一般的なビールとは異なる色や味わいが特徴のレッドエール。気分転換に一風変わったビールを飲んでみたい方におすすめですが、製品ごとにどのような特徴があるのか疑問に感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめレッドエールをご紹介。レッドエールの特徴についても解説するので、気になる方はチェックしてみてください。
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レッドエールは、薄く赤みがかった色をしたエールを指します。ビールの一種ではありますが、アメリカのブリュワリー協会が1979年から発行している「ビアスタイル・ガイドライン」には、レッドエール自体に関する記載はありません。
また、レッドエールはアイリッシュスタイル・レッドエール、アメリカンスタイル・アンバー、インペリアル・レッドエール、フランダース・レッド・エールの4種類が該当します。しかし、日本ではそれぞれの名称の区別がされないことが多く、「レッドエール」という総称のみを記載しているアイテムが一般的です。
レッドエールの特徴
レッドエールの見た目や味わいは、種類によって異なります。たとえば、アイリッシュスタイルのレッドエールは銅色から明るい茶色の見た目で、キャンディのようなカラメルの香りと甘味が特徴です。
一方、アメリカンスタイルのアンバーは琥珀色から銅色で、麦芽をカラメルに変化させたカラメル麦芽のフレーバーがしっかりと感じられます。
また、インペリアルのレッドエールは銅色で苦味が強く、アルコール度数も高めなのがポイント。フランダースのレッドエールは銅色から茶色の濃い色合いで、酸味とチェリーのようなフルーティーな香りが楽しめます。
日本で販売されているレッドエールには細かい区分が書かれていないことが多いため、製品ごとの特徴をきちんと確認したうえで選ぶことが大切です。
レッドエールのおすすめ
エチゴビール(Echigo Beer) プレミアムレッドエール
日本の地ビールの第一号として誕生したエチゴビールのレッドエール。美しい赤色が特徴で、アメリカ産ホップ由来柑橘系のフレーバーを感じられます。
また、厳選した特別な麦芽を使用することで、程よく厚みや重みのあるミディアムボディのコクがあるのもポイント。ビール特有の適度な苦味もきちんとあり、ビール好きの方が満足する味わいです。
いわて蔵ビール レッドエール
岩手県一関市で製造されている、アイリッシュスタイルのレッドエール。琥珀色に透き通った色合いで、ふんわりとしたカラメルの香りがビールの味を引き立てています。
また、焙煎した麦芽を使用することで、甘さとコクが際立っているのもポイント。飲みやすさもあり、食事中にも楽しめるレッドエールを探している方におすすめです。
ブリュードッグ(BREWDOG) 5AM SAINT
アメリカンタイプのレッドエールです。一般的なレッドエールとは異なり、フルーティーさを兼ね備えているのが特徴。ブラックベリーやチェリーといった果物の香りが鼻孔をくすぐり、爽やかな風味が楽しめます。
また、スタイリッシュな見た目でおしゃれさを醸し出しているのも魅力。たまに一風変わったビールを楽しみたいという方や、一般的なビールは苦手で爽やかに飲めるビールを探している方におすすめです。
伊勢角屋麦酒(Ise Kadoya Microbrewery) インペリアル・レッドエール
非常に苦味のあるレッドエール。クリスタルモルトとブラックモルトをバランスよく配合することで、ダークレッドの色合いが生まれます。一方、フルーティーな柑橘類の香りが感じられ、スッキリとした飲み心地です。
辛味や苦味の強い料理と合わせると、料理の旨味を一層引き立てます。口の中にしっかりと苦味が残るので、パンチのあるビールを探している方におすすめです。
タイニーレベル(Tiny Rebel) クッチ
イギリスのウェールズにある醸造所で造られたレッドエールです。苦味が感じられますが、口当たりがまろやかなのが特徴で、優しい味わいが楽しめます。
ホップのみずみずしい香りが広がり、すっきりと美味しく飲めるのが魅力。ブラウンに近い色合いとポップなラベルのデザインで、パーティなど賑やかな場所で飲むのもおすすめです。
ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ
ベルギーで製造されている、ダークブラウン色のレッドエールです。オーク樽でそれぞれ8ヶ月、18ヶ月間熟成させたビールをブレンドして造られているのがポイント。
ブラックチェリーやパッションフルーツのような酸味の強さが感じられますが、酸味と甘味のバランスがよく、豊かな風味が楽しめます。苦味や渋みは抑えられているので、癖の強くないビールを楽しみたい方におすすめです。
ローデンバッハ(RODENBACH) ローデンバッハ・クラシック
赤みがかったブラウン色が特徴の、ベルギーのレッドエール。5〜6週間寝かせたビールと、2年以上熟成させたビールを3:1の比率でブレンドしています。
発酵させてから長い場合2年以上熟成させることで、レッドエールに芳醇な香りや豊かな風味が加わるのがポイント。また、パッションフルーツ・ラズベリー・りんごのようにフルーティーな香りが感じられ、酸味と甘味がある味わいに仕上がっています。ゴクゴク飲める爽やかなビールを探している方におすすめです。
酪農王国オラッチェ(Orarche) 風の谷のビール レッドエール
琥珀色の色合いと繊細な泡が特徴的なレッドエール。有機麦芽や富士箱根山系の天然水を使用したオーガニックビールです。数種類のホップを使用することで、繊細かつ華やかな香りが楽しめます。
コクがありつつも軽い飲み心地で、サラッと飲めるのもポイント。スッキリとして飲みやすい、重すぎないビールを探している方におすすめです。
あわぢびーる(AWAJI BEER) レッドエール
淡路島で作られたレッドエール。柑橘系のホップが使われているため、爽やかな柑橘の香りが鼻孔をくすぐります。苦味が強くずっしりとした味わいながら、フルーティーで飲みやすいのが特徴です。
カラメル麦芽をじっくりと煮込むことでコクが生まれ、ビールならではの風味が強く感じられます。厚みや重みのあるビールを楽しみたい方におすすめです。
京都クラシック(KYOTO CLASSIC) レッドエール
京都らしさをビールで表すため、京都で生まれた酒造好適米である「祝」と、伏見の名水である「伏水」を原料に採用したレッドエール。柑橘のように爽やかな香りが楽しめるフルーティーさが特徴です。
ホップの苦味が程よく楽しめる一方で、主張しすぎない優しい味わいのため、食事中に飲んでも料理の邪魔になりません。スッキリと飲めるので、食後にデザート感覚で飲むのもおすすめです。
レッドエールは、美しい色合いと豊かな風味を楽しめるビールです。製品ごとに香りや味わいが大きく異なるため、特徴をよく確認してから購入するのがおすすめです。ビール特有の苦味が強いものから、スッキリと飲めるフルーティーなものまで種類は幅広いので、自分に合ったお気に入りのひとつを見つけてみてください。