家族みんなでキャンプに出掛けて、テントを張り、おもいっきり遊び、バーベキューを楽しんで、最後には星空の下、シュラフに潜り込んで眠る。ファミリーキャンプでは、子どもに本当の自然を心ゆくまで体験させて、忘れられない思い出を作って欲しいですよね。でも、夜寝るとき寒かったり、寝心地が悪かったりすると、キャンプが良い思い出にならなかったり、風邪をひいちゃうことも…。
子どもにそんな思いさせたくない!それならば、寝袋(シュラフ)にこだわりましょう。快適な睡眠は、素敵な思い出を作ってくれます。今回は、ファミリーキャンプにおすすめの人気シュラフを、選び方のポイントを交えてご紹介します。
ポイント1:形を選ぼう
シュラフには本当にさまざまな形があり、ミノムシのようなマミー型や名前そのままの封筒型・ボックス型や、お布団のような分離型、人型で前進を覆ってくれるヒューマノイドタイプなんていうのもあります。シュラフは基本的には一人用ですが、ファミリーキャンプの場合は状況によっては小さな子どもと一緒に寝ることもあるでしょう。そんなときは大きめサイズの封筒型を選ぶなど、状況に応じて最適なタイプを選びましょう。
ポイント2:暖かさを選ぼう
シュラフの大体は最低使用温度が設定されていて、ある程度の使用温度を想定したコンセプトで作られています。夏用で通気性を重視したものから、命の危険もあるような極寒の冬山登山で使用する耐寒仕様のシュラフまで、さまざまあります。ファミリーキャンプであれば極寒仕様のものまでは考えなくてもいいですが、楽しいキャンプの夜に寒い思いをしないように、キャンプを行う時期や土地によって最低使用温度を意識して選びましょう。
ポイント3:収納時のサイズを考えよう
キャンプは本来不便さを楽しみに行くものという考え方もありますが、ある程度は便利なギアがそろっていると楽しいものです。しかし、それは同時に荷物の量の増加につながるので収納できる最大荷物量との戦いになります。
キャンプギアの中でも車などに収納した時にわりと大きなスペースを占めるのは、シュラフです。例えば、テントは人数が多くなってもサイズが大きくなるだけで1つですが、シュラフは人数が多くなればなるほど確実に数が増え、1つあたりの収納時の大きさが全体の荷物量に与える影響も大きくなっていきます。個数が多く必要な場合は、よりコンパクトに収納できるものを選ぶことも重要です。
おすすめシュラフ
コールマン(Coleman) カルガリースリーピングバッグ
ファミリーキャンプキャンプといえば、代表的なアウトドアメーカーであるコールマンの製品がおすすめ。さまざまな用途や価格帯の製品がありますが、今回チョイスするのは、使いやすい封筒型のシュラフです。真冬にキャンプをするのでなければ、春・夏・秋とこれ一つで対応できます。収納もコンパクトにたためて、なおかつ軽量なため持ち運びにも便利。内側が綿素材なのがGOOD!
ロゴス(LOGOS) 丸洗い寝袋ナバホ
ロゴスがシリーズ展開するナバホシリーズの封筒型シュラフ。同シリーズのテントやチェアでそろえているなら、当然のように統一したいデザインですが、シュラフ単体でもウキウキしちゃうデザインですね。封筒型の特徴は、体への密着性が低く内部にある程度のスペースがあるので体制を変えやすく、なおかつ封筒型なので足元から外気が入ってくることもなく、暖かく寝られるモデルです。こちらの場合は丸洗いも可能なので清潔に保つことができることもポイントの1つですね。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アクティブマミーシュラフ600
マミー型のシュラフ。マミー型の特徴は、シュラフが体に密着するので内部に余計な隙間がなく温かいことと、肩口からの放熱と外気の侵入を防ぐ構造になっていることです。また、ファスナー部からの放熱を防止する機能もあり、睡眠時の保温効果は抜群ですので、春や秋の少し肌寒い時期にはおすすめです。貴重品などを入れるポケットがついているなどの細かな工夫もおすすめの理由ですね。
モンベル(mont-bell) UL.スパイラルアルパインダウンハガー800
マミー型で特殊な伸縮機能を搭載したシュラフ。マミー型は一度入ると動きにくく寝る際の体勢をよく変えたい人には向いていないと思われがちですが、こちらの製品はあらゆる方向への伸縮に対応しており、寝ながら体勢を変えたりしても追従する性能が備わっていますので安心です。寝相の悪い人にもおすすめですね。
ロゴス(LOGOS) 丸洗いアリーバ
こちらもマミー型のシュラフですが、そのまま洗濯機に放り込んで丸洗いできるタイプ。肌面素材は生地の段階から抗菌剤が配合されており衛生的で、さらに丸洗いできることであらゆる環境で使用した後も衛生的に使っていけるのが特徴です。通常のシュラフは使った後は天日干し程度しかできないものですが、丸洗いできるのは、何回もキャンプに行く方にはうれしいですね。
スノーピーク(snow peak) セパレートオフトンワイド700
布団のように上下がファスナーで切り離せるセパレートタイプのシュラフ。使用する時期や外気温により、暑い場合は切り離して外気を取り込むなどで調整し、寒い場合はファスナーを接合してしまえば封筒型のように使えるので便利です。また、素材にウォッシャブルダウンを採用しているので汚れた場合は洗濯機で丸洗い可能な点も高評価ですね。
ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER) アウトドア ヒューマノイドスリーピングバッグ
ヒューマノイド型という、寝袋の機能をそのままに人型のまるで全身を覆うスーツのようなシュラフ。通常のシュラフでは窮屈だという人や、シュラフに入ったまま歩き回りたいという方にはおすすめ。足の裏には滑り止め加工もされており、ファスナー部分や襟の部分には放熱・外気の侵入防止構造となっています。また、必要に応じて上下がセパレートできる構造になっているのもおもしろいですね。
フライハイト(Freiheit) フリースインナーシュラフ
フリース生地のシュラフで、夏のキャンプならこれ一つでも全く問題なく眠れます。外気温の低い時期のキャンプでは、シュラフのインナーとして使用することでより保温効果を高めることができます。1つ持っていると他のシュラフと組み合わせて使えるので便利ですね。
コールマン(Coleman) キッズマミー3/C4
子ども用マミー型のシュラフ。子どもは体温が高いので、足元のファスナーを開閉することで温度調節が可能になっています。また、サイドのドローコードで体とシュラフの密着度を調節できる機能が備わっているので、ある程度の範囲の年齢や体の大きさに対応して使えるようになっているため、育ち盛りの子どもでも対応可能ですね。
メルモンド(MerMonde) キッズスリーピングバッグ
子ども用封筒型のシュラフ。丸洗いできるのが特徴で、適応身長が160cmまでと小さな子どもから大きくなった子どもまで使えるシュラフです。簡単な収納方法でコンパクトになり、持ち運びも楽なので、ファミリーキャンプだけでなく学校でのイベントなどにも使えておすすめです。
シュラフの選び方のポイントと、いくつかのシュラフを紹介しました。大人用から子ども用まであり、子ども用のものでもしっかりとした作りとよく考えられた機能で使い勝手がいいものが多いのには驚きますね。ファミリーで川の字になってテントでシュラフに潜るなんて、子どもはもちろん、お父さんお母さんにとっても忘れられない思い出になりそう。そんなファミリーキャンプをぜひ体験してみてください。