ホームシアターにはいくつか準備するものが必要ですが、そのなかでもプロジェクター、スピーカー、ブルーレイレコーダーなどは必須。メーカー、画質、音質、デザインなどにこだわりを持って機器を選ぶのはとても楽しいものです。最近はその中でもプロジェクターの画質向上がめざましく、注目すべきポイントとなっているようです。今回はそんなホームシアター向けにおすすめできる簡単・お手頃な小型プロジェクターをピックアップします。
エプソン(EPSON) dreamio EH-TW530
ホームシアター向けとしてはスタンダードなサイズとスペックで、必要十分な性能をもっている製品。輝度は2800ルーメンと明るく、3Dにも対応。液晶方式も普及価格帯に多いDLP方式ではなく、画質がよいといわれる3LCD方式なのも魅力。迷ったらこれ、といえる製品です。
エプソン(EPSON) dreamio EH-TW5200
最初に紹介したEH-TW530の上位の機種で、エプソンでは「ハイクオリティーモデル」の位置づけで販売されています。この製品も3LCD方式を採用しており、画質のよさは魅力的。3Dにももちろん対応しています。この製品のもうひとつの魅力は3LCDの画質をフルハイビジョンで楽しむことができること。ワンランク上の性能を選ぶのならば、こちらをおすすめします。
ベンキュー(BenQ) TH681
ベンキューは台湾の液晶ディスプレイメーカー。液晶方式はDLP方式です。フルハイビジョン、輝度3000ルーメン、3D対応など、十分な性能を持ち、手に入れやすい価格なのも魅力です。お手頃な価格の製品が多い中で、フルハイビジョンにこだわるなら、これといえる製品です。
エイサー(Acer) H6510BD
パソコン製品で知られる台湾のエイサー製品。この製品は「ホームモデル」の位置づけ。DLP方式、フルハイビジョン、輝度3000ルーメン、3D対応など、基本性能はしっかりしています。この製品の特徴は「エコ・プロジェクター」であること。省電力のエコモード、長寿命ランプと交換ランプの設定は長く使いたい人にも魅力的でしょう。2.2kgと比較的軽いのも魅力です。
オプトマ(Optoma) GT1080
オプトマはDLPプロジェクターを専門に扱う台湾の専門ブランド。100インチを1.1mから投射することができる短焦点プロジェクターで、フルハイビジョンの解像度をホーム・ビジネスのシーンを選ばずに使用できるのが魅力です。もうひとつの特徴はBrilliantColor(TM)技術で、色の再現力に優れている点。輝度も2800ルーメンと明るいです。大画面で楽しむならこの製品はぜひ候補に入れてください。
エイスース(ASUS) S1
この製品を紹介したいのはなんといっても342gというコンパクトサイズが特徴だから。手のひらにおさまりそうな本体は想像以上に小さいことを実感するでしょう。小さくても性能は本格派。スクリーンまで1mの距離で41型に拡大でき、バッテリー駆動も可能。モバイル重視のコンパクトプロジェクターといえるでしょう。部屋を移動したり、外出先でさっとホームシアターを演出したりしたいときに最適です。
ソニー(Sony) VPL-HW35ES
3LCD方式をさらに一歩進化させた、3SXRDパネル・3原色液晶投射方式を採用。独自の「データベース型超解像処理」が本製品の大きな魅力です。映像の速い動きもなめらかに表現でき、「美しい画質」を追求した製品です。輝度1700ルーメンと十分な明るさを持つ上、明るい場所でも映像をよりよく再現できる「ブライトシネマ/ブライトTV」モードを搭載。他の製品と比較するとサイズ(9.6kg)も価格も「大きい」ですが、よりよいものをとこだわりたい人におすすめします。
ホームシアター向けの小型プロジェクターを紹介しました。家庭向けとして手に入れやすい価格で多くの製品が販売されていることがわかります。プロジェクター選びは大きく、コンパクトさ、フルハイビジョン、3D対応、明るさ、投影方式の5つにあると思います。これらの項目を使用する環境、シーンによって、組み合わせを変え、ベストな選択をしてください。