寝袋の保温性を高め、快適な睡眠をサポートするインナーシュラフ。寝袋の内部を清潔に保つだけでなく、夏場には単体でも活躍します。製品によって素材や形状などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インナーシュラフのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- インナーシュラフとは?
- インナーシュラフのメリット
- インナーシュラフの選び方
- インナーシュラフのおすすめメーカー
- インナーシュラフのおすすめ|夏
- インナーシュラフのおすすめ|春・秋
- インナーシュラフのおすすめ|冬
- インナーシュラフのおすすめ|オールシーズン
インナーシュラフとは?

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インナーシュラフは、シュラフ(寝袋)の中に入れて使用するシーツ状の寝具で、インナーシーツとも呼ばれています。シュラフの保温性を高める補助アイテムとして活躍するのが特徴です。体温を効率よく循環させることで、シュラフ単体で寝るよりもあたたかい環境を作り出します。
毛布より薄く軽量な設計なので、シュラフ内が窮屈になりにくいのが魅力です。封筒型やマミー型など、手持ちのシュラフの形状に合わせたタイプを選べます。登山やキャンプはもちろん、夏場には単体で使える製品もあり便利です。
インナーシュラフのメリット

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インナーシュラフを使うメリットは、保温性が向上する点。冬のキャンプや高山での登山など、厳しい寒さが予想される場面で寒さ対策として有効なアイテムです。
シュラフの内側を汗や皮脂、汚れから保護できるのも魅力。洗濯が可能なモノであれば、シュラフ本体を清潔に保つのに役立ちます。また、軽量でコンパクトな製品が多く、登山で荷物を減らしたい方にもぴったりです。
寝汗によるべたつきを軽減する効果があり、寝返りが打ちやすくなるのもポイントです。夏場は単体で使用することで、季節を問わず快適な睡眠環境を整えられます。
インナーシュラフの選び方
シュラフと同じ形状・サイズがおすすめ

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インナーシュラフを選ぶうえで大切なのは、手持ちのシュラフと同じ形状・サイズを選ぶことです。形状が異なるとインナーシュラフの生地に余りが生じ、快適に寝にくい原因になる場合もあります。快適な睡眠のために、適したサイズのモノを選びましょう。
インナーシュラフの形状は、主に「マミー型」と「封筒型」の2種類があります。マミー型は身体にフィットしやすく、保温性が高いのがポイント。一方、封筒型は長方形でゆったりしており、圧迫感が少ない傾向にあります。
また、インナーシュラフを使うことで保温性を高められるのも魅力です。汗を吸収して快適性を向上させる役割も果たします。
季節に合わせて素材を選ぼう
夏に使うならポリエステル

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夏のアウトドアには、速乾性に優れたポリエステル素材がぴったりです。汗をかいても乾きが早いため、サラッとした肌触りを保てます。蒸し暑い季節でも快適に過ごせるのが魅力です。製品のなかには、接触冷感や吸水速乾の機能を持つモノもあります。
また、軽量でコンパクトに収納できるモノが多く、登山やソロキャンプで持ち運びやすいのもポイントです。耐久性が高く、繰り返し洗濯しても長持ちします。水に強い性質があるので、アウトドアでの急な天候の変化にも対応できて安心です。
寒暖差が大きい春・秋にはコットン

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寒暖差が大きい春や秋のキャンプには、コットン素材がおすすめです。暑いときは熱を逃がし、寒いときは体温を保つ性質があるため、気温の変化に対応できます。吸湿性にも優れており、さらっとした肌触りを実現するのも魅力です。
また、耐久性が高く、家庭用の洗濯機で丸洗いできる製品もあるので、手入れがしやすく便利。通気性と保温性のバランスがよいのもポイントです。
冬には保温性が高いフリース

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冬の寒さ対策には、保温性が高いフリース素材が適しています。軽量でありながら熱をしっかり閉じ込めるので、あたたかい睡眠環境を作りたい方にぴったりです。
なかには、静電気防止効果を備えた製品もあります。伸縮性に優れたタイプなら、寝返りをうっても窮屈さを感じにくいのが魅力。洗濯可能なモノが多く、シュラフを清潔に保てるのもポイントです。
さらに、製品によっては単体で夏用のシュラフとして使えたり、毛布や肩掛けとして活用できたりもします。ひとつ持っておくと、さまざまな場面で活躍する便利な素材です。
オールシーズン使えるシルク

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季節を問わず使えるモノを探している方には、シルク素材がおすすめです。通気性・保温性・吸湿性のバランスに優れており、冬は保温力を高め、夏は涼しく過ごせるため、オールシーズン活躍します。なめらかな肌触りも魅力のひとつです。
シルクは天然繊維で肌触りがよく、安心して使えます。汗を素早く吸収し放出する性質があるため、シュラフ内が蒸れにくいのもポイントです。静電気や汗によるべたつきが少なく、快適な睡眠をサポートします。また、軽量でコンパクトに収納できるため、持ち運びにも便利です。
軽量・コンパクトに収納できると持ち運びやすい

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ソロキャンプやバックパックで移動する方には、軽量でコンパクトなインナーシュラフがおすすめです。荷物をできるだけ軽くしたい登山者やバックパッカーにとって、持ち運びやすさは重要なポイントです。
また、収納したときのサイズも確認しておくと安心。製品のなかには、手のひらサイズまで小さくなるモノなどもあります。ナイロンなどの素材を使った製品は、軽量で持ち運びやすいのが魅力です。
洗濯機で丸洗いできると便利

汗や汚れが気になる方は、洗濯機で丸洗いできると手入れがしやすく便利です。化繊素材の製品は洗濯機に対応しているモノが多い傾向にあります。
洗濯機で洗う際は、洗濯ネットに入れて「毛布」コースなど優しい水流のモードを選ぶようにしましょう。ただし、製品によって手入れの方法が異なる場合があるため、洗濯前に必ず洗濯表示を確認することが大切です。
インナーシュラフのおすすめメーカー
モンベル(mont-bell)

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モンベルは1975年に設立された日本のアウトドア総合ブランドです。「Function is Beauty(機能美)」を掲げ、独自の技術開発により軽量で機能的なギアを展開しています。
インナーシュラフにおいては、独自の「スパイラルストレッチシステム」で高い伸縮性を実現しているのが特徴。軽量コンパクトでありながら保温性や吸汗速乾性を兼ね備えているのもポイントです。本格的な登山から日常的なキャンプまで幅広く対応します。
コールマン(Coleman)

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コールマンはアメリカで創業したアウトドア総合ブランドです。「アウトドアをもっと身近に」をコンセプトに、初心者から上級者まで使いやすい製品を展開。キャンプ用品の定番ブランドとして、世界中のファミリーキャンパーに愛用されています。
インナーシュラフにおいては、肌触りのよいコットン素材を使用した製品などをラインナップ。保温性と通気性を両立し、四季を通じて快適に使用できます。洗濯機で丸洗い可能なメンテナンス性の高さも魅力です。
ロゴス(LOGOS)

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ロゴスは1985年に設立された日本のアウトドアブランドです。「Enjoy Outing!」をコンセプトに、革新的で使いやすいアウトドアギアを展開。機能性とコストパフォーマンスを両立した製品作りで、多くのキャンパーから支持されています。
インナーシュラフにおいては、抗菌防臭機能付きのシルキー素材と接触冷感タイプの2種類を展開。シルクのような肌触りと優れた衛生性能を備えており、季節に応じて使い分けできる実用性の高さが特徴です。
インナーシュラフのおすすめ|夏
ロゴス(LOGOS) 冷感・吸汗 LOGOS インナーシュラフ 72601110
ひんやり感のある接触冷感素材のインナーシュラフ。Q-max値0.4以上の生地で、肌に触れると涼しさを体感できます。ナイロンとポリウレタン素材で吸汗性も良好です。
シュラフの内側にセットして使用すれば、汚さずに清潔性を保てます。暑い夏場には単体でブランケットとしても活用でき、フレキシブルに温度調節できるのが魅力です。
収納時は約直径11×長さ18cmとコンパクトで重量も約520g。暑さで寝苦しい夜を快適に過ごしたい方におすすめです。
ナンガ(NANGA) クールタッチシーツ
接触冷感で夏を涼しく過ごせるアイテム。Q-max値0.3以上の高い冷感性能を持つナイロンポリウレタン素材を採用しており、蒸し暑い夜でもひんやり感を体感できます。吸水速乾性と2Wayストレッチ機能でベタつかず快適です。
収納時は12×18cmとコンパクトで、重量約500gなので荷物を軽くしたいキャンプでも活躍します。暑い季節のアウトドアで使いたい方におすすめです。
ナンガ(NANGA) スリーピング バッグ インナー シーツ
蒸れにくいメッシュ素材で夏の快適性を追求したインナーシュラフ。通気性に優れたポリエステルメッシュを採用しており、肌面のベタつきを軽減します。ハーフファスナー仕様で軽量性と携行性を両立しているのが魅力です。
夏の低山ハイクやキャンプでは単体使用も可能。シュラフ内部に入れれば汚れを防止し、清潔性を保てます。
収納袋付きでコンパクトに収納でき、バッグ内でかさばりにくいのもメリット。夏場の快適な睡眠環境を求める方におすすめのモデルです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) サーモライト インナーシュラフシーツ UB-33
夏のキャンプでも快適に過ごせるインナーシュラフ。保温性化学繊維のサーモライトを使用しており、繊維内に空気を取り込むことで保温性を高めます。約330gと軽量でストレッチ性があるのも特徴。肌触りもよく快適な寝心地を実現します。
マミー型や封筒型のインナーとしてはもちろん、トラベルシーツとして活用可能。夏場はシーツのみでも使用できます。夏のアウトドアで荷物を軽くしたい方におすすめです。
インナーシュラフのおすすめ|春・秋
コールマン(Coleman) スリーピングバッグコットンインナー 2215988
自然な保湿力で春・秋の気温変化に対応するコットン素材のインナーシュラフ。肌触りのよいコットン生地を採用しており、汗をかいても蒸れにくく快適な寝心地を実現します。
使用サイズは約190×88cmで、収納時は約16×9×18cmとコンパクト。重量も約600gと軽量な設計です。洗濯機で丸洗い可能なため、連泊時のお手入れも簡単。春や秋のキャンプなど、寒暖差のある環境で使えるモノを探している方におすすめです。
モンベル(mont-bell) ウォームアップシーツ #1121456

春秋の保温性を向上させるマミー型インナーシーツ。素材にはクリマプラスメッシュを採用。起毛地のため、高い保温効果を発揮します。重量195gとコンパクトながら、シュラフの使用可能温度を約2℃下げる性能が特徴です。
伸縮性があるため、ストレッチシステム対応シュラフとの相性が良好。収納サイズは直径9×15.5cmで携帯性に優れており、山小屋泊や寒暖差のあるキャンプでも活躍します。
ネイチャーハイク(NatureHike) インナーシーツ コットン100%
枕カバー付きで衛生的に使えるコットン100%のアイテム。通気性と吸湿性に優れており、快適な睡眠をサポートします。210×100cmの幅広設計で寝返りを打っても快適です。
約620gの重量で、収納袋付きでコンパクトに持ち運び可能。洗濯機で丸洗いできるため、連泊時のメンテナンスも簡単です。アウトドアから車中泊まで多彩なシーンで活躍。シュラフの汚れも軽減できる、おすすめの製品です。
コクーン(Cocoon) コクーン Insect shield サファリトラベルシーツ コットン
虫除け効果のあるコットン100%のトラベルシーツ。インセクトシールドテクノロジーによりキク科植物の成分を繊維に配合し、虫が寄り付きにくい特殊加工を施しています。無害で無臭と謳われており、安心して使用可能です。
洗濯を70回以上行っても防虫効果が持続する耐久性が魅力。重量410gで収納サイズは19×10cmとコンパクトに収まります。コットン素材なので、耐久性もあり洗濯ができるのも魅力です。
インナーシュラフのおすすめ|冬
ロゴス(LOGOS) バルキーフリースセパレートシュラフ72600981
上下分離でさまざまな使い方ができる冬用インナーシュラフ。バルキーなフリース素材により高い保温性を発揮し、寒い季節のキャンプでもあたたかさをキープできます。ダブルファスナー搭載で細かい温度調節が可能で、腹部だけ閉じる使い方もできるのが特徴です。
セパレート構造により2人で分けて使えるため、ブランケットや枕としても活用可能。洗濯機で丸洗いでき、いつでも清潔に保てます。重量約820gで収納サイズは約直径17×40cmとかさばりにくく、冬キャンプで保温力を高めたい方におすすめです。
ネイチャーハイク(NatureHike) インナーシーツ フリース
もこもこ質感のコーラルフリース素材を採用したあたたかなインナーシュラフ。体を優しく包み込む柔らかな肌触りで、寒い夜の保温性を高めます。185×75cmのサイズでゆったりと手足を伸ばせる設計です。
サイドと足元にジッパーを配置し、温度調節が簡単にできるのがポイント。重量約920gで収納時は27×17cmにまとまり、持ち運びに便利です。
丸洗い可能なので連泊時も清潔を保てます。冬の野外活動でしっかりとしたあたたかさを求める方におすすめです。
ベアーズロック(Bears Rock) くるむん ボアフリース IB-301K
毛布のような肌触りで包まれるボアフリース製インナーシュラフ。表面はふわふわのボアフリース、内側はさらりとしたマイクロフリースの二重構造で快適な寝心地を実現しています。ドローコード付きで肩口を絞れるため、冷気を遮断して保温性を高められるのが特徴です。
ファスナーを全開すれば、ブランケットや敷きマットとしても活用可能。サイズは使用時約180×75cm、収納時は約31×20cmとコンパクトに収まります。重量約1000gで持ち運びやすく、冬キャンプであたたかさを求める方におすすめです。
なないろ館 インナーシュラフ
冬の保温力を重視したフリース素材のインナーシュラフ。ふわふわの起毛仕上げであたたかい空気層をキープし、寒い夜でも快適な睡眠環境をサポートします。180×140cmのゆとりあるサイズ設計です。
収納時は14×29cmとコンパクトにまとまり、軽量で携行性も良好。洗濯機で丸洗いできるため、連泊キャンプでも清潔を保てます。
夏は単体で寝袋として使い、冬はインナーシュラフとして保温効果を高められるのが魅力。厳しい冬のアウトドアであたたかさを求める方におすすめです。
インナーシュラフのおすすめ|オールシーズン
ロゴス(LOGOS) 抗菌防臭シルキーインナーシュラフ 72600324
衛生的に使える、肌触りのよいインナーシュラフ。抗菌技術「Silvadur」が、銀イオンによる抗菌効果が期待できます。生地にはシルクのような感触の抗菌防臭シルキーモイスクロスを採用しており、サラサラとした快適な寝心地です。
寝袋のなかにセットすれば、保温性や吸湿性が向上します。使用後は洗濯機で丸洗いができるため、お手入れがしやすいのも魅力。キャンプなどで寝袋を清潔に保ちたい方や、寝心地にこだわりたい方におすすめのアイテムです。
イスカ(ISUKA) シルクシーツ レクタ 2121
天然シルク100%の優美な肌触りでオールシーズン対応するインナーシーツ。重量わずか130gで、収納サイズは直径7×14cmとコンパクトにおさまります。
封筒型設計で足元に余裕があり、寝返りを打っても窮屈感がないのが魅力。山小屋泊や海外旅行などでも活躍します。季節を問わず快適に使いやすいモノを探している方におすすめです。
コクーン(Cocoon) コクーン Insect shield サファリトラベルシーツ シルク
虫除け加工を施したシルク素材のインナーシーツ。インセクトシールド加工により虫が寄り付きにくく、70回以上の洗濯でも効果が持続します。重量わずか160gで、収納サイズは14.5×7cmとコンパクトです。
シルク100%の素材は肌触りが滑らかで、優れた保温性と透湿性を発揮。暑いときには涼しく、寒いときにはあたたかく使用できます。熱帯地域の旅行や虫の多い環境でのキャンプ時におすすめです。
トラベルセーフ(Travelsafe) アウトドア スリーピングバッグ インレットシルク レクタンギュラー
軽量性と快適性を追求した、シルク100%のレクタンギュラー型インナーシーツです。シルクならではの吸湿性と放湿性により、冬はあたたかく夏は涼しく過ごせるのが魅力。重量約150gと軽量設計です。
寝袋のインナーとしてだけでなく、山小屋の布団や暑い季節の単体使用にも対応。サイズは約220×90cmと広々使えて、極薄でコンパクトに収納できます。キャンプや山小屋泊で使うのに便利です。































インナーシュラフは、素材や形状によって保温性や肌触りが大きく異なります。季節や用途、手持ちの寝袋との相性を考えて選ぶことが大切です。コンパクトに収納できるモデルなら、旅行や山小屋泊でも重宝します。ぜひ本記事を参考に、自分に適したアイテムを探してみてください。