のあるデリケートな衣類などは、洗い過ぎに気を付けましょう。
排水を調節して水や洗剤を節約
二槽式洗濯機は、排水を自分で調節可能で、洗濯に使った水や洗剤を再利用できるのがポイントです。汚れの少ないモノや色落ちしにくいモノから洗濯すると洗濯後の水を使い回せて、水と洗剤を節約できます。
より高い節水効果を求める方には、風呂水ポンプのホースを固定できるタイプがおすすめです。浴槽に溜めた残り湯を活用すれば、使用水量を抑えられます。毎日の洗濯にかかるランニングコストをかしこくセーブしたい方は、チェックしてみてください。
柔軟剤のタイミングは最後のすすぎで
二槽式洗濯機を使う際は、柔軟剤を入れるタイミングに気を付けましょう。柔軟剤は洗濯の「すすぎ」行程の最後に投入し、その後2~3分運転を行います。
通常の洗濯機では、はじめに液体洗剤・漂白剤・柔軟剤などをすべてセットするのが一般的。二槽式洗濯機の場合、洗剤・漂白剤は「洗い」行程、柔軟剤は「すすぎ」行程と、それぞれ別のタイミングで投入します。
衣類を洗い分けたいときに重宝し、サブの洗濯機としても活躍する二槽式洗濯機。製品ごとに洗濯容量と脱水容量は異なります。一人暮らしの方やサブの洗濯機として使いたい方には、コンパクトサイズの製品がおすすめ。シーツや毛布などの大物洗いをする方は大容量モデルを選びましょう。