デッサンやスケッチの練習に役立つクロッキー帳。アイデア出しやメモ帳代わりとしても活用できる便利なアイテムです。しかし、製品によって紙の質やサイズなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クロッキー帳のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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クロッキー帳とは?

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クロッキー帳は、人物やモノの形や動きを素早く描く「クロッキー(速写)」のために作られた画用紙帳です。主に鉛筆といった単色の画材を使い、ラフスケッチやデッサンを描くのに適しています。
紙は薄くて丈夫なモノが使われており、鉛筆が滑らかに走りやすいのが魅力。ただし、紙が薄いと描いた線が裏に移りやすいので、両面を使うときには注意が必要です。製品によっては紙の表裏で質感が異なるタイプもあります。
絵の練習はもちろん、アイデアスケッチや思考の整理にも活用できるのがポイント。サイズはA判やB判、画材専用のF判などさまざま。用途に合わせて大きさや紙質を選んでみてください。
クロッキー帳とスケッチブックの違い

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クロッキー帳とスケッチブックの大きな違いは、紙の質と主な用途です。クロッキー帳は速写や練習のために薄い紙が使われるのに対し、スケッチブックは作品制作を目的として厚手の紙が多く採用されています。
対応できる画材が異なるのもポイント。クロッキー帳は鉛筆などの単色画材での描画に向いています。一方、スケッチブックの厚手の紙は、水彩絵の具や色鉛筆といった、さまざまな画材で描けるのが特徴です。
また、クロッキー帳には携帯しやすい小さめのサイズのモノも展開されており、アイデアメモや思考を整理する用途にもぴったり。描く目的や使いたい画材に合わせて使い分けてみてください。
クロッキー帳の選び方
サイズを選ぶ

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クロッキー帳を選ぶときは、用途や持ち運びやすさ、描きやすさのバランスを考えるのがポイントです。初めて購入する方や、どのサイズがよいか迷う方には、扱いやすいA5やB5のサイズがおすすめ。持ち運びと描きやすさのバランスがよいのが魅力です。
また、サイズには使い慣れた規格のA判や、画材専用のF判などがあります。A5のような小さめサイズは鞄に入れやすく、持ち運びに便利です。A4以上の大きめサイズはのびのびと描けますが、携帯性は劣ります。
外出先で気軽にスケッチしたい方には、携帯性に優れたF4サイズもおすすめ。一方で、本格的な描写に挑戦したい場合は、F6サイズなどを検討してみてください。
紙の色を選ぶ

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クロッキー帳の紙の色は、主に白色とクリーム色の2種類があります。白い紙は描いたモノの発色がよいため、色鉛筆などで着色をしたい方におすすめです。複数の色を使ったり、鮮やかな表現をしたりする場合に適しています。
一方、クリーム色の紙は、鉛筆の線の強弱を表現しやすいのが魅力です。筆圧の変化をつけた線画の練習をしたい方にぴったり。どちらの紙も消しゴムをかけても毛羽立ちにくい耐久性を持つ製品が多いので、自分の描きたいスタイルに合わせて選んでみましょう。
紙質で選ぶ

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クロッキー帳の紙質は、主に薄手の紙と厚手の紙に分けられます。薄手のタイプは軽量性に優れているのがポイントです。鉛筆やボールペン、インクといった画材との相性がよく、滑らかな表面でスムーズに描けます。
耐久性を求める方や、インクを多めに使う方には厚手の画用紙タイプが向いています。製品によっては軽い水彩にも対応できますが、本格的に水彩画を描く場合は専用の紙を選ぶと安心です。用途や使う画材に合わせて、適した紙質のモノを選びましょう。
クロッキー帳のおすすめ
マルマン クロッキー 白クロッキー紙 S
しなやかな表紙と丈夫な白クロッキー紙を使用したスケッチブックです。ラフな肌合いの紙質で鉛筆の走りがよいのが特徴。スパイラルSCタイプの製本でワイヤーが絡まりにくく、丸めて持ち運べる実用性も魅力です。
縦212×横242mmの本文サイズで100枚の大容量。レッド・ブルーの2色展開で好みに合わせて選択できます。美術の授業や外出先でのスケッチ練習などにおすすめです。
マルマン クロッキーパッド クリームクロッキー紙 A5
筆圧による線の強弱やかすれを美しく表現できるアイテム。60g/m²のソフトなクリームクロッキー紙を使用し、なめらかな描き心地を実現しています。簀目の縦線が入っているため、バランスの取れたスケッチを描くための目印として活用可能です。
天のりパッド製本により1枚ずつきれいに切り取れるので、作品の整理やデータ保管にも便利。しなやかなクラフト紙製表紙は開きやすく、持ち運びにも適しています。60枚綴りで、初めてクロッキー帳を使用する方におすすめです。
マルマン キャンソン XL クロッキー A3
フランス製キャンソン社の紙を採用したクロッキー帳です。90g/m²の軽やかな紙質でアイボリーの色味が特徴。蛍光増白剤を使用せず、目に優しい仕上がりです。ツインワイヤ製本とミシン目により、スムーズな描画環境を実現しています。
鉛筆・チャコール・パステル・マーカーなどドライ画材との相性に優れており、さまざまな表現技法に対応。本格的なクロッキー練習を始めたい方におすすめです。
マルマン スクールクロッキー A4
学習資料と下敷き付きのクロッキー帳。簀目の縦線が描画時の目印になり、初心者でもバランスよく描けます。しなやかな表紙で開きやすく、クリームコットン紙60g/㎡のソフトな質感が特徴です。
縦307×横217mmのA4サイズで40枚綴り。筆圧により線の強弱やかすれを表現でき、鉛筆画の練習に適しています。日本製で長年親しまれており、美術の授業や絵画学習を始める方におすすめです。
マルマン アンチークレイド クロッキーブック
古典的な簀目入り紙を再現したクロッキー帳。60g/m²のアンチークレイド紙は横線間隔を詰め、糸目を広くした独特な簀目模様が特徴で、鉛筆の走りを滑らかにします。インク・水彩・葦ペンなど多彩な画材にも対応可能です。
しなやかな表紙とスパイラルSCタイプの製本により、開きやすく使いやすい設計。A4・B4・F6など豊富なサイズ展開で、50〜55枚の本文ページを用意しています。伝統的な紙の風合いを楽しみながら、本格的なスケッチに取り組みたい方におすすめです。
ホルベイン クロッキーブック NO.700
ボリュームのあるラフ目が特徴的なクロッキーブック。約216×242mmのサイズで70枚とじ、クラフト紙の表紙が丈夫さを演出しています。
クロッキー用途だけでなく、スケッチや雑記帳としてもマルチに活用できるのが魅力。紙質がマット仕上げで、アイデアスケッチから本格的なドローイングまで幅広く対応します。多用途に使えるモノを探している方におすすめです。
オリオン クロッキーブック No.692
学校向けに設計されたホワイト色クロッキー帳。64gの上質中性紙を採用しており、なめらかな描き心地と適度な厚みで鉛筆やペンとの相性が良好です。B4サイズで60枚綴りとたっぷり練習でき、オリジナル美術資料1枚も付属しています。
表紙は中厚紙、裏表紙には厚ボード紙を使用し、丈夫な作りで日常使いにも対応可能。楽しくをコンセプトに作られており、初心者から学生まで幅広い層のスケッチ練習におすすめです。
オリオン マイクロッキー
持ち運びしやすいスリムなクロッキーブック。角丸仕様の厚みのある表紙を採用しており、鞄に入れても型崩れしにくい丈夫な構造です。73.2g/m²のクロッキー紙で鉛筆やシャープペンシルとの相性もよく、線の強弱などを自然に表現できます。
背付きスパイラル綴じで180°フラットに開けるため、描きやすさも良好。A6・B5の2サイズ展開で、どちらも50枚綴りとボリュームもあります。イエロー・ブラウン・グレーなど7色のカラーバリエーションから選択でき、外出先でのスケッチや記録をしたい方におすすめです。
オリオン クロッキーブック CC
木炭判サイズのクロッキーブック。ラフデッサン紙73g/m²を使用し、しなやかな描き心地と高い不透明度を実現しています。ナチュラルな白さで目にやさしいのが魅力です。
天糊とクロステープ綴じで製本されており、丸めて持ち運ぶことが可能。650×500mmの大判サイズで、のびのびとした表現ができます。デッサン練習を本格的に始めたい方におすすめです。
オリオン クロッキーブック CA
すのめ模様が特徴的な高品質フールス紙を使用したスケッチブック。ナチュラルホワイトの紙質で鉛筆やコンテによる描画に適しており、ツルツルしすぎない程よい質感を実現しています。透かしの縞模様が美しいデッサン用紙です。
F6サイズで60枚入りと枚数が多く、速写練習にぴったり。背付きスパイラル綴じにより開きやすく、描きやすさを重視した設計です。クロッキーや速写の練習を重ねたい方はチェックしてみてください。
アルジャーノンプロダクト 怪獣8号 黒クロッキー帳
人気アニメのキャラクターデザインを採用したポケットサイズのクロッキー帳。縦113×横165×厚さ9mmの持ち歩きやすいサイズで、クリーム色のクロッキー紙を使用しています。カラーボード紙の表紙にワイヤー綴じ仕様で、開きやすい仕様です。
『怪獣8号』のデザインが表紙に施されているのがポイント。デザインは4種類展開しており、コレクション性も楽しめます。アニメファンの方やポケットサイズでスケッチ練習をしたい方におすすめです。
Too クロッキーブック
純白のクロッキー紙を採用したB3サイズのスケッチブック。鉛筆やコンテ、チョークののりがよく、スムーズな描画が楽しめます。約364×515mmの無地用紙で、自由度の高い表現が可能です。
60枚綴りで枚数が多く、クロッキーや本格的なスケッチはもちろん、サムネールなどの描きこみ作業にも対応。スプリング綴じによりページがめくりやすく、継続的に絵を描く方におすすめです。
ミューズ SBブック
簀の目が入ったクリーム色の紙肌が特徴的なクロッキーブック。発色も良好で丈夫な仕上がりのため、鉛筆・コンテ・パステルとの相性がよいのが魅力です。デッサン資料も付属しており、描画学習に役立ちます。
裏表紙には5cm方眼入りの下敷きが付いており、デッサンのバランス確認に便利。スケッチやレイアウト、プランニングなどのラフ制作に活用できるため、美術学習やデザイン制作を行う方におすすめです。
タケダ クロッキーBOOK
速写に適した専用紙を採用したSMサイズのクロッキーブック。302×242mmで100枚綴り・200ページと充実しています。クラフトボール紙の表紙は適度なコシがあり、触り心地も良好です。
スパイラルリング製本でページがめくりやすいのもポイント。200ページの大容量で長期間の使用できるため、継続的にクロッキーやスケッチの練習を積みたい方におすすめです。
アートプリントジャパン アンディ・ウォーホル クロッキー帳 ミニ ドル・ブルー
ポップアートの巨匠デザインを表紙に採用したミニサイズクロッキー帳。117×159mmの携帯しやすいサイズで、70枚の画用紙が入っています。中性紙を使用しており、鉛筆・ペン・色鉛筆など多彩な画材に対応可能です。
ドル・ブルーのビビッドなデザインがおすすめポイント。140ページの大容量でメモやスケッチが楽しめます。ポップアートが好きな方や手軽にスケッチを始めたい方にぴったりです。
クロッキー帳の絵を描く以外の使い方は?

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クロッキー帳は絵を描くだけでなく、アイデア帳や思考整理のツールとしても活躍します。罫線がない無地の紙なので、文字や図を自由なレイアウトで書き込めるのが魅力です。日々のひらめきや感じたことを記録して、思考を具体化するのに役立ちます。
また、メモ帳や色見本帳として使うのもおすすめです。枚数が多い製品が多く、色の試し塗りやメモを気兼ねなく書き込めるのがポイント。持ち運びやすい小型のタイプを選べば、旅行の日記として訪れた場所の記録を残すのにも便利です。
さらに、ファッションデザインのラフスケッチにも活用できます。軽くてラフに使えるクロッキー帳の特性は、アイデア出しにぴったりです。
クロッキー帳は製品ごとに紙の質や綴じ方が異なります。鉛筆に適したモノやインクが裏抜けしにくいモノなど特徴はさまざまです。用途や画材、持ち運びの有無などを考慮して選ぶのがポイント。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。