プールで音楽が聴ける防水仕様の「音楽プレイヤー」。好きな曲を聴きながら水泳を楽しめるのが特徴です。しかし、モデルによって防水性能は異なるうえ、形状や機能もさまざま。どれを選べばよいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プールで使用できるおすすめの音楽プレイヤーをご紹介。選び方も解説するので、ぜひ参考にして自分にぴったりのモデルを選んでみてください。
プールで使える音楽プレイヤーの選び方
防水性能で選ぶ

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音楽プレイヤーの防水性能は、IPコードで確認します。IPコードとは、国際電気標準会議により定められた、電気製品の防水・防じん性能を表す規格です。
IPX0〜IPX8までの9等級に分かれ、一般的には、数字が大きいほど高い防水性能を備えているといえます。しかし、「IPX7は水没に強い」「IPX5は噴流に強い」といったように、等級により特徴が異なります。
そのため、用途に適した防水等級が記載されているかどうかを事前に確認することが重要。プールで使用する場合なら、IPX7・IPX8相当の防水性能を備えた音楽プレイヤーを選びましょう。
また、防水性能が高くても注意が必要。例えIPX8の防水性能を備えていたとしても、強いシャワーには耐えられない場合があります。水中で使用できて噴流にも強いモノを求める方であれば、IPX5・IPX8などと防水等級が2つ記載された音楽プレイヤーがおすすめです。
一体型か分離型かタイプで選ぶ

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防水仕様の音楽プレイヤーは、モデルによって形状が異なります。音楽を聴きながら泳ぎたい方には、音楽プレイヤー本体とイヤホンが一体化したモノがおすすめ。イヤホン本体に音楽を取り込めるので、プールサイドにスマートフォンを持ち込む必要がありません。
また、一体型のタイプは、比較的コンパクト設計のモノが多いため、持ち運びのしやすさを重視している方にも適しています。
一方、音楽プレイヤー本体とイヤホンが分離しているタイプは、操作性に優れているのが特徴。水中ウォーキングの際やお風呂でも使用できます。
しかし、分離型のタイプはBluetoothで音楽を転送するため、電波が伝わらない水中では操作できません。
プール用の音楽プレイヤーを選ぶ際は、使用する環境や用途に適したタイプのモデルを選びましょう。
装着感をチェック

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プールで使える音楽プレイヤーを選ぶ際は、装着感にも注目しましょう。耳から外れやすいモノでは、プールで集中して泳げません。
フィット感の高いモノを探している方には「カナル型」のモデルがおすすめです。イヤーピースを耳穴に挿入して使用するため、ダイレクトなサウンドが楽しめます。
一方、高い安定感を求める方には、イヤーフックを耳にかけて装着する「耳掛け型」のモデルがおすすめ。耳のサイズを気にせずに済むのもメリットです。
また、軽量設計のモデルなら耳に負担がかかりにくいため、長時間使用したい方に適しています。プールの時間がより快適になるよう、自分に合った装着感の音楽プレイヤーを選びましょう。
お手入れしやすいモノがおすすめ

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プールで使える防水仕様の音楽プレイヤーを選ぶ際は、お手入れ方法を確認しておくことも重要。お手入れがしにくいモノだと使用しなくなってしまう場合もあります。
防じん性能を備えているモデルは汗や砂埃に強いうえ、水で丸洗いできるのも魅力です。
プールで使用する音楽プレイヤーを選ぶ際は、長く愛用できるようにメンテナンス方法も確認しておきましょう。
便利な機能の有無をチェック

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プールで使える防水仕様の音楽プレイヤーを選ぶ際は、どんな機能を備えているかもチェック。外の音を取り込む機能を搭載したモデルであれば、周囲に配慮しながら泳ぐことが可能です。マリンスポーツをする方なら、深い水深に対応したモデルを選びましょう。
クリアなサウンドを楽しみたい方には「骨伝導タイプ」のモデルがおすすめです。骨の振動で音を伝えるため、耳を塞がずに音楽を楽しめます。周囲の音が取り込めるうえ、圧迫感も気になりません。
音質にこだわりたい方は「コーデック」にも注目。コーデックとは、Bluetoothに音声データを送る際の圧縮形式のことです。コーデックの種類は、おもにSBC・AAC・aptXの3つ。違いにより音質や遅延に影響があるほか、対応端末も異なります。
用途に適した機能を探し、自分にぴったりのモデルを選びましょう。
プールで使える音楽プレイヤーのおすすめ
ソニー(SONY) ウォークマン Wシリーズ NW-WS413
本体に4GBのメモリを搭載した防水仕様の音楽プレイヤー。IPX5・IPX8に対応しており、プールやシャワーで使えると謳われています。周囲の音を聞き取りやすくする「外音取り込み機能」を搭載しているのがポイント。周りの人に気を配りながら泳ぐことが可能です。
優れた機能性ながら、本体の重量は約32gとコンパクトサイズ。-5〜45℃までの温度に対応しているので、ウィンタースポーツやお風呂など、さまざまなシーンで活躍します。
また、水流抵抗を考慮したネックバンド形状にも注目。水中でも高い装着感が得られます。耳に掛かる部分がシームレス化してあるためフィット感が高く、外れる心配なく使えます。長時間快適に泳ぎたい方にもおすすめのモデルです。
ソニー(SONY) ワイヤレスステレオヘッドセット WF-SP900
4GBのメモリを搭載し、Bluetoothにも対応した防水仕様の音楽プレイヤーです。IP65・IP68相当の防水・防じん性能を備えているうえ、左右のイヤホンを繋げるリーシュコードも同梱。プールで音楽を聴きながらおもいきり泳ぎたい方におすすめです。
SBCとAACのコーデックに対応しています。BluetoothがOFFの状態で最大6時間の連続再生ができます。充電が可能な専用ケースも付属しており、長時間の移動にもぴったりです。
加えて、周囲の音を取り込む「アンビエントサウンドモード」を搭載。周りに配慮しながら泳ぐことが可能です。ON・OFFを切り替えられるので、周囲の音が聴きたいときと集中したいときの使い分けができます。
また、クリアな高音質設計が施されているのもポイントです。スマートフォンのアプリと連携させれば、イコライザー設定も可能。音質にこだわりたい方にもおすすめのモデルです。
ジェイビーエル(JBL) JBL 防水防塵対応完全ワイヤレスイヤホン Endurance Peak 3 JBLENDURPEAK3
IP68相当の防水・防じん性能を備えたBluetooth接続タイプの音楽プレイヤー。水深1.5mまでの水中で連続30分間使えると謳われています。イヤホンのみで約10時間連続の音楽再生ができるうえ、充電ケースの使用も併せれば最大50時間連続の音楽再生が可能です。
イヤーピースには独自の「ツイストロック構造」を採用。激しく動いても耳から落ちにくいのが魅力です。さらに、3サイズのイヤーピースも同梱。耳のサイズに合わせた形状調節ができます。
また、専用アプリ「JBL Headphones」に対応しているのも便利。自分好みのサウンドにパーソナライズしたい方にも適しています。
独自の「パワーフック機能」にも注目。耳掛け部分のマグネットの引き合いにより、本体の電源ON・OFFが切り替えられます。指でなぞるだけで簡単に操作できるので、運動中の煩わしい操作から開放されたい方にもおすすめのモデルです。
タヨゴ(Tayogo) 防水MP3プレーヤー
8GBのメモリを搭載した防水仕様の音楽プレイヤー。1.5時間のクイック充電で、最大約20時間の連続再生が可能です。カラーは黒・黄色・緑の3色展開。本体に約2000曲を保存できるので、プールで長時間集中して泳げます。
IPX8相当の高い防水性能を備えているうえ、水深3mまで対応しているのも特徴。加えて、3サイズの耳栓が同梱されているため、耳のサイズに合わせて装着したい方にもぴったりです。
ヘッドセットフレームはシリコンコーティングが施されているので、首へのあたりがよく快適に装着できます。スイムキャップやゴーグルとの併用が可能なのもおすすめポイントです。
ショックス(Shokz) OPENSWIM
本体に4GBのメモリを搭載した防水仕様の音楽プレイヤー。最大8時間の連続再生が可能です。IP68規格の防水・防じん設計を備えているうえ、水深2mまでの水没にも対応。プールはもちろん、マリンスポーツやウォーキングにも対応すると謳われています。
高い安定性と柔軟性を兼ね備えた「OpenFit チタンデザイン」を採用しているのもポイント。シーンを選ばず安心して使えるモデルを求めている方にもぴったりです。
また、プロファイルはMP3のほか、WAV・WMA・AAC・FLACに対応。デバイスフリーで再生できます。加えて、独自の「PremiumPitch TM 2.0骨伝導技術」を搭載しているのも特徴。音漏れを軽減しつつ、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
本体重量は30gと比較的軽量なうえ、シリコン製専用ポーチも付属。持ち運びしやすいモノを探している方にもおすすめのモデルです。
JekaDabe 水泳用骨伝導イヤホン
IP68相当の高い防水・防じん性能を備えた音楽プレイヤー。水深2mまでの水没に耐えられると謳われています。 本体には最大6000曲が保存できる32GBのメモリを搭載。約8時間の連続再生ができるので、スマートフォンを携帯しなくても好きな音楽を楽しめます。
また、耳を塞がない骨伝導タイプであることも特徴です。人間工学に基づいた設計が施されており、耳の形に自然に優しくフィット。スイムキャップやゴーグル、耳栓と併用ができるため、プールで快適に泳げます。
加えて、Bluetooth 5.3に対応しているのも嬉しいポイント。高速かつ安定した接続が期待できるため、シーンを問わず使用できるモデルを求めている方にもおすすめです。
タヨゴ(Tayogo) 骨伝導ヘッドホン WB01

IPX8相当の高い防水性能を備えた音楽プレイヤー。耳を塞がない骨伝導タイプなので、圧迫感なく音楽を楽しめます。また、外部の音を遮断せずに使えるモノを求めている方にもおすすめです。
本体にはFMプレーヤーに加え、8GBのメモリを搭載。プールサイドにスマートフォンを携帯せずに、好きな音楽を聞くことができます。また、水深3mに5時間沈めても大丈夫と謳われているタフさも魅力。プールはもちろん、サーフィンやダイビング中でも音楽を楽しめます。
ヘッドホン部分には柔らかいシリコン素材を採用。フィット感が高く、水中でイヤホンが落ちる心配が少ない仕様です。
さらに、シンプルなボタン操作ができるので、使いやすいモノを探している方にもぴったり。使用後は水で丸洗いできるため、お手入れのしやすさを重視している方にもおすすめです。
ハクライ(HACRAY) 骨伝導イヤホン SeaHorse HR62017
約2400曲の保存ができる8GBのメモリを搭載した防水仕様の音楽プレイヤーです。最大約12時間連続の音楽再生ができるバッテリーを備えていながら、重さ約35gと軽量なのが特徴。IP68の優れた防水・防じん性能を備えているので、プールで快適に泳ぐことができます。
バンド部分には、形状記憶されたチタン合金を採用。しなやかな素材で頭部にしっかりフィットします。また、360°曲げても元の形状に戻る強靭さも魅力。屋外レジャーも楽しめます。
マグネット吸着の充電器にも注目。専用ケーブルを近づけるとスムーズに充電できるうえ、熱処理もおこなわれるため、安全性にも優れています。
さらに、SBCコーデックをサポートしたBluetooth 5.2にも対応。人混みのなかでも高い接続性を発揮します。手に取りやすい価格帯ながら高い機能性を備えているので、コストパフォーマンスに優れたモデルを探している方にもおすすめです。
OPENEAR Wave 骨伝導 イヤホン
水泳専用に作られた音楽プレイヤーです。IP68相当の高い防水・防じん性能を備えているのが特徴。雨や汗に強いので、プールでの使用はもちろん、屋外でのウォーキングや、ジムでのトレーニングにもおすすめです。
約3000曲を保存できる、16GBのメモリーカードを搭載しています。約1.5時間の充電で約5時間の連続再生が可能。加えて、重さわずか29gと軽量設計なのも魅力です。荷物を持たずに音楽を聴きたい方にも適しています。
カラーバリエーションは、グレー・オレンジ・ブルーの3色展開。また、骨伝導タイプなので、装着時の圧迫感も気になりません。高い安定性を備えており、ゴーグルやスイムキャップと併用できるのも嬉しいポイントです。
ソウル(SOUL) ワイヤレスイヤホン ST-XS2
深みのあるサウンドが楽しめる防水仕様の音楽プレイヤー。コーデックはSBCに加えて、音質がよくApple製品で使用可能なAACに対応しています。約5時間の連続再生に加え、充電ケースの使用も併せると、最大約25時間の連続再生が可能です。
独自の「オーディオトランスパレンシー機能」を搭載しているのも特徴。音楽を聴きながら外音を取り込めるので、周囲に配慮しながら使うことが可能です。また、ウイングチップが一体化しているのもポイント。安定性が高いので、激しい運動をする方にもおすすめのモデルです。
防水性能はIPX7相当。スリーブ部分には、濡れても滑りにくいシリコン素材を採用しています。さらに、ケースにはカラビナリングが付属しているため、持ち運びにも便利。手の届きやすい価格帯ながら、機能性とデザイン性を兼ね備えた実力派です。
Galerdo BEKER 音楽シェル ワイヤレスイヤホン 骨伝導
ヘッドホンを装着せずに音楽が聴ける、防水仕様の音楽プレイヤー。16GBのメモリを搭載しているので、プールでも音楽を楽しめます。ゴーグルのシリコンストラップを本体底のバックルに締めて使用するため、ターンの際に外れる心配がありません。スイミングキャップの中に入れての使用も可能です。
IPX8相当の高い防水性能を備えており、水深3mで使用できるのも特徴。マリンスポーツをする方にもおすすめです。
約50分の充電で約4時間の連続再生ができます。また、本体サイズは縦4.1×横7.4×厚み1.8cm、重量は34gとコンパクトな設計。持ち運びにも優れています。耳が痛くならず快適に過ごせるので、長時間使用できるモデルを求めている方にもおすすめです。
音楽プレーヤーが使用禁止のプールもあるので注意が必要

プールで音楽プレイヤーを使う場合には注意が必要です。係員の声が聞こえなくなるためといった理由から、施設によっては音楽プレイヤーの装着が禁止されている場合があります。
プールで音楽プレイヤーを使用したい場合は、該当する施設での使用が可能かどうか、また使用する場合の決まりについても、事前に確認しておきましょう。
プールでも使える音楽プレイヤーは、場所によって使用が禁止されていることがあります。持ち込む際は、事前のルール確認が必須です。また、製品によって対応できる水深や使用可能時間は異なります。潜水などを行うなら深い水深に対応しているか、長時間泳ぐならロングバッテリーを備えているかを確認して製品を選びましょう。