重たい荷物や不定形の荷物を負って運べる「背負子(しょいこ)」。登山では定番のアイテムのひとつですが、最近では、釣りをはじめとしたアウトドアシーンで使用する方も増えています。
しかし、運搬しやすいキャリー付きのモデルや安定感のあるベルト付きのモデルなど、さまざまなモデルが発売されており、どれを選べばいいか悩みやすいアイテムです。そこで今回は、背負子の選び方やおすすめのモデルをご紹介します。
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背負子とは?
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背負子とは、リュックに収まらない不定形の荷物や重たい荷物をくくりつけることで、運搬を可能にするアイテム。荷物をくくりつけるため、魚釣り用のクーラーボックスやテント・ストーブなど、さまざまな形やサイズのアイテムを持ち運べるのがメリットです。
家電や家具なども運べることから、普段の生活に活用することが可能なのもおすすめポイント。さまざまなシーンで活用できる便利なアイテムです。
背負子の選び方
耐荷重をチェック
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背負子を選ぶ際は、まず耐荷重をチェックしておきましょう。積むアイテムの重量を考慮して適したモデルを選ぶのがポイントです。
日帰りの登山や日常使いするために購入するのであれば、耐荷重20kgのモデルで十分。一方、登山やキャンプなどでテントやコンロなどを積むのであれば、耐荷重50kgほどのモデルを選びましょう。
フレームの素材と形状をチェック
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背負子を購入する際は、フレームの素材と形状をチェックしておくのもポイントです。背負子のフレームには木や竹などの素材が使われているモデルもありますが、背負いやすさを重視したいのであれば、軽くて丈夫なアルミ素材が使われているモデルを選びましょう。
また、フレームの形状は直線的なモデルが主流ですが、背負いやすさを求めるのであれば、緩やかなカーブを描いているモデルを選びましょう。直線的なフレームのモデルよりもフィット感が高い傾向があります。
背面素材のクッション性・通気性をチェック
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背負子の背面にはフレームがあり、長時間歩くほど身体にあたりやすく痛みを感じる原因になります。背面素材にクッション性の高い素材が使われているモデルを選ぶのがおすすめです。フレームがあたるのを避けられ、歩くたびに揺れる衝撃を軽減できます。
また、背面素材の通気性が優れているかどうかチェックしておきましょう。特に汗をかきやすい方や、夏に背負子を使用する方は、蒸れにくいメッシュ素材などがプラスされているモデルを選ぶのがおすすめです。
しっかり固定できるウエストベルト付きがおすすめ
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ウエストベルトが付いている背負子は、身体にしっかりと固定できるので、歩行時の揺れを軽減できます。両肩にかかりやすい重さが腰にも分散されるため、重たい荷物も軽く感じられるのがおすすめポイントです。
なかでも、ウエストベルトが太めのモノや、クッションが施されているモノがおすすめ。ベルトが食い込むのを防げるので、より負担を軽減できます。なお、身体に合わせやすい背負子を探している方は、ウエストベルトの長さ調節が可能なモデルを選ぶのがおすすめです。
キャスターの有無をチェック
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キャスター付きの背負子であれば、重たい荷物でも引いて運ぶことが可能です。また、シーンに合わせて使い分けられるのもおすすめポイント。なだらかな道ではカートとして、岩場や山では背負子として使用できます。
なお、手を離したときに倒れないよう、自立スタンドが付いているとより便利。一方、キャスターが付いている分、重いため注意が必要です。
その他の便利機能をチェック
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背負子には、フックや収納スペースが付いているモデルもあります。フックには手提げを引っ掛けることが可能。収納スペースには、小物を入れておけるため、アイテムをまとめて運びたい方におすすめです。
また、防水加工を施した素材を採用している製品もあります。釣りなど、濡れやすい環境でも使いやすいため、チェックしてみてください。
背負子のおすすめ
プロマリン(PRO MARINE) アルミ背負子 LEH404-M
プロマリンは、釣具・海上レジャー用品を扱う株式会社浜田商会のブランドです。当モデルは、キャンプや登山、釣りをはじめとしたアウトドアシーンから災害時まで、さまざまなシーンで使用できる背負子。フレーム素材にはアルミが使用されており、重量は930g。軽量なうえに耐久性にも優れています。
なお、耐荷重は約20kg。サイズは幅32×高さ64×奥行23cmです。比較的リーズナブルなので、初めて背負子を購入する方は、ぜひ購入を検討してみてください。
プロマリン(PRO MARINE) 2ウェイ キャリー LEH401
背負子としても、キャリーカートとしても使用できるモデルです。キャリーカートとして使用する際は、持ち手部分が手にフィットしやすいようにデザインされているのが特徴。タイヤは、衝撃を吸収しやすいゴムを使用しているので、スムーズに荷物を運搬できます。
手を離しても自立するスタンドが付いているため、倒れるリスクも軽減します。フレームトップ部分はフックとして使用することも可能です。
エバニュー(EVERNEW) グレーボーン medium EBB212
利便性に優れた背負子を探している方におすすめのモデルです。ショルダーベルトにはモノを挟めるゴムバンドが付いているので、タオルや地図などの小物を整理可能。無段階に調節できるチェストベルトも付いているため、フィット感を高められます。
また、肩回りのベルトは3cmの厚みがあるので、重たい荷物を背負っても肩に食い込みにくいのが魅力。腕周りには動きを制限しないようベルトを薄く仕上げているのもおすすめポイントです。
エバニュー(EVERNEW) キャリーボーン EBB203
フレームの強度が高い背負子を探している方におすすめのモデルです。フレーム素材には、アルミニウム合金52Sパイプを使用しており、継ぎ目をなくした引き抜き管を用いているのが特徴。シンプルでスタイリッシュな見た目も人気の理由です。
また、機能性に優れているのも当モデルの魅力。負荷がかかりやすい肩周りは厚さを3cmに設定することで、肩にベルトが食い込みにくくしています。さらに、ショルダーベルトに小物を挟めるゴムバンドが付いているのもおすすめポイントです。
そのほか、チェストベルトは無段階に調節ができるため、さまざまな体型に対応しています。フィット感を高められ、快適な背負い心地を実現可能です。
ダイワ(Daiwa) Fパック キャスター (A)
![ダイワ(Daiwa) Fパック キャスター (A)](https://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/60053bd7478e0.jpg)
キャスター付きの背負子を探している方におすすめのモデルです。キャスターが大型なので、凸凹な道でも対応可能。荷台は折りたたみできるため、未使用時はコンパクトに収納することが可能です。
また、背当てにメッシュ素材が使用されているのもおすすめポイント。通気性に優れているので、快適な背負い心地を維持できます。さらに、ラゲッジネットが付いているため、荷崩れを防げるのも人気の理由です。
なお、当モデルの重量は約3.2kg。耐荷重は15kgなので、日帰りの登山や日常使いにぴったりです。
ダイワ(Daiwa) Bパック (A)
![ダイワ(Daiwa) Bパック (A)](https://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/60053c252ec75.jpg)
釣りに役立つ背負子を探している方におすすめのモデルです。雨よけフラップ付きの上部バッグには、タックル類を収納することが可能。防水加工ナイロンを使用しているので急な雨にも対応できます。
また、小物類を入れられるフロント・サイドポケットが付いているため、利便性に優れているのも魅力。さらに、下部スペースにはクーラーボックスをはじめとしたアイテムを収納できます。ラゲッジネットが付いているのも人気の理由です。
背面には荷重を分散しやすく、蒸れにくい背当てパッドを配置。重たい荷物を背負っても肩に食い込みにくい、肉厚のショルダーパッドを採用しているのもおすすめポイントです。
エクセル(X-sell) アルミフレームパック BB-905
「エクセル」は、釣具用品の製造・輸入卸を行っている企業です。当モデルはコストパフォーマンスに優れているのが特徴。フレームの素材にはアルミが使用されているので、本体の重量が約0.9kgと軽量なのも魅力です。
また、耐久性が高いため、長い期間使用できるのも人気の理由。荷物は2本のベルトでしっかりと固定ができます。耐荷重は約30kgで、サイズは幅32×高さ65×奥行23cmです。
タカミヤ(TAKAMIYA) アルミフレームパック TG-4022
![タカミヤ(TAKAMIYA) アルミフレームパック TG-4022](https://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/60053d06027e2.jpg)
タカミヤはフィッシング・マリン用品などの製造・卸・小売販売を行う企業です。当モデルは耐荷重50kgと重たい荷物を運搬するのに適している背負子。登山やキャンプなどでテントやコンロなどを積みたい方におすすめです。
また、フレームの素材には、耐食性に優れたアルミ合金が使用されており、本体重量は約1.79kg。軽量かつ丈夫な人気モデルです。
ナチュラム(naturum) 軽量アルミ背負子 フルアウト RK108
機能性の高さが特徴の背負子です。丈夫なウエストベルトが付いているので、腰に重みを分散することが可能。重たい荷物でも、ラクに背負えるのが魅力です。
また、ウエストベルトの内側にはメッシュ素材を使用しているため、通気性が高く、蒸れるのを防ぐことも可能。ショルダーハーネスにはクッション性が高い素材を使用しているので、歩行時に肩への負担を軽減できます。
さらに、荷物を固定できるバックル付きベルトが2本付属しているのもおすすめポイント。キャリーバンドを留めるリングが計10個付いているため、さまざまな形の荷物に対応します。登山だけでなく、釣りやキャンプ、日常使いとさまざまなシーンで使用できる背負子です。
なお、製品に付いている布部分は全て取り外しが可能。汚れた際に取り外して洗濯できるので、背負子を清潔に保ちたい方にもおすすめです。
テンティピ(Tentipi) ラックサック フレーム
![テンティピ(Tentipi) ラックサック フレーム](https://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/60053ed5cdf4a.jpg)
重たい荷物でも、正しい位置で背負いやすいのが特徴の背負子です。ショルダーベルトやヒップベルトには全てアジャスターが付いているので、幅広い体型に対応可能。また、全てのベルトに厚めのパッドが入っているため、身体への負担を軽減できるのもポイントです。
さらに、背中部分にはメッシュカバーが取りつけられているので、蒸れるのを予防します。汗をかきやすい夏のシーズンでも快適な背負い心地を維持できておすすめです。
サンドパイパー・オブ・カリフォルニア(Sandpiper of California) パックミュール フレーム
![サンドパイパー・オブ・カリフォルニア(Sandpiper of California) パックミュール フレーム](https://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/60053ef877777.jpg)
歩行時の負担を軽減しやすい背負子。背面部分には、衝撃を和らげるパッドが付いています。また、上下の衝撃を抑えるサスペンションシステムを搭載しているので、長時間使用しても疲れを感じにくいのがおすすめポイントです。
本体重量が2kgと軽量にもかかわらず、最大約63kgの荷物を積載可能。テント・コンロ・食材などさまざまな荷物を運搬できます。
さらに、荷物をおろせば、座椅子として使用できるのも特徴です。カラーは、コヨーテブラウン・ブラックの2種類から選べます。
背負子は積む荷物の大きさや重さ、使用するシーンに合わせて適したモデルを選ぶのがおすすめ。特に、耐荷重はフレームの素材・背面にクッション性があるか否かは購入前にチェックしておきましょう。ぜひ今回の記事を参考に、自分に合う背負子を探してみてください。