ホワイトガソリンとは、純度の高いガソリンのこと。アウトドアギアのストーブやランタンによく使われます。LPガスと比べるとコストパフォーマンスに優れているので、使い慣れるとお得です。ホワイトガソリンは外気温や気圧の影響をうけにくく、寒冷地でも標高の高い場所でも安定した強い火力を長時間使える魅力があります。今回は、そんなホワイトガソリンのおすすめの活用術とアイテムをご紹介します。

• 目次
• ホワイトガソリンのおすすめの活用術
• ホワイトガソリンの購入方法
• ホワイトガソリンの保存方法
• ホワイトガソリンで使いたいおすすめのアイテム

ホワイトガソリンのおすすめの活用術

照明器具のランタンの燃料として

ホワイトガソリンを燃料とするタイプのランタンは光量が大きく、途中でポンピング作業をすることで長時間点灯できるようになっています。光量の調整をすることで5時間から最大14時間程度使えるものもあります。キャンプで大活躍しますよ。

使い勝手という意味では少々慣れが必要ですが、非日常であるその作業こそがキャンプに来ている充実感を満たしてくれるでしょう。夕陽が落ちてから、ランタンに火を灯し、暖かい色合いの明かりで過ごす時間はキャンプシーンを盛り上げてくれますよ。

クッキングの安定した火力として

アウトドアの楽しみにお湯をわかして温かいお茶を飲むこと、自然の中でクッキングしてゆったりした気持ちで食事をすることがありますよね。ホワイトガソリンは、コンパクトなストーブやシングルバーナー、ツーバーナーのコンロを使う時に、安定した火力を提供してくれます。

また、ホワイトガソリンは、火力を強く保てるという特徴があるので、お湯を沸かすのはもちろん、揚げ物や炒め物にも重宝します。バーナーの燃料タンクにホワイトガソリンを移す作業は慣れてしまえば、そつなくこなせるものです。アウトドアの流れのひとコマとして絵になる作業になりますよ。

ホワイトガソリンの購入方法

ホワイトガソリンは、スポーツ用品の量販店やホームセンターなどにあります。インターネットでの購入も可能です。販売サイズは1リットル、2リットル、4リットルなどがあり、大手石油精製会社の18リットル缶もあるので、用途に合わせて購入することをおすすめします。

ホワイトガソリンの保存方法

ホワイトガソリンは他のガソリンと比べ不純物が入っていないので、劣化はほとんどしません。しかし、紫外線が当たる高温状態の場所では変質する場合があります。冷暗所での保存がおすすめです。

ホワイトガソリンで使いたいおすすめのアイテム

コールマン(Coleman) パワーハウスツーマントルランタン 290A740J

By: ec.colman.co.jp

1985年の発売から現在まで長く愛され、ロングライフデザイン賞を受賞したコールマンのランタン。光量は約200CP/130Wと明るさに文句なし。燃料タンク容量は約590cc、燃焼時間は7.5~15時間あるので、夕方から明け方まで安心して使えますよ。燃料タンクは内部にさび止め処理と燃料逆流防止装置がついている安全設計です。

収納、持ち運びに便利なプラスチックケースが付属しているのも魅力の一つです。

コールマン(Coleman) ノーススターチューブマントルランタン 2000-750J

By: ec.colman.co.jp

ホワイトガソリン仕様初の乾電池式の自動着火装置が付いているコールマンのチューブ型マントルです。明るさは約360CP/230W相当で、燃料タンク容量は約940cc、最大燃焼時間14時間と、明るさ、燃焼時間ともにたっぷりあって安心。マントルは、ワイヤークリップとなっていて、ワンタッチで取り付け可能なタイプです。

ランタンを2台使いする場合、光量の大きいこのランタンを少し離れた場所に設置すると虫よけとしても活躍しますよ。ランタンはキャンプだけでなく、災害時などの非常用照明器具としても活用できるアイテムです。非常用に1台持っておくことをおすすめします。

コールマン(Coleman) フェザーストーブ 442-726J

By: ec.coleman.co.jp

小型で軽量な、最大火力2,125kcal/hのストーブです。燃料タンクは330ccあり、燃焼時間2.2時間。コーヒー用にお湯を沸かした後でも調理もできる余裕がありますよ。基本燃料はホワイトガソリンですが、非常時緊急時には自動車用の無鉛ガソリン使用可能です。無鉛ガソリンはジェネレーターの寿命を縮める原因にもなる恐れもあるので、通常はホワイトガソリンがおすすめ。

コールマン(Coleman) スポーツスターII 0508A700J

By: ec.colman.co.jp

コールマンのシングルストーブの定番といったら、このスポーツスターではないでしょうか。気温の変化、寒冷地に強いホワイトガソリン燃料式では人気ナンバーワンのアイテムです。最大火力2,125cal/h、燃料タンクは520cc、燃焼時間1.5～3時間と、簡単な煮込み料理が可能な性能を備えています。収納、持ち運びに便利なプラスチックケースが付属しているのも魅力的ですね。

コールマン(Coleman) パワーハウスツーバーナー 413H499J

グループキャンプ、ファミリーキャンプに欠かせないツーバーナーのストーブです。仕組みが単純にできているオーソドックスなタイプとして、扱いやすいことが人気の理由。最大火力は6400kcl/h(3650kcal＋2750kcal)、燃料タンク容量は1.6リットルで、燃焼時間も約2～6時間あるのでクッキングタイムも十分な時間がとれます。BBQにも使えて、キャンプの食事がより一層充実した時間になりますよ。

ツーバーナーであることや、本体上部が風よけにもなるつくりとなっていることで、冬の寒い時期にも安定した火力が維持できます。十年以上構造がほとんど変わらないコールマン伝統のおすすめの逸品です。

エムエスアール(MSR) シングルバーナー・ストーブ ウィスパーライトインターナショナル 36633

燃料タンクがペットボトル形状のシングルバーナーストーブです。灯油も使えるタイプで、最高出力は約2,772kcal/hあります。燃料には、ホワイトガソリンをはじめ、無鉛ガソリン、灯油、ディーゼルも使用可能です。燃焼時間はホワイトガソリンなら110分、灯油/なら160分と小型ながら優れたパフォーマンスを誇っています。

アルミ製ミキサーチューブと脚の形状がリモデルされたことによって、従来モデルに比べ約10%軽量になりました。また、五徳も、リニューアルされ、鍋を置いた時の安定性がアップしています。燃料ボトルは別売りなので、一緒に確認しましょう。

オプティマス(OPTIMUS) ガソリンストーブ 123R スベア 1104

ゴールドの丸い形状がスタイリッシュなオプティマスのガソリンストーブです。最大出力は1300kcal/h、燃焼時間は約2時間と小型ながら十分な機能を備えています。一人で、または友人と、ちょっと出かけて温かいものをとりたい、というシーンでこのガソリンストーブが活躍してくれます。

使い込むほどにソリッドブラスの独特な風合いが増していきますよ。100年以上に渡って愛され生産され続けているのにも納得です。

オプティマス(OPTIMUS) HIKER+ 11011

オプティマスは、液体燃料のための登山用ストーブを海外遠征隊、極地観測隊、各国陸軍などのプロフェッショナルユーザー向けに1世紀以上にわたり製造しています。こちらはそんなオプティマスのかっこよさナンバーワンといえる箱ストーブです。短時間での予熱や、安定した火力、快適な火力調整などの性能もさることながら、デザインのよさが目を引きますね。

燃料は、ホワイトガソリン、灯油をはじめ、ディーゼル油、ジェット燃料も使えます。出力は2850Wで燃焼時間は最高2時間と申し分なしです。