寝袋の上から被せて使う「シュラフカバー」。シュラフカバーは、寝袋の濡れや結露を防ぐとともに、保温性を高めるアイテムです。
そこで今回は、シュラフカバーのおすすめアイテムと選び方をご紹介します。透湿防水性の高い素材を使用した高性能なアイテムから、コスパの高いアイテムまで幅広くピックアップ。お気に入りのアイテムを見つけて、快適な睡眠環境を確保してみてください。
シュラフカバーとは?

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シュラフカバーとは、寝袋を覆うカバーのことです。シュラフカバーの役割として、防水性の確保があります。テント内で発生した結露や雨の侵入から寝袋を守り、快適な就寝スペースを確保できて便利です。
また、保温性を向上させれるのもメリット。寝袋が濡れてしまうと、保温性も低下してしまいます。シュラフカバーを使うことにより、寝袋内をドライな状態に保ち、温度の低下を軽減。寝袋とシュラフカバーの間に空気層が生まれ、保温性アップが期待できます。
悪天候が予想されるアウトドアシーンでは、結露対策と寒さ対策のために、シュラフカバーを携帯するのがおすすめです。
シュラフカバーの選び方
レイヤー数をチェック
携帯性重視の「2レイヤー」

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シュラフカバーは「2レイヤー」と「3レイヤー」がラインナップされています。2レイヤーのアイテムは、表地と防水透湿素材の2層構造で、軽量性に優れているのが特徴。コンパクトに収納できるモノが多く、携帯性重視の方におすすめです。
また、2レイヤーのシュラフカバーは、薄いので寝返りが打ちやすく、寝心地のよさも嬉しいポイント。ただし、3レイヤーに比べると保温性が劣るので、あたたかい季節での使用がおすすめです。
フルシーズン使える「3レイヤー」

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フルシーズン使いたい方は、3レイヤーのシュラフカバーがおすすめ。表地、防水透湿素材のほかに裏地が付いており、3層構造を採用しています。
裏地が付いているため、耐久性と強度に優れているのも特徴。長く愛用できるほか、単体で使えるのも嬉しいポイントです。ただし、2レイヤーに比べると重さがあり、携帯性に劣ります。
なお、最近では「2.5レイヤー」のシュラフカバーも人気。3レイヤー構造に比べて軽量ながら、単体で使える強度も備えています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
透湿防水性の高い素材をチェック

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寝袋スペースを快適な空間にしたい方は、透湿防水性の高い素材かどうかもチェックしましょう。なかでも、ゴアテックス素材は、透湿防水性に優れているのが特徴。寝ている間にかく汗の水蒸気を効率的に外に排出するので、ドライな快適さをキープできます。
ほかにも、各メーカーで独自開発された素材が使われている製品もラインナップ。ただし、比較的高価なアイテムが多いため、価格とのバランスも考慮してみてください。
サイズをチェック

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シュラフカバーを選ぶときは、サイズ選びも重要なポイント。使っている寝袋より、少し大きなサイズのシュラフカバーを使うと、空気層が生まれて保温性アップが期待できます。また、寝心地も良好です。
一方で、ジャストサイズや寝袋より小さいサイズを選んでしまうと、寝袋がつぶれてしまって、十分な保温効果を発揮できないケースがあります。寝心地も悪くなってしまうので注意が必要です。
各メーカーからラージサイズが展開されているため、体の大きい方やサイズにゆとりのあるモノが欲しい方はチェックしてみてください。
防水・撥水加工をチェック

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シュラフカバーに機能性の高さを求めている方は、使われている素材に防水・撥水加工が施されているかも注目しましょう。なかには、縫い目やチャックの部分にまで防水処理されたモノもあります。
撥水加工が施されているモノは、泥などの汚れをさっと落とせるのも嬉しいポイント。アフターケアの手間を軽減できるのもメリットです。
ファスナーの位置や仕様をチェック

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ファスナーの位置や仕様も、使い勝手を左右するポイントなので、購入前に確認しましょう。上下どちらからも開け閉めができるタイプや、出入りが容易なサイドファスナータイプ、内側からも開けられるダブルファスナータイプなど、さまざまな種類が採用されています。
寝袋に出入りするときはもちろん、蒸し暑さや湿気が気になったときに、ファスナーの開け閉めがスムーズに行えるモノだと便利です。ファスナーの位置や仕様をチェックし、使い勝手のよいアイテムを選んでみてください。
伸縮性をチェック

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伸縮性に優れているかも重要なポイント。寝返りが打てたり大きく伸びができたりと、快適な寝心地を実現します。各メーカーからストレッチ性にこだわった製品がラインナップされているので、チェックしてみてください。
また、寝心地にこだわる方は、封筒型のシュラフカバーもおすすめ。ゆとりのある作りで、就寝中の動きやすさを向上させられます。
シュラフカバーのおすすめ
イスカ(ISUKA) ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー ウルトラライト 201721
超軽量の30デニールナイロンとゴアテックスを採用した3レイヤーのシュラフカバーです。高い透湿防水性を備えているのが特徴。睡眠中に発生した水分の滞留を軽減し、ドライで快適なスペースを確保できます。
サイドには60cmのファスナーが付いており、出入りや調節が簡単なのも嬉しいポイント。圧迫感を減らすために、フード部分は立体裁断されており、寝心地がよいのも魅力です。
夏場のテント泊であれば、単体でも利用できます。オールシーズン使える、高機能なシュラフカバーが欲しい方におすすめです。
イスカ(ISUKA) ウェザーテックシュラフカバースーパーライト 201621
透湿防水素材「ウェザーテック」をベースにした3レイヤーのシュラフカバー。優れた透湿防水性を備えているほか、耐久性が高く、単体で使えるのも嬉しいポイントです。
60cmのサイドジッパーが付いており、使い勝手がよいのもメリット。立体裁断のフード部分が圧迫感を軽減しており、寝心地も良好です。
春から秋にかけての3シーズンにおすすめ。コスパに優れたシュラフカバーを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ナンガ(NANGA) ウォーター プルーフ スリーピング バッグ カバー

おしゃれな2.5レイヤーのシュラフカバーです。秋・冬は寝袋と併用して使い、春・夏の山小屋やテント泊には単体で使用できます。1年を通して使用できるので、1枚あるといざというときに重宝するアイテムです。
本製品は、耐水圧15000mmを備えた生地を使用。寝袋が濡れてしまうのを防ぎやすいほか、汗や湿気も効率的に排出します。縫い目に防水処理のシームテープが施されているのも嬉しいポイントです。
サイズは85×220cmで、収納時は11×13cmとコンパクトにまとまります。おしゃれなシュラフカバーを探している方や、フルシーズン使えるタイプを探している方におすすめです。
オクトス(oxtos) 高透湿防水 シュラフカバー ワイドロング
機能性にこだわり抜いて作られた日本製のシュラフカバー。高い耐水性と透湿性を備えた素材「SOFANDE」を採用した、2レイヤータイプのアイテムです。
また、耐水圧20000mm以上を実現しています。非常時のビバークにも対応できるのも特徴。ファスナーは上下どちらからでも開閉できる仕様で、使い勝手も良好です。
重さ約305gと軽量で、収納時も18×12.5×8cmとコンパクトにまとまります。ハイスペックなシュラフカバーを探している方におすすめです。
オクトス(oxtos) 透湿防水 タフシュラフカバー レギュラー

上面・背面ともに透湿防水性に優れたシュラフカバー。上面は、耐水圧1000mm・透湿度8000/m2/24h。背面は、耐水圧10000mm・透湿度5000/m2/24hを備えています。
重さ約260gと軽量なのも嬉しいポイント。縦17×横11×マチ5cmとコンパクトに収納できます。ファスナーは、上下・内側からも開閉が可能。縫製箇所にもシームテープ加工が施されており、防水性を高めています。
軽いシュラフカバーを探している方におすすめ。混み合った山小屋泊で自分だけの空間を作れたり、非常時のビバークにも対応できたりと、リュックの中に常備しておくと便利なアイテムです。
ファイントラック(finetrack) エバーブレス スリーピングバッグカバーUL FAG0532

ファスナーを省いたシンプルなデザインで、重さ222gの軽量化を実現したシュラフカバーです。生地には、独自開発した防水透湿素材「エバーブレス3D」を採用。外からの濡れを防ぎやすいと同時に、内側で発生する蒸れを効率的に排出します。
独自の「2.5レイヤー構造」を採用しているのも特徴。一般的な3レイヤー構造に比べて軽量ながら、単体で使える耐久性と強度を備えています。耐水圧は10000mm以上・透湿性は10000m2/24h。収納時はφ8.5×15cmとコンパクトにまとまり、携帯性も良好です。
細身のデザインですが、ストレッチ性があるので寝心地がよいのもメリット。軽くて耐久性に優れたシュラフカバーを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
アライテント(ARAI TENT) E-シュラフカバー ラージ 201602

大きめサイズのシュラフカバーです。サイズは235×95cm、収納時は30×23cmにまとまります。単体でも使用できる耐久性の高さも特徴。山小屋での使用や避難時など、リュックに入れておくと、いざというときに役立つアイテムです。
生地には、透湿性に優れた「高通気エントラント」を使用。ヒートロスを防ぎやすいファスナーレスタイプを採用しています。登山シーンに適したシュラフカバーを探している方におすすめです。
モンベル(mont-bell) タイベック スリーピングバッグカバー 1121323

148gと軽量で、携帯性に優れたシュラフカバーです。生地には、透湿性・通気性に優れた「タイベック」を採用。寝袋を蒸れや結露から守りやすく、ドライで快適な空間をキープできます。
サイズは、最大長さ225×幅84cm。収納時サイズは9×5×19cmとコンパクトにまとまります。携帯性を重視する方におすすめのシュラフカバーです。
Survivor II シュラフカバー エスケープ ビヴィ

180gと軽量のシュラフカバーです。湿気を効率的に逃がしつつ、裏面に蒸着されたアルミにより、体熱をキープ。保温性に優れているので、オールシーズン使えます。
生地には、引き裂き強度のある素材を採用。表面に撥水加工が施されているため、濡れを軽減できます。また、サイドジッパーと首元にドローコードが付いているので、使い勝手も良好です。
サイズは、213×75cmの大きめ。登山やキャンプなどで天候が急変したときのために常備しておくと便利です。
タカ産業 シュラフカバー 袋-51

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素材に高い耐久性を備えた「ターポリン」を採用したシュラフカバー。耐水性が良好なので、濡れによる不快感を軽減できます。安価ながら、ファスナーが付いているのも嬉しいポイント。出入りがしやすく、使い勝手に優れています。
シュラフカバーの使い心地を試してみたい方や、コスパの高いアイテムを探している方におすすめです。
タラスブルバ(TARAS BOULBA) シュラフカバー TB-S21-015-049

虫の侵入を防ぐネットがフェイス部分に付いているシュラフカバー。虫の多い季節にぴったりのアイテムです。耐水圧は10000mmを備えており、急な天候の変化にも落ち着いて対応できます。
ファスナーが付いているため、出入りや温度調節も簡単。使用時は230×90×60cmとゆったりサイズながら、収納時はφ12×24cmにコンパクトにまとまるのも嬉しいポイントです。
カーキ色のミリタリーカラーがおしゃれ。シンプルなデザインのシュラフカバーを探している方におすすめです。
バイレス(BAILESS) ゴアリップ SBカバーシーム2 BS1001 シュラフカバー

30デニールのゴアテックス素材を採用したシュラフカバー。縫い目にもフルシーム加工が施されているため、高い防水性能が特徴です。
3レイヤー構造で、夏季には単体で使用可能。サイドファスナーは74cmと長めに設計されているので、出入りがしやすく、温度調節もスムーズに行えます。
本製品は、205×88cmのレギュラーサイズ。収納時はφ10×24cmとコンパクトにまとまります。ゴアテックス素材を採用したシュラフカバーを探している方におすすめです。
ヘリテイジ(HERITAGE) eVent WINDPROOF シュラフカバー F付

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「eVent WINDPROOF」を採用した3レイヤーのシュラフカバー。優れた耐水性・透湿性・通気性を備えています。縫製ラインにもシームシーリング加工が施されており、防水性を高めているのが特徴です。
ファスナーは左に傾斜して配置。開閉したときに口に当たりにくく、使い勝手に優れています。295gと軽量なのもメリット。収納に便利なスタッフバッグ付きで、携帯性も良好です。
軽量かつ機能性に優れたシュラフカバーを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
アウトドアリサーチ(OUTDOOR RESEARCH) ヘリウムエマージェンシービビィ 19842167

3シーズン用の寝袋と併用することで1年を通して利用できる、2.5レイヤーのシュラフカバーです。重さ273gと軽量なのが特徴。収納時サイズは約13.9×7cmと、缶ビールほどの大きさにコンパクトにまとまります。
あたたかさを閉じ込めながら、寝袋を外気から守る構造を採用しており、保温性も良好。防水性の高い生地を使用しているうえ、シームテープ処理が施されているため、湿気や結露が多いシーンでも快適な空間を確保できます。
簡単に開閉できるドローコード式を採用しているほか、反射ロゴが付いているので、夜間でも操作しやすいのも嬉しいポイントです。
使用時サイズは、約幅91×長さ213cm。登山・ソロキャン・ツーリングなどに携帯できる、軽量コンパクトなシュラフカバーを探している方におすすめです。
ムラコ タイベックスリーピングバッグプロテクター SL001

素材に優れた透湿性・通気性を持つ「タイベック」を採用したシュラフカバー。寝袋を結露や濡れから守り、寝袋内を快適な状態に保ちます。
センタージップの採用により、脱着がスムーズなのも嬉しいポイント。また、ドローコードで開口部を調節できるので、さまざまなメーカーの寝袋にフィットできます。開口部には、擦れに強いナイロンリップストップを採用し、長く愛用できるのもメリットです。
展開時は幅86×長さ220cm、収納時はφ12×高さ20cm。収納に便利なスタッフバッグが付属しています。軽くて高機能なシュラフバッグを探している方におすすめです。
Yundxi シュラフカバー

素材に高耐久の「15Dリップストップナイロン」を採用したシュラフカバーです。裏面にはシルバーコーティングが施されており、保温性に優れているのが特徴。また、防水・撥水性能も高く、不快な濡れや湿気を軽減します。
144gと軽く、コンパクトに収納が可能。気軽に持ち運べるので、シュラフカバーのほかに、ブランケットやグラウンドシートや災害用シートなど、さまざまな用途で活躍します。
200×75cmの封筒型のため、寝心地がよいのも嬉しいポイント。1人用のほか、2人用サイズもラインナップされています。携帯性重視の方や、汎用性の高いシュラフカバーを探している方におすすめです。
ヒロマエ(HIROMARE) シュラフカバー

リーズナブルな価格が嬉しいシュラフカバー。良心的な価格設定ながら、高い防水性を備えているのが特徴。雨や泥などの汚れも落ちやすく、お手入れが簡単なのもポイントです。
使用時は、213×115cmのゆったりサイズ。頭の部分までしっかりカバーできるほか、封筒型のため寝心地も良好です。使わないときは、12×8.5cmと手のひらサイズに収納できます。
キャンプ時のシュラフカバーとしてはもちろん、災害時のエマージェンシーシートとしても利用が可能。いざというときに1枚あると安心のアイテムです。コストパフォーマンスの高いシュラフカバーを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
プロモンテ(PUROMONTE) ライトウエイト3レイヤーシュラフカバー GFC55

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透湿・防水性・通気性に優れたシュラフカバー。3レイヤー構造で、結露を大幅に軽減できるのが特徴です。
3レイヤーにもかかわらず、わずか300gと軽量なのも嬉しいポイント。展開時サイズは215×85cm、収納時は縦7×横8×高さ21cmと、コンパクトにまとまります。結露対策に強いシュラフカバーを探している方におすすめです。
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寝袋内をドライな空間にする「シュラフカバー」。シュラフカバーがあれば結露や蒸れを軽減でき、キャンプでも快適な睡眠環境を確保できます。また、災害時などのエマージェンシーシートとしても役立つアイテムです。軽量コンパクトなモノも数多くラインナップされているので、ぜひリュックに常備してみてください。