変温動物の爬虫類を飼育するための温度対策として活躍する「爬虫類用ヒーター」。爬虫類用ヒーターにはいくつかの種類があり、適切な温度を保つためにはそれぞれの特性を生かして上手に活用することが大切です。
そこで今回は、爬虫類用ヒーターのおすすめ製品をご紹介。種類や選び方についても解説するので、爬虫類用ヒーター選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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爬虫類用ヒーターのおすすめ
ジェックス(GEX) EXO TERRA ヒーティングトップM
ケージの上に置くだけで、簡単に設置できるパネルタイプの爬虫類用ヒーターです。ボディの四隅にある穴を活用して、吊り下げて設置することもできます。加えて、設置場所がゲージ外なので、ペットがやけどする心配がないのも魅力です。
使用可能周囲温度は5~35℃。ケージの内部に熱を伝えることで、空気を優しくあたためます。さらに、光を出さないモデルなので、夜間でも使用できるのがポイント。夜行性のペットの保温にも適しています。
サーマルプロテクターによる通電制御機能や異常高温時の通電遮断機能などが備わっており、安全性も良好。また、1日あたりの電気代が約25.9円と安く、省エネ性にも優れています。レイアウトも自由に楽しめるおすすめのアイテムです。
ジェックス(GEX) EXO TERRA レプタイルヒートL 24
ジェックス独自の特殊ファイバーが採用されているパネルタイプの爬虫類用ヒーターです。住宅の床暖房としても用いられるPTC塗料を含浸燃成。均熱アルミとの組み合わせで、高い耐久性と暖房効率を同時に実現しています。
ボディ全体が均一に熱をもつ仕様になっているため、効率よくケージ内をあたためられるのもポイント。加えて、急激な温度変化が生じにくいためペットに優しく、ペットが快適に過ごせる環境が保ちやすいのも魅力です。
コンセントに挿すだけで、簡単に使い始められるのも特徴。リバーシブルタイプなので、コンセントに無理なく接続できます。また、トラッキング防止プラグや異常電流遮断機能が採用されているなど、安全性にも配慮されているおすすめモデルです。
ジェックス(GEX) EXO TERRA イージーグローサーモ
ランプと保温器具を繋げるだけで、すぐに使い始められる爬虫類用ヒーターです。温度制御範囲は18~40℃で、爬虫類の飼育に適した制御温度をカバーしています。加えて、ダイヤルを回すだけで簡単に設定できるのも特徴です。
誤作動を防ぐ機能や、ケージ内の温度が上がり過ぎるのを防止する機能が備わっているのもポイント。また、水から本体を守る防滴設計が採用されています。使い方が容易なので、初めて爬虫類用のヒーターを購入する方にもおすすめのアイテムです。
ジェックス(GEX) EXO TERRA タイマーサーモ RTT-1
設定や操作がしやすい液晶パネルが搭載されている爬虫類用ヒーターです。制御温度範囲は18~40℃。爬虫類の飼育に適した温度をカバーしています。加えて、ボディに搭載された3つのボタンから簡単に操作できるのも魅力です。
照明のON時とOFF時で、異なる制御温度が設定できるのもポイント。温度と時間を設定するだけでコントロールできる機能も備わっています。さらに、ヒーターと照明器具のON・OFFが制御できるタイマー機能が搭載されているのも特徴です。
異常を知らせる警報ランプが搭載されているほか、誤作動を防止する優れた耐ノイズ性が備わっているなど、安全性の高さも良好。また、給電がなくても約1時間稼働し続けるバックアップ機能が付いているため、停電時にも安心して使用できるおすすめモデルです。
ジェックス(GEX) EXO TERRA ヒートグロー赤外線照射スポット ランプ75W PT2142
赤外線を照射するスポットランプタイプの爬虫類用ヒーターです。ペットには見えにくい赤色の光を放つため、ペットの活動サイクルを妨げることなく使用できます。加えて、カバーガラスが使用されており、熱源部がペットに直接触れないのも特徴です。
昼用集光型のスポットランプと併用することで、昼夜のサイクルがより作りやすくなるのもポイント。また、最大約1500~2000時間のランプ寿命が備わっており、スタミナ性にも優れます。
フトアゴヒゲトカゲなどのトカゲ類や、リクガメ類の飼育におすすめのアイテムです。
ゼンスイ(ZENSUI) クリップスタンドマイクロン40W セット
ケージの中に赤外線を照射するスポットランプタイプの爬虫類用ヒーターです。ペットの身体の表面だけでなく、芯までしっかりとあたためます。
ペットから見えにくい赤色の光を放つため、昼夜を問わず保温に活用できるのもポイント。局所的にホットスポットを作るため温度差が生まれやすく、ペットに負担をかけたくない方におすすめです。
ランプの定格寿命は1500時間。長期間にわたって使用できるため、買い替えの手間が省けます。また、コンパクトサイズで、設置場所をとりにくいのも魅力。鳥類や両生類の飼育にもおすすめのアイテムです。
ゼンスイ(ZENSUI) ストロング バスキング スポットランプ
爬虫類や両生類が日光浴するホットスポットを作れるランプ。セラミックソケットタイプの飼育用照明器具などにセットし、爬虫類用ヒーターとして使いたい方におすすめのモデルです。電球に特殊な処理を施しており、適度な光と熱でペットをあたためます。
UVAを照射するのもポイント。太陽光に近い演色効果によって脱皮や繁殖行動の活動促進、食欲維持に効果が期待できます。
長持ちしやすい二重ガラス構造になっている点にも注目。外側のガラスにヒビが入っても球切れしないのが魅力です。なお、ホットスポットを作る際はランプの下にレンガや石を置くのを推奨しています。
ビバリア(Vivaria) エミート NEO ミニ 30W
小型ケージの保温に適した、セラミックタイプの爬虫類用ヒーターです。ケージ内の空気やシェルター、床材などが効率よくあたためられます。加えて、間接的にペットの身体をあたためるため、ペットが直接熱源に触れる心配を軽減できるのも特徴です。
発光することなく遠赤外線を利用して加熱するため、昼夜問わず使用できます。ペットの生活サイクルを損ないにくいのもポイント。夜行性の爬虫類や、警戒心の強い爬虫類を飼っている方におすすめのアイテムです。
ビバリア(Vivaria) マルチパネルヒーター 16W
可変式PTCパネルヒーターを搭載している爬虫類用ヒーターです。約25~45℃の範囲で温度を設定可能。飼っているペットの飼育状況に合わせて温度を管理したい方におすすめです。パネルの固定に役立つ面ファスナーが付属しています。
作動ランプ付きで、ひと目で作動状態を確認可能。少ない消費電力で大きな保温効果を発揮するのも魅力です。ペットにやさしい遠赤外線を放射するタイプで、爬虫類や両生類はもちろん小鳥や小動物にも対応。安全ヒューズを内蔵しているほか、信頼性の高い日本製ヒーター採用で安心して使えます。
OIIBO パネルヒーター
自己温度制御式パネルヒーターを搭載している爬虫類用ヒーターです。コンセントに差すだけでヒーターの表面温度を一定に保つのが特徴。大切なペットが快適に過ごせる環境を作りたい方におすすめのモデルです。3M粘着紙が付いており、テラリウムの底や側面に貼り付けるだけと設置も簡単です。
温度制御チップを内蔵し、マットの表面温度が50℃を超えると、自動的に電源をOFFにする安全性の高さもポイント。爬虫類の火傷を防ぎたい場合にも適しています。IPX7相当の防水性を備え、万一水に濡れても安心です。全長1.5mの電源コードが付属しています。
KcBlue 爬虫類パネルヒーター
カエル類やカメレオン、ヘビなどのさまざまな爬虫類に対応しているパネルヒーター。ダイヤル式温度調節機能を搭載しており、33~55℃の範囲で適温に調節できます。異常な加熱を検知して自動で電源をOFFにする過熱安全装置も搭載し、万一の事故を防げる安全性の高いおすすめのモデルです。
テラリウムの底に敷くだけと設置も簡単。炭素原子が蜂の巣のように六角形に結びついているグラフェンを内蔵しており、優れた熱伝導率と過熱保護で爬虫類にとって快適な環境を保ちます。耐久性の高いPET素材でお手入れも楽々。防水仕様で水がかかっても安心です。
Dejoo パネルヒーター
超薄型設計の爬虫類用ヒーターです。柔らかいPET素材を採用しており、優れた防水防湿性や耐久性を備えているのが特徴。水滴を拭き取りやすく、薄さとあいまってテラリウムの底や側面に安心して設置できるおすすめモデルです。温度制御可能範囲0~38℃で、ペットが過ごしやすい温度に管理できます。
ヒーター出力110V/20Wで加熱範囲が均一に安定しやすいのもポイント。カメやヘビ、トカゲなどさまざまな爬虫類の快適な環境構築に役立ちます。買い求めやすい価格のコスパのよさも魅力。テラリウムの底に敷くだけとセッティングも簡単で、はじめて購入する方にもぴったりです。
みどり商会 暖突 輻射型遠赤外線上部用ヒーター
テラリウムの上部に設置する爬虫類用ヒーター。輻射型遠赤外線ヒーターのパワフルな下方へ広がるワイド暖房によって、爬虫類が快適に過ごしやすいあたたかさを保つおすすめモデルです。ライトに巻き付いて火傷する恐れがあるトカゲ用としても適しています。
甲羅の真下に肺があるカメにも高い効果を発揮。霧吹きできるので、湿気が必要な爬虫類や両生類用としてもぴったりです。保温球の約3分の1の消費電力で同レベルの性能が得られる、高い省エネ性も魅力。90cm水槽に適しており、昼夜兼用で夜間保温球が不要です。
みどり商会 ピタリ適温プラス 2号
爬虫類や両生類、小動物に適しているモデルです。遠赤外線温熱マットを採用しており、大切なペットにとって快適な温度をキープしやすいのが特徴。設置はテラリウムの外側に敷くか、外側側面に貼り付けるだけと簡単です。30~40cm水槽に適しています。
カーボン樹脂を特殊インクとして使用している点にも注目。環境温度に応じて42℃±5で温度を自動制御する機能を搭載し、手間なく温度を管理できるモデルを求めている方におすすめの爬虫類用ヒーターです。高温時に温度を下げて低温時には上げて、快適な温度を一定に保つ効果が期待できます。
三晃商会(SANKO) パネルウォーマー 32W
可変式PTCパネルヒーターを搭載している爬虫類用ヒーターです。温度が低いと電流が流れやすく、高いと電流が流れにくくなる特性によって温度を管理。周囲の環境に応じて温度と消費電力をコントロールしながら、爬虫類にとって快適な温度をキープするおすすめモデルです。
温度を約25~45℃の範囲で設定できる温度設定機能を搭載。ツマミを回すだけで自在に温度を調節でき、保温動作を確認できる作動ランプも備えています。同モデルのほか、さまざまな大きさのサイズを展開。より保温効果を高めるべく、発泡ウレタンシートなどの断熱材を併用するのを推奨しています。
三晃商会(SANKO) 爬虫類用バラストレス水銀灯 スーパーサンUV 100W
砂漠や乾燥地の太陽光を再現する水銀灯タイプの爬虫類用ヒーター。保温と紫外線照射によって自然な太陽光を再現し、爬虫類の体をあたためます。爬虫類や両生類対応の専用照明器具にセットして使いたい方におすすめです。グリーンイグアナやリクガメ、カメレオンなどの昼行性爬虫類に対応しています。
ビタミンD3の合成やカルシウムの吸収をサポートする紫外線「UVB」を照射する点にも注目。脱皮や繁殖行動の活動促進、食欲維持に効果が期待できる「UVA」も照射するなど、ペットの健康を第一に考えたい方にぴったりです。
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爬虫類用ヒーターの選び方
爬虫類用ヒーターの種類
パネルヒーター
爬虫類用ヒーターのなかでも気軽に使いやすいのが「パネルヒーター」。薄いシート状の本体をケージの下や側面、天井などに取り付けてケージと接している部分をあたためる仕組みです。
ケージの外側から取り付けるため、ペットが直接触れることがなく、やけどの心配を軽減します。取り付けるスペースやコード穴を確保する必要もありません。ケージ床面積の1/3程度に敷くことで、爬虫類の体温調節に必要な温度勾配も可能です。
パネルヒーターの温度調節機能には、自動調節タイプと、好きな温度に自分で設定できるタイプがあります。どちらも電気量少なめの省エネタイプのモノが多く、電気代をあまりかけたくない方にもおすすめです。
スリムで場所をとらないため、ケージ周りのスペースに余裕がない方にもぴったり。取り付け方法や使用方法もわかりやすく、爬虫類用ヒーターを初めて使う方にも適しています。
セラミックヒーター
光を使わずにケージ内の空気をあたためられる爬虫類ヒーターを探している方におすすめなのが「セラミックヒーター」。発光せずに遠赤外線を利用して加熱するため、夜行性の爬虫類や警戒心の強い爬虫類にも適しています。
価格はやや高いものの、寿命が長く交換頻度が少ないためコスパは良好。水滴が多少ついてしまっても割れる心配はありません。ただし、発光しないため故障に気が付きにくいので注意が必要です。
セラミックヒーターは本体が非常に熱くなるので、爬虫類が接触するとやけどしてしまう危険があります。個体の特性に合わせて適切な場所に設置するよう工夫しましょう。
ケージ内の特定の箇所を集中的にあたためることも可能なため、温度勾配を作りたい方にもおすすめ。そのほか、ケージ内の空気を全体的に保温したい場合にも適しています。
保温球
ケージ内を効率的にあたためたい場合におすすめなのが「保温球」。光が見えにくい赤色や青色の電球をチョイスすれば、爬虫類の生活サイクルを妨げにくく昼夜問わず利用可能です。
保温球は、集光タイプと散光タイプの2種類があります。温度勾配をつけるために部分的にあたためたい場合は、集光タイプがおすすめ。一方で散光タイプはケージ全体をあたためたいときに適しています。
保温球は光を発するため、電球の替え時や故障に気が付きやすいのがメリット。比較的リーズナブルな価格設定のため、爬虫類用ヒーターを安く手に入れたい方にもおすすめです。
ただし、表面が熱くなるため、爬虫類が接触しないように注意が必要。また、水がかかると割れてしまう危険もあるので注意しましょう。
ケージに合わせたサイズや保温範囲のモノを選ぶ
爬虫類用ヒーターを選ぶ際は、ケージのサイズや保温範囲を考慮して適切なモノを選ぶことが大切です。爬虫類の飼育において温度管理は特に重要。選び方を間違えてしまうと、大切なペットの健康に被害を及ぼす恐れもあります。
パネルヒーターを使う場合は、床面の1/3程度のサイズのモノを用意するのがおすすめ。大き過ぎると爬虫類の体温が上がり過ぎたときに逃げる場所がなくなり、体温調節がうまくいかなくなってしまいます。
保温球やセラミックヒーターを使う場合は、ワット数によって保温力が異なります。ケージのサイズが幅45cmなら30~50W、幅60cmなら50~75W、幅90cm以上なら100Wが目安です。
そのほか、住んでいる地域やレイアウトによっても状況が変わります。温度計やサーモスタットなども活用し、飼育環境に合わせて上手に温度調節をしてみてください。
温度設定できるモノが便利
爬虫類ヒーターは、温度設定ができるモノを選ぶと便利です。温度設定ができるモノには、温度が上がり過ぎないよう自動で温度調節をするタイプと、自分で好きな温度に設定できるタイプがあります。
自動で温度調節するタイプは、手間をかけず簡単に温度管理ができて便利。手動で温度設定ができるタイプは、夏は低めの温度に、冬は高めの温度に設定するなど、季節や環境に合わせて温度を変えられるのが利点です。
いずれのタイプも省エネにもつながるため、結果的に電気代の節約にもなります。飼い主のライフスタイルやペットの飼育環境に合わせて使いやすい方を選びましょう。
温度設定機能のない爬虫類用ヒーターをすでに使用している場合は、サーモスタットを取り入れてみるのもひとつの選択肢。爬虫類の飼育に慣れていない方や長時間家をあけることが多い方にもおすすめです。
爬虫類用ヒーターは、上手に使い分けをすることでペットにとって適切な温度をキープできる便利なアイテムです。製品によって特性や機能が異なるため、飼育環境や用途に合わせて使いやすい爬虫類用ヒーターを選んでみてください。