寒い季節にバイクに乗る場合には、「電熱グローブ」の使用が便利。走行時の冷たい風から手や指を守るだけでなく、内蔵されている電熱線が発する熱によってあたたかさを感じられるのが魅力です。
タイチやコミネなどのメーカーから多様な製品が展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回はおすすめのバイク用電熱グローブをご紹介します。選び方のコツも併せて参考にしてみてください。
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- 目次
- バイク用電熱グローブのメリット
- バイク用電熱グローブの選び方
- バイク用電熱グローブのおすすめメーカー
- バイク用電熱グローブのおすすめ|専用バッテリー・USB充電式
- バイク用電熱グローブのおすすめ|車体給電式
- バイク用電熱グローブのおすすめ|インナータイプ
バイク用電熱グローブのメリット
「バイク用電熱グローブ」のメリットは、気温の低い日に冷たい風から手全体をガードできること。内蔵されている電熱線から熱が全体に伝わるだけでなく、グローブの保温効果で熱を逃さずに手や指をあたためられます。
加えて、寒い冬に手がかじかむのを抑え、スロットルやブレーキレバーを操作しやすくなる点も魅力です。さらに、専用の充電式バッテリーやUSB給電などで手軽に使えるモデルが多いのも、バイク用電熱グローブのおすすめポイントです。
また、電熱グローブのなかにはバイクに乗るとき以外に使用できるモノも。スキーやスノーボードなどウィンタースポーツを楽しむ際や、サイクリングや釣りなどアウトドアシーンでも活用できます。
バイク用電熱グローブの選び方
給電方式で選ぶ
手軽に使える専用バッテリー・USB充電式
専用バッテリーを使用するタイプは、充電式の電池からグローブに給電するのが特徴。使用する前にバッテリー自体を充電しておく手間はかかりますが、バイクから離れるときも利用できるのがメリットです。
ただし、バッテリーの充電が切れると熱が失われる点には注意が必要。長距離を走行する場合は、予備のバッテリーを準備しておくのがおすすめです。
USB充電式のバイク用電熱グローブは、USBケーブルを使ってグローブのバッテリーに給電を行うタイプ。使用する際は、バイク側にUSBポートが搭載されている必要があります。また、使用可能時間は各製品のバッテリー容量によって異なるため、その点も留意しておきましょう。
長時間のツーリングなら車体給電式
車体給電式のバイク用電熱グローブは、バイクのバッテリーから直接給電するタイプ。走行中はバッテリー切れの心配が少ないうえ、高出力が得られるメリットもあります。
ただし、エンジンが停止すると熱源は得られないので注意。バイクから離れた場合に使用できない点も留意しておきましょう。また、車体給電式の製品は取り付け時に配線作業が必要で、専用バッテリーやUSB充電式に比べると手間もかかります。
手軽に使いたい場合は専用バッテリー・USB給電式、寒冷地や冬の長時間走行時などに利用する場合には車体給電式の電熱グローブがおすすめです。
薄手のインナータイプなら普段のグローブとあわせて使える
バイク用電熱グローブは、製品によって厚みが異なります。薄手のインナータイプであれば、一般的なバイク用グローブとあわせて使用することが可能。重ねて装着する想定で設計されているモデルが多く、アウターグローブの下に着用できるのが魅力です。
グローブを重ねているため熱を逃しにくく、高い保温効果が期待できます。2重にグローブを着けるのでゴワつきが気になる場合もありますが、寒さの厳しい地域でグローブ表面の冷えが手に伝わってくるときなどにおすすめです。
発熱箇所をチェック
バイク用電熱グローブは内部に電熱線を備えていますが、入っている箇所は製品ごとに異なります。電熱線が内蔵されている場所によって手のあたたまり方が違うので、購入する際は事前にチェックしておきましょう。
手全体をあたためたい場合には、指先まで電熱線が入っているタイプがおすすめ。手の甲や手のひらのみに電熱線を備えている製品に比べ、しっかりと手や指をあたためられるのがメリットです。
グローブ自体の保温性をチェック
バイク用電熱グローブを購入する際は、電熱線の入っている箇所に加えてグローブ自体の保温性もチェックしましょう。熱源によってグローブ内部をあたためられても、保温性が低い場合には十分にあたたかさを感じられません。
グローブの構造や使用されている素材によっても保温性が異なってくるので注意が必要です。また、手首まで覆えるロングタイプのグローブであれば、手全体をしっかりと包み込め、高い保温効果が期待できます。
機能性をチェック
装着したままスマホが使えると便利
グローブを付けたままでスマホやナビを操作したい場合には、タッチパネルに対応したモデルが便利です。
タッチパネル非対応の製品はスマホやナビを操作するたびに外す必要があり、グローブの脱着時には手が外気に触れるので、温熱効果が失われてしまう可能性も。なるべく手を冷やしたくない場合には、タッチパネル対応の電熱グローブが適しています。
清潔に使うなら手洗いや洗濯できるモノを
バイク用電熱グローブを使用する際は、熱効果や高い保温性によって手汗をかいてしまいがち。使用を重ねることで、どうしても汚れが付着してしまいます。
電熱グローブを清潔に使いたいのであれば、手洗いや洗濯に対応しているモデルを選ぶのがおすすめ。定期的にグローブを洗ってお手入れすれば、衛生的に使えます。
防水タイプなら雨にも対応できる
通勤や通学でバイクを使用している場合には、電熱グローブが防水機能を備えているかもしっかりとチェックしておくのがおすすめ。防水機能のない製品を使用すると、雨の日の通勤・通学時にグローブ内に水が染み込んでしまう可能性もあるので注意しましょう。
なかには、素材にコーデュラ生地を使用した製品も。高い耐水性を発揮するため、急な雨に降られた場合でも安心して使用できます。
バイク用電熱グローブのおすすめメーカー
タイチ(TAICHI)
「タイチ」は、1975年に設立された「アールエスタイチ」が展開するモーターサイクル用品を取り扱う日本国内のブランドです。安全性や機能性、デザイン性を追求したライディングギアやライダーを寒さからガードする電熱ウェアなど、多彩な製品を取り扱っています。
タイチのバイク用電熱グローブは「e-HEAT」という名称で展開されているのが特徴。保温性とプロテクション機能を兼ね備えたモデルや防水透湿素材を採用したモデルなどが人気を集めています。
コミネ(KOMINE)
「コミネ」は、1947年に創業したバイク用品を扱うメーカー。ライダーの安全性を高めるために、プロテクターやジャケット、パンツ、グローブ、ヘルメットなど多彩な製品を展開しています。
コミネが製造するバイク用電熱グローブはラインナップが豊富。車体給電式や専用バッテリー式などの給電方式が異なる製品や、一般的なバイク用グローブと併用できるインナータイプの製品なども取り扱っています。
バイク用電熱グローブのおすすめ|専用バッテリー・USB充電式
タイチ(TAICHI) e-HEAT アームド グローブ RST654
ナックルおよびパームプロテクターにカーボン素材を使用しているバイク用の電熱グローブ。高いプロテクション機能を備えており、手をしっかりと保護できるのがメリットです。
給電方式は、専用モバイルバッテリーと車両バッテリーの2種類に対応。別途「e-HEAT 7.2V充電器&バッテリーセット」や「e-HEAT 車両バッテリー接続ケーブルセット」を購入する必要はありますが、通勤・通学やショートツーリングには専用バッテリー、ロングツーリングには車両バッテリーと給電方式をシーンに合わせて選べて便利です。
発熱ユニットは、手の甲部分や指の周囲に配置。発熱レベルは3段階で調節できます。また、タイチオリジナルの防水・透湿素材が採用されているため、雨天時にも使用できて便利です。
タイチ(TAICHI) e-HEAT プロテクション グローブ RST655
ハードプロテクターを搭載しているバイク用電熱グローブです。甲部ナックルプロテクターにはハードタイプの樹脂素材を、手のひらや手首の部分にはカーボン素材を、その周辺にはフォーム素材のプロテクターを配置しています。
冷えやすい指の周囲や手の甲部分に発熱ユニットを内蔵しているのが特徴。動きを妨げることなく、手をあたためられる設計です。発熱レベルは3段階で切り替えが可能。電源ボタンを押すだけで簡単に設定できます。
給電方式は、専用バッテリー式と車体給電式の両方に対応。「e-HEAT 7.2V充電器&バッテリーセット」や「e-HEAT 車両バッテリー接続ケーブルセット」が別途用意されています。加えて、タッチスクリーンに対応しているのもメリット。グローブを着けたままでスマホが操作できる点もおすすめです。
タイチ(TAICHI) e-HEAT グローブ RST656
甲部ナックルプロテクターにソフトタイプのクッション素材を採用しているバイク用電熱グローブです。パーム部分には、フォーム素材のプロテクターを備えています。また、タイチ独自の防水・透湿素材「ドライマスター」が使われているのも魅力。全天候で使用できるグローブです。
発熱ユニットは、指の周囲や甲の部分に配置。手の動きを妨げずに効率よくあたためられる設計です。発熱レベルはボタンを押すだけで切り替えが可能。3段階で温度が設定できます。
給電には専用のモバイルバッテリーやバイクのバッテリーを使用。給電に必要な「e-HEAT 7.2V充電器&バッテリーセット」や「e-HEAT 車両バッテリー接続ケーブルセット」を別途購入する点は留意しておきましょう。
コミネ(KOMINE) EK-215 デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ 08-215
発熱エリアの切り替え機能を搭載したおすすめの電熱グローブです。断線しにくいしなやかなマイクロカーボンファイバーヒーターを内蔵。指先だけ・掌だけ・指先と掌の3種類から発熱エリアを選択できます。また、温度も3段階で調節が可能です。
さらに、内蔵型ハードタイプナックルガードやカーボン製パームスライダー、衝撃吸収フォームパッドなどを備えているのもポイント。手全体をしっかりと保護できます。
給電には、「EK-207 7.4V電熱グローブセット」、または「EK-208 シガーパワーケーブルキット」を使用。バッテリーやシガーソケットからの給電で使用する電熱グローブです。
コミネ(KOMINE) GK-804 エレクトリックヒートグローブ カシウス 06-804
目立ちにくいナックルプロテクターを内蔵しているおすすめの電熱グローブです。マイクロカーボンファイバーヒーターによって、指先を包み込むようにあたためられるのがメリット。ヒーターの配置を見直し、指先があたたまりやすいように設計されているのが特徴です。
給電方式は、別売りの電源によって2種類から選択が可能。充電式バッテリーやシガープラグによる車体バッテリーからの給電で使えます。また、電源OFF時には、高機能なウィンターグローブとしても利用が可能です。
指先の部分には特殊レザーを採用。グローブを着用したままでもスマホが操作できます。
ROCKBROS 電熱グローブ バッテリー非内蔵式 S173-1
バイクのUSBポートやモバイルバッテリーからの給電で使える電熱グローブ。難しい電源操作の必要がなく、microUSBポートにケーブルをつなぐだけでPVC電熱線に熱が伝わります。PVC電熱線は、指先までしっかりと内蔵。最大で約70℃まで発熱し、寒い季節のライドをサポートできます。
手のひらの部分には衝撃吸収パッドやムレを軽減するナイロン生地を搭載。快適に使用できる点もおすすめです。手の甲にはリフレクトプリントを配置。夜道で光を反射し、自分の周囲へ存在をアピールできる設計です。
親指や人差し指の部分はタッチパネルに対応。グローブを外さずにスマホが操作できます。サイズはS〜XXLの5種類展開。手首部分は面ファスナーで留められるので、多少のサイズ調節にも対応できます。
南海部品(NANKAI) Heat Assist System 電熱グローブ 4 SDG-5004
手の甲から指先にかけて、広い範囲にヒーターを内蔵しているバイク用電熱グローブ。手全体をしっかりとあたためたい場合におすすめです。
3段階で温度が調節でき、強で約2.5時間、中で約3時間、弱で約4時間使用できます。また、バッテリーの残量は甲部分のスイッチに25%・50%・75%・100%と4段階で表示されます。
給電には7.4Vの専用バッテリーを使用。バッテリーに加えて、専用充電器も付属しています。ナックル部分には安全性の高いハードプロテクターを採用。手をあたためるだけでなく、保護するためにも使用できます。
さらに、スマホに対応しているのもメリット。スマホを操作する際にグローブを外す手間がかからず、使い勝手に優れているのもおすすめのポイントです。
KEMIMOTO 電熱グローブ バイク
3重の安全保護機能を備えたバイク用電熱グローブです。耐衝撃素材を採用したナックルガードを搭載しているのが特徴。万が一転倒した場合でも、しっかりと手を保護できます。
また、手のひら部分にクッションが内蔵されているのもメリット。走行時の振動による負担を軽減したい場合にも便利です。温度設定は3段階で調節が可能。本製品はPSE認証を受けているので、安心して使用できます。
さらに、グローブ内部の熱を逃さない長めの袖や2重のベルトを備えているのもポイント。袖口から風が入りにくく、ウィンターグローブとして使えるおすすめのバイク用電熱グローブです。
KEMIMOTO ヒートグローブ 充電式
PSE認証を取得している、おすすめのバイク用電熱グローブ。強モードで長時間使用した際には、温度が最大65℃まで上昇後に自動で中温モードに切り替わります。自動保温機能によって快適な温度がキープできるので、低温やけどを予防したい場合にもおすすめです。
ヒーターの発熱線は面状に配置されており、スイッチを入れてから3秒で素早くあたためることが可能。温度の調節は3段階で切り替えできます。
グローブの裏地にはボアを採用。電源なしでも防寒手袋として利用できます。グローブの表面にはコーデュラ生地を使用。耐久性や耐水性に優れている点もおすすめです。
山城(YAMASHIRO) ideal WINTER GLOVE HEAT HEAT3 ID-203
山城が製造した初代ヒートグローブ「iD-106」を進化させた電熱グローブです。給電には3000mAhの専用バッテリーを使用。最長5時間30分連続で使えるのが魅力です。
また、スイッチコントローラーにバッテリー残量が表示されるのもポイント。バッテリーの残量を目で見て簡単に確認できて便利です。
中綿には、あたたかな3Mシンサレートを採用。汗をかきやすい手のひら側には抗菌・消臭効果が期待できる「NEOCOT」が使われており、清潔に使用できます。
バイク用電熱グローブのおすすめ|車体給電式
コミネ(KOMINE) EK-202 プロテクトエレクトリックグローブショート12V 08-202
車体給電式を採用し、軽い装着感を実現しているバイク用電熱グローブです。バッテリーを搭載するスペースが必要なく、短めにデザインされているのが特徴。着脱しやすいので、通勤や通学など、街乗りでバイクを利用する場合にも適しています。ヒーターの電源を切った場合は、透湿保温機能を備えたウインターグローブとしても利用が可能です。
コミネ(KOMINE) EK-216 12VプロテクトE-グローブ 08-216
着脱がしやすいリブニットカフを採用しているバイク用電熱グローブです。本製品は、バイク本体のバッテリーから給電するタイプ。専用バッテリーを搭載する必要がないため、袖の部分は短めにデザインされています。
甲の部分には、ハードタイプのナックルプロテクターを搭載。手を保護する機能を重視したいする方におすすめです。親指や人差し指はスマホの操作にも対応。グローブを外さずにスマホやナビの画面にタッチできます。温度の設定は3段階で調節が可能。気温やバイクに乗る環境に合わせて設定できる便利なバイク用電熱グローブです。
コミネ(KOMINE) EK-201 プロテクトエレクトリックグローブ12V 08-201
電源を切った状態でウィンターグローブとしても使える製品です。透湿防水機能を備えているのが特徴。手首までしっかりと覆えるロングタイプの電熱グローブなので、高い保温性が期待できます。
給電にはバイクのバッテリーを使用。専用バッテリーを搭載する必要がなく、軽い装着感を実現しています。
手の甲の部分にはハードタイプのナックルプロテクターも搭載。手をあたためるだけでなく、保護する目的でも使用できます。
バイク用電熱グローブのおすすめ|インナータイプ
コミネ(KOMINE) EK-204 ヒートインナーグローブ12V 08-204
比較的リーズナブルな価格で購入できるインナータイプの電熱グローブです。所有しているバイク用グローブの下に着用できるのが魅力。グローブを2つ重ねて、保温性を高めたい方におすすめです。
給電にはバイクのバッテリーを使用。電源接続ハーネスやグローブハーネスも標準で付属しています。温度の設定は3段階で切り替えが可能。LOWでは約38℃、MIDで約44℃、TURBOで約54℃に発熱します。
指先部分にはタッチパネルに対応した素材を配置。グローブを着用したままでもスマホやナビが操作できます。素材にはポリエステルを使用。加えて、夜間の視認性を高めるリフレクターを搭載されています。
PowerArQ Electric Heated Gloves 電熱グローブ
複合カーボンファイバーヒーターを内蔵しているインナータイプのバイク用電熱グローブです。温度は3段階で調節ができ、バイクに乗る際だけでなく、釣りやゴルフ、散歩など幅広いシーンで利用できます。
防水仕様ではありませんが、汚れた場合には水洗いが可能。清潔な状態で使いたい場合にもおすすめです。給電には付属の充電式バッテリーを使用。します。
本製品は、親指と人差し指はスマホの操作に対応。グローブを外す手間が省ける点も魅力です。サイズは、XS・S・M・Lの4種類が展開されています。
寒い季節にバイクに乗る場合には、グローブの着用が必須。特に手や指をポカポカとあたためられる電熱グローブは、手のかじかみを抑えてスロットルやブレーキレバーの正確な操作をサポートできます。バイク用電熱グローブは製品ごとに給電方式が異なります。購入する際は使用する環境に適したモデルを選択しましょう。