キャンプを快適に過ごすために持っておきたい「ダウンシュラフ」。保温性能の高さや軽さが魅力で、冬のキャンプや登山でも活躍するアイテムです。しかし、各メーカーからさまざまなモデルが展開されており、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも。

そこで今回は、おすすめのダウンシュラフをご紹介します。選び方のポイントや人気のメーカーについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ダウンシュラフの魅力

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ダウンシュラフはコンパクトで軽く、携帯性に優れているのが魅力。登山やツーリングキャンプなど、積載に制限があるシーンで活躍します。

保温性能が高く、冬のキャンプでもあたたかく過ごせる点もメリット。また、ダウンの性能ごとにラインナップされているため、使用環境や予算などにあわせて選べるといった特徴もあります。

ダウンと化繊の違い

シュラフの中身の素材は、水鳥の羽毛である「ダウン」と、ポリエステル繊維を綿状に加工した「化繊」の2種類に分けられます。

ダウンは大きく膨らんで空気の層を作ることで、高い保温性能を発揮するのが特徴。また、軽量でコンパクトに収納できるため、携帯性に優れている点もメリットです。ただし、水濡れに弱く、洗濯などのお手入れに手間がかかりやすいといった側面もあります。

一方の化繊は、ダウンに比べて保温性能は劣るものの、クッション性が高い点や、水に強く自宅で洗濯しやすい点がメリットです。また、ダウンに比べて安く手に入るのも魅力。ただし、化繊はダウンよりも重くかさばる傾向にあるため、車で持ち運ぶのがおすすめです。

ダウンシュラフの選び方

フィルパワー(FP)をチェック

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「フィルパワー」とは、ダウンのかさ高を表す数値のこと。フィルパワーが高いほど大きく膨らみ保温性能が高いとされ、少ない量のダウンでもあたたかさを保ちます。

高いフィルパワーのダウンを使用したモデルほど携帯性も優れていますが、その分価格が上がるのはデメリット。なお、一般的には600~700フィルパワー程度で良質、700フィルパワー以上で高品質ダウンとされています。

形状で選ぶ

あたたかさを重視するなら「マミー型」がおすすめ

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マミー型は「ミイラ型」とも呼ばれ、身体にフィットし保温性能が高いのがおすすめポイント。冬用のダウンシュラフの場合、首周りを包み込む「ショルダーウォーマー」や、ジッパーからの冷気の侵入を防ぐ「ドラフトチューブ」など、あたたかさを保つ工夫が施されているのも特徴です。

一方で、フィットしやすい構造により就寝時の動きが制限されやすいのがデメリット。ただし、最近はストレッチ性能を有したモノや、足元に余裕を持たせたモデルなども多く展開されています。保温性能と寝心地の両方を求める方はあわせてチェックしてみてください。

ゆったりと寝られる「封筒型」

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封筒型とは、その名の通り封筒のような長方形のシュラフです。足元までゆったりとしたスペースが確保されているため、圧迫感や窮屈感が少ないのがメリット。ファスナーをすべて開いて掛け布団として使えるタイプもあります。

一方でフィット感が少ないため隙間ができやすく、保温性能が低いのがデメリット。春夏のあたたかいシーズンや、テント内で暖房器具を使えるシーンなどでの使用がおすすめです。

収納性や持ち運びやすさにも注目

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収納性や持ち運びやすさも大切なポイントです。封筒型に比べ、マミー型のダウンシュラフの方が収納しやすい傾向にあります。また、同じ保温性能でもフィルパワーが高いダウンを使用しているシュラフの方が、コンパクトに収納可能です。

メーカーによっては、収納サイズを小さくできる「コンプレッションバッグ」が付属するモノも。登山やツーリングなど、荷物をできる限りコンパクトにまとめたい方はあわせてチェックしてみてください。

洗濯・丸洗いできるかどうか

自宅でお手入れをしたい場合は、洗濯・丸洗いができるかどうかも大切なポイントです。ダウンシュラフに皮脂などの汚れが付着すると、多くの空気を蓄えられなくなり保温性能が低下する恐れも。丸洗いできるダウンシュラフは、機能を保ちつつ衛生的に使い続けられるのがメリットです。

なお、一般的な家庭用洗剤はダウンのタンパク質にダメージを与えてしまい、保温性能を低下させてしまいます。洗濯の際にはダウン製品専用の洗剤を使用するのがおすすめです。

ダウンシュラフのおすすめメーカー

ナンガ(NANGA)

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ナンガは滋賀県米原市に本社を構えるメーカーです。ナンガが使用しているダウンは国内で洗浄・精製されており、羽毛本来の温湿度調節機能が高く、特有のニオイが少ないのが特徴。ダウンシュラフだけでなく、ダウンジャケットやマフラーなどアパレル製品も充実しています。

ナンガのシュラフは品質の高さが魅力です。羽毛の吹込み・縫製・メンテナンスなどを、自社工場の熟練した職人が丁寧に実施。また、台形ボックス構造やフットボックスなど、ダウンのよさを引き出すテクノロジーもおすすめポイントです。

モンベル(mont-bell)

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モンベルは「機能美」と「軽量と迅速」をコンセプトに製品開発を行う日本のメーカー。テントやウェア、スノーギアなどさまざまなアウトドアアイテムを展開しています。

モンベルのダウンシュラフは機能性の高さが特徴です。マミー型の窮屈感を解消する「スーパースパイラルストレッチシステム」や、ダウンを仕切るための隔壁がない「スパイダーバッフルシステム」など、独自のシステムを構築。

また、軽量かつコンパクトなダウンシュラフを多く展開しているため、携帯性に優れたダウンシュラフを探している方におすすめです。

イスカ(ISUKA)

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イスカは登山用繊維製品の製造・販売を手掛ける日本のメーカー。ラボテストやフィールドテストを繰り返し、快適な睡眠に配慮したダウンシュラフを多く展開しています。

イスカのダウンシュラフは独自の3D構造が特徴です。身体の上部にゆとりを持たせて睡眠中の動きを妨げない一方で、無駄なスペースを抑えることで保温性能も良好。また、ダウンの量をエリアごとに最適化し、軽量性と保温効率を両立している点もおすすめです。

ダウンシュラフのおすすめ|人気

ナンガ(NANGA) AURORA LIGHT 750DX

ナンガ(NANGA) AURORA LIGHT 750DX

冬キャンプでも使えるマミー型のダウンシュラフです。760フィルパワーのダウンを使用しているのに加え、ダウンの保温性能を活かすためのボックスキルト構造を採用している点が特徴。快適使用温度は-8℃と、高い蓄熱・保温効果が期待できます。

本製品は表地に、ナンガ独自の「オーロラテックス」と呼ばれる高い防水透湿性を有した生地を採用。収納サイズは直径19×31cm、総重量は1280gとコンパクトかつ軽量な点もおすすめです。カラーはグレー・レッド・ブラウンなどを展開しています。

ナンガ(NANGA) UDD BAG 810DX

ナンガ(NANGA) UDD BAG 810DX

国内の厳冬期登山でも使用可能と謳われているマミー型のダウンシュラフです。肩回りを保温するショルダーウォーマーなど、保温性能を高める機能を搭載。さらに、ダウンのかさを最大限に活かすボックスキルト構造を採用しており、冬の寒さから身を守れます。

本製品は770フィルパワーのダウンに超撥水加工を施しているのが特徴。ダウン最大の弱点である水濡れを克服しています。総重量は1260g、収納サイズは直径19×31cmと軽量コンパクトで携帯性に優れている点もおすすめです。

ナンガ(NANGA) RABAIMA BAG W 1000

ナンガ(NANGA) RABAIMA BAG W 1000

フード付きの封筒型ダウンシュラフです。650フィルパワーのダウンを使用した冬用のダブルサイズモデル。使用時サイズは140×233cmとゆったりしており、キャンプだけでなく、自宅や車中泊などで快適に過ごしたい方にもおすすめです。

両サイドにファスナーを搭載しており、2人で使用してもスムーズに出入りが可能。冷気の侵入を防ぐドラフトチューブも搭載しているため、保温性の高さも魅力です。

体重によってつぶれやすい背面に化繊綿を採用している点も本製品の特徴。収納サイズは直径40×58cm、重量は2500gとややかさばるため、車移動の方におすすめです。

モンベル(mont-bell) ドライ シームレス ダウンハガー900 #1 1121389

モンベル(mont-bell) ドライ シームレス ダウンハガー900 #1 1121389

900フィルパワーの高品質ダウンを使用したマミー型のダウンシュラフです。本製品はダウンを仕切るための隔壁を排除した「スパイダーバッフルシステム」を採用。ダウンのかさを活かしたり、高い気密性を保ったりといった特徴があり、保温性能に優れています。

マミー型の窮屈感を解消する「スーパースパイラルストレッチシステム」を採用している点も本製品の魅力。フィット感を保ちつつ睡眠中の無意識な動きを妨げないため、快適な寝心地を得られます。

スタッフバッグも含めた総重量は892gと軽量。表面には防水透湿素材を採用しており、シュラフカバーが不要なため、登山などで荷物を少しでも減らしたい方にもおすすめです。

モンベル(mont-bell) シームレス ダウンハガー800 #3 1121401

モンベル(mont-bell) シームレス ダウンハガー800 #3 1121401

800フィルパワーのダウンを採用しているマミー型のダウンシュラフです。本製品は高いストレッチ性能を実現したスーパースパイラルストレッチシステムを採用。フィット感を保ちつつ、マミー型の窮屈感を解消しています。

スタッフバッグも含めた総重量は555gと非常に軽量です。収納時サイズが直径13×26cmとコンパクトなのもポイント。夏の登山や冬の低山キャンプなど、さまざまなシーンで使えるダウンシュラフを求める方におすすめです。

手洗いや低温でのタンブル乾燥ができる点も魅力。自宅でお手入れができるダウンシュラフを探している方にもピッタリです。

モンベル(mont-bell) ダウンハガー650 #5 1121383

モンベル(mont-bell) ダウンハガー650 #5 1121383

650フィルパワーの良質なダウンが魅力的なダウンシュラフです。シュラフの表面はダウンのかさを得やすいボックス構造、背面は軽さとコンパクトさに優れたシングルキルト構造を採用。総重量は599g、収納時サイズは直径14×28cmと携帯性に優れ、夏の縦走登山やキャンプにおすすめです。

本製品はモンベル独自のスーパースパイラルストレッチシステムを採用しています。身体を隙間なく包み込みながら、マミー型の窮屈感も解消。睡眠中の無意識な動きを妨げないため、快適な寝心地を得られます。

イスカ(ISUKA) ダウンプラス デナリ 1100 1594

イスカ(ISUKA) ダウンプラス デナリ 1100 1594

あたたかさを最優先したい方におすすめのダウンシュラフです。720フィルパワーのダウンを使用しており、最低使用温度は-30℃。冬のキャンプはもちろん、厳冬期の登山や極地遠征などにも対応可能です。

ショルダーウォーマーやドラフトチューブのほか、足元にはダウンを多めに封入し保温性を確保。身体の上部に余裕を持たせた3D構造や、睡眠時の足の形に沿った逆台形構造などにより、寝心地のよさを実現しているのもおすすめポイントです。

結露からシュラフを守る撥水性能を有している点も魅力。収納時サイズは直径24×38cm、平均重量は1830gです。

イスカ(ISUKA) エアプラス 630 1523

イスカ(ISUKA) エアプラス 630 1523

800フィルパワーの高品質ダウンを使用したダウンシュラフです。首から胸にかけて縦に配置された「セパレートボックス」がダウンの偏りを防止し、保温性能を高めているのが特徴。ショルダーウォーマーやドラフトチューブも搭載しています。

また、ダウンのかさ高を維持しつつ、熱損失を削減する台形ボックス構造を採用。最低使用温度は-15℃で、冬キャンプや冬山で使用したい方にピッタリです。強力な撥水性能を有しているのもおすすめポイント。収納サイズは直径20×34cm、平均重量は1030gです。

イスカ(ISUKA) レクタ 1000 1473

イスカ(ISUKA) レクタ 1000 1473

620フィルパワーのダウンが封入されている封筒型のダウンシュラフです。ダウンを1000gたっぷり使用しています。最低使用温度は0℃。上部のドローコードを締めれば、シュラフ内部の空気を逃がさずあたたかさをキープできます。

イスカのレクタシリーズはファスナーのフルオープンが可能。1枚のシュラフを掛け布団にしたり、2枚つなげて大型のシュラフにしたりと、使い勝手に優れている点もおすすめです。撥水性能を有しているのも本製品の魅力。収納時サイズは直径23×37cm、平均重量は1590gです。

スノーピーク(snow peak) セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104

スノーピーク(snow peak) セパレートオフトンワイド 1400 BDD-104

さまざまな使い方ができる封筒型のダウンシュラフです。両サイドのファスナーを外せば敷き布団・掛け布団として分離が可能。足元だけを開けて通気性を確保したり、連結して封筒型シュラフとして使ったりと、気候に合わせて使い分けられるのが特徴です。

敷き布団の頭部には、衣服などを入れて簡単に枕を作れる「ピロートンネル」を搭載。ファスナーを外して複数枚を連結できるなど、使い勝手に優れている点もおすすめです。

ダウンに防水加工を施しているため、丸洗いも可能。収納サイズは直径28×50cm、重量は約3100gとややかさばるため、車移動の方におすすめです。

サーマレスト(THERMAREST) ハイペリオン -6℃ 30164

サーマレスト(THERMAREST) ハイペリオン -6℃ 30164

軽さが魅力のマミー型のダウンシュラフです。総重量は577gと、同等の性能を持ったシュラフのなかでは軽め。使用可能温度は-6℃と、高い保温性能も有しています。

ダウンには撥水加工が施されており、通常のダウンに比べて吸水率を90%以上カットすると謳われています。洗濯機や乾燥機でのお手入れができるのもおすすめポイントです。

本製品にはコンプレッション・スタッフサックが標準で付属します。収納サイズが15×20cmと持ち運びやすいため、登山やツーリングなど荷物を軽量かつコンパクトにしたい方にもおすすめです。

ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) Green Kazoo Eco NBR42201

ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) Green Kazoo Eco NBR42201

環境に配慮して作られたマミー型のダウンシュラフです。中綿には700フィルパワーのリサイクルダウンを使用。生地にもリサイクルナイロンを使用しており、名前の通りエコな製品です。

フードはフィット感に優れた形状で、冷気が侵入しにくくあたたかさをキープします。足元は立体的な構造をしており、窮屈感が少ないほか、空気の層を作り保温性に優れているのも特徴。-17℃まで対応可能なため、縦走登山や冬キャンプ向けのダウンシュラフを探している方におすすめです。

コンプレッションスタッフバッグが標準で付属するのも嬉しいポイント。シュラフ内部に小物を入れるポケットが付いていたり、保管用のストレージバッグが付属したりと、使い勝手のよさもメリットです。

ダウンシュラフのおすすめ|安い

イスカ(ISUKA) レクタ 350 1393

イスカ(ISUKA) レクタ 350 1393

620フィルパワーのダウンを使用した封筒型のダウンシュラフです。片面にはダウンのかさ高を引き出すボックス構造を、反対側には軽量性に優れたシングル構造を採用しているのが特徴。気候に合わせて上下を使い分ければ、幅広い温度域に対応できるのがメリットです。

首元にはドローコードが搭載されており、締めれば保温性をアップできます。フルオープンジッパーなので、レクタシリーズのシュラフと連結したり、掛け布団として使ったりすることも可能。イスカのダウンシュラフのなかでは価格が比較的安いのも魅力です。

モンベル(mont-bell) ダウンファミリーバッグ #3 1121312

モンベル(mont-bell) ダウンファミリーバッグ #3 1121312

かさ高の回復力に優れた素材を使用した封筒型のダウンシュラフです。モンベルのダウンシュラフのなかでは価格が安いのが魅力。ジッパーはサイドから足元へとつながるL字構造で、大きなブランケットとしても使えます。

同じモデルのダウンシュラフや、モンベルの「ファミリーバッグ」とはジッパーで接続が可能。収納のしやすさと圧縮性能を兼ね備えたスタッフバッグが標準で付属するのもおすすめポイントです。

ハイランダー(Hilander) 洗えるダウンシュラフ 600 0℃ N-68

ハイランダー(Hilander) 洗えるダウンシュラフ 600 0℃ N-68

2008年にスタートした日本のメーカー「ハイランダー」が手掛けるマミー型のダウンシュラフです。本製品は650フィルパワーの良質なダウンを使用。ボックスキルト構造でコールドスポットができにくく、あたたかさをキープします。

ショルダーウォーマーやドラフトチューブなど、保温性能を高める機能も搭載。サイドのジッパーは足元からも開けられる仕様で、温度調節がしやすいのもおすすめポイントです。

洗濯機で丸洗いできるのも本製品の魅力。高い保温性能や使い勝手のよさを有しながら、比較的価格が安いのもメリットです。

ハイランダー(Hilander) 洗えるダウンシュラフ400 封筒型 N-60

ハイランダー(Hilander) 洗えるダウンシュラフ400 封筒型 N-60

650フィルパワーのダウンを使用した封筒型のダウンシュラフです。ダウンには撥水加工が施されています。また、洗濯機での丸洗いが可能。清潔を保ちながら使い続けられるのがメリットです。

ジッパーを外して掛け布団として使用したり、シュラフを2枚連結させたりと、汎用性の高さも魅力。収納時サイズは直径約16×35cm、重量が約720gとコンパクトかつ軽量な点もおすすめです。

ウミネコ(Umineko) LANGYA UM-SH-01

ウミネコ(Umineko) LANGYA UM-SH-01

600フィルパワーのダウンを使用したマミー型のダウンシュラフです。快適睡眠温度は-15℃と、冬のキャンプでも使用可能。ショルダーウォーマーやドラフトチューブなど、保温性能を高める機能も搭載しています。

足元にはフットボックスも搭載しており、足を圧迫せず自然な角度で保てるのもメリットです。高い機能性を有しながら、安い価格も魅力。コストパフォーマンスを重視したい方におすすめです。