オンライン配信を快適に行うための「配信用PC」。ゲーム実況やトーク配信など、用途に応じた性能が求められる重要な機材です。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、配信用PCのおすすめをご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 配信用PCとは?
- 配信用PCの選び方
- 配信用PCのおすすめメーカー
- 配信用PCのおすすめ|〜15万円
- 配信用PCのおすすめ|15〜25万円
- 配信用PCのおすすめ|25万円以上
- 配信用マイクのおすすめもチェック
- ゲーム配信の始め方
配信用PCとは?

By: mouse-jp.co.jp
配信用PCとは、ゲーム実況や動画配信などに適した高性能PCのことです。一般的なPCと異なり、ゲームプレイと同時に配信をするという負荷の高い処理を行うための性能が求められます。
CPUやメモリ、グラフィックボードなどのスペックをチェックするのがおすすめ。また、デスクトップ型やノート型など、PC自体の種類によっても使い勝手が異なるので、確認してみてください。
配信用PCの選び方
スペックをチェック
CPU

配信用PCのCPUは処理能力の要となるパーツ。配信中はゲームの実行と映像のエンコードを同時に行うため、高性能なCPUが求められます。安定した配信を実現するには、コア数とスレッド数の多いモデルを選ぶのがおすすめです。
高画質で配信したい場合は、Intel Core i9シリーズやAMD Ryzen 9シリーズなどの上位モデルがぴったり。しかし、高性能になるほど価格が上がる傾向があるので、予算に応じて検討してみてください。
メモリ

メモリは、同時に複数のソフトを動かすための作業領域として機能します。配信ではゲームソフトや、配信ソフトなどのアプリケーションを同時に使用するので、十分な容量が必要です。容量が不足すると動作が不安定になり、配信の品質に影響します。
配信用PCは、最低でも16GB以上のメモリを搭載しているモデルがおすすめ。余裕をもって32GBあれば、高画質ゲームの配信も比較的快適に行えます。
ストレージ

各種ソフトウェアの起動速度や、データの書き込み速度に影響するパーツがストレージ。現在主流の種類は「NVMe SSD」で、従来のHDDと比較して読み書き速度が速く、配信時の負荷を軽減できます。
ストレージの容量もチェック。多くのゲームやソフトウェアをインストールしたい場合は、容量が1TB以上のモノがおすすめです。また、後から容量の追加ができる拡張性に優れているかどうかも配慮してみてください。価格と性能のバランスを考慮しつつ、読み書き速度の速いモデルを選びましょう。
グラフィックボード

グラフィックボード(GPU)は、ゲーム映像の処理だけでなく、エンコード機能も担うための重要なパーツです。グラフィックボードの性能が優れていれば、CPUの負荷を軽減しながら高画質な配信を行えます。
とくに、高画質のゲームで安定した配信を行いたい場合は、NVIDIA GeForce RTX 4070以上のモデルがおすすめ。なお、RTXシリーズに搭載されているNVENCエンコーダは配信に適しており、配信用のPCとして優れた性能を発揮します。
デスクトップ型かノート型かどうか

By: dospara.co.jp
配信用PCを選ぶ場合、デスクトップ型かノート型かどうかを検討するのも大切。デスクトップ型はパーツを自由に組み合わせられる拡張性を有しているのが魅力です。また、同等スペックのノート型と比較するとコストパフォーマンスに優れており、将来的なアップグレードも容易に行えます。
一方、ノート型は持ち運びが可能で、場所を選ばず配信できるのがメリット。さまざまな場所で配信をする場合や、設置スペースに制限がある場合はノート型も選択肢に含めてみてください。
ゲーム機の配信にはキャプチャーボードが必須

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キャプチャーボードは、ゲーム機からの映像信号をPCに取り込むための専用機器。配信をする際は、配信用PCと併せて用意するようにしましょう。
キャプチャーボードを選ぶ際のポイントは、対応解像度とフレームレート。4K配信を視野に入れるなら4K/30fps以上の製品を選んでみてください。
取り付け方法もチェックするのがおすすめ。外付け型はPCに接続するのが簡単なほか、持ち運びやすいのがメリットです。一方、内蔵型はPCIeスロットに直接接続するため、安定性に優れているのが魅力です。
配信用PCのおすすめメーカー
ドスパラ(Dospara)

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ドスパラは、1992年に秋葉原で創業したPCメーカーです。神奈川県綾瀬市の自社工場でBTOパソコンを製造しており、カスタマイズ性に優れたPCを展開。PCパーツや周辺機器も幅広く取り扱っています。
配信用PCとしては「GALLERIA」シリーズが人気で、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広くラインナップ。24時間365日のサポート体制も充実しており、初めて配信に挑戦するユーザーにもおすすめです。
マウスコンピューター(MouseComputer)

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マウスコンピューターは、長野県飯山市に生産工場を持つ国内BTOパソコンメーカーです。受注生産方式を採用しており、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズを行えるのが特徴。3年間の無償保証と24時間365日の電話サポートにより、安心して利用できます。
配信用PCには、ゲーミングブランド「G-Tune」のモデルがおすすめ。高性能CPUと優れたグラフィックス性能を備えているほか、効率的な冷却システムにより安定した配信環境を実現しています。
エイスース(ASUS)

By: asus.com
エイスースは、台湾に本社を置くPCメーカーです。ノートPCから高性能デスクトップまで幅広い製品を展開。高品質なモデルをラインナップしているほか、サポートサービスも充実しています。
ゲーミングブランド「ROG」シリーズが配信用PCにおすすめ。ハイエンドCPUを搭載したモデルも多く、高負荷な配信作業を快適に処理可能です。冷却性能にも優れており、長時間の配信でも安定したパフォーマンスを発揮します。
配信用PCのおすすめ|〜15万円
ドスパラ(Dospara) ガレリア RM5R-R46

フルHDゲームを快適にプレイできる、ミドルクラスのゲーミングデスクトップPC。NVIDIA GeForce RTX 4060グラフィックスを搭載しています。高精細な3Dグラフィックを実現し、ゲームの世界に没入しながら配信できるのが魅力です。
AMD Ryzen 5 4500プロセッサーを搭載し、6コア12スレッドで複数の作業を効率よく処理。最大64GBまでのメモリ拡張にも対応可能です。
500GB NVMe SSDを採用し、データアクセスが素早く行えるのもポイント。幅22cm×奥行44cm×高さ42.5cmのコンパクトボディにより、省スペースで設置できます。
ドスパラ(Dospara) GALLERIA RL7C-R35-5N

Intel Core i7-13620Hプロセッサーと、GeForce RTX 3050を搭載しているゲーミングノートPC。フルHD解像度での3Dゲームプレイを快適に楽しめます。16GBのDDR5メモリと500GBの高速SSDにより、アプリケーションの起動やデータ処理もスムーズです。
165Hzリフレッシュレートに対応した15.6インチフルHD液晶ディスプレイを採用。ゲーム中の映像がなめらかに表示されます。また、RTX 3050グラフィックスにより、リアルなライティング効果や質感表現が楽しめるのも魅力です。
約2.1kgの軽量設計で持ち運びやすいのがポイント。また、HDMI出力や豊富なUSBポートを備えています。
マウスコンピューター(MouseComputer) NEXTGEAR JG-A5G60

高性能グラフィックスを搭載したミニタワー型デスクトップPC。NVIDIA GeForce RTX 4060グラフィックスと16GBデュアルチャネルメモリにより、快適な配信環境を構築できます。
1TB NVMe SSDを標準装備し、システムの起動からゲームのロード時間までスピーディーな速度を実現。また、メモリスロットに空きがあり、拡張性にも配慮された設計になっています。多様な接続端子を備え、さまざまな周辺機器に対応可能です。
パソコン工房 ミニタワーゲーミングPC ILeDEi-M1A6-AR75F-RLSXB

AMD Ryzen 5 7500FとGeForce RTX 4060を搭載した、ミニタワー型のゲーミングPC。6コア12スレッドのCPUと8GB GDDR6メモリ搭載のグラフィックボードにより、フルHD環境でのゲームを快適にプレイしながら配信できます。
高速なDDR5メモリを16GB標準搭載し、マルチタスクの処理能力も良好。NVMe対応の500GB SSDにより、アプリケーションの起動やデータの読み込みもスピーディーです。
本製品は強化ガラスサイドパネルを採用。内部のLEDイルミネーションが映えるスタイリッシュなデザインです。マグネット式ダストフィルターやスイングドア式サイドパネルにより、メンテナンス性にも優れています。
配信用PCのおすすめ|15〜25万円
エイスース(ASUS) ROG Strix G13CHR-514F1T324060T

第14世代インテルCore i5プロセッサーと、GeForce RTX 4060 Tiグラフィックスを搭載したゲーミングPC。32GBの大容量メモリと1TB SSDによる高速な処理能力により、負荷の高い作業もスムーズに楽しめます。メモリは最大64GBまで拡張可能です。
前面と上部に通気孔を備え、効率的なエアフローで冷却性能を向上。また、Wi-Fi 6Eと2.5Gbpsの有線LANに対応し、安定したネットワーク環境も実現できます。
エムエスアイ(MSI) MAG Infinite S3 14NUC5-2069JP
高いパフォーマンスを発揮するデスクトップPC。第14世代Intel Core i5-14400Fプロセッサと、NVIDIA GeForce RTX 4060グラフィックスの組み合わせにより、快適な配信環境を実現します。
DDR5 16GB(8GB×2)メモリと1TB NVMe SSDを標準搭載し、素早い起動が行えるのがポイント。スタイリッシュなデザインと使いやすさを両立した筐体も魅力です。
本体のサイズは幅173.8×高さ446.97×奥行き407.17mm。シックなブラックカラーとLEDライティングにより、おしゃれな雰囲気を演出できます。
レノボ(Lenovo) Legion Tower 5i Gen 8 90UU00JLJM

コンパクトなボディながら高性能なデスクトップPC。スペースを取らない省スペース筐体でありながら、第13世代Intelプロセッサーを搭載しています。デスク周りをすっきり保ちながら、快適な配信環境を実現できるのが魅力です。
メモリの拡張が可能なのもポイント。また、高速SSDを採用しており、複数アプリケーションの同時使用もスムーズです。豊富な接続ポートを備えているので、周辺機器との接続も簡単に行えます。
配信用PCのおすすめ|25万円以上
ドスパラ(Dospara) ガレリア ZA7C-Rxx

動画配信に最適化された高性能ゲーミングPC。Intel Z890 チップセット ATXマザーボードを採用しています。
32GBのDDR5メモリと1TBのGen4 SSDによる高速処理能力を有しているのが特徴。大容量データを扱う編集作業もスムーズに行えます。水冷式のCPUファンを採用しており、冷却性能に優れているのもポイントです。
マウスコンピューター(MouseComputer) G-TUNE DG-A7A8X

AMD Ryzen 7プロセッサーとRadeon RX 7800 XTグラフィックスを搭載した高性能ゲーミングPC。WQHD環境で快適なゲームプレイを楽しめるほか、4K解像度でもハイレベルなパフォーマンスを発揮します。フルHD環境では160FPS超えのなめらかな描画が可能です。
240mmラジエーター搭載の水冷CPUクーラーが熱暴走を防ぎ、長時間でも安定した動作を実現。底面吸気による効率的なエアフロー設計で、冷却性能も優れています。
32GBのDDR5-5600メモリとNVMe Gen4 SSDを標準搭載し、配信時のゲームの読み込み時間を短縮可能。大容量データの処理もスムーズに行えます。
エイスース(ASUS) ROG Zephyrus G16 GA605WV-AI9R4060W

優れたAI処理能力を有しているゲーミングノートPC。AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーと32GBメモリの組み合わせにより、複数タスクも快適に処理します。さらに、RTX 4060 GPUを搭載し、高画質なゲーム配信にも対応可能です。
240Hzの高リフレッシュレートに対応したディスプレイで、なめらかな映像表示を実現。また、本体重量が約1.85kgで持ち運びに便利です。そのほか、多彩な接続端子を備えており、利便性に優れています。
配信用マイクのおすすめもチェック
ロジクール(Logicool) Yeti BM400BK
高音質を実現するUSBコンデンサーマイク。3つの14mmコンデンサーカプセルを搭載し、4種類の指向特性を切り替えられます。20Hz~20kHzの広い周波数特性により、クリアな音声収録を実現するのが魅力です。
マイク本体に3.5mmヘッドフォン出力端子を搭載。さらに、直感的に操作できるコントロール機能を搭載しており、録音中でもスムーズに音量の調節などを行えます。USBケーブル1本で簡単に接続できるのもポイントです。
シュア(SHURE) ポッドキャストマイクロホン MV7+
デュアル出力を備えた配信用マイク。XLR接続とUSB-C接続に対応し、さまざまな環境で使用できます。LEDタッチパネルを搭載しており、タッチすればミュート操作が可能。また、ボイスアイソレーション・テクノロジーにより周囲のノイズを低減します。
オートレベルモードやデジタルポップフィルターなど、強化されたDSP機能が特徴です。リアルタイム・デノイザーにより、クリアな音声を実現します。ポッドキャスト配信はもちろん、ゲーム実況やボーカル録音など幅広いシーンで活躍。高品質な配信を行いたい方におすすめのマイクです。
ゲーム配信の始め方

By: asus.com
ゲーム配信を始めるには、まず配信プラットフォームの選択が重要です。YouTube LiveやTwitchなど各プラットフォームには特徴があるので、自分の目的に合わせて選びましょう。
また、配信用の機材を揃えるのも大切。ゲーム機器やPC、マイク、配信ソフト、キャプチャーボードなどが必要になります。顔出し配信をする場合はWebカメラも検討しましょう。初めての配信では、事前にテスト配信を行い、映像や音声の品質を確認しておくことが大切です。
・ドスパラ 公式HP
・マウスコンピューター 公式HP
・ASUS 公式HP
・HP 公式HP
・レノボ 公式HP
・フロンティア 公式HP
・MSI 公式HP
配信用PCはCPU・GPUの性能や冷却機能など、通常のPCとは異なる観点で選ぶ必要があります。長時間の安定稼働が求められるため、高い処理能力と信頼性のバランスが重要です。予算と配信内容に応じた適切な製品を選んでみてください。