場所を選ばずに動画編集ができるタブレット。PCよりも手軽に、直感的な操作で編集できるのが魅力です。近年では高性能なモデルも増え、本格的な作業にも対応します。しかし、製品によって処理性能や画面サイズなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、動画編集向けタブレットのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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タブレットで動画編集するメリット

タブレットの動画編集における魅力は、ノートPCより小型軽量で持ち運びやすく、場所を選ばず編集できる手軽さです。撮影現場でそのまま編集でき、作業効率が向上します。カメラ搭載タブレットなら撮影直後に即座に編集を開始でき、撮影から編集まで一台で完結するのがポイントです。
タッチパネル操作により、トリミングやエフェクトの適用が直感的におこなえるのも利点。また、指先やスタイラスペンで細かい編集もできるためキーボード操作が不要で、初心者でも習得しやすいのも魅力です。
無料アプリも多数あり、初心者からプロ向けまで多様なアプリを選択できます。パソコンに比べて初期費用を抑えられるため、コストパフォーマンスにも優れています。
さらに、SNS用の短い動画編集などをおこなったあと、即時アップロードができるのもメリットのひとつです。
動画編集におすすめのタブレットの選び方
OSで選ぶ

動画編集用タブレットのOS選択では、AndroidとiPadOSが主要な選択肢。Androidは動画編集アプリの選択肢が広く、さまざまなレベルのユーザーに対応したアプリが豊富に用意されています。価格帯も幅広いため、予算に適した機種を見つけやすいのが魅力です。
一方、iPadOSは高性能な編集アプリが充実しており、より本格的な動画編集を求める方におすすめ。操作性の統一感があり、直感的な編集作業がおこなえます。編集の目的や予算に合わせて、適したOSを選んでみてください。
画面サイズで選ぶ

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動画編集用タブレットの画面サイズは、10~11インチ以上が編集作業に適しています。動画の細部まで確認しやすく操作ミスも減らせるため、編集効率を向上させられるのが魅力です。
10インチ以下のモデルは軽量で持ち運びやすさも保たれるため、外出先での編集作業におすすめ。ただし、画面サイズが小さくなるほど文字のサイズが小さくなったり情報量が少なくなったりするのが難点です。
編集のしやすさと携帯性のバランスを考慮して選んでみてください。
スペックをチェック
CPU

動画編集では、CPUの性能が編集作業の快適さを大きく左右します。高性能プロセッサを搭載した機種を選ぶと、スムーズな編集作業がおこなえるのがポイント。動画の読み込みやエフェクトの適用がはやくなり、作業効率が向上しやすくなります。
CPUの性能が低いと、動画の処理に時間がかかったり、編集中にアプリが重くなったりする場合があるのが難点。快適な編集環境を求める方は、高性能プロセッサを搭載したタブレットを検討してみてください。
メモリー

動画編集では、メモリーが8GB以上あるモノを選ぶのがおすすめ。十分なメモリー容量があると、複数のアプリを同時に使用したり、大きな動画ファイルを扱ったりするときに、快適に作業できるのが魅力です。
メモリーが不足すると、動画編集中にアプリが強制終了したり、動作が重くなったりする場合があります。快適に編集作業を進めたい方は、最低でも8GB以上のメモリーを搭載したタブレットを選んでみてください。
ストレージ

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動画編集用タブレットのストレージは、最低でも64GB以上を目安に選ぶのがおすすめです。
動画ファイルは容量が大きく、複数の動画を保存するには十分な容量が必要になります。編集した動画やプロジェクトファイルを保存するためにも、余裕のあるストレージ容量を確保しましょう。なお、より多くの動画編集をする場合は、128GB以上など大容量のモノを選ぶと安心です。
また、microSD対応で拡張できる機種であれば、さらに便利。撮影予定の動画量や保存したいデータの量を考慮して、適した容量の機種を選んでみてください。
解像度

動画編集を快適におこなうには、最低でもフルHD(1920×1080)以上の解像度を持つタブレットがおすすめです。解像度が高いほど映像の細部まで鮮明に表示され、編集作業の精度が向上します。動画の品質確認やカラーグレーディングなどの作業も、高解像度ディスプレイであればより正確におこないやすいのが魅力です。
低解像度のディスプレイでは、編集した動画の仕上がりを正確に確認しにくい場合があるのが難点。プレビュー時の映像品質が実際の出力と大きく異なる可能性もあるため、編集の質を重視する方は高解像度ディスプレイ搭載機種を選んでみてください。
通信方式をチェック

タブレットの通信方式は、Wi-Fi対応が基本。自宅や職場での編集作業では、安定したWi-Fi接続があれば十分に作業を進められます。クラウドストレージへの動画アップロードやアプリの更新も、Wi-Fi環境で快適におこなえるのがポイントです。
外出先での編集作業を考える方は、LTE/5G対応機種も検討してみてください。移動中や屋外での撮影現場でも、インターネット接続を利用した編集やアップロードが可能になります。利用シーンに合わせて、必要な通信機能を備えたタブレットを選びましょう。
バッテリー駆動時間をチェック

動画編集は処理負荷が高く、バッテリーの消耗が激しい作業です。バッテリー駆動時間が短いと、編集途中でタブレットが使えなくなってしまう場合があるのが難点。外出先での撮影や編集作業をおこなう方は、長時間の編集作業に耐えられるバッテリーを備えたモノを選びましょう。
ただし、使い方によっては、バッテリーがはやく切れてしまう場合もあります。その場合は、モバイルバッテリーなどを所有しておくのもひとつの手です。
動画編集におすすめのタブレット
アップル(Apple) 13インチiPad Pro M4 MVXX3JA

高いパフォーマンスを発揮するM4チップを搭載した、動画編集におすすめのタブレット。CPU性能が優れているのが特徴です。高い処理能力とNeural Engineにより、動画編集やAIタスクもスムーズにおこなえます。
Ultra Retina XDRディスプレイは2752×2064の高解像度を実現。ProMotionテクノロジーによる最大120Hz対応で、なめらかなスクロールやタッチ操作が可能です。広色域P3とHDR対応により、鮮やかで美しい色彩表現を楽しめます。
Wi-Fiに加えCellularにも対応。わずか5.1mmの薄型ボディに582gの軽量設計を採用しています。LiDARスキャナやスタジオ品質のマイクも内蔵し、AR体験や録音作業にも対応できます。高性能なタブレット環境を求めている方におすすめのモデルです。
アップル(Apple) 11インチiPad Air M2 MUWR3J/A

Apple M2チップを搭載した、動画編集におすすめのタブレット。11インチLiquid Retinaディスプレイは2360×1640ピクセルの高解像度で、鮮やかな色彩表現を実現しています。
Apple Pencil proに対応。イラスト制作やメモ書きに加え、Magic Keyboardの併用でノートパソコンのような快適なタイピング環境を構築できます。12MP広角カメラは4K動画撮影にも対応し、クリエイティブ用途に活躍。動画編集に加え、さまざまな用途に使いたい方に適しています。
最大10時間のバッテリー駆動で外出先でも安心して使用可能。Wi-Fi 6Eと Bluetooth 5.3により高速通信も実現しており、ビジネスシーンやクリエイティブ作業を効率的に進めたい方におすすめの製品です。
日本電気(NEC) LAVIE Tab T9 PC-T0995HAS
動画編集にも対応する高性能プロセッサを搭載したコンパクトタブレット。Snapdragon 8+ Gen 1と8GBのメモリーを備えています。軽量ボディながら、快適な作業環境を実現しやすい製品です。
2.5K高解像度ディスプレイが映像制作時の細かな確認作業をサポート。USB Type-Cポートにより外部機器との接続性も良好です。Dolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載しており、音質面も安心。強力な放熱設計で動画編集作業にも重宝します。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Pro 第11世代 ZHX-00011
AI機能を統合したCopilot+ PC対応の2in1タブレットPC。13インチのディスプレイは2880×1920の高解像度を有し、美しい映像体験を提供します。Snapdragon X Plusプロセッサと16GBメモリー、256GB SSDの組み合わせで、快適な動作性能を実現。タッチパネル対応でSurfaceペンにも対応するため、直感的な操作が可能です。
最大約14時間のバッテリー駆動で、急速充電にも対応。別売りのキーボードがあれば、Copilotキーでワンタッチアクセスが可能です。外出先でも動画編集したい方に適しています。
サムスン(Samsung) Galaxy Tab S9+ SM-X810NZAAXJP
IP68の防水防塵性能を備えた12.4インチタブレット。Dynamic AMOLEDディスプレイが美しく鮮やかな映像を映し出し、最大120Hzのなめらかな表示で動画を楽しめます。耐久性に優れた設計のため、外出先で動画編集をしたい方におすすめです。
付属のSペンは書き心地が良好。また、磁石で本体背面に簡単に装着でき、持ち運び時に紛失する心配を軽減できます。
Snapdragon 8 Gen 2プロセッサによる快適な動作性能を保有。クリエイティブワークから日常使いまで幅広い用途に対応したい方にぴったりのタブレットです。
動画編集向けのタブレットを選ぶ際は、快適な作業を左右する処理性能が重要です。また、編集のしやすさに関わる画面サイズや解像度、色の再現性も確認したいポイント。OSによって対応アプリも異なるため、使いたい編集ソフトが利用できるかもチェックしましょう。ぜひ、自分に適した1台を探してみてください。