「ビーチクルーザー」はアメリカ発祥の乗り物。主にサーファーが愛用しているモノですが、おしゃれな見た目かつ乗り心地もよいことから、街乗り用の自転車としても人気を集めています。

最近では、数多くのメーカーから特徴が異なるさまざまなモデルが発売されているため、初心者は選ぶのに苦労するのではないでしょうか。そこで、本記事ではビーチクルーザーの選び方からおすすめモデルまでを紹介します。

ビーチクルーザーのメリット・デメリット

メリット

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ビーチクルーザーのメリットは、タイヤを太く設計することにより、安定感ある乗り心地を確保していること。また、壊れにくいよう耐久性に優れた設計を採用しているモデルが多いのもポイントです。

さらに、ブレーキの種類も特徴。モデルによってはペダルを後ろに回すことでブレーキがかかるコースターブレーキと、ハンドルで操作できるタイプのブレーキの両方を搭載しているモノもあります。シチュエーションによって使い分けできて便利なのもメリットのひとつです。

デメリット

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ビーチクルーザーは、ハンドルが幅広く設計されているモデルが多いため、人が多い場所では乗りにくいのがデメリットです。また、駐車場に停める際に、隣の自転車とぶつかってしまう恐れもあります。

さらに、コースターブレーキの扱いにも注意が必要。搭載されているモデルを使用する際は、慣れるまで時間がかかることもある点も覚えておきましょう。

ビーチクルーザーの選び方

タイプをチェック

スタンダードタイプ

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スタンダードタイプのビーチクルーザーは、程よい太さのタイヤを備えているのが特徴。また、安定して走行しやすいアップハンドルタイプを採用していることが多く、ハンドルの幅が広いモノであればゆったりと乗れるのも魅力です。

また、おしゃれなデザインもポイント。初めてビーチクルーザーを購入する方は、スタンダードタイプを選ぶのがおすすめです。

ミニベロタイプ

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ミニベロタイプのビーチクルーザーは、スタンダードタイプのビーチクルーザーに比べてタイヤのサイズが小さいのが特徴です。

また、小回りがききやすいので、街で乗りやすいのもポイント。さらに、ハンドルは持ち手の位置が長いチョッパータイプのようなモデルなど製品によってさまざまです。見た目がかわいく、操作しやすいモデルを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

ミニベロについて詳しく知りたい方はこちら

ファットバイクタイプ

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ファットバイクタイプのビーチクルーザーは、タイヤが太く大きいのが特徴です。走行時の安定性を求める方に向いているタイプ。タイヤのグリップが効きやすいため、悪路でも快適な乗り心地を得られます。

また、見た目に迫力があるのもおすすめポイント。個性的かつ存在感のあるモデルを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

ファットバイクについて詳しく知りたい方はこちら

ギアの有無をチェック

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ビーチクルーザーを選ぶ際は、ギアの有無もチェックしておきましょう。ビーチでの走行や短距離の走行を主な使用用途とする場合は、シングルギアタイプがおすすめです。

一方で、ギアが付いているビーチクルーザーは、スピードを出したい方や坂道を楽に登りたい方、長距離移動をする方などに適しています。ただし、シングルギアのモノに比べて価格が高い傾向にあるため、予算内に収まるモデルを探すのがポイントです。

後輪のブレーキタイプをチェック

コースターブレーキ

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ビーチクルーザーのなかには、ペダル操作によってブレーキをかけられるコースターブレーキを搭載しているモデルがあります。ブレーキをかけるのにハンドル側での操作が必要ないのがメリット。サーフボードを運ぶ機会が多い方に向いています。また、ブレーキに必要なワイヤーがいらないので、見た目がすっきりするのもポイントです。

ハンドル操作のブレーキ

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ハンドルでブレーキを操作するタイプのビーチクルーザーは、通常の自転車と同じようにレバーを握ればブレーキがかかる仕様なので、初心者でも扱いやすいのがメリットです。街乗り用やサイクリング用としても使用したい方に向いています。

また、ハンドブレーキにも種類があるのもポイントです。バンドで締め付けて止めるバンドブレーキ、自転車のリムをブレーキパッドが挟むことで強力なブレーキが効くキャリパーブレーキの2種類があります。使用用途に合うモノを選ぶのがポイントです。

サドルの高さをチェック

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ビーチクルーザーを選ぶ際は、サドルの高さをチェックしておくのもポイント。サドルが身長にあっているモデルを選べれば、より快適な乗り心地を得られます。

サドルの高さは、一般的にタイヤのサイズやフレームのサイズによって決まります。ただし、ビーチクルーザーの場合はフレームの形がモデルによって異なるため、適用身長はあくまでも目安です。

購入する前に、自分の身長とビーチクルーザーのサドルの高さは必ずチェックしておきましょう。適正なモノがわからない場合には、高さの調節可能なモデルを選ぶのがおすすめです。

ハンドルの形をチェック

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ビーチクルーザーは、モデルによってハンドルの形も異なります。一般的に、ビーチクルーザーのハンドルは幅が広く湾曲している「アップハンドルタイプ」と、ハンドルがまっすぐな「ストレートタイプ」に分かれます。

アップハンドルタイプのビーチクルーザーは体が前傾しにくいため、安定した乗り心地を得られるのがポイント。スピードを重視したい方は、ハンドルに体重をかけやすいストレートタイプのビーチクルーザーがおすすめです。

折りたたみ式もおすすめ

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折りたたみができるモデルは、車にビーチクルーザーを乗せて遠出をしたい方におすすめ。メリットは、旅先でもビーチクルーザーに乗れることです。

また、折りたたみ式は省スペースで保管できる点も特徴。折りたたみタイプでも、変速ギアを備えていたり、ブレーキを2種類搭載していたりと機能が充実しているモノもあるので、ぜひチェックしてみてください。

カスタマイズ性をチェック

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ビーチクルーザーはカスタマイズができるアイテムです。パーツが充実しているため、自分好みのビーチクルーザーにカスタマイズ可能。ただし、モデルによっては対応していないモノもあるので注意が必要です。

カスタマイズ性を重視したい方は、検討中のモデルが対応モデルなのかもチェックしておきましょう。

ビーチクルーザーのおすすめ|スタンダードタイプ

エレクトラ(Electra) CRUISER 1 LADY


爽やかな色合いの2色展開で、お好みを

かわいい見た目の製品を探している方におすすめのビーチクルーザーです。豊富なカラーバリエーションが魅力。フレンチブルー・パールホワイトなど華やかな色をラインナップしています。

フロントにVブレーキ、リアにコースターブレーキを採用しており、使い分けが可能。さらに、チェーンガードが大きいため、服の裾を汚しにくいのも特徴です。

また、計算して作られたフレームジオメトリーにより、停車時に地面に足を付けやすいのもポイント。ほかにも、前傾姿勢になりにくく、漕ぐ力がペダルに伝わりやすいため運転がしやすい点も魅力です。

エレクトラ(Electra) CRUISER 1

漕ぎながら景色が広く見える

FLAT FOOT TECHNOLOGYにより、上体を起こした状態で広い視界を確保できるビーチクルーザー。シートチューブの少し前寄りにペダル軸をセッティングしているのが特徴です。

幅広タイプのハンドルを搭載しているため、安定したハンドリングが可能。また、フロントにVブレーキ、リアにコースターブレーキを採用しています。Vブレーキは制動力に優れており、コースターブレーキは足でブレーキをかけられるのがポイントです。

さらに、中央に配置されているスタンドを使い、乗ったままスタンドをかけられるのもメリット。大型のチェーンガードを採用しているので服を巻き込みにくく、汚れが付くのを予防できます。

一勝堂(Isshoudou) ビーチクルーザー B1


クラシックなデザインがおしゃれ

レトロな雰囲気が魅力のビーチクルーザーです。マットブラック・ピンクモカ・オフホワイト・カーキなど、かわいい見た目のカラーリングが特徴。また、サドルには鋲が付いており、おしゃれな見た目を演出しています。大型のサドルを採用しているので、乗り心地がよいのもメリットです。

タイヤは24インチで、ホワイトリボンタイヤを採用。タイヤにも見た目へのこだわりが反映されています。さらに、ハンドルにはオリジナルのデザインを採用。幅が65cmあり、ゆったりと乗ることが可能です。

そのほか、7段変速のギアが付いているのもおすすめポイント。街乗りに使用したい方は要チェックです。急な坂道でも楽に運転できます。ブレーキは制動力の高いVブレーキを採用しているので、より安全に運転することが可能です。

レインボー(Rainbow) ビーチクルーザー KB 24

カスタマイズを楽しみたい方におすすめ

ハンドルにBMXタイプを採用することで、スポーティーな見た目に仕上げているビーチクルーザーです。ステムが4点でとめられているため、ハンドル交換が可能。カスタマイズを楽しみたい方におすすめです。
ビーチクルーザー独特の迫力はそのままに、小柄な方でも乗りやすい24インチのタイヤを採用している点も魅力。ブレーキは前がキャリパーブレーキ、後ろがドラムブレーキとハンドルで操作するタイプを搭載しています。また、クッション性の高いサドルを採用しているのもポイントです。

レインボー(Rainbow) 26 TYPE-X Cruiser


無駄の少ないデザインで、おしゃれな見た目

シンプルなパーツ構成を採用したビーチクルーザー。無駄の少ないデザインながらも、おしゃれな見た目を演出しているのが特徴です。

タイヤのサイズは26インチで、サドルの最低シート高は82cm。ギアの付いていないシングルスピードタイプなので、街乗りに向いています。また、数種類のカラーを展開しているのもポイントです。

エーエヌデザインワークス(a.n.design works) ビーチクルーザー CB26BC

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シングルギアで、ダイレクトな乗り心地

シンプルなフレームデザインがおしゃれなビーチクルーザーです。泥除けにハーフフェンダーを採用しており、個性的な見た目が特徴。フレームと同系色のチェーンケースを採用することで、シックな印象にまとまっているのも魅力です。

アップハンドルのように使えるクルーザーハンドルを採用しているので、安定した姿勢でクルージングが可能。また、フロントにキャリパーブレーキ、リアにバンドブレーキを採用しており、シチュエーションによって使い分けられます。

シングルギアのため、ダイレクトな乗り心地を求める方におすすめ。タイヤのサイズは26インチで、適応身長の目安は155〜185cmです。

サイクルベースあさひ(CYCLE BASE asahi) コーストラインサーフ260-J

クラシックなデザインを採用しているビーチクルーザーです。サーフボードを持ちながら使用することを前提に作られているため、海辺と調和するのはもちろん、街中での利用にも馴染みやすい見た目が魅力。また、大きめのタイヤを採用することで、走行時の衝撃を吸収しやすく、快適な乗り心地を実現しています。

リアにはローラーブレーキを採用しており、ブレーキ音が鳴りにくいのもメリット。海辺で使用することを想定してハンドル、クランク、チェーンにはサビに強い素材を使用しています。

アニマート(ANIMATO) ビーチクルーザー BC266b

大きめのサドルが特徴のビーチクルーザーです。セミアップバーのハンドルを採用しており、上体が前傾しにくく安定感を得られるのがメリット。6段変速ギアが付いているので、スピードを出したい方や長距離移動をする方に向いています。

フロントにはキャリパーブレーキ、リアにはバンドブレーキを搭載。また、カラーはマットブラック・ホワイト・カーキの3色がラインナップしています。

チャリンクス(CHALINX) ビーチクルーザー バンバリ QR

存在感のあるビーチクルーザーを探している方におすすめのモデルです。ハンドルには体重をかけやすいストレートタイプを採用。また、スポーツサドルによりマウンテンバイクのような見た目に仕上げているのも特徴です。

さらに、6段変速ギアが付いているのもポイント。ブレーキはフロント、リア共にVブレーキを採用しています。タイヤのサイズは26インチで、適用身長の目安は160cm以上です。

VIVELO Rider X

フレームに特殊なコーティングが施されているのが特徴のビーチクルーザーです。光沢が生まれるので、おしゃれな見た目のモデルを探している方にぴったり。あえてフェンダーを取り付けないことで、無骨な見た目を演出しているのも人気の理由です。

また、コーティングによって耐久性も高めているため、壊れにくく、長い期間使用し続けられるのもメリット。大きなサドルを採用しているため、長時間走行しても疲れにくいのもおすすめポイントです。ペダルは幅が広く、踏み込みやすい仕様となっています。

ブレーキは、フロントにVブレーキを、リアにコースターブレーキを採用。LEDライトが標準で付いているので、夜間の走行も安心です。

ビーチクルーザーのおすすめ|ミニベロタイプ

スピードワールド(SPEED WORLD) ビーチクルーザーバイク

20インチと小さめのタイヤを採用したミニベロタイプのビーチクルーザー。タイヤが小さく、乗り降りしやすい製品を探している方におすすめです。

また、6段変速のギアが付いており、快適に走行しやすいのもポイント。さらに、幅広タイプのサドルを採用しているため、長時間運転しても疲れにくいのも特徴です。サイズは全長157cm。カラーは、ブラックやホワイト、マットグリーンなどを展開しています。

エーエヌデザインワークス(a.n.design works) Beetle

「高品質かつ独創的な製品を世界に届ける」を理想として掲げているエーエヌデザインワークスのビーチクルーザーです。タイヤのサイズは20インチ。小回りのききやすいモデルを探している方におすすめです。

サドル高は80〜86cmで調節可能。ハンドルは幅が広く湾曲しており、アップハンドルに近いタイプなので前傾姿勢になりにくく、安定した走行をしやすいのが魅力です。

さらに、6段変速のギアが付いており、スピードを出したり坂道を登ったりする際に便利。装備されている砲弾型ライトにより、クラシックな見た目を演出しているのもポイントです。カラーは使いやすいブラックから華やかなコーラルレッドまで4種類をラインナップしています。

ジャックポット湘南 ビーチクルーザー トランプBMX 20インチ 折りたたみ

折りたためるのが魅力のビーチクルーザーです。コンパクトサイズになるので、車載して持ち運びしたい場合に向いています。タイヤのサイズは20インチで、適応身長の目安は135cm以上。おしゃれな見た目も人気の理由です。

BMX用のサドルを採用しており、街乗り用として使用できます。また、リアとフロントの両方にVブレーキを搭載しているため、初心者が乗りやすいのもおすすめポイント。さらに、6段変速ギアも付いており、駆動力は十分です。

レインボー(Rainbow) HIGH RISER

ハンドル位置が高いミニベロタイプのビーチクルーザー。タイヤのサイズは20インチと小さく、乗り降りしやすい製品を探している方におすすめです。

前にはキャリパーブレーキ、後ろにはコースターブレーキを採用。走行時のシチュエーションによって使い分けが可能です。また、シックなカラーを展開しているのもポイント。見た目を重視したい方に適したモデルです。

ビーチクルーザーのおすすめ|ファットバイクタイプ

アイゼル(EIZER) ファットバイク TENUS7

極太タイヤが印象的な「アイゼル」のビーチクルーザー。タイヤの幅が約10cmあり、安定した走行をしやすいのが魅力です。フレームにはアルミを使用しており、耐久性に優れているのもメリット。フロント部分にはタイヤを外せるクイックリリースが付いているので、車で運搬したい方にも向いています。

また、サドルは衝撃を吸収するダンパー仕様のため、お尻が痛くなりにくく快適な乗り心地の維持が可能。さらに、制動力の高いディスクブレーキを採用しているのも特徴です。

ハンドルはストレートタイプに近いライザーバーを使用。そのほか、7段の変速ギアが搭載されているなど、十分なスペックを備えています。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ルタートFバイク207 YG-131

人気アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」のビーチクルーザーです。幅4cm、サイズ20インチの極太タイヤが印象的。迫力のある見た目のモデルを探している方に向いています。

フレームの素材にはアルミを採用し、軽量なのもポイント。また、7段変速ギアが付いているため、街乗りで使用可能です。小回りがききやすい製品を探している方はぜひチェックしてみてください。

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