サーフィンをするのに欠かせないのが「サーフボード」。サーフボード選びはサーフィンを楽しむための最初の関門といえますが、種類・サイズ・厚みなどが異なるさまざまなモデルが販売されているため、初心者にとっては選ぶのが難しい面があるのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者向けのサーフボードをタイプ別にご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、自分にぴったりなサーフボードを見つけてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- 初心者向けサーフボードの選び方
- 初心者向けサーフボードのおすすめメーカー
- 初心者向けサーフボードのおすすめ|ロング・セミロングボード
- 初心者向けサーフボードのおすすめ|ファンボード
- 初心者向けサーフボードのおすすめ|ショートボード
初心者向けサーフボードの選び方
ボードの種類をチェック
高い浮力と安定感がある「ロング・セミロングボード」
長さが9フィート以上のサーフボードをロングボードと呼びます。長さがあり、波を捉える面積が広いのが特徴。厚みがあるモデルも多く、高い浮力や優れた安定感を発揮します。小さい波でもロングライドしやすいため、初心者におすすめです。
古くからサーファーに使われているタイプで、サーフボードの先端に立つノーズライディングや、ボード上で足を交互にさせて歩くクロスステップができるのもポイント。長いので俊敏な動きはしにくいものの、ゆったり波乗りを楽しめるのが魅力です。
ロングボードよりやや短い、セミロングボードも展開されています。なお、ロングボードもセミロングボードも長さがある分、持ち運びや保管がしにくいのがデメリットです。
ターンも楽しむなら「ファンボード」
ファンボードは、ロングボードとショートボードの中間の長さでミッドレングスとも呼ばれます。適度な安定感とターンのしやすさを兼ね備えているのに加えて、波をキャッチしやすいのもメリットです。
丸みを帯びたアウトラインによって、ロングボードより扱いやすくショートボードより乗りやすいのがポイント。バランスがよいため、初心者からライディングテクニックを向上させたい方まで幅広い層におすすめです。
パドルの安定感とテイクオフのしやすさに重点を置いており、自分のスタイルに合わせて選びやすいのも魅力。初心者とファーストボードとして選ぶ方には、浮力や安定感に優れたモデルが適しています。
ダイナミックなサーフィンをするなら「ショートボード」
ショートボードは3種類のなかでもっとも短いのが特徴。長さがないので操作性が高く、ターンやスピード感のあるライディングを楽しめます。アグレッシブでダイナミックなサーフィンをしたい方におすすめです。
ノーズが尖っており、全体的にアウトラインが細いのがポイント。また、ほかのタイプより持ち運びや保管が楽に行えます。
しかし、浮力や安定感が低く、初心者にとっては乗りこなすのが難しいのがデメリット。慣れるまでに時間がかかる場合があります。
安定感を求めるなら幅広のモノを選ぼう
サーフボードの幅は、安定性とコントロール性に大きく影響する部分です。もっとも幅がある箇所をワイデストポイントと呼んでおり、一般的に幅といえばワイデストポイントを指します。
幅が広いほど安定感や浮力が向上するため、初心者は幅広設計のモデルを選ぶのがおすすめ。幅が狭いサーフボードは、浮力はあまりないものの操作性や俊敏性が良好なので、中・上級者に適しています。また、幅が狭いモノだと持ち運びも簡単です。
厚みのあるモノはテイクオフしやすい
厚みのあるサーフボードは浮力が良好で、パドリングやテイクオフをしやすいのがメリット。浮力があれば波の状況に左右されず、小さい波でもしっかりキャッチしながらサーフィンを楽しめるのがポイントです。
浮力が高すぎると扱いにくい面もありますが、初心者はサーフボードの種類を問わず厚みのあるモデルを選ぶのがおすすめ。中・上級者やアクティブなライディングをしたい方には、浮力が少なくて機動力が高い薄手タイプがぴったりです。なお、浮力がなさすぎると、スピードが出にくい点は留意しておきましょう。
素材をチェック
ハードボード
ハードボードは、ポリウレタンやエポキシ樹脂、木材などかたい素材で作られています。一般的なサーフボードとして認知されているタイプ。デザインのバリエーションが豊富で、好みに合わせて選びやすいのが魅力です。
かたさがあり、ターン性能やスピード性能に優れているのが特徴。アクティブで自由度の高いサーフィンを楽しめます。また、軽量化や高性能化も進んでおり、機能的なモデルが多いのもポイントです。
しかし、かたくて重さがあるので、ぶつけるとケガをしたり破損したりするリスクがあります。持ち運びやパドリングがしにくい面があることにも注意が必要です。
ソフトボード
ソフトボードは、スポンジ・フォーム・樹脂などの素材を使用しています。衝撃吸収性が高くやわらかいため、ぶつかってもケガをしにくいのがメリット。初心者や子どもも使いやすいのが魅力です。
軽量で、持ち運びやパドリングがしやすいのもポイント。浮力が高いので、はじめてのサーフボードにもぴったりです。ハードタイプより価格がリーズナブルで、破損しにくいためコスパよく使えます。加工しやすい素材を使っており、形状やデザインのバリエーションが豊富です。
レールの形状をチェック
レールとは、サーフボードを掴む側面のことです。レールの形状によってサーフボードのターン性能や全体の浮力などが異なるので、事前にチェックしておきましょう。
ぼってりと厚みがあるボキシーと呼ばれる形状は、浮力や安定感に優れているのがポイント。水に対する反発力が増し、加速性が向上します。小さい波でも捉えやすいため、初心者にもおすすめです。
テーパーやローレールと呼ばれる形状は、ボトムに向かって鋭角にそぎ落とされているのが特徴。薄くて水に食い込みやすいので、脚力に自信がない方でもスムーズに扱えます。浮力が少なく加速性に欠けるものの、コントロール性が高いためアグレッシブなサーフィンにぴったりです。
レールの厚さがボキシーとテーパーの中間なのがミディアム。クセがなく、浮力と操作性のバランスが良好で、初心者も扱いやすいオールラウンドなタイプです。
初心者向けサーフボードのおすすめメーカー
ソフテック(SOFTECH)
「ソフテック」は、オーストラリア発のソフトボードブランド。耐久性の高い素材を優れた製造技術によってハンドメイドしているのが特徴です。
多彩なラインナップも魅力で、「オリジナルシリーズ」は初心者サーファーにぴったり。また、中級者向けの「パフォーマンスシリーズ」や、ハードボードのような本格的なサーフィンを楽しめる「エポキシシリーズ」も販売しています。初心者から上級者まで、幅広いサーファーにおすすめのソフトボードブランドです。
ビーチアクセス(Beach Access)
「ビーチアクセス」は、オンラインで展開しているソフトサーフボードブランドです。インターネットでも快適に購入しやすいシステムを導入しており、波乗りを楽しむことに焦点を当てたアイテムを多数販売しています。
ビーチアクセスのサーフボードは、ショートボード・ミッドレングス・ロングボードと充実した品揃えが特徴。ソフトボードながら、ハードボードのような乗り心地を味わえるのも魅力です。
初心者向けサーフボードのおすすめ|ロング・セミロングボード
ビーチアクセス(Beach Access) Standard ソフトボード 8’0″ スカッシュテール ミニロング ワックスフリー
柔軟性の高いフォーム素材でEPS製のハードなコアを包んだ、ソフトトップタイプのサーフボード。表面はやわらかいもののフワフワとした感覚が少なく、ハードボードのような重さによって、安定したスピーディな乗り心地を楽しめるのが特徴です。
ソフトボードの高い浮力と、ロッカーが浅めの設計により、しっかりと波をホールドしやすく素早いテイクオフをサポート。また、凹凸加工が表面に施されたワックスフリー仕様です。
サイズは、長さが8フィートのセミロングボード。浮力と操作性の高さをバランスよく兼ね備えた、おすすめのサーフボードです。なお、同モデルにはシングルフィンとサイドフィンが付属されています。
ナナゼロ(nanazero) WOOD SKIN サーフボード ロング LOG01
高強度かつ軽量で、エコにもこだわって仕上げられたサーフボード。アウターは木材と2層構造のファイバーグラスにより、強度が高められています。コアには軽量で毒性も低いリサイクルEPSフォームを採用。揮発性有機化合物のような、汚染物質を生成しにくいエポキシ樹脂が使われているのもポイントです。
サイズは、長さ274.2cmの場合、最大幅56.5×厚み7.3cm。9フィートのロングボードながら、テール部が37.3cmと細くレールがそぎ落とされており、水切りがよくターン性能に優れているのが特徴です。
長さはあるものの細めで軽量なため取り扱いがしやすく、容易に持ち運べるも魅力。扱いやすさと操作性を両立した、初心者におすすめのサーフボードです。
ナナゼロ(nanazero) EPS サーフボード ロング LOG03 ノーズライダー
スピード性や安定感のバランスに優れるサーフボード。ノーズ幅9.4フィートのモデルは、最大58.1cmと広めの仕様です。テールは水の流れを計算した構造のデザインを採用しています。
波に対してボードをロックしやすく、ウォーキングの際やノーズライディングでの安定性が向上。また、ノーズコンケーブが深すぎない設計により、スピード性能を高めているのも特徴です。
サイズは、長さが9.4フィートと9.6フィートのタイプをラインナップ。マルチなスタイルで楽しめる、おすすめのロングボードです。
トルク サーフボード(Torq Surfboards) PINLINE DESIGN LONGBOARD 9’0
比較的幅が広い、厚みのあるサーフボード。サイズは最大幅57.79×厚み7.94cmです。浮力が高く安定した操作をサポートします。小さな波もキャッチしやすく、パドリングやテイクオフのしやすさは良好です。
素材には、軽量なEPSと強度を高めるエポキシ樹脂と2軸グラスファイバークロスを採用。耐久性に優れているのも特徴です。長さは9フィートのロングボードで、ノーズライディングやクロスステップをはじめ、ゆったりとしたサーフィンを楽しむのにも適しています。
センターフィンと、サイドフィン2枚が付属されているのもポイント。扱いやすさを重視する初心者におすすめのサーフボードです。
ファンクション(Funktion) ソフトボード SOFT-900-MYEL-ST
全体的に柔軟性の高いソフトボードで、初心者でも安心して使いやすいモデル。体にぶつけてもケガをしにくいのがメリットです。また、衝突や落下によってひび割れたり凹んだりしにくく、取り扱いのしやすさも良好。サイズは、長さが9フィートのロングボードです。
9フィートの長さがあるため、高い浮力により初心者でも波をキャッチしやすいのが特徴。レール形状はクセが少なく、高浮力で操作性がよいミディアムを採用しています。
ソフトフィン・リーシュ・デッキパッドが付属し、初心者がすぐに使用しやすいのもポイント。これからサーフィンを始めようとしている方の入門用にもおすすめです。
初心者向けサーフボードのおすすめ|ファンボード
ソフテック(SOFTECH) ソフトボード ROLLER
初心者でも乗りやすい「オリジナルシリーズ」のサーフボード。浮力の高さと安定感を追求して設計されており、波をしっかりとキャッチしやすく、スムーズなパドリングやテイクオフをサポートします。長さは7フィートのファンボードで、安定してターンがしやすいのも特徴です。
同モデルには柔軟性が高く安全に使いやすいソフトフレックスフィンや、持ち運びに便利なキャリーハンドルが付属されています。初心者がこれからサーフィンを始めるのに使いやすく、パドルやターンなどのテクニックを磨きたい方にもおすすめです。
ビーチアクセス(Beach Access) Standard ソフトボード 6’6″ クアッド ミッドレングス ワックスフリー
4本のフィンを搭載した、クアッドフィン仕様のサーフボード。水流の抵抗を抑えやすく、スピード性能とターン性能に優れているのが特徴です。
ノーズが幅広な設計のエッグシェイプデザインにより、安定してパドリングを行いやすく、素早くテイクオフしやすいのも魅力。また、接水面が広くロッカーが浅めの構造で、より浮力とスピード性能の向上に貢献します。
ワックスフリー加工を採用しており、ワックスを塗る手間が不要なのもメリット。乗りやすさと取り扱いのしやすさを兼ね備える、おすすめのサーフボードです。
セル(SCELL) ファンボード 6’8
レールに厚みがある、ボキシータイプのサーフボード。浮力が高く、安定したパドリングやテイクオフをサポートします。V形状のボトムにより、スムーズにレールワークがしやすく、コントロール性能に優れているのも特徴です。
素材にポリウレタンフォーム・グラスファイバーグロス・ポリエステル樹脂を用いたハードボード。スピーディなサーフィンを楽しみやすいのも魅力です。
長さは6.8フィートのファンボードで、扱いやすさや乗りやすさも良好。ロングかショートか、どちらを選ぶか迷っている初心者にもおすすめのサーフボードです。
バリバレル(BALIBARREL) FUN 7ft ソフトボード
パワーに自信がない方でも扱いやすいサーフボード。重量が4.6kgと軽量なうえ、浮力に優れるEPS製のコアを採用しているため、小さな波もキャッチしやすいのが特徴です。
ノーズは丸みを帯びたラウンド形状で、波にしっかりとホールドしやすく、スムーズなパドリングとテイクオフをサポート。また、デッキには凹凸によるエンボス加工が施されているので滑りを防ぎやすく、ライディングでの安定感も高めます。
ビギナーユーザーがサーフィンを楽しみやすいように、さまざまな機能が設けられたおすすめのサーフボードです。
エッセンス(ESSENCE) FUN 6ft CLEAR ファンボード
エポキシ樹脂製のハードボード。ターンやスピード性能が良好で、アクティブなサーフィンを楽しみやすいのが特徴です。コアに採用したEPSフォームにより軽量化を実現し、加速性能を高めスムーズなパドリングをサポートします。
長さは6フィートのファンボードで、安定感や扱いやすさのバランスに優れているのもポイント。初心者はもちろん、ロングボードユーザーがショートボードに乗り換える前のステップアップとして使用するのにもおすすめのサーフボードです。
初心者向けサーフボードのおすすめ|ショートボード
ディーパー(DEEPER) ソフトサーフボード 6’0″ D-LSB0182
外層の素材に柔軟性に優れるクロスリンクポリエチレンを採用したソフトボード。ぶつかった際の衝撃を和らげやすく、ケガのリスクを軽減します。コアには高浮力を生むEPSフォームを採用しており、パドリングやテイクオフがしやすいのも特徴です。
テールは角が設けられたスカッシュテールで、幅広い面積により安定感を高めます。しっかりと波をキャッチしやすいのもメリットです。重さは3.5kgと軽量。長さが6フィートのショートボードなので扱いやすく、持ち運びにも便利なおすすめのサーフボードです。
セル(SCELL) ショートボード 6’0 クリア
表面が磨かれたサンディングにより、テカリや艶がないマットな質感に仕上げられたサーフボード。落ち着きがあり、クラシカルな雰囲気のデザインがスタイリッシュなモデルです。
サイズは、長さ183×幅47.6×厚み6.03cm。長さが6フィートのショートボードで、操作がしやすくスピーディなライディングを楽しみやすいのも特徴です。ロッカーが控えめな角度なので加速性や安定感に優れ、スムーズなテイクオフをサポートします。
オーシャンアンドアース(OCEAN&EARTH) MR EPOXY-SOFT SUPER TWIN FIN
サーフィンの世界大会で過去に幾度もチャンピオンに輝いた、マーク・リチャーズ氏によってデザインされたサーフボード。ツインフィンなので水からの抵抗を抑えやすく、加速性と操作性に優れているのが特徴です。素早いテイクオフをサポートします。
サイズは、長さ5.6フィート・5.9フィート・6フィート・6.4フィート・6.8フィートがラインナップ。初心者でも本格的なライディングを楽しみたい方におすすめのサーフボードです。
ナナゼロ(nanazero) WOOD SKIN サーフボード SH01 ショートエッグ
アウターに圧着した薄い天然木と2層ファイバーグラスを採用した、高強度なハードボード。コアにはEPSフォームを採用しており、丈夫なうえ軽量で取り扱いがしやすいのも特徴です。
反りが浅めのロッカーと程よい厚みのレールにより、浮力・安定感・操作性のバランスに優れているのもポイント。ショートボード特有の、スピード感溢れるライディングを楽しめます。ショートボードの入門用にもおすすめのサーフボードです。
自分だけのサーフボードがあれば、より一層サーフィンを楽しめます。種類・サイズ・素材などはモデルによってさまざまではあるものの、スタイルやレベルに合った性能を備えたモノを選ぶことが大切です。初心者にぴったりなサーフボードを数多くピックアップしたので、自分にマッチするモデルを見つけてみてください。