PCを構成するパーツのなかで、ストレージの部分に該当するのが「M.2 SSD」。ファイルなどを保存する役割を担っています。規格によってサイズや転送速度などのスペックが異なるのが特徴です。
そこで今回は、おすすめのM.2 SSDを選び方とあわせてご紹介。用途別の適切な容量などについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 目次
- M.2 SSDとは?
- M.2 SSDの選び方
- M.2 SSDのおすすめメーカー
- M.2 SSDのおすすめ|PCIe4.0×4/NVMe接続
- M.2 SSDのおすすめ|PCIe3.0×4 NVMe接続
- M.2 SSDのおすすめ|SATA3.0接続
M.2 SSDとは?
M.2 SSDと普通のSSDの違い
より高速なデータ通信ができる

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M.2は、小型PC向けに開発されたトレージ接続規格のひとつ。コンパクトなノートPCなどの普及に合わせ、従来型のストレージドライブよりも小型化を実現しています。
また、M.2 SSDはPCIeやSATAなど、いくつかの規格に合わせて柔軟に設計できるのもメリット。主にPCIe規格を用いる「NVMe」接続のSSDにおいては、理論上で最大64Gb/sの高速なデータ転送能力を有しています。
音楽や映像など大容量のデータをスムーズに移行したり、動画編集や3Dゲームなど高負荷な作業を行ったりする場面にもおすすめ。OSやアプリ起動などを高速化させたい方はぜひM.2 SSDをチェックしてみてください。
サイズも薄くてコンパクト

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M.2 SSDは幅約22mmのスティック型に作られており、従来型の2.5インチSSDよりもコンパクト。また、厚さも約2mm程度と薄く、マザーボードや筐体のドライブベイを占有せずに使用できるのが利点です。
さらに、M.2 SSDはPS5の拡張ストレージとして搭載できるのもポイント。PS5の本体ストレージ空き容量を確保したり、ダウンロードしたゲームデータをスムーズに移行させたりできるので便利です。
そのほか、M.2 SSDはノートPCなどのコンパクトなデバイス以外に、最近ではデスクトップPCへ搭載する高速ストレージとしても人気。設置スペースを節約し、PC内部をスッキリさせたい場面にもおすすめです。
M.2 SSDの選び方
接続規格で選ぶ
PCIe3.0×4

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PCIeは、マザーボードに搭載されている拡張インターフェース規格「Peripheral Component Interconnect Express」の略称。PCIeにはバージョンがあり、2010年にリリースされたのが「PCle3.0」です。基本的にバージョンが新しいほどデータの転送速度が優れています。
PCIe3.0×4の転送速度は、理論値で32Gbps。SATA3の転送速度6.0Gbpsを大きく上回っており、スピーディーなデータ転送が期待できます。また、PCIe4.0×4のM.2 SSDより低価格で販売されている傾向にあるのも魅力。価格とデータ転送速度のバランスに優れたタイプです。
PCIe4.0×4

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データを高速で転送したい場合には、「PCIe4.0×4」規格対応のM.2 SSDがおすすめ。理論値では最大64Gbpsのデータ転送が可能で、PCIe3.0×4の2倍の速度にあたります。ただし、PCIe4.0×4規格で接続するM.2 SSDは価格が高い傾向にあるので留意しておきましょう。
また、同じPCIe4.0×4のM.2 SSDであっても製品ごとにデータ転送速度は異なります。購入する際は、事前に製品のスペック表をしっかりと確認しておくのがおすすめです。
SATA

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SATAとは、Serial ATAとも表記される接続規格。世代が新しくなるにつれて、転送速度が速くなるのが特徴です。一般的なのは第3世代である「SATA3」のSSDで、理論上は最大6.0Gbpsの速度でデータ転送を行えるといわれています。
NVMeの製品よりも発熱が小さいほか、比較的リーズナブルな価格で手に入れられるのが魅力。コスパ重視で選びたい方におすすめです。
サイズで選ぶ

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M.2 SSDの製品サイズは、「Type ◯◯◯◯」といった形式でスペックなどに記載されます。「Type 2242」と書かれている場合、幅は約22mmで奥行きは約42mmです。一般的な大きさは「Type 2280」ですが、ほかにも「Type 2260」や「Type 22110」など複数の種類があります。
ほしい製品のサイズにマザーボードが対応していない場合は、接続できない恐れがあるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
用途に合わせて容量を選ぶ
OS用なら「128~256GB」

M.2 SSDをOSの保存用に使うのであれば、128~256GBの容量を備えたモデルがおすすめです。たとえば、Windows10の容量は32ビット版で16GBほど、64ビット版でも26GBほど。OSの定期的なアップデートを考慮しても、128GBのストレージを用意していれば対応できます。
また、ユーティリティソフトを複数使用する場合や、Officeソフトで作成した画像入りのビジネス資料などを多数保存しておきたい場合には256GBほどのモデルが便利です。
128~256GBほどの容量を備えたM.2 SSDは比較的リーズナブルな価格で購入しやすいのが魅力。ただし、ソフトやデータを保存する際に容量が不足してしまうトラブルを予防したい場合には、容量に余裕をもたせておくことも検討してみてください。
OS+メインストレージなら「500GB程度」

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OSはもちろん、アプリや写真、動画、音楽などのデータも保存するメインのストレージとして利用するのであれば、500GB程度のM.2 SSDがおすすめ。500GBの容量を備えていれば多数の写真を保存しておけるので、家族やペットとの思い出などをたくさん保管しておきたい場合にも便利です。
また、500GBの容量があれば、CD以上の情報量を備えたハイレゾ音源もある程度余裕をもって保存可能。高音質で音楽を楽しみたい方にもおすすめです。
ゲームや動画ファイル用なら「1TB以上」

ゲームのデータや動画ファイルを多数保存しておく場合には、1TB以上の容量を備えたM.2 SSDが便利。特に、3Dグラフィックを採用したゲームや高画質動画のデータは、容量が大きくなる傾向があるので、余裕をもてるアイテムを選ぶのがおすすめです。
最新のゲームをプレイする方や動画編集を行う方などは、容量不足でデータ保存できなくなってしまうトラブルを予防するためにも、1TB以上の大容量モデルを選択しておきましょう。
また、コストを抑えたい場合には500GB以下のM.2 SSDと、比較的大容量なモデルが低価格で購入できるHDDを組み合わせて使用する方法もおすすめです。
M.2 SSDのおすすめメーカー
ウエスタンデジタル(Western Digital)

HDDでも有名なアメリカのストレージ製造メーカー「ウエスタンデジタル」。「64層3D NAND」フラッシュメモリを製造したメーカーとしても知られており、2.5インチのSSDやM.2 SSDも多数取り扱っています。
また、ゲーム向けのハイエンドなM.2 SSDを製造している点も魅力です。「ゲームモード」機能に対応したモノもあり、有効にすればSSDのピーク時の性能を発揮できるため、快適にゲームがプレイできます。
クルーシャル(Crucial)

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アメリカのマイクロンテクノロジ傘下のSSDブランド「クルーシャル」。高性能かつ耐久性に優れたメモリやストレージを多数ラインナップしています。
SSDは、2.5インチのモデルやM.2タイプ、外付け用など多彩な製品を取り揃えているのが魅力。M.2 SSDは、PCIe3.0×4とPCIe4.0×4に対応したモデルの2種類を主に製造しています。
シーエフデー(CFD)

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愛知県に本社を構えるPC部品や周辺機器を製造する「シーエフデー」。コスパに優れたメモリやストレージなど、多彩な製品を取り扱っています。
M.2 SSDは、エントリーモデルから高性能なゲーミングモデルまでラインナップが豊富。比較的手頃な価格で購入できる製品が多い点もおすすめです。
サムスン(Samsung)

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家電や電子部品などを取り扱う韓国のメーカー「サムスン」。高性能なだけでなく、信頼性にも優れたSSDやメモリを取り扱っており、高い人気を集めているメーカーです。M.2 SSDは、「PCIe3.0×4」「PCIe4.0×4」「SATA」などの規格に対応した多彩なラインナップを取り揃えています。
大容量を備えたM.2 SSDも製造しているので、ゲームデータや動画などを保存しておきたい方にもおすすめです。
M.2 SSDのおすすめ|PCIe4.0×4/NVMe接続
ウエスタンデジタル(Western Digital) SN770 WDS100T3X0E
最大5150Mb/sの高速なデータ読み取りを実現したM.2 SSDです。PCIe3.0×4との互換性も有しており、既存PCのアップグレードやストレージ増設にも向いています。
電力効率のよい設計を施しているため、ノートPCなどポータブルデバイスへの搭載にもぴったり。本製品は1TBタイプのほか、500GBや2TBモデルもラインナップしています。
OS起動用のメインストレージや、大容量のデータ保存するサブストレージなど、さまざまな場面に対応できる汎用性が魅力のひとつ。扱いやすいM.2 SSDを探している方はチェックしてみください。
クルーシャル(Crucial) P5 Plus CT500P5PSSD8
大容量データを高速で転送できる「176層 TLC 3D NAND」を採用した、ハイエンド向けM.2 SSDです。500GB・1TBモデルをラインナップしており、OS・ゲーム・動画用のストレージなどに使用できます。
最大6600MB/sの高速なデータ読み取りを実現しており、PCIe3.0×4との互換性を備えているのもポイント。既存デバイスのアップグレード・ハイエンドPCの構築・PS5のストレージ増設などに対応できる、優れた柔軟性も魅力のひとつです。
そのほか、温度に応じてパフォーマンスを制御する「適応型熱保護」機能を搭載。スピード・安定性・耐久性を兼ね備えた、コスパのよいM.2 SSDを探している方におすすめのアイテムです。
シーエフデー(CFD) Gaming PG3VNF CSSD-M2B1TPG3VNF
高速化と大容量を実現する「BiCS4」を採用し、キャッシュ用として高速なDDR4メモリを搭載したM.2 SSDです。読み取り最大5000MB/s、書き込み最大4400MB/sの高速なデータ転送が可能な、ハイエンド環境の構築に適しています。
また、「LDPC」などのエラー訂正符号に対応しており、データの信頼性が向上。データの破損リスクなどを軽減でき、長期間の安定的な動作が期待できます。
本製品は自分の好みや用途に合わせてカスタムしやすいヒートシンクレスタイプ。放熱面積をマザーボード側に広く取るヒートシンクを装着すれば、PC内部の見た目をスッキリさせられるのもポイントです。
サムスン(Samsung) 980 PRO MZ-V8P1T0B/EC
自社製コントローラによってパフォーマンスを最適化し、読み取り最大7000MB/s、書き込み最大5100MB/sの高速なデータ転送を実現。PCIe3.0×4との互換性も有しており、さまざまなデバイスへ対応できる柔軟性が魅力のM.2 SSDです。
本製品はヒートスプレッダーラベルとニッケルコーティング採用により優れた放熱効率を実現しており、パフォーマンスの安定性も良好。コンテンツ制作やデータ分析など、高負荷な作業にぴったりです。
さらに、「Samsung Magician」ソフトウェアを使用してSSDの健康状態やパフォーマンスを管理できるのも便利なポイント。M.2 SSDのメンテナンス性も重視したい方はぜひチェックしてみてください。
シリコンパワー(Silicon-Power) US70 SP01KGBP44US7005
総書き込み容量の大きい「3D NANDフラッシュメモリ」を採用した、大容量タイプのM.2 SSDです。転送速度は読み取り最大5000MB/s、書き込み最大4400MB/sと高速で、ゲームや動画データなど大きなデータを扱う場面に向いています。
また、PCIe4.0×4タイプは1TBおよび2TBのモデルをラインナップ。PCIe3.0×4との互換性も備えており、既存PCのストレージ増設などに使いやすい点も魅力です。
そのほか、ストレージ内の再利用可能なスペースを効率よく管理する「TRIMコマンド」や「E2Eデータ保護」にも対応。安定性に優れ、なるべく消耗しにくいM.2 SSDを探している方におすすめです。
コルセア(Corsair) MP600 PRO CSSD-F1000GBMP600PLP
アルミニウム製のヒートスプレッダを内蔵し、高いパフォーマンスを長時間維持できるのが特徴のM.2 SSDです。最大4TBまでのモデルが販売されており、映像やゲームデータなどの保存用としておすすめ。PS5への搭載にも対応しています。
また、「高密度 3D TLC NAND」を採用し、読み取り最大7000MB/s、書き込み最大6550MB/sの高速なデータ転送を実現。総書き込み容量3600TBという耐久性の高さも魅力のアイテムです。
キオクシア(KIOXIA) SSD-CK1.0N4P/N
価格を抑えながら大容量化を実現する独自技術「BiCS FLASH」を採用しているM.2 SSDです。1TBおよび2TBの大容量タイプが販売されており、ストレージ容量を重視したい方に向いています。
また、PCIe4.0×4規格対応により、読み取り最大7300MB/s、書き込み最大6400MB/sの高速なデータ転送も実現。動画編集やグラフィックレンダリングなどのコンテンツ制作や、ゲーミング環境にもおすすめです。
SSDのチューニングおよびステータス確認が可能なソフトウェア「SSD Utility」にも対応。SSDの健康状態を表示し、残り寿命の把握ができるなど、メンテナンス性のよさも魅力のアイテムです。
M.2 SSDのおすすめ|PCIe3.0×4 NVMe接続
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Black SN750 WDS100T3XHC
ブラックカラーのヒートシンクを採用した、モダンな印象のデザインが特徴のM.2 SSD。デスクトップPCのRGB照明など、内部デザインにこだわりたい方に向いています。
最大3430MB/sの読み取り速度を実現し、ゲームやアプリをスムーズに起動可能。さらに、ゲームモード機能を備えた管理ソフトウェア「WD Black SSD Dashboard」を使用し、最大限のパフォーマンスでゲームを楽しめるのも魅力です。
クルーシャル(Crucial) P2 SSD CT250P2SSD8
読み取り最大2400MB/sのデータ転送速度を実現している、PCIe3.0×4接続のM.2 SSD。OSの保存用として使いやすい250GBタイプです。リーズナブルな価格で入手できる、コスパのよいM.2 SSDを探している方に向いています。
本製品のほかにも250GB〜2TBまでのラインナップがあり、ストレージ増設用のM.2 SSDとして選びやすいのも魅力。機能性と耐久性のバランスがよく、ゲームや動画データの保存など、幅広い用途に選びやすいアイテムです。
キングストン(Kingston) NV1 NVMe PCIe SSD SNVSE/500G
OSや音楽データなどを保存するのにちょうどよい、500GBタイプのM.2 SSD。読み取り最大2100MB/sの高速なデータ転送能力があり、薄型のノートPCなどのストレージ増設や、アプリ起動の高速化を行いたい場面におすすめです。
また、リーズナブルな価格で入手できるコスパのよさも魅力のひとつ。最大2TBまでのモデルが販売されているため、ゲームや動画などの保存用ストレージにも向いています。
コルセア(Corsair) MP510 F240GBMP510
大容量データを高速で転送できる、高密度の「3D TLC NAND」を採用し、最大3100MB/sのデータ読み取りを実現しているM.2 SSD。OS起動の高速化を行いたい場面に向いており、240GBの小容量タイプも販売されています。
また、耐久性に優れた設計を施しており、長期間安定して動作できるのもポイント。パフォーマンスと耐久性を兼ね備えた、高品質なM.2 SSDを探している方は要チェックの、おすすめのアイテムです。
シノロジー(Synology) SNV3500-400G

主にNASなどのキャッシュ拡張ボードへ使用する、Type 22110のM.2 SSDです。総書き込み容量1022TBと耐久性に優れ、読み取り最大3000MB/sの高速なデータ転送も実現しています。
また、停電防止機能を備え、予期せぬシャットダウンなどから大切なデータを守れるよう設計されているのもポイント。データの整合性を保ちやすく、安定した常時稼働を実現できるのが魅力のアイテムです。
M.2 SSDのおすすめ|SATA3.0接続
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Green WDS240G3G0B
消費電力が少なく、ノートPCなどモバイルデバイスのバッテリー消耗を抑えやすいのが魅力のM.2 SSDです。発熱も少ないため、ヒートシンクレスで使用できるのもポイント。自作PCの静音性を重視したい方にも向いています。
また、ウエスタンデジタルが提供する管理ソフトウェア「Western Digital Dashboard」にも対応。M.2 SSDのステータスを監視したり、ドライブの状態を最新の状態に保ったりなど、メンテナンス性の向上にも役立ちます。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Blue SA510 WDS250G3B0B-EC
従来型SATA規格との互換性を持ち、既存PCの高速化や、ストレージ増設に使いやすいのが魅力のM.2 SSD。リーズナブルな価格で入手可能なので、コスパのよいモデルを探している方にもおすすめです。
また、最大560MB/sのデータ読み取り速度を備えており、ゲーミング環境の構築や大容量データの移行にも便利。さらに、低消費電力で動作でき、モバイルデバイスなどのバッテリー消耗を軽減したい場面にも役立ちます。
シリコンパワー(Silicon-Power) M.2 2280 A55 SP256GBSS3A55M28
ノートパソコンのような薄型軽量のモバイルデバイスに適した小型のM.2 SSD。読み取り最大560MB/s、書き込み最大530MB/sのデータ転送速度に対応しているのが特徴です。SLCキャッシュテクノロジーで高速な書き込みを実現しており、マルチタスクも快適にこなせます。
SSDの使用状況を簡単にモニタリングできるデバイスモニタリングソフト「SP Toolbox Softwre」にも対応。使用されているスペースやデバイスの温度、書き込まれたバイト数などを簡単に確認できます。
S.M.A.R.T.監視システムを内蔵しているのもポイント。TRIMやNCQ機能も搭載しているため、安定した動作が期待できます。比較的安い価格で購入できる、コスパのよいおすすめモデルです。
トランセンド(Transcend) 600S TS128GMTS600S
OS起動用のメインストレージに向いている128GBタイプ。サイズ制限がある薄型のノートPCやウルトラブックなど、コンパクトなデバイスに使いやすい、Type 2260のM.2 SSDです。
また、最大530MB/sのデータ読み取り速度を有し、アプリ起動などもスムーズ実行が可能。総書込み容量も360TBと耐久性があり、低発熱で長期間使用できる点もメリットです。
そのほか、トランセンドのSSD管理ソフトウェア「SSD Scope」に対応。パフォーマンスの最適化によりM.2 SSDの劣化を低減させ、デバイスの長寿命化を実現したい場面などに役立ちます。
トランセンド(Transcend) 420S TS240GMTS420S
ウルトラブックなど、サイズ制限のあるデバイスに使いやすい、Type 2242のM.2 SSD。メモリセルを積層させて作られる「3D NAND」採用により、コンパクトながら240GBの大容量化を実現しています。
さらに、毎秒最大75000回の4Kランダムアクセスを可能とし、読み取り最大530MB/s、書き込み480MB/sの高速なデータ転送を実現。OSやアプリの起動を素早く行いたい場面に向いており、マルチタスク操作へスムーズに対応できます。
そのほか、RAIDエンジンとSLCキャッシュを利用し、LDPC符号によるエラー訂正も採用。データの破損リスクを軽減し、高い信頼性を備えているのも魅力のM.2 SSDです。
コンパクトでPCに組み込みやすいM.2 SSD。容量が大きい製品ほど耐久性なども向上するため、パフォーマンスを重視する場合は500GBや1TB以上の製品が適しています。価格をなるべく抑えたい場合は、256GB程度のモノを選ぶのがおすすめ。本記事を参考に、自分にぴったりなアイテムを選んでみてください。