デスクワークなどで活躍する「高級オフィスチェア」。リクライニング機能やランバーサポートなど、さまざまな機能を備えているのが魅力です。しかし、種類が豊富なので、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの高級オフィスチェアをピックアップ。選び方やおすすめのブランドもご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
高級オフィスチェアの選び方
背もたれの高さをチェック
座り心地やフィット感を重視するなら「ハイバック」

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座り心地やフィット感を重視したい方には、ハイバックタイプの高級オフィスチェアがおすすめ。ハイバックタイプは腰から背中・肩・首にかけてまんべんなく上半身を支えられるのが特徴です。
長時間座り続けても疲れを感じにくいので、長時間作業する方にぴったり。ただし、本体のサイズが大きな傾向にあるため、圧迫感を覚えやすい点には注意が必要です。ハイバックタイプを購入する際は、設置スペースが確保できるかを確認しましょう。
最低限の機能で十分なら「ローバック」

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最低限の機能で十分な方には、ローバックタイプの高級オフィスチェアがおすすめです。ローバックは背もたれが低く、圧迫感を覚えにくいのが特徴。コンパクトで置く場所を選ばないため、部屋やオフィスが狭い場合でも設置できます。
また、ハイバックタイプのモノよりも値段が安い傾向にあるので、複数台購入する予定の方にもおすすめです。一方で、身体への負担が分散されにくい点には注意が必要。長時間の使用を想定している場合は、ハイバックタイプの購入を検討しましょう。
ロッキング機能をチェック

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ロッキング機能とは、オフィスチェアの背もたれに体重をかけた際、背もたれが後方に倒れる機能のことです。ロッキングには、背もたれロッキング・背座一体型ロッキング・シンクロロッキングの3種類があります。
背もたれロッキングは、背もたれだけが後ろへ倒れるロッキング機能。多くのオフィスチェアに採用されています。また、背座一体型ロッキングは、座面と背もたれが同じ角度で倒れるロッキング機能のことです。
シンクロロッキングは、背もたれと座面が2:1程度の割合で倒れるロッキング機能のことを指します。人の動きに沿って傾くため、優れた快適性を実現。ほかの機能とは異なり、高級オフィスチェアに搭載されているのがポイントです。
なお、高級オフィスチェアのなかには、リクライニングの角度が固定できるモデルや、体重に合わせてロッキングのテンションが変えられるロッキング強弱などの調節機能を備えたモノも展開されています。
長時間使用にはリクライニング機能がおすすめ

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リクライニング機能とは、背もたれの角度が調節できる機能のこと。作業合間の休憩などにおすすめです。また、同じ姿勢になりにくいので、長時間のデスクワークに適しています。
ロッキングは、背もたれに身体を預けると背もたれが倒れる機能。一方で、リクライニングは身体を預けなくても背もたれの角度が変更可能です。本体下部にあるレバーで調節するタイプのモノがほとんどで、多くの高級オフィスチェアに搭載されています。
ヘッドレスト・リストレストをチェック

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長時間の利用を想定している場合は、ヘッドレストやリストレストもチェックしておきましょう。ヘッドレストは頭を支え、正しい姿勢での着座をサポートする機能です。クッション性が備わっているモノや可動式のモノがおすすめ。高さや角度が調節できれば、リクライニングした際も快適です。
リストレストは、腕や肘の負担を低減できる機能を指します。リストレストの種類は固定式・高さ調節式・回転可動式・連動式の4つ。固定式のモノは調節ができないため、高さや幅を事前に確認する必要があります。
高さ調節式のモノは、使いやすい高さに調節できるのがメリット。また、左右可動式のモノは左右に動かして使いやすい角度に調節できます。連動式はロッキングやリクライニングの角度に応じて連動して動くのが特徴です。
ランバーサポートで腰の負担を軽減

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ランバーサポートとは、背骨のカーブを適切に保つことで疲れを感じにくい体勢の維持をサポートする機能です。背もたれの下部に搭載されており、腰の負担を軽減しやすいのがポイント。長時間のデスクワークにおすすめです。
ランバーサポートにはクッションタイプのモノやダイヤルで調節できるモノなど、さまざまな種類が展開されています。また、なかにはワイヤーの張力を利用し、微調節が行えるモデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
素材をチェック
メッシュ

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メッシュは高い通気性が備わっている素材です。蒸れにくく快適に使用しやすいのがメリット。また、ほかの素材よりも軽量で、移動させやすいモノが多く展開されているのも特徴です。
安定感があり、包み込まれるような座り心地が体感できるのも魅力。身体にかかる負担が分散されやすいのもポイントです。長時間デスクワークをする方に適しています。
レザー(革)

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レザーは、オフィスチェアの張地に用いられる素材のなかでも特に高級な素材です。重厚感や上品さを演出したい方におすすめ。レザーが持つ独特の風合いや質感を楽しめるのが魅力です。
高い耐久性が備わっているのもポイント。また、汚れに強くお手入れが簡単に行えます。長く愛用できる高級オフィスチェアを探している方は、レザーモデルをチェックしてみてください。
ファブリック

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ファブリックとは、布生地の総称のことです。布生地全体のことを指すため、素材により質感はさまざま。オフィスチェアの張地に用いられる素材のなかでは一般的で、多くのモデルに採用されています。
種類が豊富なのが特徴で、オフィスに合わせやすいモノが多い傾向にあります。多くの種類やカラーバリエーションから、高級オフィスチェアを選びたい方におすすめの素材です。
高級オフィスチェアのおすすめブランド
ハーマンミラー(Herman Miller)

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「ハーマンミラー」は、1905年に立ち上げられたアメリカの家具メーカーです。100年以上の歴史があり、さまざまな製品を手掛けてきました。
ハーマンミラーが展開しているオフィスチェアは、素材にメッシュが使われているモデルが多いのが特徴。長時間の作業やテレワークにおすすめです。また、デザイン性に優れたスタイリッシュなモデルもラインナップされています。
オカムラ(OKAMURA)

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「オカムラ」は、1945年に創業された主にオフィス用家具などを扱うメーカーです。創業当初からトルクコンバータなど、さまざまな製品の開発をしており、現在も幅広い分野の事業を手掛けています。
オカムラの高級オフィスチェアは、デザイン性に優れているのが特徴。また、エルゴノミクスやリングフレーム構造など、機能性に優れたモデルがラインナップされているのも魅力です。
エルゴヒューマン(Ergohuman)

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「エルゴヒューマン」は、インテリアや住関連商品の企画販売を行っている「関家具」のチェアブランドです。
エルゴヒューマンのオフィスチェアは、独自の「独立式ランバーサポート」を採用しているのが特徴。ヘッドレストやレバーにもこだわっています。また、複数のメッシュや牛革、ファブリックとさまざまな材質が使われているのもポイントです。
コクヨ(KOKUYO)

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「コクヨ」は、1905年に創業された日本のメーカーです。オフィス家具のほかに、文房具の製造や空間デザインといった事業を行っています。
「ワイヤーランバーサポート」を搭載した製品など、身体に沿って滑らかにフィットしやすく、ミリ単位で調節が行えるモノを取り扱っているのが特徴。また、趣向が凝らされたデザイン性の高いオフィスチェアを多くラインナップしています。
高級オフィスチェアのおすすめランキング
第1位 ハーマンミラー(Herman Miller) アーロンチェア Bサイズ BBキャスター
調節可能なパッドによって腰部をサポートする「ポスチャーフィットSL」を搭載した高級オフィスチェアです。張り地の硬さを部位によって変更することで、快適な座り心地を実現。張り地は通気性が高く、蒸れにくさを重視する方におすすめです。
リクライニング機能を搭載しているのもポイント。また、作業に集中したい場合は、背もたれ部分を5°前傾させるチルト機能が便利です。
第2位 エルゴヒューマン(Ergohuman) オフィスチェア プロ オットマン内蔵型 EHP-LPL KM-11
スタイリッシュなデザインを好む方におすすめの高級オフィスチェアです。構造部のパーツに艶やかなアルミを採用しているのが魅力。さらに、通気性に優れたメッシュタイプの張り地には、豊富なカラーバリエーションを展開しています。
ランバーサポートを背もたれから独立させることで、腰部へのサポート力を高めているのもポイント。また、背骨のラインに沿うように、ランバーサポートの高さや角度を調節できます。
第3位 オカムラ(OKAMURA) オフィスチェア ビラージュ ハイバック 8VC33A-PC24
張り地の一部に本革を使用した、重厚感のあるデザインの高級オフィスチェアです。首や肩までを預けられるハイバック仕様。長時間にわたって作業をする方におすすめです。
背もたれと座面が連動するシンクロリクライニング機構を採用しているのもポイント。また、好みに合わせてリクライニング強度を調節できるのもメリットです。
第4位 コクヨ(KOKUYO) デスクチェア イング CR-G3201E6G4B6-VN
座面が360°グライディングする仕様で、さまざまな動きに対応できる高級オフィスチェア。グライディングストッパーを使えば座面を固定できるため、作業に集中したい場面では切り替えが可能です。
体圧を分散できる「3Dポスチャーサポートシート」を備えており、前傾時の滑り落ちを軽減できるのもメリット。また、ファブリックタイプの張り地は、イエロー・ネイビー・グリーンなど、豊富なカラーバリエーションを展開しています。
第5位 ハーマンミラー(Herman Miller) セイルチェア BBキャスター
圧迫感の少ない軽やかなデザインに仕上げており、さまざまなオフィスに馴染みやすい高級オフィスチェア。フレームを排した独特な構造で、柔軟性が高く体の動きにフィットしやすいのが魅力です。
シートの高さや奥行きはレバーで手軽に調節できるのがメリット。また、リクライニング機能を搭載しているため、リラックスした姿勢で座れる高級オフィスチェアを探している方におすすめです。
第6位 オカムラ(OKAMURA) オフィスチェア シルフィー エキストラハイバック C68AXR-FMP1
背もたれや座面が曲線的な形状の高級オフィスチェアです。背もたれのカーブ部分は2段階で調節できる仕様で、幅広い体格の人にフィットしやすいのが魅力。さらに、大型のヘッドレストが付いており、頭までを支えられます。
背もたれと座面がシンクロしながらリクライニングする機能を備えているのもポイント。また、パソコン作業などに適した、前傾ポジションへの変更も行えます。ハイバックタイプの高級オフィスチェアを探している方におすすめです。
第7位 コクヨ(KOKUYO) マネージメントチェア フィロソフィー CR-G383APLQB6-W
張り地に本革を採用しており、ラグジュアリーな雰囲気が魅力の高級オフィスチェアです。空気の出入量を調節可能なエアランバーサポートを内蔵。フィット感が高く、快適な座り心地を実現しています。
ランバーサポート調節レバー・座面昇降レバー・ロッキング固定レバーを肘部分にまとめて搭載しているため、無理な姿勢にならずに操作できるのが魅力。また、ヘッドレスト付きで、ゆったりと座れる高級オフィスチェアを探している方におすすめです。
第8位 ハーマンミラー(Herman Miller) エンボディチェア BBキャスター
インパクトのあるバックデザインが特徴で、見た目のおしゃれさにもこだわりたい方におすすめの高級オフィスチェアです。背もたれと座面が動きに合わせて体重を均等に分散するため、快適な座り心地を味わえます。
人間工学に基づいて作られた背もたれは背骨にフィットする形状で、自然でバランスのよい姿勢を保ちやすいのが特徴。また、4層構造の座面は通気性を考慮して作られています。
第9位 コクヨ(KOKUYO) オフィスチェア ベゼル CR-A2865E6GME6-W
角度を調節可能なヘッドレストが付いており、頭を預けて座れる高級オフィスチェアです。波のような動きで腰部を支える、6本の帯によるランバーサポートを搭載。さらに、座面の形状にこだわっているため、快適な座り心地をキープしやすいのも魅力です。
シンクロロッキング機能を備えており、太ももを圧迫しにくいのもメリット。また、張り地はメッシュタイプで、蒸れにくさを重視する方にもおすすめです。
第10位 ハーマンミラー(Herman Miller) セトゥーチェア
コンパクトサイズのため、省スペースで使いやすい高級オフィスチェアです。さまざまな動きに対応できる「キネマチックスパイン」を搭載しており、快適な座り心地を実現しています。
背もたれや座面の素材にメッシュを採用しているので、熱がこもりにくいのもメリット。また、脚部は5本脚タイプのため、安定感に優れています。
さまざまな機能を備えている高級オフィスチェア。メーカーやモデルによって特徴が異なるため、ニーズや使用時間に応じてアイテムを選ぶのがおすすめです。今回ご紹介したアイテムを参考に、ぜひ自分にぴったりの高級オフィスチェアを選んでみてください。