自転車の乗り心地やパフォーマンスに影響する自転車用サドル。自分に合うモノを選ぶことで、長時間のサイクリングで生じるお尻の痛みを軽減する効果が期待できます。製品によって形状やクッション性などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自転車用サドルのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 自転車用サドルでおしりが痛くなる原因
- 自転車用サドルの選び方
- 自転車用サドルのおすすめメーカー
- 自転車用サドルのおすすめ|人気
- 自転車用サドルのおすすめ|おしゃれ
- 自転車用サドルのおすすめ|安い
- 自転車用サドルの売れ筋ランキングをチェック
- 自転車用サドルの交換方法
自転車用サドルでおしりが痛くなる原因

長時間同じ姿勢で自転車に乗っていると、血行不良や圧迫でおしりが痛くなることがあります。また、サドルの高さや前後位置が合っていないと、体重がうまく分散されず痛みの原因になります。また、サドルの幅や形状が自分の座骨の幅とずれていることも痛みの要因のひとつです。自分の体にサドルが合っているか確認しましょう。
自転車用サドルの選び方
座面の形状をチェック
フラットタイプ

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座面が平らな形状が特徴のフラットタイプは、サドルの上で前後にポジションを移動しやすいのがポイントです。走行中に体重移動がスムーズにできるので、長時間のライドでも快適性を保ちやすくなります。
骨盤が立っている方や、前傾姿勢が浅い乗り方をする方に適した形状です。おしりを面で支える構造なので圧力が分散されやすく、股間の痛みを防ぎやすい設計のモノが多く展開されています。ロングライドでの安定感を求める方におすすめです。
湾曲タイプ

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ラウンドタイプとも呼ばれる湾曲タイプは、座面が丸みを帯びているのが特徴です。横から見ると湾曲しており、お尻にフィットしやすいためペダリングが安定します。安定感を重視する方にぴったりの形状です。
骨盤を寝かせて乗る方や、骨盤が前に倒れている乗り方をする方に向いています。お尻がサドル上で固定される感覚があり、安定した走行が可能。ただし、形状によっては圧力が一点に集中し、股間に痛みを感じる場合もあります。
サドルの厚さをチェック

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サドルの厚さはクッション性に直結し、おしりの痛みを和らげる重要な要素です。厚いほどクッション性が高まり、快適な乗り心地が期待できます。素材には低反発素材や人工脂肪ジェル、ウレタンフォームなどが使われているのがポイント。振動吸収や衝撃軽減に優れた素材が、快適なサイクリングをサポートします。
とくにクッション性を重視する方には、肉厚で低反発のタイプが人気です。ただし、サドルが厚すぎるとペダリングの感覚が鈍ることがあるので、自分の乗り方とのバランスを考えて選ぶようにしましょう。
素材をチェック

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サドルの素材は乗り心地やメンテナンスのしやすさを左右します。革製のモノは高級感と耐久性が魅力。一方、PUレザーは耐水性があり、お手入れが簡単なのがポイントです。
長距離走行や快適性を求めるなら、ジェルやフォーム入りのサドルが適しています。ジェルは振動吸収と圧力分散に優れており、フォームは軽量でクッション性が高いのが特徴です。
軽量化を重視するならカーボンを使用したサドルをチェック。高剛性ながら振動吸収性も持ち合わせており、レーシング用途などでよく採用されています。素材ごとの特性を理解し、自分の用途に合ったモノを選ぶことが大切です。
好みのデザインで選ぶ

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サドルは自転車全体の印象を大きく左右するパーツなので、好みのデザインで選ぶことも大切です。なかには、高弾性のカーボンファイバーやマイクロファイバーレザーなど、素材の質感を活かした高級感のあるデザインの製品も見られます。
カラーバリエーションが豊富な製品や、ファッション性を高めた製品もあります。自分の自転車のカラーと合わせたり、アクセントカラーとして取り入れたりするなど、おしゃれにカスタマイズしてみてください。
自転車用サドルのおすすめメーカー
パナソニック(Panasonic)

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パナソニックは、1918年に創業された日本の大手家電メーカーです。生活家電から電動アシスト自転車まで、幅広い製品を手がけています。電動アシスト自転車では「ギュット」シリーズなどで高い人気を有するメーカーです。
自転車用サドルでは、長時間の走行でも疲れにくい「テールアップサドル」などを展開。ほかには、厚めのパッドを採用し柔らかくソフトな乗り心地を実現した「ソフトクッションサドル」もラインナップしています。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)

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ブリヂストンは、1931年に創業されたタイヤで有名な日本の総合メーカー。自転車事業では「ブリヂストンサイクル」として、電動アシスト自転車からシティサイクルまで幅広く展開しています。
自転車用サドルでは、転倒時でも破れにくいツートップ構造を採用したモノなどを展開。また、スプリングカバー搭載で指の挟み込みを防ぐほか、サビにも強い耐久性を備えた製品もあります。
ブルックス(BROOKS)

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ブルックスは、1866年に創業された英国の老舗自転車サドルメーカーです。100年以上の歴史を持ち、有機農場で飼育された牛の革を天然素材で着色したサドルを展開しています。
天然革の特性を活かした独特の乗り心地が魅力です。「B17」などの代表モデルでは、サドルの形状を維持するため穴あけ加工を施しています。熟練職人による手作業の銅鋲打ち込みなど、細部にまでこだわったクラシカルなデザインが特徴です。
自転車用サドルのおすすめ|人気
ブリヂストン(BRIDGESTONE) 直付けサドル スチールフレーム用 SDJ254.A
足つき性の改善に特化したおすすめの自転車用直付けサドル。バネ付きサドルに比べてサドル高を低く設定できるのが特徴です。シートポストには錆びにくいステンレス素材を採用しています。
シートポスト径はφ25.4。ポスト長さは240mmで調整範囲は175mmと幅広く設定可能です。カラーは、BL・BR・DBR・DGの4色展開。足つきに不安を感じている方におすすめのサドルです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) ソフトテリーサドル L515
レトロな鋲がアクセントになったテリータイプのサドル。サイドに配した鋲がクラシカルな雰囲気を演出し、シティサイクルをよりおしゃれに演出できます。大きめサイズで圧力を分散するのが魅力です。
ブラウンとブラックの2色展開で、自転車の外観に合わせて選択可能。街乗りや買い物での快適性を重視する方におすすめのサドルです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) スーパーコンフォートサドルII SQ08
転倒時の破れにくさを実現したツートップ構造を採用したおすすめの自転車サドル。サビや指挟み防止のスプリングカバーを搭載し、安全面に配慮されているのが特徴です。
サイズは約22×25cmで、重量は約870g。素材にはポリウレタンを採用しています。快適な座り心地を求める方におすすめのマウンテンバイクにぴったりのアイテムです。
パナソニック(Panasonic) テールアップサドル NSSS044
お尻をホールドする感覚が得られるおすすめの自転車用サドル。中央部の圧力集中を軽減する形状により、長時間のライドでも痛みを感じにくいのが特徴です。ヒップを包み込む独特の形状で前後のずれを防ぎ、腰の安定感を向上させています。
効率的なペダリングをサポートする構造で、脚の回転時にも圧力分布が変化しにくく、脚力のロスを軽減します。本製品のシートポスト取付部径はФ22.2に対応。ブラック・ブラウンの2色を展開しており、長距離通勤や快適性を重視する方におすすめです。
ブルックス(BROOKS) Cambium C15 Carved All Weather
硬化天然ゴムベースのハンモック構造を採用したおすすめの自転車サドル。中央部に穴あき加工を施す仕様により、不快な圧迫を軽減し、しなやかな座り心地を実現しています。全天候対応のナイロントップカバーを使用し、雨や強い日差しにも対応できるのが特徴です。
ロード・MTB向けに設計された幅140mmのタイプで、前傾姿勢でも快適なライドが可能。耐久性と防水性を兼ね備えており、オールシーズン使用したい方におすすめです。
プロロゴ(prologo) DIMENSION NDR CPC TIROX
パッドを3mm増量したラウンド形状が特徴の自転車用サドル。ショートノーズ設計が圧力を均等に分散するのが特徴です。エアロポジションでも快適なペダリングをサポートする設計の製品です。
自然な骨盤の回転を促し、サドルとの擦れを改善すると謳われているのもポイント。重量212gで、レールには合金鋼の「TiroX」を採用しています。オンロードからオフロードまで、ロングライドにおすすめのモデルです。
自転車用サドルのおすすめ|おしゃれ
ブルックス(BROOKS) CAMBIUM C17
硬化天然ゴムベースのハンモック構造を採用した自転車サドル。レザーサドルのような快適性を備えながら、防水性と高い耐久性を実現しています。幅162mmのワイドな設計を採用。優れた振動吸収性により長時間のライドも快適に行えます。
全天候対応の仕様で雨や汗にも強く、安心して使えるのもポイント。通勤・ツーリングから街乗りまで快適に使いたい方におすすめです。
セラロイヤル(SELLE ROYAL) R.E.MED
オステオパシー理論に基づく3つのゾーン設計で圧力を再分配するおすすめの自転車サドル。アクティブゾーン・サポートゾーン・リカバリーゾーンが連携し、痛みの少ない快適なライディングを実現すると謳われています。メモリーフォーム内蔵のサポートゾーンが衝撃を吸収し、中央の穴と溝が圧力を逃がす構造を採用しています。
ラウンド型フォルムによる広範囲の圧力分散で、長時間のライドにもぴったり。また、豊富なカラー展開も魅力。快適性を重視する方におすすめの自転車サドルです。
野口商会 大型テリーサドル
クラシカルな雰囲気と快適な座り心地を追求した鋲付きサドル。240×240mmの大型サイズで、ゆったりとした乗り心地を実現しています。高さ100mmの設計により、適度なクッション性も兼ね備えているのが特徴です。
ブラック・ブラウン・ダークブラウン/ベージュの3色展開。レトロなデザインで自転車のアクセントになります。ゆったりとした乗り心地を求める方におすすめの自転車サドルです。
野口商会 POPEYE VL-2148
カナダ国旗デザインが印象的なフラッグサドル。表面には耐久性があるPUレザーを使用しています。サイズは255×145mm、重量は350gのバランスも良好です。
VELO社の高機能サドルをベースにした設計も魅力。国旗をモチーフにしたプリントが個性的なアクセントとなるため、愛車をカスタマイズして個性を表現したい方におすすめです。
エスディージー(SDG) BEL-AIR V3

快適性とパワー伝達を両立したおすすめの自転車サドル。「Atmosシールド構造」により、ステープルやバンパーを排除したシームレスな構造を実現しています。140×260mmのショートレングス設計で、幅広いライディングポジションに対応するのが特徴です。
圧力軽減のセンターグルーブにより、快適な座り心地を提供。また、ブリッジ付きナイロンベースが効率的なパワー伝達をサポートします。トレイルライドから長距離走行まで、快適さを求める方におすすめのモデルです。
アサヒ(ASAHI) 大型テリーサドル K
クラシカルな鋲付きデザインが印象的な自転車用サドル。大型サイズにより、ゆったりとした座り心地を実現しているのが特徴です。
テリー型の伝統的なフォルムとレトロなカラーリングで、自転車全体の雰囲気のアクセントになります。ゆったりした座り心地とクラシックなデザインを求める方におすすめのモデルです。
自転車用サドルのおすすめ|安い
アサヒサイクル(Asahi Cycle) スタンダードサドル 15004
シンプルで使いやすい安価なサドル。落ち着いた印象を与えるブラウンを採用しており、さまざまな自転車にマッチします。
サイズは約31.1× 23.5×12.4cm。重さは約740gです。幅広なサイズ感により安定した座り心地を提供し、日常的な自転車利用をサポートします。毎日の通勤や買い物に使う自転車用サドルを探している方におすすめです。
サギサカ(SAGISAKA) スタンダードサドル 10900
一般車向けに設計されたベーシックな自転車用サドル。シンプルながら実用性を重視した設計で、約幅210×全長240mmの標準的なサイズによりさまざまな自転車に適合します。ヤグラ付きでしっかりと取り付けが可能です。
重量は約745g。グレーの落ち着いたカラーも魅力です。コストパフォーマンスを重視する方におすすめのモデルです。
ロックブロス(ROCKBROS) スポーツサドル 900000611
お尻や股間の痛みを軽減するウェーブ形状のスポーツサドル。中空デザインによりデリケートゾーンへの圧迫が少なく、長時間の走行でも快適な座り心地を実現しています。流線型の先端部分は股ずれを起こしにくく、スムーズなペダリングをサポートするのが特徴です。
適度な弾力性を持つクッション材が骨盤への負担を軽減。サイズは約幅15.5×縦25.5cm、重量は約358gとバランスのよい設計も魅力です。長距離サイクリングにおすすめの安価な自転車サドルです。
ゴリックス(GORIX) 自転車サドル GX-C19
お尻の痛みを緩和するクッション性に優れた穴あきタイプの自転車サドル。厚手の低反発素材を採用し、身体の重量や衝撃をしっかりと吸収する構造になっています。開口タイプのホール付きで、股間への圧迫感を和らげる効果も期待できるのが特徴です。
幅15×長さ27.5×高さ7.5cmのスポーティなフラットシルエットもポイント。重量は約330gで、24色の豊富なカラーが展開されています。長時間のサイクリングでお尻の痛みに悩んでいる方におすすめのアイテムです。
マルハチ(MARUHACHI) サドル GR6602
座面の広さと厚手クッションで快適性を追求したおすすめの自転車サドル。厚さ65mmの贅沢なクッション材により、走行中の振動をしっかりと吸収します。250×280mmのワイドな座面でお尻をしっかり支える設計が特徴です。
後部ガード付きで自転車を持ち上げるときに掴みやすく、実用性も考慮されています。電動車での使用におすすめの自転車サドルです。
ZHIQIU 自転車用ソフトサドル
人体工学に基づき設計された、流線型がスタイリッシュなスポーツサドル。ユニークなデザインにより、走行中のお尻への圧迫感を軽減します。表面には、滑り止め加工を施した摩擦に強い革を採用しています。
両サイドを細くした流線型のフォルムにより、ペダリング中の太ももの摩擦を軽減するのもポイント。さらに、通気性のある設計で蒸れも少ない仕様です。ロードバイクやMTBで長時間の快適な走行を楽しみたい方におすすめです。
自転車用サドルの売れ筋ランキングをチェック
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自転車用サドルの交換方法

By: maruhachi.nagoya
自転車のサドル交換は、必要な工具を準備すれば初心者も挑戦できます。一般的に六角レンチやスパナを使用します。作業時間は慣れれば5〜15分程度で完了する手軽さがポイントです。
まず、サドルを固定しているボルトを緩めてサドルを取り外します。ボルトが2本ある場合は両方を緩める必要があります。次に、新しいサドルのレール部分をやぐらと呼ばれる部分にセットし、サドルの前側が前を向くように固定してみてください。
取り付け後は、安全のために最終確認を行います。走行中に動かないよう、両手を使ってボルトを確実に締め付けてください。最後に、実際に座ってサドルの位置を調整します。高さや前後位置、角度は乗り心地に大きく影響するため、フレームと平行になるよう丁寧に調整するのがおすすめです。

































自転車用サドルはクッションの厚みだけでなく、サドルの幅や形状も快適性を左右します。ロードバイクやクロスバイクなど自転車の種類や、自身の骨盤の広さに合わせて選ぶことが重要です。自分に合わないサドルはお尻の痛みや疲労の原因にもなりかねません。本記事を参考に、自分に適したアイテムを探してみてください。