2000年には500億円ほどの市場規模であったインターホンやドアホン。インターホン工業会調べでは、2017年には約990億円にまで成長しており、ラインナップも豊富です。特に、テレビ付きインターホンは700億円以上と主流。音声だけでなく画像で訪問者を確認できて安心です。また、多くのモデルは録画にも対応するなど、ますますセキュリティ性能が向上しています。

そこで、今回はインターホンやドアホンの選び方とおすすめのメーカーとモデルをご紹介。自宅のセキュリティアップのためにぜひチェックしてみてください。

インターホンの選び方

インターホンの種類をチェック

呼び出しと通話のみに対応「シンプルタイプ」

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チャイムなどによる呼び出しと通話機能だけのシンプルなインターホンです。親機はハンズフリーで通話できるタイプと受話器を利用するタイプがあります。

構造がシンプルなので比較的簡単に設置できるのが魅力。2000円ほどの製品もあり、価格が安いのもメリットです。ただし、相手の姿を確認できないので、防犯という観点から考えると不安があります。

モニターで訪問者の顔を確認できる「テレビタイプ」

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玄関に設置する子機にカメラが搭載されているインターホンです。室内から訪問者や外の様子が確認できるので安心。カラー映像のタイプが主流となっています。多くのモデルで、周囲が暗くなってもLED照明が点灯して外の様子を確認可能です。

動画や静止画として録画できる製品も数多くラインナップ。録画した映像は内蔵メモリやSDカードに保存可能です。

また、スマホと連動して外出先からスマホで映像を確認したり、訪問者と通話できたりする高機能なモデルも登場しています。外出することが多い方におすすめの機能です。

配線不要の「ワイヤレスタイプ」

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これまで、玄関にインターホンを設置する場合やインターホンの交換時には、基本的には電気・配線工事が必要でした。しかし、近年になりインターホンやドアホンの技術開発が進み、「ワイヤレスインターホン」が発売され、呼び出し音のみのものから、通話のできるシンプルタイプ、カメラで映像を確認できる高性能なテレビタイプも発売されています。

テレビタイプのものは安価とはいえないものの、交換が簡単なので誰でも使いやすいことがメリットです。配線工事が一切不要なので好きな場所にインターホンが設置できることも魅力。場合によっては設置する場所や条件によって通信が不安定になることがあるので、取り付け前に確認することが大切です。

給電方式をチェック

コンセントから給電する「電源コード式」

「電源コード式」はコンセントから電源を供給するタイプです。一般的に、室内に設置する親機をコンセントに接続し、親機からの配線で玄関側に設置する子機へ電力を供給します。

ワイヤレスタイプのものであれば、室内の親機のみコンセントに接続し、玄関側の子機は電池で駆動するものが多いことが特徴です。電源コード式は一度接続してしまえば、コンセントから安定して電力を取れるので、電池交換などの心配がないのも大きなメリット。

しかしながら、親機の設置場所が限定されるので、事前に必ず配線の確認が必要です。加えて、コンセントから親機まで配線が伸びるので、インターホンの周りをスッキリとさせたい方は事前に配線を確認しましょう。

乾電池による簡単給電「電池式」

乾電池から電力を供給するものが「電池式」です。本体に直接乾電池を取り付けるため、コンセントなど電源を確保する場所を選ぶ必要がなく、どこでも簡単に設置できる手軽さが魅力。

親機・子機ともに、乾電池式のものはチャイムや音声のみの簡易的なものが一般的です。また、来客時に電池切れでインターホンが使えなくなるのを防ぐためにも、定期的に電池交換をする必要があります。

電源に直接配線する「電源直結式」

電源直結式は、電気工事を行って壁の中に電源線を配線し、その電源線を本体に接続して設置するため、本体に電源コードがないタイプです。設置には電気工事技師の資格が必要となりますので、一般的には業者に取り付けを依頼する必要があります。

配線を直接壁の中から引くため、コンセントまで電源コードを引く必要がなく、本体周りをスッキリと見せることが可能です。機種によっては、電源コード式のものからコードを取り外すことができ、電源直結式に交換できるものもあります。

コンセントから電源を取る電源コード式に比べ、設置までの手間はかかりますが、インターホンは一度設置すれば長く使用するものなので、見た目の配線が気になる方はスマートな電源直結式を選択するのがおすすめです。

セキュリティ機能をチェック

広い範囲を映し出せる「広角カメラ」

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テレビタイプのインターホンは、玄関に設置する子機にカメラが搭載されています。カメラは広い範囲を見通すことができる広角レンズが採用されているのが一般的です。

製品によっては左右170°と、ほとんど真横まで見通せる超広角カメラを装備しているモノもあります。玄関先が広い住宅の場合は広角タイプを選ぶと安心。また、ズームと広角を簡単に切り替えられるモデルは、周囲の状況や訪問者の顔・様子を必要に応じて確認でき便利です。

留守中に誰が来たか確認できる「自動録画機能」

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テレビタイプには、静止画または動画で映像を録画できるタイプもラインナップしています。空き巣などの被害にあった時に、画像が残っていると証拠となって、犯人逮捕に繋がる可能性もあるため安心です。

画像は内部メモリやSDカードに保存可能。多くのモデルで、訪問者が来た時に自動的に録画が開始されます。

夜間でもハッキリ映る「LEDライト機能」

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テレビタイプインターホンには、玄関側の子機にLEDライトが搭載されているモデルもあります。夜間でも来訪者をモニターに映し出すことが可能で、不審者に対しても抑止力になり、防犯対策にも有効です。

明るさ重視で選ぶのであれば、白色系のLEDが搭載されているものがおすすめ。暗闇でもカラーで来訪者を映し出せるので、よりはっきりとした映像で来訪者の確認が可能です。また、来訪者にとって眩しすぎないように配慮したオレンジ系の電球色を搭載したものもあります。また、明るさを重視するなら迷わずLEDライトを選びましょう。

ワイヤレス子機の有無をチェック

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インターホンによっては、親機で玄関の映像や音声を確認できるだけでなく、子機を増設したり、持ち運び可能にできたりするものがあります。ワイヤレス子機があれば、来客時に親機の場所まで行かずとも来客者への対応が可能です。携帯さえしていれば、家事の途中でもその場でインターホンを受けることができるので、慌てずに来客対応ができます。

また、普段親機がある場所以外で過ごす時間が多い方にもおすすめです。戸建なら玄関のある1階に親機を設置し、2階にワイヤレス子機を設置しておくと、来客者に気が付かないということも少なくなります。家中どこでも来客対応が可能なワイヤレス子機は部屋数や家族が多い家庭には特におすすめなので、子機が付属しているか、また増設可能かどうかは購入前にチェックしておきましょう。

機能をチェック

両手がふさがっていても話せる「ハンズフリー機能」

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インターホンには「ハンズフリータイプ」と「受話器タイプ」がありますが、見た目をスッキリさせたい方や、両手がふさがっていてインターホンに出られないことが心配という方には、「ハンズフリータイプ」がおすすめです。操作も簡単で、来客時にワンタッチで対応でき、手離し状態で通話することができます。家事や育児で手が離せないとき、多少であれば親機から離れても通話できることもメリットです。

しかし、ハンズフリータイプは同時通話ができないものが多く、交互に話さないと声が途切れてしまいます。音を感知して自動的に通話を切り替えるモデルもあるので、家の中の音(犬の鳴き声や喋り声)を拾ってしまい、来客が名乗ってもプツプツ切れて聞こえないことがあるので、注意が必要です。

雨が当たる場合は「防水機能」を確認

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玄関に設置して長く使用する玄関子機は、防水性能も確認しておくと安心です。防水性能は「JIS規格」や国際電気標準会議の「IEC規格」で定められています。

多くのモデルは「IPX4」以上に対応。4等級は、あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない「防沫形」です。玄関先で雨などがあたっても問題なく使用できます。

スマートフォンで応答できる「スマホ連動機能」

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画像や音声をスマホに送信できるインターホンであれば、スマホを通して訪問者に応対することも可能。外出先でも応対できるので、訪問者が多くて、外出することも多いという方におすすめのモデルです。スマホを子機代わりに使用することもできるので、在宅時でも活躍します。

また、インターホンに火災警報器などを連動させ、通知をスマホに送信することが可能なモデルであれば、外出先でも自宅の異常事態を早めに知ることができて安心です。

インターホンのおすすめメーカー

パナソニック(Panasonic)

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日本を代表する総合家電メーカー「パナソニック」は1918年に創業。約500社のグループ企業があり、総合力の高さが強みです。

インターホンやドアホンのジャンルでは、戸建住宅を中心にトップのシェアを誇ります。商品のラインナップが豊富で価格帯が広いので、予算と用途に応じて幅広い製品から選べるのがメリットです。

パナソニックはインターホンやドアホンだけでなく、屋外センサーライトや窓開閉センサー、ファックスなどをワイヤレスで繋げて防犯性を高めた「ホームセーフティー」を展開。自宅のセキュリティを考える時には、まずチェックしておきたいメーカーです。

アイホン(aiphone)

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「アイホン」は1948年に設立された住宅設備機器メーカーです。インターホンやドアホンを中心に製造、販売しています。戸建て住宅をはじめマンション、オフィスや学校のセキュリティシステムのメンテナンスも行っており、インターホン・ドアホン分野ではパナソニックと並んで2強と言われるメーカーです。

また、医療機関や介護施設などのナースコールや緊急通報システムなど幅広く事業展開しています。インターホンやドアホンの専業メーカーとして防犯性の高い製品がラインナップしているおすすめのメーカーです。

インターホン・ドアホンのおすすめモデル|シンプルタイプ

アイホン(aiphone) 乾電池式ドアホン デミトーク TCS-MHP

通話の開始・終了がわかりやすく、高齢の方にも使いやすい受話器式です。親機・子機の同時通話が可能で、会話が途切れる心配もありません。電源コンセントがなくても設置できる「乾電池式」なので、設置する場所も自由です。室内の親機に乾電池をセットして、子機と配線を繋ぐだけですぐに使えます。

電池寿命がわかるインジケーターが付いているので電池交換の時期もわかりやすく、価格も3000円程度とお手頃なので、仕事関係の事務所使用や、賃貸での交換用などで人気が根強い商品です。

アイホン(aiphone) ハンズフリードアホン WAS-1A

手ばなし通話ができる「ハンズフリー」のドアホン。ワンタッチで通話を受けることができ、操作も簡単です。親機・子機の同時通話はできませんが、「送話表示灯」が付いているので、どちらが送話状態か一目でわかります。

電源は室内コンセントに差し込む電源コード式で、親機・子機の端子に配線を繋ぐだけなので、取り付けも簡単。親機の増設ができるため、部屋数の多いご家庭にもおすすめですが、室内同士での呼び出しや通話はできません。

インターホン・ドアホンのおすすめモデル|テレビタイプ

パナソニック(Panasonic) テレビドアホン VL-SZ25K

現在パナソニックから発売されているテレビドアホンの中で、もっともシンプルな機種です。カメラ玄関子機の映像を、室内モニターで確認しながらハンズフリーで来客者対応が可能。留守でも画像を自動で録画し、画像として静止画を30件まで保存できる録画機能を搭載しているので、後から来客者を確認することもできます。

室内モニターはもう1台増設することができるので、戸建ての家の場合などは2階に設置して来客応対することも可能。増設したモニター同士で室内通話もでき、家族間の通話にも便利です。モニター画面表示(赤点灯)と通知音で知らせてくれる「住宅用火災警報器連動」や、親機から離れた場所で呼出音を鳴らせる「呼出音増設用スピーカー接続」など、機能も充実しています。

パナソニック(Panasonic) ワイヤレスモニター子機付テレビドアホン どこでもドアホン VL-SWD303KL

玄関の子機に広角レンズを搭載しており、ワイドな撮影画角で来客者とその周辺まで確認できます。LEDライト搭載で、夜間でも約50cm先までカラーで映し出すことや、別売りのSDカードを購入すれば来客者の動画を録画することもできるので、防犯面でも安心です。

ワイヤレスモニター子機がついているので、家中どこでも来客対応が可能で最大6台まで増設できます。室内通話機能で個別呼出にも対応しているので、家族間通話にも便利。また、子機ごとに呼び出しチャイム音を変えられるので、二世帯対応も可能です。

ほかにも、屋外ワイヤレスカメラや火災警報器、玄関の電子錠との連動など、安心安全な機能が充実。スマートなデザインは賃貸やマンション住まいの方にもよく合い、十分なインターホン機能と家族の安心を支える機能が充実している人気機種です。

パナソニック(Panasonic) ワイヤレスモニター付テレビドアホン3-7タイプ 「外でもドアホン」 VL-SWH705KS

パナソニックの「どこでもドアホン」の基本機能に加えて、スマートフォンを使用して外出先でも来客対応ができる最新モデルです。モニター親機を無線LANでインターネットにつなぐだけで、外出先でもスマートフォンで来客対応が可能。映像と音声でリアルタイムに応対できるので、自宅を留守にしていても来客者とやりとりすることができます。不在中の来客応対に限らず、子どもの帰宅確認や宅配業者とのやりとりに大変便利です。

親機モニターは業界初のデジタルクリア信号処理で、高精細な映像で確認できます。大画面で操作もわかりやすいため、誰でも安心して使用できるのもポイント。モニター付ワイヤレス子機で来客応対が可能なので、面倒な配線工事も不要です。子機を合計6台まで増設できるので、部屋数や家族が多くても対応できます。

アイホン(aiphone) テレビドアホン ROCO タッチ7 WJ-45

タッチパネル式の7型ワイド画面で見やすく操作性も抜群。拡張が可能なので二世帯住宅にも対応しており、さらに高い防犯性を備えた安心・便利に暮らせるための機能が充実しているモデルです。モニター付きワイヤレス子機を使えば、家中どこにいてもスムーズで安定した映像と通話で来客対応ができます。

また、建物が別の場合や、同じ建物でも生活空間が完全に分離した「完全独立二世帯」にも対応しているのが特徴。「自動転送機能」で、玄関子機からの呼出を他世帯へ転送することができ、留守の時も安心です。

さらに個別呼出機能や一斉呼出機能があり、自世帯のみに限らず他世帯との連携が可能。玄関の錠の解錠機能や、火災報知機能など緊急管理機器との連動も可能となっています。室内モニターで外の様子を確認することができるので、防犯対策としても嬉しい機能です。

インターホン・ドアホンのおすすめモデル|ワイヤレスタイプ

パナソニック(Panasonic) モニター壁掛け式ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30

本モデルはモニター親機とワイヤレス玄関子機が無線接続で使用できるため、配線工事が不要で誰でも簡単に設置できます。さらにモニター親機は電源コード式で、玄関子機は電池式。見た目もスマートで場所を選ばずどこでも設置が可能です。100万画素の高画質で、高齢の方からも支持の高いモデル。映像が鮮明かつ広角なので防犯面でも安心です。

DECT準拠方式という電波干渉が少ない方法で接続しているため、通信が途切れるストレスも少なく、通常のドアホンと同様の使用感で利用できます。玄関カメラには左右約100°が確認できる広角レンズを採用しており、室内モニター機の液晶画面も3.5型なので、死角を減らし玄関周りをしっかりと確認可能です。

さらに、無線LANによるインターネット接続にも対応しており、モニター機とワイヤレス玄関子機をホームユニットに接続することで、外出先でもスマホで来訪者に応対ができます。

アイホン(aiphone) ワイヤレステレビドアホン WL-11

ワイヤレスなので配線工事が不要で、自由に好きな場所へ玄関子機を設置することが可能です。さらに室内に設置するモニター付親機は持ち運びが可能なので、家中好きなところで来客対応ができます。

「逆光で映像が見にくい」といった場合にも、「みやすさ」ボタンで映像を自動で見やすく補正してくれます。親機は充電式なので、普段は専用の充電台において使用でき、充電台もコンパクトなので置き場所を選びません。

また、玄関子機のカメラは周りを広く見渡せる広角カメラを採用しており、左右画角約110°のワイド画面でしっかりと確認できます。子機はシルバーカラーで高級感があり、どんな外構にもマッチするデザイン。単3形乾電池6本で約24か月間可能と長寿命のため取り換えの手間が少なく、経済的にもおすすめです。

ちなみに電池残量が少なくなると親機にメッセージが表示され、お知らせ表示灯が赤点滅して電池交換のタイミングを教えてくれるなど、かゆいところに手が届くような便利な機能が搭載されています。