2000年には300億円ほどの市場規模であったインターホンやドアホン。インターホン工業会調べでは、2016年には約790億円にまで急成長して、ラインナップも豊富になってきています。特に、テレビ付きインターホンは700億円以上と主流。音声だけでなく画像で訪問者を確認できて安心です。多くのモデルは録画にも対応しています。

今回は、インターホンやドアホンの選び方とおすすめのメーカーとモデルを御紹介します。自宅のセキュリティアップのためにぜひチェックしてみてください。

インターホンとドアホンの違い

「インターホン」とは元来、建物に設置される構内専用の電話を指します。一般家庭用だけでなく、鉄道車両などで使用される業務用のモノも含む総称です。

一方、「ドアホン」は一般家庭用の製品に特化した呼称。ただし、かつては玄関ベルやチャイムが主流だった訪問者が家の人を呼び出すためのツールとして登場して以来「インターホン」の名称が広く浸透しています。そのため、「インターホン」と「ドアホン」では実質的な違いはないと言えるのです。

より普及している呼び名は「インターホン」と言えますが、インターホンやドアホン大手の「パナソニック」「アイホン」をはじめ各メーカーでは、自社製品に「ドアホン」という名称を使うことが多くなっています。

また、同じ家庭用製品でも音声通話だけができるタイプを「インターホン」、テレビ付きタイプのモデルを「ドアホン」と呼ぶこともあります。

インターホンの種類

一般タイプ

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チャイムなどによる呼び出しと通話ができる機能だけのシンプルなインターホンです。親機はハンズフリーで通話できるタイプと受話器を利用するタイプがあります。

機能が限られているので乾電池式のモデルも多く、設置が簡単。2千円ほどの製品もあり、価格が安いのもメリットです。ただし、相手の姿を確認できないので、防犯という観点から考えると、あまりおすすめできません。

無線タイプ

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玄関の子機と室内の親機をワイヤレスで通信できるインターホンです。玄関から室内に配線する必要がないので、設置が容易で、外観を損ねないのがメリット。古いベルやチャイムからの乗り換えに最適です。

多くのモデルはコードレス電話の規格である「DECT」に準拠したワイヤレス方式を採用しています。通信に1.9GHz帯を利用しているので、2.4GHz帯の無線LAN機器と電波干渉がなく、通信障害が少なくて安心です。

テレビタイプ

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玄関に設置する子機にカメラが搭載されているインターホンです。室内から訪問者や外の様子が確認できるので安心。カラー映像のタイプが主流となっています。多くのモデルで、周囲が暗くなってもLED照明が付いて外の様子を確認可能です。

動画や静止画として録画できる製品も数多くラインナップ。録画した映像は内蔵メモリやSDカードに保存されます。

また、スマホと連動して、外出先からスマホで映像を確認したり、訪問者と通話できる高機能なモデルも登場しています。外出することが多い方におすすめの機能です。

インターホンの選び方

テレビタイプは広角カメラがおすすめ

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テレビタイプのインターホンは、玄関に設置する子機にカメラが搭載されています。カメラは広い範囲を見通すことができる広角レンズが採用されているのが一般的です。

製品によっては左右170°と、ほとんど真横まで見通せる超広角カメラを装備しているモノもあります。玄関先が広い住宅の場合は広角タイプを選ぶと安心。また、ズームと広角を簡単に切り替えられるモデルは、周囲の状況や訪問者の顔・様子を必要に応じて確認でき便利です。

自動録画機能

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テレビタイプには、静止画または動画で映像を録画できるタイプもラインナップしています。空き巣などの被害にあった時に、画像が残っていると証拠となって、犯人逮捕に繋がる可能性もあるため安心です。

画像は内部メモリやSDカードに保存可能。多くのモデルで、訪問者が来た時に自動的に録画が開始されます。

防犯・防災機器との連携機能

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インターホンの中には、防犯・防災機器と連動できるモデルもラインナップしています。電気錠と連動して、インターホンや連携端末からドアを解錠できる製品も登場。外出中に子供が帰ってきた時などに便利です。また、屋外センサーライトや住宅用火災警報器を親機に連携させると、一元的に管理できます。

連携時は同じメーカーの製品を選ぶと設定が簡単で、それぞれの機器の性能を引き出すことができて安心です。例えば、パナソニックは「ホームセーフティー」としてワイヤレスで繋げられる機器を豊富にラインナップ。インターホンやドアセンサー、窓の開閉センサー、ファックスなどを連携させられます。

スマホ連動機能

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画像や音声をスマホに送信できるインターホンも登場しています。スマホを通して訪問者に応対することも可能。外出先でも応対できるので、訪問者が多くて、外出することも多いという方におすすめの機能です。また、スマホを子機代わりに使用することもできるので、在宅時でも活躍します。

さらに、インターホンに火災警報器などを連動させている場合は、それらの情報をスマホに送信することが可能なモデルも。外出先でも自宅の異常事態を早めに知ることができて安心です。

子機モニター増設機能

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親機のほかに、ポータブルな子機が増設できるインターホンもあります。リビングルームの他にも、キッチンや寝室などで訪問者に応対できて便利です。

増設可能な子機の数はモデルによってさまざま。一般的に、高価なモデルほど多くの子機を増設できます。子機の増設を考えている方はハイエンドモデルを選ぶと安心です。

防水機能

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玄関に設置して長く使用する玄関子機は、防水性能も確認しておくと安心です。防水性能は「JIS規格」や国際電気標準会議の「IEC規格」で定められています。

多くのモデルは「IPX4」以上に対応。4等級は、あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない「防沫形」です。玄関先で雨などがあたっても問題なく使用できます。

インターホンのおすすめメーカー

パナソニック(Panasonic)

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日本を代表する総合家電メーカー「パナソニック」は1918年に創業。約500社のグループ企業があり、総合力の高さが強みです。

インターホンやドアホンのジャンルでは戸建住宅を中心にトップのシェアを誇ります。商品のラインナップが豊富で価格帯が広いので、予算と用途に応じて幅広い製品から選べるのがメリットです。

パナソニックはインターホンやドアホンだけでなく、屋外センサーライトや窓開閉センサー、ファックスなどをワイヤレスで繋げて防犯性を高めた「ホームセーフティー」を展開。自宅のセキュリティを考える時には、まずチェックしておきたいメーカーです。

アイホン(aiphone)

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「アイホン」は1948年に設立された住宅設備機器メーカーです。インターホンやドアホンを中心に製造、販売しています。戸建て住宅をはじめマンション、オフィスや学校のセキュリティシステムのメンテナンスも担当。インターホン・ドアホン分野ではパナソニックと並んで2強と言われるメーカーです。

また、医療機関や介護施設などのナースコールや緊急通報システムなど幅広く事業展開しています。インターホンやドアホンの専業メーカーとして防犯性の高い製品がラインナップしているおすすめのブランドです。

エルパ(ELPA)

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「エルパ」こと朝日電器株式会社は1970年に設立された電気機器メーカーです。コード付タップや延長コードといった一般配線器具、電球などを製造しています。

セキュリティ製品では、インターホンやドアホン、センサーライトなどを取り扱っています。生活に役立つ商品をリーズナブルな価格で展開するメーカーです。

一般タイプのインターホンおすすめモデル

アイホン(aiphone) ハンズフリードアホン WAS-1A

手ばなしでラクラク通話できる、ハンズフリータイプのインターホンです。送話状態の時は点灯し、受話時は消灯する「送話表示灯」付きなので、通話状態がひと目で確認できます。高齢者やお子様でも使いやすいのがメリット。

ACコンセントに繋げるだけで簡単に設置できます。親機は1台まで増設できるので、2ヶ所で対応できて便利。リーズナブルな価格も魅力のシンプルなインターホンです。

アイホン(aiphone) ドアホン デミトーク TCS-MH

アイホンのシンプルなインターホンです。電源は単3型乾電池4本を使用。電源を取る必要がないので、簡単に設置できるのが魅力です。従来のチャイムから交換するときもラクラク。チャイムはシンプルな2点打音です。

電池寿命インジケーター付なので、電池交換の時期がひと目でわかります。乾電池式モデルの他に、AC電源直結式もラインナップ。電池交換が面倒だという方におすすめです。

無線タイプのインターホンおすすめモデル

パナソニック(Panasonic) ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30

配線工事が必要ないワイヤレステレビドアホンです。チャイムや音声インターホンからの乗り換えがラクラクなのがメリット。モニター親機の液晶画面は約3.5型と大きめです。玄関カメラ子機は左右約100°をカバーする広角タイプ。屋外の様子をしっかり確認できて安心です。

自動録画機能も搭載しており、留守中の様子を確認できる点も便利。1件につき約0.5秒おきに静止画3枚を録画し、最大で100件まで録画できます。

また、別売のホームユニットを接続すれば、スマホと通信可能。外出先でもインターホンの対応ができます。拡張性にも優れたおすすめのワイヤレスインターホンです。

パナソニック(Panasonic) ワイヤレステレビドアホン VL-SGD10L

配線工事不要のワイヤレステレビドアホンです。「VL-SGZ30」のダウングレード版で、画面はひと回り小さい2.7型のカラー液晶ディスプレイを採用。リーズナブルな価格でワイヤレステレビドアホンが欲しい方におすすめです。

モニターはポータブルで、室内どこにいても玄関先を確認できて、訪問者に応対できます。さらに、自動録画機能を装備。0.5秒おきに3連続で静止画を自動録画してくれます。最大100件まで録画可能です。

通話ボタンを押せばハンズフリーで通話できるのもメリット。安い価格でも、基本性能がしっかりしたパナソニックのおすすめインターホンです。

アイホン(aiphone) ワイヤレステレビドアホン WL-11

モニター親機と玄関カメラ子機をワイヤレスで繋ぐインターホン。配線工事が必要ないため簡単に取り付けられて、設置する場所を選ばない点がメリットです。

玄関カメラは110°の広角レンズを採用していて、広い範囲を確認できます。訪問者を1件あたり3画面で自動録画。最大100件まで録画できます。また、録画した画像は20件まで保護できるため、気になる画像を誤って消去してしまうこともなく安心です。

玄関カメラはシャンパンシルバーのヘアライン仕上げで、高級感あるデザインも魅力。実売価格1万円前後というリーズナブルさもポイントのおすすめのインターホンです。

エルパ(ELPA) DECT方式ワイヤレステレビドアホン ポータブルセット DHS-SP2220E

ポータブルモニターと玄関カメラ子機がセットになったインターホンです。大きな親機は不要という方におすすめ。ポータブルモニターはポケットにも入れられるコンパクトなサイズがメリットです。2.4型TFTカラー液晶ディスプレイで、録画画像も確認できます。

玄関カメラ子機は130°の広角カメラを採用。防水規格「IPX4」相当対応で、雨に濡れても安心です。

電波干渉の少ない1.9GHzの「DECT」準拠方式のワイヤレス仕様。ポータブルモニターと玄関カメラ子機は電池式なので、配線工事等は必要ありません。コンパクトで簡単に設置できるおすすめのインターホンです。

カメラ付きテレビタイプのインターホンおすすめモデル

パナソニック(Panasonic) ワイヤレスモニター付テレビドアホン 外でもドアホン VL-SWH705KS

親機と玄関カメラ子機に加えて、モニター子機がセットになったパナソニックの上位モデルのインターホン。約2.7型カラー液晶ディスプレイを搭載したモニター子機はワイヤレスなので、屋内のどこでも使えるのがメリットです。

モニター親機は約7.0型のワイドカラー液晶ディスプレイを採用。大きな画面で高精細な映像なので、訪問者をしっかり確認できます。録画機能付きで、自動録画が可能です。

また、無線LANルーター環境でインターネットに接続すれば、スマホとも連携可能。訪問者が来ると画像がメールで届きます。外出先でも訪問者の確認・応対ができて便利です。

玄関子機はアルミへアライン仕上げでデザイン性が高いのも魅力。さらに、シャンパンゴールドなどのデザインパネルが別売されていて、玄関のエクステリアに合わせて選べます。ハイクオリティでおすすめのインターホンです。

パナソニック(Panasonic) ワイヤレスモニター付テレビドアホン どこでもドアホン VL-SWD501KL

親機に約5型の大画面タッチパネルを採用し、直感的に操作ができるおすすめのテレビドアホン。大画面ながら奥行き約21mmのスリムタイプなので、壁に設置しても圧迫感が少ないのも嬉しいポイントです。

録画機能が静止画・動画両方に対応しているのが大きなメリット。本体メモリには1秒おきに8枚の静止画を録画可能です。64GBのSDカードを使用すれば、約30秒の動画を最大3,000件録画できます。さらに、容量が一杯になれば古い画像から自動的に消去。メンテナンスが不要で便利です。

画像の再生は一覧から簡単に行える他、カレンダーからの画像検索も可能。旅行などで留守にした日の画像だけを素早く再生できます。約2.4型のモニター子機もついたおすすめのインターホンです。

パナソニック(Panasonic) センサーカメラテレビドアホン VL-SVD302KLC


モニター親機と玄関カメラ子機、そしてセンサー付屋外ワイヤレスカメラがセットになったパナソニックのテレビドアホンです。玄関先だけでなく、駐車場や勝手口など自宅の気になる場所を確認できる防犯性の高いモデル。

センサーカメラには「ダブルセンサー」を装備。動きを検知する「動作検知」と熱を検知する「人感(熱)センサー」を使用しており、暗い中でも検知力が高いのが特徴です。また、インターホンからカメラへ音声で呼びかけることもできます。

カメラの映像は、最大約30秒の連続画像で録画可能。録画画像はSDカードに保存できます。また、呼びかけた音声も録音可能。防犯性能を重視する方におすすめのテレビドアホンです。

パナソニック(Panasonic) テレビドアホン VL-SZ25K

2.7型ワイドカラー液晶ディスプレイを採用したパナソニックのテレビドアホン。シンプルで安価な点がメリットです。自動録画機能とともに、必要に応じて手動で録画できる機能も備えています。また、暗くなっても赤外線LEDを照射して撮影するから安心です。

住宅用火災警報器と連動すれば、モニター画面と通知音で火災を知らせてくれます。さらに、増設用スピーカーを接続してモニター親機から離れた場所で呼び出し音を鳴らすことも可能。リーズナブルな価格のインターホンをお求めの方におすすめのモデルです。

アイホン(aiphone) カラーテレビドアホンROCOワイドスマホ JH-24AP

玄関に設置された子機に、スマホで対応できるテレビドアホン。外出先からでも、映像を確認しながら訪問者と通話できて安心です。

170°の超広角カメラを搭載しており、左右のほぼ真横まで確認できるのがメリット。インターホンが押されると、ズームとワイドそれぞれ3画面を連続録画します。空き巣が不在確認のために、身を隠しながらインターホンを押しても録画可能です。

電子錠と連動して錠を開けることもできるので、不在中に子供が帰ってきても対応可能。また、親機に住宅用火災警報器などを接続すれば警報も受信できます。防犯性能を重視する方におすすめのテレビドアホンです。

アイホン(aiphone) ROCOタッチ7 カラーテレビドアホン KG-88

約115万画素の7型ワイド大画面を採用したアイホンのカラーテレビドアホンです。鮮明な画像が大きな画面で確認できます。170°の超広角カメラを装備しているので、玄関先のほとんどの範囲をカバーして安心です。

タッチパネル式で操作もラクラク。ワイドとズームの切り替えも、拡大したいところをタッチするだけの簡単操作です。コンパクトなモニター子機は2.4型TFTカラー液晶を採用。シンプルなボタン操作で、子機でもワイドとズームの切り替えが可能です。親機からの通達距離は見通し100mと長いのもメリット。

カメラ付玄関子機・センサーライトカメラも合計4台まで増設できます。さらに、電気錠システムも2箇所まで対応可能。玄関先を広く見通したい方におすすめのインターホンです。