ちょっとしたピクニックや買い物など、食材を保冷したい場面で活躍する「クーラーボックス」。しかし、しっかりしたクーラーボックスは場所を取るため、収納に困ることもあります。折りたたみクーラーボックスなら、必要に応じて収納・使用が自由自在です。
そこで今回は、保冷力と携行性に優れた折りたたみクーラーボックスのおすすめをご紹介。選び方も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
折りたたみクーラーボックスのメリット

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一般的なハードタイプのクーラーボックスは保冷力に優れていますが、収納場所に困る場合があります。一方で、折りたたみ式のクーラーボックスであれば、コンパクトにたためるので、収納スペースを気にせず保冷が必要な場面ですぐに使用できるのが魅力です。
また、折りたたみクーラーボックスは、普段の買い物でも生鮮食品などの簡易的な保冷に役立つため、車に常備しておくと重宝します。
ハードタイプのクーラーボックスに比べて保冷力は劣りますが、片道移動の間など短時間の保冷であれば効果は十分。手軽さを重視したい場面におすすめのアイテムです。
折りたたみクーラーボックスの選び方
保冷力をチェック

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折りたたみクーラーボックスを選ぶ際に重視したいのが保冷力。キャンプやBBQなどのアウトドアシーンでは、直射日光に当たったり開閉時にあたたかい空気が内部に侵入したりする場合があるので、できるだけ保冷力が高い製品を選ぶようにしましょう。
使われている素材や厚み、密閉性などによって保冷力は異なりますが、目安となるのが保冷日数。室内が20℃前後の環境で、クーラーボックスに入れた氷が溶け切らずに残っている日数を表しています。
しかし、実際は使用環境や開閉回数などによって保冷日数は変動するので、表記されている日数の50~60%と考えて選ぶのがおすすめ。保冷日数5日間であれば2~3日程度と考えておきましょう。
容量をチェック

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折りたたみクーラーボックスは、用途によって必要な容量を調節すると効率的に使用できます。必要量に対して本体が大きすぎると隙間ができ、外気が混ざりやすくなるため、保冷力があまり発揮できません。
キャンプなど多くの飲料や食材を用意するシーンでは、ハードクーラーの補助として用意するのがおすすめ。例えば、飲み物と食材で使い分けると効率よく使用できます。人数にもよりますが、基本的には35L以上の大型タイプを選びましょう。
BBQなどの日帰りシーンでは携行性を重視し、20L以下のタイプを選んでおくと食材をすぐに取り出せるのでおすすめです。
素材をチェック

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折りたたみクーラーボックスは、柔軟性のある素材を使用している場合がほとんどです。なかでも柔軟性と弾力性を併せ持つ「PEVA素材」を使用した製品は、耐久力が高く長期間の繰り返し使用が可能。
製品によっては、日光を反射させて紫外線の侵入を防ぐために、表面にアルミなどを蒸着させたモノもあります。
また、断熱材も柔軟性と断熱性を併せ持つ「ポリエチレンフォーム(PEフォーム)」を使用したモノを選ぶのがおすすめ。適切なサイズの製品を使用すれば、長時間の保冷が可能です。
折りたたみクーラーボックスのおすすめメーカー
コールマン(Coleman)

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コールマンは、アメリカ発祥のアウトドア用品メーカー。テント・ファニチャー・調理器具・ランタンといった幅広い製品をラインナップしています。
コールマンの折りたたみクーラーボックスは、小窓から中身を取り出せる「エクストリームアイスクーラー」「アルティメイトアイスクーラーII」が人気です。冷気の漏れを最小限に抑えるので、保冷効果が高く、欲しいモノをすぐに取り出せます。
ロゴス(LOGOS)

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ロゴスは日本発祥のアウトドア総合ブランド。「海辺5メートルから標高800メートルまで」をブランドポリシーとして掲げており、キャンプや登山用品だけでなく、ビーチで使えるアイテムなども取り扱っています。
ロゴスでは広々としたテントに加え、贅沢な家具や寝具を楽しむ「グランピング」事業を展開。アウトドアを好む方々にグランピングを楽しんでもらえるよう、キャンプ場やリゾート施設向けレンタルサービスも実施しています。
ロゴスの折りたたみクーラーボックスは、前後がシェル構造になっており、中身を保護する「ハイパー氷点下クーラー」が人気。衝撃に弱いビン類などでも、安心して持ち運びが可能です。保冷力にも優れており、ロゴスの「氷点下パック」と併用すれば、さらに高い効果が期待できます。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)

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キャプテンスタッグは、日本発祥のアウトドア総合ブランド。ブランドマークである牡鹿のような、「大自然の中で頼りになる存在」として設立されました。使いやすさと購入しやすさを第一に考えており、コスパに優れた製品を多くラインナップしています。
キャンプ用品に限らず、カヌーやサイクリング用品を手掛けるほど、取り扱う製品は豊富。アウトドア用品をすべて同メーカーの製品で揃えることも可能です。
キャプテンスタッグの折りたたみクーラーボックスは、簡易的なテーブルとして機能するモノや、小窓付きで中身を取り出しやすいモデルをラインナップ。機能性に富んでいるため、アウトドアシーンで重宝します。
折りたたみクーラーボックスのおすすめ
コールマン(Coleman) アルティメイトクーラー2 2000037166
約42時間の保冷力を有する折りたたみクーラーボックスです。日帰りキャンプやBBQにはもちろん、1泊2日以上のキャンプにも対応できるのがメリット。単体での使用だけでなく、ハードタイプのクーラーボックスと併用するのにも向いています。
容量は25Lで、500mlのペットボトルを20本収納可能。フタを全開にしなくても中身が取り出せる「クイックサーブオープニング」により、ボックス内の冷気を逃しにくいのも魅力です。使用時のサイズは約42×32×33cm。収納時は約42×20×33cmになります。
また、耐水圧25000mmを有しているため、雨や水濡れに強いのもメリット。付属の抗菌ライナーは、取り外して丸洗いできるので、清潔に保てます。加えて、側面にハンドルスリーブが付いており、ハンドル付きのハードクーラーと一緒に持ち運びやすいのもおすすめのポイントです。
コールマン(Coleman) エクストリームアイスクーラー 2000022212
スポーツ観戦や日帰りのレジャーにぴったりの折りたたみクーラーボックスです。使用時のサイズは約30×25×25cm。収納時は約30×25×12cmまでコンパクトに折り畳めます。容量は約15Lで、500mlのペットボトルなら13本収納可能です。
内面には保冷剤を入れるメッシュポケットや脱着可能なアルミニウム製のライナーが付属しています。フタには中身を取り出せる小窓が付いており、全体を開閉せずに出し入れできるのがメリット。冷気が逃げにくく、保冷力を長時間キープできるのが魅力です。
また、スーパーなどで購入した肉や魚のような生鮮食品を一時的に保管するのにも重宝します。特に、車内が高温になりやすい夏場の買い物用としてもおすすめです。
ロゴス(LOGOS) ハイパー氷点下クーラーXL 81670090
ハードタイプ並みの高い保冷力を持つ折りたたみクーラーボックスです。同社が販売している保冷剤「氷点下パック」とセットで使用することで、アイスクリームや冷凍食品を長時間保存できるのが魅力。保冷力を重視する方におすすめの折りたたみクーラーボックスです。
容量は約40L。氷点下パックに加えて、2Lのペットボトルを9本入れられます。使用時のサイズは約幅43×奥行35×高さ35cm。ジッパーを閉じて折りたたむと、約縦35×横44×高さ12.5cmとコンパクトになり、省スペースで収納できます。
また、外部からの衝撃に強い「シェルプロテクト構造」を採用しており、中の食材やビン類をしっかりと守れるのもメリット。表面は太陽光を反射するメタルシルバーで、熱くなりにくいのも嬉しいポイントです。
ロゴス(LOGOS) 防水たためるアースクーラー 81670811
ドラム型の折りたたみクーラーボックスです。本体・フタ・底部の3つに分解して、コンパクトに折りたためるのが特徴。ショルダーベルトで巻いて固定できるため、ちょっとした隙間などに省スペースで収納できます。
サイズは約幅35×奥行35×高さ39cm。収納時は約縦25×横39×厚さ12cmになります。容量は約26Lで、同社の保冷剤「氷点下パック」のXLサイズにも対応。飲み物や食材などを入れて持ち運ぶのに便利です。スポーツ観戦・レジャー・アウトドアなどで活躍します。
また、TPUコーティングを施した防水生地を使用しているのもポイント。内側も外側も防水仕様なので、水洗いで簡単にお手入れできます。使い勝手のよいコンパクトな折りたたみクーラーボックスとしておすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スーパーコールドクーラーバッグ UE-609
フタをミニテーブルとして使用できる小さめの折りたたみクーラーボックスです。内面の補強板を使用することで安定してモノを置けます。また、ドリンク用のくぼみが2つ付いており、ビールやジュースなどを置きやすいのも魅力。便利で使いやすいおすすめのアイテムです。
断熱材には、ウレタンフォームアルミ蒸着を使用しているため、高い保冷力を有しているのが特徴。内面にはメッシュポケットも付属しており、別売りの保冷剤を使用することでさらに保冷力が高まります。
製品サイズは約幅30.0×奥行25.0×高さ22.5cm。折りたたむと約幅30.0×奥行24.0×高さ10.5cmになります。容量は約12Lなので、ドリンクやフルーツなどの食材を保管するのにぴったり。さらに、ショルダーベルトが付いているため、持ち運びしやすいのもポイントです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スーパークールソフトクーラー UE-567
シックなブラックカラーを使用した折りたたみクーラーボックスです。黒をコンセプトカラーにした「CSブラックラベル」シリーズのひとつ。落ち着いたデザインのアイテムを求めている方におすすめです。
厚手の断熱材を使用しており、保冷力に優れているのが特徴。フタには小窓が付いているため、冷気を逃さず中身を取り出せるのもメリットです。容量は約33L、製品サイズは約41.0×28.0×36.0cm。500mlペットボトルなら30本、2Lペットボトルなら8本入ります。
前面にはフタ付きのポケット、側面にはメッシュポケットが付属。小物などをたっぷり収納できます。また、折りたたんで面ファスナーでまとめると省スペースでしまえるのも嬉しいポイントです。
エーオークーラーズ(AO Coolers) 24パック キャンバス ソフトクーラー AO24TA
カラーバリエーションが豊富な折りたたみクーラーボックスです。アースカラーのサンドトープのほか、ブラック・ネイビー・オレンジ・カーキなどをラインナップ。テントやチェアなどの道具と色を合わせてコーディネートしたい方におすすめです。
インナーは、1.9mm厚の高密度ポリウレタンフォームや、耐摩耗性に優れたTPUライナーなどを用いた5層構造になっており、しっかり保冷できるのが魅力。縫い目がないため結露しにくく、汚れたら丸洗いできます。
サイズは幅43×高さ30×奥行25cm。容量は23Lです。運動会やスポーツの観戦のほか、キャンプやBBQなどのアウトドアにぴったり。サイドのバックルを外すと、トートバッグのように使えるのもメリットです。
フリップボックス(Flip-Box) フリップボックスプレミアム
ハードタイプの折りたたみクーラーボックスです。発泡スチロールよりも丈夫で熱に強い「EPP(発泡ポリプロピレン)」を使用しているのが特徴。約520gと軽量で持ち運びやすく、汚れたら水洗いして何度でも繰り返し使えます。
外寸は42.0×42.0×24.0cm、内寸は37.0×37.0×18.5cm、容量は25Lです。折りたたむと高さが11.5cmになり、コンパクトに収納可能。車のトランクに積んでおけば、食材の買い出し用クーラーボックスとしても活躍します。
また、断熱性に優れているため、保温容器として使用できるのもポイント。あたたかい食べ物・飲み物を保管や運搬するのにも適しています。2〜4人で楽しむお花見・キャンプ・ピクニックなどにもおすすめです。
サーモス(THERMOS) ソフトクーラー ROC-002
インナーボックス付きの折りたたみクーラーボックスです。食材やドリンク類を分けて入れられるのが魅力。雑然としがちなボックス内を整理しながら使用したい方にぴったりです。開口部が大きく開くため、スムーズにモノを出し入れできます。
また、厚さ3mmのポリウレタン、厚さ5mmの発泡ポリエチレンなどを使用した5層断熱構造を採用。外生地には撥水加工生地、内生地には汚れを簡単に拭き取れるPEVAを使用しています。しっかり冷やせて、水や汚れにも強いおすすめの折りたたみクーラーボックスです。
本体サイズは約幅44×奥行23×高さ27.5cm。容量は約26Lです。買い出し・レジャー・アウトドア・イベントなどに使える、大きめのクーラーボックスを探している方はチェックしてみてください。
ダイワ(Daiwa) ソフトクールEX 4500 03303023
買い物カゴをそのまま収納できる折りたたみクーラーボックスです。スーパーなどで買い物をするときに「マイバスケット」を利用している方にぴったり。レジャーにはもちろん、夏場の買い出しやまとめ買いなどにも重宝します。
7層断熱構造を採用しており、底面には30mm厚、壁面には20mm厚の断熱材を使用。加えて、厚手の断熱材でも折りたためる「Z折り」や、インナーの勘合部から冷気が漏れるのを予防する「Zタブ」、上下から効率よく冷やす「Z冷却」を搭載しています。
また、取り外し可能なPVCインナーには、氷や魚をそのまま収納可能。汚れやニオイが気になるときは丸洗いできます。容量は45L。2Lペットボトルなら12本収納できます。しっかり冷やせてコンパクトにたためるおすすめの折りたたみクーラーボックスです。
タイタン(TITAN) TITAN ROLLING COOLER 折り畳み式 クーラーバッグ
キャリー付きの折りたたみクーラーボックスです。耐荷重45.4kgのキャリーが付属しており、クーラーボックスを外せばキャリーカートとしても使用できます。力に自信がない方でも食材や飲み物を運びやすいのが魅力。アウトドア・運動会・お花見などにおすすめです。
外装には、耐久性や防汚性に優れたライノテック生地を使用。内装には、高性能の断熱材と4層構造の特殊ライナーを使用しており、最長3日間まで保冷できるといわれています。本体サイズは35.6×33.2×40.64cm、重量は約4.2kg。容量は約25Lで、350ml缶なら60缶入れられます。
また、天板にはドリンクホルダーが2個、欲しいモノを取り出せる小窓、小物を挟めるゴムバンドが付属。折りたたむと厚みが20cm弱になり、省スペースで収納できます。
フィールドア(FIELDOOR) 折りたたみクーラーボックス

By: fieldoor.com
保冷・保温のどちらにも使える折りたたみクーラーボックスです。本体には発泡ポリプロピレンを使用しています。断熱性に優れており、保冷はもちろん保温容器としても活用できるのがメリット。シーンに応じて使い分けられるおすすめのアイテムです。
使用時のサイズは約60.5×40.5×26cm、折りたたむと約60.5×40.5×10.5cmになります。内寸は約55.5×35.5×20.5cmで、容量は39L。大人数で楽しむBBQやキャンプ、買い出し、災害時などさまざまな場面で活躍します。
簡単に組み立てられるうえ、汚れたら水洗いできるのも魅力のひとつ。耐荷重は15kgで、スタッキングもできます。また、専用の補強ベルトが付属しており、持ち運びしやすいのもポイントです。
エルエルビーン(L.L.Bean) エル・エル・ビーン・ソフト・パック・クーラー ピクニック TC515860
人気アウトドアブランド「エルエルビーン」が手がけた折りたたみクーラーボックスです。カラフルなカラーリングを採用したおしゃれなデザインが魅力。ピクニックやキャンプなどのアウトドアシーンに適した折りたたみクーラーボックスです。
本体には環境に配慮した丈夫な素材を使用。内側と外側に複数のポケットを有しており、食材・飲み物・小物類などを分けて収納しやすいのがポイントです。また、フタを開けたままにしておけるため、モノの出し入れも容易にできます。
サイズは約高さ23×幅33×奥行19cm。使用しないときはコンパクトに折りたためるのがメリットです。容量は約19Lで、12〜15本の350ml缶と氷を収納できます。
チャムス(CHUMS) チャムスロゴソフトクーラーバッグ クーラー CH60-3369
気軽に使えるソフトタイプの折りたたみクーラーボックスです。軽量で持ち運びしやすいのが特徴。デイキャンプやお花見などのレジャーにぴったりです。使用しないときは折りたたんだ後に、脇側のテープでまとめてコンパクトに収納できます。
外側の素材はリサイクル100%ポリエステル、内側は防水仕様のPVC、底面には汚れを落としやすいターポリンを使用。また、シンプルな形状とポップなデザインが魅力です。
容量は約23Lで、2Lペットボトルを立てたまま6本収納できます。サイズは高さ33×幅32×奥行24cm。ソロキャンプにもおすすめの折りたたみクーラーボックスです。
ワック(WAQ) ソフトクーラーボックス
ミリタリー系のキャンプギアと相性がよい折りたたみクーラーボックスです。余計な装飾を省いたシンプルなデザインが特徴。カラーはタン・ブラック・オリーブの3色をラインナップしています。
厚手の断熱材を用いた3層構造を採用しており、高い保冷力を長時間キープできるのが魅力。容量は42Lを有しているので、ファミリーや大人数での使用に向いています。フタには小窓が付いており、中のモノをすばやく簡単に取り出せるのがメリットです。
また、間仕切りが2枚付属しているため、中の食材や飲み物を整理して収納できるのもポイント。小物やカップなどを引っ掛けられるカラビナループや、ファスナーを開閉しやすいT型ハンドルなど、細部までこだわって作られているおすすめの製品です。
折りたたみクーラーボックスの最大の特徴は携行性です。使用しないときはコンパクトに収納できるうえ、生鮮品などを運ぶ際はさっと取り出せます。日頃の買い物からアウトドアまで、用途に応じてさまざまな選択肢があるため、自分に合ったモノを探してみましょう。