リラックス空間を演出する「観葉植物」。部屋にひとつあるだけで部屋の雰囲気が明るくなるなど、メリットの多いアイテムです。とはいえ、どんな観葉植物が育てやすいのかわからない方や留守にしがちで枯らしてしまいそうと心配な方も多いはず。

そこで今回は、初めて育てる方も安心して選べるおすすめの観葉植物をご紹介します。枯らさない育て方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

観葉植物を置くメリット

インテリアとして部屋の雰囲気をおしゃれに

雑貨店やおしゃれなカフェなどにさりげなく飾られている観葉植物。自宅にインテリアの一部として飾ると、部屋の雰囲気をワンランクアップできます。

サイズもさまざまなので、床置きにするだけでなく、壁に掛けたり天井からハンギングしたりとアレンジが楽しめるのもポイント。同じ種類の観葉植物でも、大きさや鉢のカラー・素材で印象が変わります。

素焼きの鉢なら和風、ラタンのバスケットや大きめの植物は南国風、陶器の鉢はナチュラル、特徴的なアーティステックな樹形やすらっと背が高い植物はモダンな雰囲気を出すことが可能。センスを活かして、観葉植物を使ったインテリアコーディネートを楽しみましょう。

庭がなくても植物を育てられる

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アパートやマンション住まいなどで庭がなくても、植物を育てたいという思いを叶えてくれるのが観葉植物です。リラックス空間を演出できるだけでなく、育てるという行為そのものを楽しめます。

屋外で植物を育てるには、水やりや施肥などこまめな世話が必要ですが、室内で育てる観葉植物は少ない水分で育ち、手間のかからないモノが多いのが特徴。丈夫で育てやすい観葉植物を選べば、留守が多い方や毎日仕事の帰りが遅くなる方でも、気軽にグリーンとともに暮らすことが可能です。

暑い夏も涼しさを演出

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小さいながらもそのグリーンから森や草原をイメージさせる観葉植物は、涼しげな空間作りにも効果的。観葉植物は、殺風景な部屋にひとつ置くだけでも雰囲気が明るくなるのでおすすめです。

トックリランなどの細くシャープな葉は、凛とした存在感が爽やか。クワズイモなど瑞々しいツヤがある葉は、フレッシュな潤いが感じられます。また、ヒメモンステラなどは南国のリゾートホテルのような涼しげな癒しの空間を演出。ウンベラータなどひとつひとつの葉の面積が広いモノは、強い日光をさえぎる木陰を連想させます。

観葉植物のおすすめ

パキラ

パキラ

パキラはブラジルを原産とする常緑高木で、本来は20mほどの高さになる植物です。観葉植物として市場に出回っているパキラは、10〜200cmくらいの大きさが一般的。光沢のある深い緑色の葉っぱが八方に広がる姿が美しく、部屋に彩りを添えてくれます。

明るい光を好む植物なので、暖かい季節にはなるべく日光を当てるのがポイントです。直射日光が強すぎると葉が焼けてしまうので、遮光して光の量を調節してください。パキラは寒いところは苦手なので、冬の間は室内で管理しましょう。

パキラには20以上の品種があるとされていますが、日本で流通量が多いのが「グラブラ」と「アクアティカ」の2つ。グラブラは白い花と尖った葉先、アクアティカは赤い花と丸い葉先が特徴です。どちらの品種も育てやすいので、気軽に観葉植物を楽しみたい方は検討してみてください。

ドラセナ

ドラセナ

ドラセナは、熱帯アジアやアフリカなどに生息する常緑樹です。低木種だけでも50以上の品種があり、さまざまな形や大きさから選べるのが魅力。ドラセナは「幸福の木」とも呼ばれ、プレゼントとしても人気があります。

初心者でも育てやすく、肥料も基本的には必要ありません。適度に日光が当たり、風通しのよいところに置くと元気に育ちます。ただし、強い日差しに当たり続けると、葉っぱが火傷のように変色してしまうので注意しましょう。

特におすすめなのが、剣状の葉に白い縦模様がついた「レモンライム」や濃い緑の葉が美しい「コンパクタ」。耐陰性が高いため洗面所やキッチンなど日光の当たらない場所にも設置できます。そのほかにもおしゃれな形のモノが多いため、部屋にアクセントをつけたい方にぴったりの観葉植物です。

モンステラ

モンステラ

切り込みが入った独特の大きな葉が特徴のモンステラ。常緑樹なので葉っぱが枯れたり落ちたりすることもなく、1年を通して緑を楽しめるのが魅力です。高温多湿に強く耐陰性もあるため、室内でも元気に育てられます。

モンステラは生長が早いため、定期的な剪定が欠かせません。古い葉や大きくなり過ぎた葉は、付け根からハサミで切り落としてしまいましょう。切り落とした茎を新しい鉢に植え直せば、新しい苗として育てることも可能です。

日本で最も流通量が多く一般的なのは「デリシオサ」という品種。葉っぱが1mほどまで生長するため、非常にインパクトがあります。設置スペースをとられたくない方は、葉っぱがあまり大きくならない「アダンソニー」がおすすめです。

ポトス

艷やかなハート状の葉っぱがかわいらしい観葉植物がポトスです。室内でも簡単に育てられる観葉植物で、国内での流通量が最も多い品種だとされています。つるを上に伸ばすと葉が大きくなり、つるを下に伸ばすと葉が大きくなりません。小ぶりの葉を楽しみたいなら、つるを下へ誘引して育ててみましょう。

ポトスは肥料を欲しがる品種ではなく、水を与えるだけでも管理できます。しかし、葉の艶をよくしたり数を増やしたりしたいなら、春から秋にかけて肥料を与えるのがおすすめ。液体肥料を10日に1度ほど与えるか、緩効性の置き肥を与えてみてください。

シンプルなデザインが好きな方におすすめなのが「パーフェクトグリーン」。濃い緑色の葉が美しく、丈夫で生長も早いのが特徴です。造花のように小ぶりできれいなのが「エンジョイ」。葉焼けしやすいデリケートな面もありますが、環境に慣れるとぐんぐん生長します。ポトスは20種類以上の品種があるため、好みのモノを探してみてください。

ウンベラータ

ウンベラータ

ウンベラータは、ハート型の葉っぱが特徴のイチジク属に分類される観葉植物。原産地のアフリカでは10m以上の高さになることもありますが、市場に出回っているのは0.5〜1.5mほどしかありません。「夫婦愛」「永久の幸せ」という花言葉をもち、プレゼントにもおすすめです。

葉っぱが大きなウンベラータは、1年を通して葉水を行うのが大切。葉に水分を与えると生き生き育つだけでなく、害虫がつくのを予防します。育ちすぎると見栄えが悪くなるため、定期的な剪定で形を整えておきましょう。

ウンベラータの難点は、冬になると葉を落としてしまいやすいこと。落葉を阻止する場合は、10〜12℃くらいの温度を維持しなければなりません。1年を通して緑を楽しむには不向きなのを覚えておきましょう。

ユッカ

ユッカ

ユッカは象のような太い幹にピンと上に伸びる葉をつける観葉植物です。耐寒性のある品種が多く、2〜3℃の温度があれば戸外でも育てられます。室内で育てる場合は、ガラス窓の近くで日光がよく当たるところに置きましょう。

ユッカ自体は乾燥に強い品種ですが、葉っぱが乾燥すると害虫がつきやすくなります。葉水を定期的にして、害虫の発生を予防してください。また、生長が比較的ゆっくりなので、植物を元気に保つための植え替え作業は3〜4年に1度で十分です。

代表的なのは「エレファンティペス」という品種。0℃まで耐えられるだけでなく、乾燥にも強いので水をほとんど必要としません。気温が下がると葉っぱが紫色に変化する「デスメティアーナ」もおすすめです。-10℃まで耐えられるので、戸外で育てたい方は検討してみてください。

サンスベリア

サンスベリア

さまざまな葉色や形があるのが特徴のサンスベリア。大きさも50cm以下の小さなモノが多く、室内用の観葉植物に適しています。細長く分厚い葉っぱにシマ模様があり、地面に突き刺さるように生えているのが特徴です。

特におすすめなのが、放射線状に葉っぱを広げる「ハニー」。背丈が伸びずコンパクトなので窓際やテーブルなどスペースが限られていても育てられます。サンスベリアのなかでも珍しい白色系の「ムーンシャイン」も人気の品種。

サンスベリアは10℃以下の気温では活動しない植物です。水を与えても吸い上げることができず、根腐れを起こして枯れてしまいかねないので、11~2月ごろまでの寒い時期の水やりは控えましょう。ただし、常に10℃以上を保てる室内で育てる場合は、月に1回程度の定期的な水やりが必要です。

ガジュマル

ガジュマル

ガジュマルは、ぽっこりしたユニークな幹が特徴の観葉植物。沖縄では「キジムナー」という精霊が宿るといわれており、神聖な木として大切に扱われています。生命力が強く、自生しているガジュマルのなかには20m以上に育つことも珍しくありません。

生き生きと育てるには日光が不可欠なので、光の当たるベランダや窓に近い場所などで育てましょう。光が強すぎる場合は、レースのカーテンなどで調節してください。また、ガジュマルは暑さには強いですが、冬の寒さは苦手な品種です。気温が5℃を下回る前に、日当たりのよい室内に移動させてください。

ガジュマルを代表とするのが、ぷっくりとした幹が特徴的な「ニンジンガジュマル」。ガジュマルの根を太らせて植え直したモノで、愛嬌のある見た目で人気があります。最も希少価値が高いのが「パンダガジュマル」。丸く分厚い葉がかわいらしく、女性から人気のある品種です。

シェフレラ

シェフレラ

枯れにくく丈夫な観葉植物として、古くから人気のあるシェフレラ。まっすぐに伸びた茎に、10枚ほどの葉っぱが手のひらを広げたような姿が特徴です。環境に対する順応性が高いため、室内でも屋外でも育てられます。

シェフレラは乾燥に強い品種なので、こまめな水やりは必要ありません。土の表面がしっかりと乾いてから水を与えましょう。ただし、乾燥すると葉の裏にカイガラムシやハダニなどの害虫が発生しやすくなるため、定期的な葉水が大切です。

インテリアプランツとして人気なのが、細長くて美しい葉をもつ「アンガスティフォリア」。直接霜が当たらない限り、屋外での冬越しも可能です。黄色の葉が美しい「ゴールデン」は2mほどの大きさに育ち、オフィスの仕切り用植物としても重宝します。

フィットニア

フィットニア

フィットニアは20〜30cmくらいの小型の観葉植物です。和名を「網目草」といい、卵形の葉っぱに白や赤の網目模様があります。熱帯地方に生息しているため冬越しは難しく、中級者から上級者向けの品種です。

気温が15℃を切ると株が弱ってしまうので、屋外で育てるのは向いていません。秋以降は発泡スチロールやビニール袋などをかぶせ、簡易的な温室を作ってあげましょう。鉢がいっぱいになったり葉が傷んだりしたら、一回り大きな鉢に植え替えてください。

代表的な品種には、赤い網目の「ベニアミメグサ」と白い網目の「シロアミメグサ」があります。どちらも葉が小ぶりでかわいらしく、濃い緑の葉っぱが爽やか。これらの品種を寄せ植え、色の違いを楽しむのもおすすめです。

ストレリチア

ストレリチア

ストレリチアとは、南アフリカを原産とするバショウ科の観葉植物です。南国を思わせる大きな葉っぱをもち、白い鳥のような花を咲かせます。寒さに強く丈夫なので、2〜3℃ほどの気温があれば冬越しも難しくありません。

日光を好む品種ですが、耐陰性があるため室内でも育てられます。ただし、日光に当てなければ花を咲かせられないので、窓辺やベランダの近くなどで育ててあげましょう。乾燥に強く根に水を貯めこめるため、水やりは表面の土が乾いてから行ってください。

流通量が最も多く知名度もあるのが「レギナエ」。すらっと伸びる葉が美しく、鳥が羽ばたくようなオレンジの花を咲かせます。葉っぱが大きくインパクトのある品種が「オーガスタ」です。存在感抜群なので、部屋にアクセントをつけたい方は検討してみてください。

ネフロレピス

ネフロレピス

ネフロレピスは、波打つような葉っぱが特徴のシダ植物です。20〜30cmの小さいモノから、1mほどになる大きい品種もありサイズはさまざま。熱帯から亜熱帯に30種類ほど生息しており、日本には3つの品種が自生しています。

シダ植物は耐陰性が強く、直射日光が苦手です。春から秋はレースカーテン越しに光が入り、風通しのよいところに置きましょう。冬は乾燥気味に育てると低温でもよく耐えますが、こまめに葉水をして虫の発生を予防してください。

一風変わったモノを育てたい方は「ペンドゥラ」がおすすめ。原産地では「ケッツァールの尾」と呼ばれており、長く垂れ下がる葉っぱがユニークな品種です。かわいらしいモノが好きな方には「ダフィー」を選びましょう。1cmほどの丸くて小さな葉が左右に並んで生えていき、こんもりとした姿を楽しめます。
  

ベンジャミン

ベンジャミン

ベンジャミンは、光沢のある緑の葉が美しい観葉植物です。インドや東南アジアなどが原産地で、暖かくて明るい場所を好むのが特徴。黄色の斑がある葉っぱやクルクルと葉っぱが巻かれているモノなど、さまざまな種類があります。

生育環境は日向から半日陰くらいの場所が適しており、直射日光には当てないようにしましょう。環境が急に変化すると葉を落としたり枯れたりしやすいので、鉢を動かす場合は2〜3週間かけて徐々に慣らしていくのが大切です。また、枝葉が混み合うと虫が発生しやすいため、5〜6月の生育期に間引き剪定を行ってください。

代表的な品種は、葉っぱに乳白色の斑が入った「スターライト」。花びらのように美しい葉が部屋の雰囲気を明るく演出してくれます。シンプルなモノが好きな方は「ライム」がおすすめ。優しい緑の葉はインテリアに馴染みやすく、丈夫で育てやすいので初心者向けの品種です。

アスプレニウム

アスプレニウムとは、熱帯から亜熱帯に生息するシダ植物のこと。大きさは5cmほどの小さなモノから、1.5mほどの大きなモノまでさまざまな種類があります。多湿を好むため、ミズゴケなどを一緒に植え付けるのがおすすめです。

直射日光に当てるとすぐに葉焼けを起こす可能性があるため、風通しがよい半日陰に設置してください。乾燥にも弱いため、エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。また、生育期にあたる5〜9月の間は、たっぷりと水を与えてあげるのがポイントです。

最もインパクトがある品種は、放射線状に広がる葉が特徴の「シマオオタニワタリ」。葉は1〜1.5mほどの大きさに生長するため、迫力のある品種です。非常に細かな葉を広げるのが「ダウキフォリウム」。見た目が涼やかで、繊細な美しさを感じられます。

エバーフレッシュ

エバーフレッシュ

熱帯アメリカが原産のエバーフレッシュは、マメ科の常緑樹です。自生地では30mほどの大きさになりますが、観葉植物としては1〜2mほどの高さが一般的。4〜9月には黄色の綿毛のようなかわいらしい花を咲かせます。

乾燥が苦手な品種なので、土が乾いたらたっぷり水をあげましょう。冬は生育がにぶるため、3日おきくらいに水やりをすれば十分です。寒さにも弱く霜に当たると枯れてしまうため、冬越しは室内で行ってください。

エバーフレッシュには12の品種が確認されていますが、園芸用でよく見られるのが「アングスティフォリア」。葉が羽根状に連なっており、生長するにつれ大きく横へ伸ばしていきます。夜間になると葉が閉じる就眠運動が見られ、動物のような愛らしさがある品種です。

ピレア

ピレア

ピレアは、熱帯や亜熱帯に約600もの品種が生息しているイラクサ科の植物。卵型の葉っぱに3本の葉脈が走り、インテリアグリーンとして高い人気があります。種類によって葉に入る色や模様が異なり、部屋のイメージに合うモノを見つけやすいのも魅力です。

日光に当てた方がよく育ちますが、真夏は暑さにより根腐れを起こしやすいので注意しましょう。風通しがよく適度に光が入るところへ置いて、水をたっぷり与えてください。2年に1度は大きな鉢に植え替えるか株分けをすると、生き生きとした姿で長く楽しめます。

代表的な品種は、ベトナム原産の「カディエレイ」。銀色のくっきりした模様があることから「アルミニウムプランツ」とも呼ばれています。小さな葉が這うように生える「グラウカ・グレイジー」は、釣り鉢で育てたり長鉢に入れて垂らしたりするのがおすすめです。

コウモリラン

コウモリラン

アフリカやマダガスカルなどに生息するコウモリランは、大きく垂れ下がる葉っぱが特徴的な植物。コウモリが羽を広げているような葉の形をしているため、コウモリランという名前がつけられています。

コウモリランの魅力は、さまざまな設置方法で育てられること。鉢植えはもちろん、空中にぶら下げたカゴに入れたり板に固定して壁にかけたりして楽しめます。部屋のスペースを有効活用できるので、一人暮らしの方にもおすすめの品種です。

見た目が美しくおしゃれなのが、葉が銀白色に見える「ウィリンキー」。乾燥や寒さに強く繁殖力もあるため、初心者におすすめです。流通量が多く手に入りやすいのは「ビフルカツム」。屋内でも元気に育ちやすく、環境への適応力にも優れています。

フィロデンドロン

フィロデンドロン

フィロデンドロンは、中南米に多く分布しているサトイモ科の植物。明るい緑の葉は存在感があるため、部屋を明るく演出してくれます。「華やかな明るさ」「壮大な美」という花言葉をもち、プレゼントにもおすすめです。

水を好む植物なので、土が乾いたらたっぷりと水をあげてください。空気中の湿度が高いのを好むため、葉っぱにも水をかけましょう。冬場は水をあげすぎると根腐れの原因になるため、乾かし気味に育てるのがポイントです。

代表的な品種は、ダイナミックな変化が楽しめる「ヒメカズラ」。生長が早くどんどんツルが伸びるので、壁などに這わせてインテリアに採り入れてみてください。シンプルで存在感がある「シルバーメタル」もおすすめです。淡い緑色にシルバーがかかった美しい葉が、部屋をスタイリッシュに彩ります。

オリヅルラン

オリヅルラン

丈夫で育てやすいため、初心者におすすめなのがオリヅルラン。白と緑の細長い葉が特徴で、夏になると白い花を咲かせます。耐寒性があるため、暖かい地域であれば屋外でも冬越しが可能です。

オリヅルランの生育期は5〜9月ごろ。風通しのよい屋外で、しっかりと日光を当ててください。夏の時期にはたくさんの子株が生えてきます。親株から子株を切り離して土の上に置いておけば自然と根付くため、数を増やすのが簡単なのも魅力です。

インテリアプランツとして人気なのが、クルクルとカールした葉っぱがおしゃれな「ボニー」。鞠のような子株がかわいらしく、部屋に彩りを添えます。ほとんど手をかけずに育てたい方には「ナカフヒロハ」を選びましょう。緑にの葉に白の中斑が美しく、丈夫で育てやすい品種です。

オリーブ

オリーブ

オリーブは地中海近辺や北アフリカなどを原産とする常緑樹です。葉や枝が美しいだけでなく、小ぶりでかわいらしい白色の花を咲かせるのも魅力。正しい育て方をすれば、10〜11月ごろには果実も収穫できます。

日当たりがよく風通しのよいところを好むので、基本的には屋外で育てましょう。短期間であれば0℃を下回る寒さにも耐えられますが、冬の間はなるべく霜の当たらない軒下や屋内に設置してください。

大きなオリーブを育てたい方におすすめなのが「ミッション」。生命力に溢れた枝が勢いよく上へと伸びていき、2m以上の高さまで生長するのが特徴です。小さいモノが好きな方には「シプレッシーノ」がぴったり。樹形がまとまりやすいので、枝が広がらず省スペースで育てられます。

コーヒーの木

コーヒーの木

コーヒーの木は、深く艶のある葉が美しい常緑樹です。特別な世話をしなくとも樹形が整いやすく、観葉植物として人気があります。枝が横に広がって育つため、内側が混み合うこともほとんどありません。

暑さには強いコーヒーの木ですが、冬の寒さは苦手。室内でも外からの冷気が当たると弱ってしまうので、部屋の内側に移動してあげましょう。実をつける可能性を高めたい場合は、屋外に出して日光を当てるのも重要なポイントです。

なお、観葉植物として流通しているコーヒーの木はアラビカ種が一般的。うまく育てると白い花を咲かせ、赤い果実をつけます。実の中にある種がコーヒー豆になるため、自家製のコーヒーを楽しんでみるのもおすすめです。

シッサス

シッサス

シッサスは、熱帯から温帯にかけて約200種が見られる植物です。茎が細くつる状に伸びていき、ボリュームのある姿が特徴。繁殖力も強いため、挿し木をすれば簡単に増やせます。
 
春から秋にかけては屋外で管理できますが、日光が半分くらい当たるように調節しましょう。寒さに強い品種ではないため、冬の時期は室内での育成が基本。エアコンの風が当たると葉っぱが傷んでしまうので、気をつけてください。

観葉植物としてよく見られるのが「シュガーバイン」。ツルがよく伸び、手を伸ばしたような小さな葉っぱがかわいい品種です。カゴに入れて吊るすとツルが垂れ下がっていき、部屋にアクセントを添えてくれます。

ワイヤープランツ

ワイヤープランツ

ワイヤープランツは、細い茎が針金のように見える観葉植物です。小さく艶のある葉っぱが横に長く伸びていき、生育が旺盛なのが特徴。室内でも日光がよく当たるところに置けば、インテリアプランツとして楽しめます。

春から秋にかけては、屋外の日向や半日陰で育てましょう。耐寒性はやや弱いため、冬は風通しのよい室内での管理が基本です。乾燥しすぎると生育が悪くなるため、たっぷり水を与えてください。

流通量が多く一番ポピュラーなのが「ミューレンベッキア・アクシラリス」。ツルの伸びがよく5mほどの長さになるため、定期的な剪定が必要です。スペードの形をした葉っぱがかわいらしいのが「ミューレンベッキアスペード」。生育スピードも遅いため室内での生育に適しています。

ソフォラ

ソフォラ

細くて華奢なジグザグの枝が特徴なのがソフォラ。見た目のかわいさから、インテリアプランツとして人気があります。春から初夏にかけて、鳥のくちばしのような黄色の花を咲かせるのも魅力です。

ソフォラは寒さに強い品種なので、霜が降りない場所であれば戸外でも問題なく育てられます。長雨に当たると根腐れを起こしやすいため、梅雨の時期は室内で育ててください。

ソフォラでおすすめなのが「リトルベイビー」という品種。3 mmほどの小さな葉っぱが特徴で、かわいらしい見た目で人気があります。枝が伸びてきたらこまめに剪定し、フォルムを自分好みに整えてあげましょう。

テーブルヤシ

テーブルヤシ

テーブルヤシは、ヤシ科のなかではコンパクトな大きさの観葉植物です。背丈は1〜3mくらいが一般的で、インテリアに採り入れやすいのが魅力。生長も比較的遅いため、こまめな植え替えも必要ありません。

水はけの悪い土を使うと根腐れを起こしやすいため、観葉植物専用の土を使いましょう。受け皿に水がたまらないよう、こまめにチェックするのも大切です。また、冬の間は水が冷たいと根を傷めやすいので、常温に近い水を与えてください。

インテリアに採り入れやすい大きさのモノが欲しい方は「エレガンス」を選びましょう。2mくらいの高さまで育ち、丈夫で育てやすい品種です。お手入れのしやすさを重視するなら「ヒメテーブルヤシ」がおすすめ。1mくらいの高さまでしか生長しないので、広いスペースがなくとも設置できます。

シュロチク

シュロチク

中国原産のシュロチクは高さ2〜4mほどに育つ大型の観葉植物です。ツヤツヤした緑の葉っぱが美しく「緑の宝石」という別名があります。「向上心」という花言葉をもつため、就職や開店祝いとして贈るのもおすすめです。

シュロチクは寒さに強い品種なので、0℃くらいまでの気温があれば越冬できます。生育スピードが遅いため、2〜3年に一度くらいのペースで植え替えれば十分です。葉先が茶色くなってしまったり、葉の間が詰まってきたりしたら、必要に応じて剪定しましょう。

シュロチクと姿形が似ており、よく間違えられるのが「カンノンチク」という観葉植物です。カンノンチクは葉の幅が太く背丈も2〜3mほどで、シュロチクよりも少し低いのが特徴。育て方に大きな違いはないため、設置スペースや他の観葉植物とのバランスで選んでみてください。

リプサリス

リプサリス

リプサリスは紐のように細い茎が特徴の観葉植物です。サボテンの仲間なので乾燥に強く、こまめに水やりをする必要がありません。丈夫で育てやすいため、初心者におすすめの品種です。

肥料を与えなくとも簡単には枯れませんが、栄養が足りないと花を咲かせないことがあります。緩効性の肥料を春と秋だけ控えめに与えておきましょう。茎が下に伸びて形が悪くなってきたら、必要に応じて剪定を行ってください。

おしゃれなモノが好きな方にぴったりなのが「フロストシュガー」。濃い緑色の葉にトゲが生え、砂糖をまぶしたように見えるのが特徴です。ソーセージのような茎がたくさん生える「ケレウスクラ」も、ユニークな見た目で人気があります。

ケンチャヤシ

ケンチャヤシ

オーストラリアが原産のケンチャヤシは、ゆるやかな曲線を描く優雅な姿が魅力。1〜2mほどの高さまで生長するので、リビングなど広いところで楽しみましょう。葉数が少なく生長もゆったりしているため、ヤシのなかでは育てやすい品種です。

耐寒性を有しており、0℃くらいまでなら耐えられますが、霜に当たると傷んでしまうので注意してください。直射日光下で管理すると葉焼けを起こす場合があるため、室内の明るいところか半日陰の戸外に置きましょう。

大ぶりでインパクトのあるケンチャヤシは、生命力が強いのもポイント。気候の変化や害虫に強く、育てやすい観葉植物として人気があります。「勝利」という花言葉をもつことから、進級・進学・就職などのお祝いとして贈るのもおすすめです。

ユーカリ

ユーカリ

 
コアラが食べる植物というイメージが強いユーカリ。銀色がかった葉っぱが特徴で、品種によってさまざまな色の花を咲かせます。ユーカリの香りには虫を寄せつけにくくする効果もあり、庭木としても人気の観葉植物です。

ユーカリは生長スピードが早いため、大きくなり過ぎないよう剪定を適宜行いましょう。乾燥を好む性質があるので、地植えの場合は水を与えなくとも問題なく育ちます。痩せた土地でもしっかりと育ち、追肥の必要も特にありません。

初心者でも育てやすく丈夫なのが「グニー」。シルバーがかった丸い形の葉っぱがかわいらしい品種です。エメラルドグリーンの葉っぱが特徴の「ベイビーブルー」は、柑橘系の甘い香りも楽しめます。

プレクトランサス

プレクトランサス

プレクトランサスとは、ユーラシア大陸やアフリカ大陸など広い地域に生息する植物です。花が咲かないモノや個性的な葉をもつモノは、観葉植物や寄植え用のカラーリーフとして流通しています。

プレクトランサスは葉が肉厚で水分をしっかり蓄えられるため、乾燥に強い品種です。生育期にあたる春から秋には鉢土がしっかり乾いてから水を与え、冬は控えめにしましょう。

代表的な品種には、南アフリカ原産の「ヌンムラリウス」があります。長さ1cmほどの紫色の花が垂れ下がるように咲くのが特徴。茎を横に伸ばす性質があるため、カゴに入れて吊り下げて飾ると部屋のアクセントになるのでおすすめです。

番外編:観葉植物の育て方のポイント

水やりの頻度や時間帯

観葉植物は小まめに水を与えるのがよいと思われがちですが、水を与えすぎると腐敗の原因にもなるので注意しましょう。おさえるべきポイントは土の表面が乾いてから、受け皿に水が溢れるほどたっぷり与え、溢れた水は受け皿に溜めないことです。

また、水を与えるタイミングも重要。たとえば、夏場は日中に水やりをすると水自体の温度が上昇し、根や葉にダメージを与えてしまう可能性があります。また、冬場は夜や早朝に水やりをすると土の温度が下がって、観葉植物の元気がなくなってしまうことも。季節にあわせて水やりの時間帯を変えるようにしましょう。

直射日光を避ける

直射日光は、水分が早く蒸発してしまい水不足になったり、日光で葉っぱが焼けてしまったりするなど、観葉植物が枯れる原因になります。基本的に観葉植物は、直射日光の当たらない日当たりのよい場所で育てるのがポイントです。

風通しのよい場所に置く

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多湿を好むタイプもありますが、基本的に観葉植物は「風通しのよい場所」に置くのがおすすめ。室内に置く場合は、部屋の換気をする際に窓の近くに置いて、外の風を当ててあげるといった配慮をすることが、生き生きと植物を育てるコツです。

温度管理をおこなう

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観葉植物は基本的に寒さに弱い傾向があり、夜間の寒さで枯れてしまうこともあります。理想は常に15℃以上の気温を保つこと。

10℃を下回ると生育状況が悪くなる場合があります。特に冬場などは急激な温度差を避けて、一定の温度を保てるように心がけましょう。