オフィスの機密情報を守り、大量の書類を効率的に処理する「業務用シュレッダー」。情報漏洩対策に役立つのがポイントです。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、業務用シュレッダーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 業務用シュレッダーと家庭用シュレッダーの違い
- 業務用シュレッダーの価格相場
- 業務用シュレッダーの選び方
- 業務用シュレッダーのおすすめメーカー
- 業務用シュレッダーのおすすめ
- 業務用シュレッダーの売れ筋ランキングをチェック
業務用シュレッダーと家庭用シュレッダーの違い

業務用シュレッダーと家庭用シュレッダーには大きな違いがあります。業務用シュレッダーは大量の書類を効率的に処理できるよう設計されており、同時細断枚数が家庭用より多いのが一般的。また、連続使用時間も長いのが魅力です。
業務シュレッダーは、カット方式にパワークロスカットやマイクロカットなどを採用し、機密情報の漏洩リスクを低減できるのも長所。さらに、オートフィード機能やフロントオープン機構など、作業効率を向上させる機能も充実しています。
一方、家庭用シュレッダーは小型で少量の同時細断に対応し、連続使用時間も短めです。オフィスで大量の書類を処理する必要がある方や、セキュリティレベルの高い細断が必要な方は、業務用シュレッダーを選びましょう。家庭での少量使用であれば、家庭用シュレッダーで十分対応できます。
業務用シュレッダーの価格相場

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業務用シュレッダーの価格相場は性能や機能によって大きく変動するのが特徴。一般的な業務用シュレッダーは2万円台から4万円台で購入できるモデルが多く、基本的な機能を備えたコストパフォーマンスの高い製品がこの価格帯に集中しています。
価格差の主な要因は、細断方式や同時細断枚数、追加機能の有無などです。高性能なマイクロクロスカット方式や、オートフィード機能を搭載したモデルは価格が高い傾向があります。特に大容量で高セキュリティな製品は、20万円を超えるモノもあるため、必要な機能と予算のバランスを考慮して選びましょう。
業務用シュレッダーの選び方
細断サイズをチェック
マイクロカット

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マイクロカットは、紙を小さく細断するシュレッダーのカット方式です。2mm程度に裁断されるため、裁断後の書類から情報を読み取れないのがポイント。高度なセキュリティ対策が求められる場面で効果を発揮します。個人情報や機密情報を多く扱う部署、法務・人事・経理などの重要書類を処理する部門におすすめです。
細かい裁断によりゴミの容量も減らせます。ただし、マイクロカットを採用したモデルは価格が高めなのが難点です。
クロスカット

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クロスカットは、縦と横の両方向から紙を裁断する方式で、細断サイズは一般的に幅3〜5mm、長さ10〜50mm程度。ストレートカットよりも高いセキュリティ性を持ちながらマイクロカットほどの細かさはないため、ストレートカットとマイクロカットの中間に位置する細断方式です。
一般的なオフィスでの使用に適しているのがポイント。社内文書や一般的な書類の処理をしたい方におすすめです。
細断速度をチェック

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細断速度は、一般的に◯m/分と示されており、シュレッダーが紙を裁断する速度を表しています。細断速度の数値が高いほど、1回あたりの細断時間が短くなるのがポイント。大量の書類を定期的に処理する部署では、細断速度に優れた高速モデルを選ぶのがおすすめです。また、細断時の待ち時間を減らしたい方にも適しています。
対応用紙・対応メディアをチェック

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業務用シュレッダーは対応可能な用紙サイズやメディアの種類が豊富です。基本的にA4サイズ対応が一般的ですが、なかにはA3サイズ対応モデルもあります。また、CD/DVDやクレジットカードなどのプラスチックメディアに対応した製品もラインナップしているため、ぜひチェックしてみてください。
対応メディアの選択は、オフィスで廃棄する媒体の種類によって決めるのがポイントです。紙だけでなくデジタルメディアも処分する必要がある場合は、複数メディアに対応したモデルが便利です。カード類も頻繁に処分するなら、カード専用投入口があるモデルを選びましょう。
同時細断枚数をチェック

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同時細断枚数とは、一度に裁断できる紙の最大枚数を指します。業務用シュレッダーでは一般的に20枚前後の同時細断が可能で、高性能モデルでは30枚以上処理できるモノも。この数値が大きいほど、短時間で大量の書類を処理できるため、作業効率が向上します。
同時細断枚数は使用環境や頻度によって適切な値が異なります。大規模オフィスや書類処理が多い部門では、20枚以上の同時細断が可能なモデルがおすすめです。
ただし、細断枚数が多いモデルはその分価格も高くなるため、実際の使用状況を考慮して選びましょう。
連続使用時間をチェック

連続使用時間とは、シュレッダーを休ませることなく継続して使用できる時間のことです。業務用シュレッダーでは一般的に、オートフィードタイプは20~60分、手差しタイプは30~90分の連続使用が目安。連続使用時間を超えると自動的に停止するか、クールダウン時間が必要になります。
業務量が多いオフィスでは、連続使用時間が長いモデルを選ぶのがおすすめ。短い連続使用時間のシュレッダーでは、大量の書類処理中に頻繁に休止が必要となり、業務効率が低下します。特に一度に多くの書類を処理する場面では、連続使用時間が長いモデルを選ぶのがおすすめです。
効率的な業務を実現するためにも、使用頻度や量に合わせた連続使用時間を検討しましょう。
ゴミ箱の容量をチェック

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ゴミ箱の容量は、シュレッダーの使いやすさを左右する重要な要素です。業務用シュレッダーは一般的に、20L程度の小型モデルや20~35L程度の中型モデル、50L以上の大型モデルを展開。容量が大きいほど、ゴミを捨てる頻度が減り、作業の中断が少なくなります。
適切なゴミ箱容量は、オフィスの規模や処理する書類の量によって異なります。大規模オフィスや書類を頻繁に処理する部署には大容量モデルがおすすめです。
静音性をチェック

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静音性は、オフィス環境の快適さを保つうえで重要なポイントです。業務用シュレッダーの一般的な騒音レベルは60dB程度ですが、なかには50dB程度の低騒音を実現したモノがラインナップしています。
オープンオフィスや静かな環境が求められる場所では、静音性が優れたモデルがおすすめ。打ち合わせや電話応対が多いエリアに音が大きめのシュレッダーを設置してしまうと、騒音が業務の妨げになる可能性があります。設置場所と使用頻度を考慮して、適切な静音性のシュレッダーを選びましょう。
あると便利な機能をチェック
自動で紙を裁断してくれるオートフィード機能

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オートフィード機能とは、専用トレイに紙をセットするだけで自動的に細断してくれる便利な機能です。100枚程度の用紙を一度にセットできるモノが多いのが特徴。用紙をセットしたら、シュレッダーが自動的に1枚ずつ取り込んで細断します。
その都度、手差しする手間を省けるため、大量の書類を定期的に処理するオフィスでの使用にぴったり。業務効率化を図りたい方にも適しています。
簡単に紙詰まりを解消するリバース機能

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リバース機能とは、シュレッダーのカッターを逆回転させて紙詰まりを解消する機能です。紙詰まりが発生した際に専用ボタンを押すだけで、詰まった紙を取り出しやすくしてくれます。トラブル発生時の対応を簡単にしてくれる便利な機能です。
大量の書類を処理するオフィスでは紙詰まりが発生する可能性もあるため、リバース機能が付いているモデルを選ぶのが安心です。
針を外す手間が省ける書類とじ器対応

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書類とじ器対応とは、書類とじ器の針が付いたままの書類を細断できる機能です。書類とじ器に対応していないシュレッダーに金属製の針を入れると故障の原因になりますが、ホッチキス対応のモデルでは、針を外す手間なく書類を処理できます。
効率的な書類処理に役立つのがメリット。書類とじ器でとめた書類一つひとつの針を外す作業を軽減できます。クリップに対応したモデルもあるため、幅広い書類をスムーズに処理したい方はチェックしてみてください。
業務用シュレッダーのおすすめメーカー
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

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アイリスオーヤマは、1971年に設立した生活用品の企画・製造・販売を行う日本の大手メーカーです。家電製品からLED照明、インテリア用品、ペット用品まで多岐にわたる製品を幅広く展開しています。ユーザーのニーズに応える製品開発に力を入れているのが特徴です。
業務用シュレッダーにおいては、マイクロクロスカット・クロスカットを採用したモデルを豊富にラインナップ。ホチキスやCDに対応した便利なモデルもあります。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY)

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サンワサプライは、1951年に創業したパソコン周辺機器やオフィス家具などを企画開発するメーカーです。製品ラインナップが多く、デジタル家電やIoT製品など幅広い分野でジャンルを手掛けています。
業務用シュレッダーも豊富に展開。静音設計のモデルも多いため、静音性のある業務用シュレッダーを探している方に適しています。
明光商会

明光商会は、日本初のシュレッダー製造販売を1960年に開始し、オフィスシュレッダーの国内シェアを多く占めるリーディングカンパニーです。長年培ってきた技術と開発力で、オフィスのセキュリティソリューションを提供しています。
業務用シュレッダーには、優れた細断能力と耐久性を備えたパワーモデルなどをラインナップ。特殊鋼カッターを採用し大量細断を実現します。非常停止スイッチ・グラデーションランプなど便利な機能を搭載したモノも豊富。高機能なモデルを探している方におすすめです。
ナカバヤシ(Nakabayashi)

ナカバヤシは、ビジネスプロセスソリューション事業・エネルギー事業など幅広い分野で事業を展開するメーカーです。企業向け製品から個人向け製品まで多様な製品を提供しています。
業務用シュレッダーにおいては、耐久性が高い製品などをラインナップ。刃と軸の一体構造のカッターユニットを搭載した上位モデルは長寿命を実現しています。
業務用シュレッダーのおすすめ
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) オフィスシュレッダー OF16J
一度に最大16枚の書類を細断できるハイパワーな業務用シュレッダー。クロスカット方式で書類を約4×34mmの細かさに裁断し、重要な個人情報や機密書類の廃棄に高いセキュリティ性を発揮します。書類とじ器の針を外す手間なく細断できるのも嬉しいポイントです。
紙詰まり防止のオートリバース機能や刃の清掃を自動化するオートクリーニング機能を搭載し、メンテナンスの手間を軽減可能。CD/DVD/プラスチックカードにも対応し、約23Lの大容量ダストボックスで頻繁なゴミ捨てが不要なため、オフィスでの日常使いにおすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) オートフィードシュレッダー AFS150HC-H
紙の束を一度にまとめて細断できる便利なオートフィードシュレッダー。最大150枚のA4用紙を自動で細断できるため、大量の書類処理を効率的に行えます。4×10mmのクロスカット方式を採用しており、個人情報が読み取られにくいよう細かく裁断するのが特徴です。
静音設計でオフィス内でも気軽に使用可能。CD・DVD・カードなども細断でき、幅広い媒体に対応します。スイングアームの搭載により、ダストボックスに溜まった紙クズを均等にならせるのがポイント。大量の書類処理が必要なオフィスや、個人情報を含む書類の廃棄に配慮したい方におすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) オートフィードシュレッダーAFSB60C
紙をセットするだけで自動的に細断するオートフィードシュレッダー。最大60枚のA4コピー用紙を一度にセットでき、紙を細かく裁断するクロスカット方式を採用しています。手差し細断にも対応しており、9枚までの同時細断が可能なため、使用シーンに合わせて使い分けられます。
オートクリーニング機能がカッターの汚れを落とし、紙詰まりを自動で解消するオートリバース機能も搭載。約18.5Lの大容量ダストボックスで細断したゴミがたっぷり入るため、ゴミ袋の消費を抑えられます。キャスター付きで移動がしやすいのもポイントです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) 電動シュレッダー 400-PSD034
高性能でオフィスから家庭まで活躍するクロスカットシュレッダー。A4用紙を最大18枚同時に細断でき、4×37mmの細かいクロスカットでセキュリティ面も安心です。連続稼働時間は約20分と長く、書類とじ器の針も外さずに処理できるため、効率的な書類処理が可能です。
ダストボックスは約30Lの大容量で、窓付きなので中身の確認も簡単。DVDやCDも細断でき、専用ボックスに自動分別される便利な設計です。モーターの温度上昇時に点灯するオーバーヒートLEDも搭載しています。
明光商会(Meiko Shokai) オフィスシュレッダー MSE-17C
オフィスの書類処理を効率化する高性能シュレッダー。最大17枚の紙を一度に細断でき、約4×40mmのクロスカット方式で情報漏洩対策にも配慮しています。幅384mmのコンパクトボディに26.5Lの大容量くず箱を備え、キャスター付きで移動もスムーズです。
オートスタートやオートストップ機能により、紙の投入だけで細断が始まる手軽さが魅力。書類とじ器やクリップも一緒に細断できるため、事前に外す手間が省けます。
さらに、くず箱の量が一目でわかるLEDブルーライトを搭載しており、定期的な書類処理が必要なオフィスや店舗におすすめです。
明光商会(Meiko Shokai) オフィスシュレッダー MSE-14MC
用紙を細かく裁断するワンカットクロスカッター採用のオフィスシュレッダー。約2×12mmのチップ状に細断するため、機密性が高く収容効率もアップします。また、LEDブルーライトでくず箱の容量を外から確認できるため、メンテナンスの手間も軽減できます。
本体サイズW384×D256×H600mmとコンパクトでありながら、A4用紙を最大14枚同時に細断可能。15分間の連続運転にも対応し、重量わずか約14kgと軽量設計です。
ナカバヤシ(Nakabayashi) パーソナルシュレッダ NSE-515
長時間連続使用できるパワフル設計のクロスカットシュレッダー。約30分間の連続運転が可能で、A4用紙を最大18枚同時に細断できるため、大量の書類処理も効率的に進めることが可能です。紙は約4×35mmの細かさでカットされます。
CDやカードも4分割に細断でき、さまざまなメディアの処理に対応。オートスタート&ストップ機能や過熱防止機能、過負荷時自動逆転機能を搭載しており、安心して使用できます。約21Lの大容量ダストボックスを備えているため、オフィスでの日常的な情報管理におすすめです。
ヒューレット・パッカード(HP) シュレッダー W2312CC-J3
重要書類をしっかり細断するクロスカット方式のシュレッダー。A4用紙を一度に12枚まで細断でき、4×35mmの細かさに細断します。紙詰まりを感知すると自動で逆回転するオートリバース機能を搭載し、使用中のトラブル対策にも便利です。
23Lの大容量ダストボックスは約280枚分の紙を収納可能。銀行カードも細断できます。
フェローズ(Fellowes) デスクサイドシュレッダー 310MC
高いセキュリティを実現するマイクロカットシュレッダー。2×12mmの極小サイズに裁断するため、個人情報や機密書類の処理にぴったりです。空冷ファン搭載により最大約30分の連続使用ができ、デスクサイドに置きやすいコンパクト設計も魅力です。
A4サイズの紙を最大15枚同時に細断でき、紙類だけでなくカード類やCD/DVDも処理できます。バランスシート・戦略文書などの処理にぴったりです。
GBC オートフィードシュレッダクロス 300AFX
大量書類を自動で細断するオートフィードシュレッダー。最大300枚のA4用紙を一度にセットでき、細断作業中に席を離れてほかの業務に取り組めるため、オフィス作業の効率化に役立ちます。4桁のパスワードロックでセキュリティ面も安心です。
4×28mmのクロスカット方式を採用しており、重要書類も細かく裁断して情報漏洩リスクを低減します。さらに、60Lの大容量ゴミ箱を備えているため、頻繁なゴミ捨てが不要。大量の書類処理が必要なオフィスや部署におすすめです。
業務用シュレッダーの売れ筋ランキングをチェック
業務用シュレッダーのランキングをチェックしたい方はこちら。
業務用シュレッダーは、細断方式や処理能力、連続使用時間などがモデルによりさまざまです。セキュリティレベルはもちろん、オフィスの規模や使用頻度に合ったモノを選ぶことが大切。本記事では、代表的なモデルの特徴や選び方のコツを解説します。ぜひ、オフィスにぴったりな1台を見つける参考にしてみてください。