自転車を効率よく走らせる際に必要となる「ビンディングシューズ」。よりラクに、より高速に走り抜けたいユーザーから支持されているアイテムです。

しかし、ラインナップとしては海外メーカーの製品が多く、素材や仕様の違いがあっても、どれがベストバイアイテムなのかわかりにくいもの。そこで今回は、ビンディングシューズのおすすめモデルをご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ビンディングシューズとは?

ビンディングシューズとは、自転車を効率的に漕ぐために開発されたアイテム。クリートという留め具によってペダルとシューズを固定する仕様で、踏み込み時にパワーをダイレクトに伝えられるのが特徴です。

また、普通の靴と違ってペダルを引っ張り上げることもできるので、パワーのロスも抑えられます。長距離・高速走行を求めるユーザーはぜひチェックしておきましょう。

ビンディングシューズの種類

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2穴タイプ

2穴タイプは別名「SPD」と呼ばれるモノ。2つのネジ穴があり、そこに留め具を固定してシューズと連結させて使用します。

着脱が簡単にできるのもポイント。なお、用途としてはロードバイクにも使えますが、頻繁に乗り降りをするクロスバイクやマウンテンバイクに向いているタイプです。

3穴タイプ

3穴タイプは別名「SPD-SL」と呼ばれるモノ。3つのネジ穴に留め具を付けて使用するタイプで、2穴タイプよりもシューズがしっかりとペダルに固定されます。

ロードバイクで使うビンディングシューズにおいては主流のタイプで、安心して高速走行することが可能。なお、総じて留め具が大きいため、歩くのは困難です。購入する際は留意しておきましょう。

4穴タイプ・5穴タイプ

製品ラインナップは少ないですが、より強力に足とペダルを固定できる4穴タイプや、2穴タイプと3穴タイプの両方に対応できる汎用性の高い計5穴のタイプもあります。なお、穴の少ないほうが初心者向け、より穴の数が多いほうが玄人向けというわけではないので、その点は留意しておきましょう。

ビンディングシューズの選び方

留め具の種類で選ぶ

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ベルクロタイプ

ベルクロタイプは、マジックテープと同じ要領で締め込むビンディングシューズ。手軽に脱着できるのがメリットで、エントリーモデルに多く採用されています。

製品ラインナップとしては、ベルクロが前後2本のタイプと3本のタイプの2種類が存在。2本タイプはシューズ内で足が動きやすく、3本タイプはよりしっかりと締め込むことができます。

バックルタイプ

締め込みができるラチェット式のバックルを配置したタイプ。走行中の操作はしにくいものの、しっかりと固定できるのが特徴です。

基本的にベルクロタイプと併用することが多く、足先2本がベルクロで、足首近くにバックルがセットされた3本仕様がほとんど。ミッドレンジのビンディングシューズに多く見られる仕様です。

ダイヤルタイプ

ダイヤルでワイヤーを巻いて締め付けを調節するタイプ。脱着がしやすいほか、走行中でもスムーズにセッティングできるのが特徴です。

ベルクロタイプやバックルタイプと併用されることも多く、より複雑な構造を採用しているモデルはしっかりと締め付けられます。

シューレース・紐タイプ

その名の通り、靴紐でフィッティングを調節するタイプ。脱着には手間がかかるものの、締め具合を変えやすいのが特徴です。

ほかのタイプと併用されていることが多く、フォット感が高いのもポイント。製品ラインナップとしてはスニーカーと同じ要領で履けるモデルや、サッカーのスパイクに似たスタイリッシュなモデルなどが揃っています。

ソールの素材で選ぶ

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ビンディングシューズのソールに採用されている素材は大きく分けてカーボン・ナイロン・ラバーの3種類。軽量かつペダリングの力を伝えやすいカーボンはハイエンドクラスのビンディングシューズに多く、耐久性の高いナイロンはエントリーモデルで見られます。また、ラバーはスニーカータイプのビンディングシューズに採用されており、普段使いできるのが特徴です。

なお、土踏まずをサポートするインソールも重要なポイント。形状が合わないと、次第に足に力が入らなくなり、ケガの原因にもなるので、しっかりと確認しておきましょう。

重量で選ぶ

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ビンディングシューズは各製品によって重さが異なるだけでなく、同製品内であってもサイズによって重さが異なってくるので、選ぶ際は足のサイズだけでなく、重さもチェックしましょう。

重さの目安は250〜300g。100g台のモデルであれば非常に軽量です。なお、重さはアッパー素材やソール素材と大きく関わってくる部分なので、軽さと耐久性のバランスを考慮することも重要です。

デザインで選ぶ

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ビンディングシューズはサイクリングに用いるアイテムなので、基本的にデザインはスタイリッシュ。なお、タイプとしては細身のレギュラータイプと幅広のワイドタイプに分かれています。

カラーも白黒の単色だけでなく、蛍光色などのカラフルなモデルや色鮮やかなグラデーションが施されたモデルが揃っているのもポイント。なお、デザインが気に入っても足に合わなかったり、同じメーカーでもモデルや使っている素材によってサイズが変わったりするので、その点は注意しておきましょう。

ビンディングシューズのおすすめメーカー

シマノ(SHIMANO)

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日本人の手によって設計・開発されている「シマノ」。日本ブランドながら欧州の自転車競技選手にも供給されており、世界的に信頼度が高いのが特徴です。

ハイエンドクラスはもちろん、ミドルクラスやエントリーモデルの製品に関しても品質が高いため安心して使用できます。ユーザーのレベルに合わせてアイテムが選べるのも魅力です。

ジロ(GIRO)

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自転車用ヘルメットで有名なアメリカの「ジロ」。斬新なプロダクツに定評があり、その系譜はビンディングシューズにも受け継がれています。

シューレース仕様による締め付け調節システムを採用しているのもポイント。種類の豊富なアッパー素材をモデルによって使い分けている点も注目されています。

フィジーク(FIZIK)

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「フィジーク」は自転車のサドルに注力しているブランド。シューズラインナップは2010年からスタートし、トッププロの競技選手からサイクリング愛好家の一般ユーザーまで、多くの方に支持されているのが特徴です。

熟練の職人による品質の高さもポイント。ビンディングシューズの購入を検討している方はぜひおさえておきましょう。

シディ(SIDI)

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1970年代から続くイタリアの老舗ブランド。多くの欧州プロレーサーの足元を支えてきた経験とノウハウがあり、今も現場からのフィードバックを忠実に受け止め、反映させているのが特徴です。

製品ラインナップには通常のカラーだけでなく、マット仕様のカラーを採用しているのもポイント。また、足が幅広の日本人にも合わせやすいワイドサイズの「MEGA」シリーズを展開しているのも魅力です。

DMT

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1978年に創業したイタリアのブランド。デザイン(Design)・素材(Material)・技術(Technology)からそれぞれの頭文字を取っているのがネーミングの由来です。

マイクロファイバーやニットなど、時代に合った技術や素材を採用しているのも特徴。製品クオリティはもちろん、デザインセンスに優れているのも魅力です。

ビンディングシューズのおすすめ

シマノ(SHIMANO) RC7

フラッグシップモデル「RC9」のテクノロジーを引き継ぐ「RC7」。アッパー素材にしなやかな合成レザーを使用しているほか、高品質なシューズパーツを作り出している「BOA」のダイヤルを採用しているのが特徴です。

本モデルはBOAのL6ダイヤルで、足の甲全体のフィッティングが素早く行え、細かく調節することが可能。アッパーは足を包み込むようにしっかりとフィットします。

シマノ(SHIMANO) RP4

豊富なサイズが揃っているのはもちろん、幅広モデルも発売されている「RP4」。多くの日本人の足型に合わせられるビンディングシューズです。

アッパーの締め付け調節はBOAダイヤルとストラップを使用し、操作しやすいのが特徴。通気性に優れたシンセティックレザーを採用しており、ロングライドにも対応できます。

2つのオフセットストラップは位置をずらすことで圧力を分散し、簡単に締め付け調節が行えるのもポイント。スポーツサイクル初心者にも履きやすいおすすめのアイテムです。

シマノ(SHIMANO) CT5

自転車に乗る際はビンディングシューズ、普段使いではスニーカーとして履けるモデル。ソール内部の中間層にはシャンクプレートが挟まれており、ペダリングの力を効率よく伝えてくれるのが特徴です。

ラバーソールが滑りにくい仕様になっているのもポイント。ミッドソールにはEVA素材を採用することによって歩行時の衝撃を和らげてくれます。

シマノ(SHIMANO) RP9

ロングライドにおける快適なペダリングを追求した「RP9」。穴あき仕様のアッパーに、軽量カーボンを配合したアウトソール、外付けのヒールカップを採用しており、トータルバランスに優れています。

足先はベルクロタイプで、足首周りは走行中でもフィット感の微調節が可能な、ダイヤルタイプのワイヤーを採用しているのもポイントです。

シマノ(SHIMANO) RP1

つま先の位置を最適化したビンディングシューズ。パンチング加工が施された合成レザーとメッシュ素材を組み合わせたアッパーを使用しており、軽量化と快適性を図っているのが特徴です。

ソールはベンチレーションを2ヶ所備えたグラスファイバーコンポジットナイロンを採用しており、適度なしなりがあるのもポイント。また、2穴仕様の「SPD」と3穴仕様の「SPD-SL」とどちらにも対応できるのも魅力です。

シマノ(SHIMANO) XC9

クロスカントリーMTBやシクロクロスなど、オフロード競技向けのビンディングシューズ。一体構造のサラウンドアッパーとナローボトムを採用しているほか、かかと部分に丸みを、先端のトゥはスリム化を図っており、フィット感とパワーの伝達効率に優れているのが特徴です。

締め付けの調節はデュアルBOAのIP1ダイヤルで、クイックかつスムーズに対応可能。満足度の高いハイエンドクラスのおすすめモデルです。

シマノ(SHIMANO) XC7

オフロードレーシング向けのビンディングシューズ。高剛性かつ軽量なカーボンファイバーをミッドソールに採用しており、ペダリングにしっかりと集中できるのが特徴です。

足を覆うメイン素材にはしなやかな合成皮革を使用。フィット感がありながら通気性にも配慮しており、履き心地は快適です。

締め付けの調節はデュアルBOAのL6ダイヤルで対応。また、高密度のデュアルラバーコンパウンドによって走行時におけるグリップ力と柔軟性を確保しているほか、過酷な条件下にも耐えうる強化スパイクマウント仕様を採用しているのもポイントです。

ジロ(GIRO) PROLIGHT TECHLACE

シューレース仕様で軽いビンディングシューズ。日本の繊維メーカー「帝人」のTPU溶接補強材を使用した単繊維メッシュアッパーや、即座に調節できる閉鎖システム、軽さと強度を兼ね備えた「TeXtreme」のカーボンソールなど、随所にハイエンドな加工を施しているのが特徴です。

軽さや通気穴の大きさが異なるインソールを採用しているのもポイント。また、アーチサポート(土踏まず)用のパッドがセットになっているのも魅力です。

フィジーク(FIZIK) R1 INFINITO KNIT BOA

ニット素材を採用したビンディングシューズ。フィット感や通気性、動力の伝達性などに優れており、快適にペダリングできます。

2つのBOAダイヤルを備えた「インフィミート・ボリュームコントロール」と「ダイナミックアーチサポート」を採用することによって、さまざまな足型に対応できるよう配慮しているのもポイント。著名な自転車競技選手も愛用しているハイエンドモデルです。

フィジーク(FIZIK) TEMPO R5 POWERSTRAP

ビニールテープタイプのビンディングシューズ。2本のベルクロストラップを採用した「パワーストラップ」によって、シンプルながらもしっかりと固定できるのが特徴です。

スタイリッシュなビンディングシューズを求めている方はもちろん、最近普及しているダイヤル仕様の締め付け調節シューズに抵抗を感じる方にもおすすめです。

フィジーク(FIZIK) TEMPO R5 OVERCURVE

人間工学に基づいて設計されたビンディングシューズ。アッパーの間にあるタンは直線ではなく、やや斜めにデザインされており、左右非対称構造を採用しているのが特徴です。

また、かかとから上を包み込むように仕上げているため、履き心地に優れているのも魅力。快適にサイクリングが楽しめるよう、使い勝手を考慮したおすすめのモデルです。

フィジーク(FIZIK) X1 INFINITO BOA

クロスカントリーやトレイルライディング向けのビンディングシューズ。フィット感や履き心地の快適性、軽量性などいずれもハイレベルで、パフォーマンス向上を図れるのが特徴です。

製品名のインフィニートを思わせるワイヤータイプのBOAダイアルを備えているほか、土踏まず部分のフィット感を高めるダイナミックアーチサポート構造、ベンチレーションホールを設けたUDフルカーボンソールなどもポイント。また、足首が接するアッパー部分は薄く柔らかく、かかと部分はすべり止めのグリップ仕様、通気性とクッション性に配慮したインソールなど、細部にまでこだわりが感じられるのも魅力です。

フィジーク(FIZIK) X5 TERRA

同社のビンディングシューズにおけるミドルレンジモデル。締め付けはBOAダイアルのほか、先端近くはベルクロも用意されており、クロスカントリー競技からトレイルライドまで幅広く使えるのが特徴です。

なお、ラインナップとしては通常モデルとスエードモデルの2種類。前者は人工皮革のイクロテックス素材をアッパーに使用し、耐久性や防水性が高く、過酷なオフロードレースにもしっかりと対応できます。後者はフィット感がありながらもより素材の柔軟性が感じられるタイプ。防水処理が施されており、雨や泥に対しても臆することなく使用できます。購入を検討する際は併せてチェックしておきましょう。

フィジーク(FIZIK) M3B

MTB用のビンディングシューズのなかでも汎用性の高いモデル。締め付けはBOAダイアル1つとシンプルな仕様で、クロスカントリーからシクロクロス、オフロードサイクリングまで対応できるのが特徴です。

アッパーはしなやかなで軽量なメッシュ素材のマイクロテックスを仕様。パンチング加工も施されており、通気性にも配慮しています。つま先部分はアンチスクラッチ加工によって耐久性も良好。ソールは剛性の高いUDカーボンファイバーで、パワーの伝達効率にも優れています。

クリップパターンはスパイク状で、重さも比較的軽量。乗り降りの頻度が高いシーンでも快適にこなせるおすすめモデルです。

シディ(SIDI) WIRE 2 MATT

「ソフトインステップ」というストラップと足の甲のワイヤー構造で固定するビンディングシューズ。ボタンの赤い部分を押すとワイヤーの巻き取り用レバーが起き上がる「テクノ3プッシュシステム」を採用しており、スピーディーかつ安定した着脱ができるのが特徴です。

足裏には軽量かつ耐久性に優れた、ペダルの力をスムーズに伝達する「ヴェントカーボンソール」を採用。さらにその先端には「ヴェント・エアインテーク」が搭載されており、シューズ内に取り込める空気の量を調節することも可能です。

ハードなシチュエーションで気兼ねなく使えるのもポイント。サイクリングに集中できるおすすめモデルです。

シディ(SIDI) ERGO 5

足の甲の前後にストラップを配置し、その間にワイヤー構造の留め具が採用されているビンディングシューズ。快適な履き心地をキープしつつ、しっかりと締め付けられるのが特徴です。

補強されたヒールカップによってペダリングする際の足の位置をしっかりと固定し、ロスなく力を伝達できるのもポイント。全体的にスリムにまとまっているおすすめのモデルです。

シディ(SIDI) ERGO 5 MEGA

同シリーズにおけるワイドサイズモデル。レギュラーモデルよりも幅が4mm広くデザインされており、幅広で甲高の方が多い日本人でもマッチしやすいように配慮されているのが特徴です。

「ERGO 5」と同様、ナイロンとカーボンの素材を組み合わせた「トゥエンブカーボンコンポジットソール」を採用しているのもポイント。軽さと耐久性のバランスが取れた仕様です。

シディ(SIDI) SHOT MATT

メーカー独自のワイヤー構造「ダブルテクノ3プッシュ」を採用したビンディングシューズ。調節用ダイヤルをセンターに2点用意することで、より均一に締め付けることができます。

パンチングとメッシュ加工が施されたアッパーと開閉機能を備えたヴェントカーボンソールを採用しており、強度の高さと通気性のよさを両立しているのもポイント。また、「アジャスタブル・ヒールリテンション・システム」によってくるぶしやかかとのフィット感を高めているのも魅力です。

DMT KR1

イタリアで著名な自転車競技選手エリア・ヴィヴィアーニ氏と共同開発したビンディングシューズ。アッパーに3Dニットを採用した、いわゆる袋縫い仕様で、軽さとしなやかさを兼ね備えているのが特徴です。

薄手のニットアッパーの中で補強材をクロスさせており、強度と耐久性を高めているのもポイント。また、足首周りは柔らかく、伸縮性に優れているのも魅力です。満足度の高いビンディングシューズを求めている方はぜひチェックしておきましょう。

DMT D5

ビンディングシューズのなかでは比較的リーズナブルなモデル。アッパー素材には柔らかさが特徴のマイクロファイバーを、ソールには耐久性に配慮してナイロン&グラスファイバーを採用しているのが特徴です。

カラーは白黒のほか、ピンクや黄緑の蛍光色に近いイエローなどが揃っているのもポイント。初めてビンディングシューズの購入を検討している方におすすめです。