映画鑑賞やゲームプレイを大画面で楽しめる12インチの「タブレット」。キーボードを接続してPCのように作業したり、タッチペンでイラストを描いたりと、さまざまな用途に使えるのが特徴です。
今回は、おすすめの12インチタブレットをご紹介。動画編集や3Dゲームができる高性能なモデルから、動画鑑賞に適したコスパのよいモデルまで、幅広く選定しました。選び方のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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12インチタブレットの大きさはどれくらい?
12インチタブレットは、対角線の長さが約30.5cmの画面を備えています。例えば、アスペクト比が4:3なら約縦24.4×横18.3cm、16:10なら約縦25.8×横16.2cmの寸法になります。
画面が大きいため、電子書籍や動画の閲覧におすすめ。また、ノートPCよりは薄くて軽量なモノが多いため、持ち運び用のPC代わりに適しています。
しかし、同じ12インチでもベゼルの太さによって本体のサイズが異なる場合があります。本体の寸法は公式サイトや商品説明を確認しておきましょう。
12インチタブレットの選び方
対応OSをチェック
Android
Androidを搭載した12インチタブレットは、価格帯や性能のバリエーションが豊富。AndroidはGoogleが開発したオープンソースのOSで、各メーカーが独自にカスタマイズしています。エントリーからハイエンドまで、使う人のニーズに合わせて選びやすいのが特徴です。
特に、コスパを重視する方はAndroid搭載モデルがおすすめ。比較的手頃な価格の製品が多いため、予算に合わせて選択できます。
また、Googleサービスと簡単に連携できるのもメリット。Googleアカウントでログインするだけで、GmailやGoogleカレンダー、Googleドライブなどを手軽に同期できます。
Windows
Windowsを搭載した12インチタブレットは、PCに近い操作感で使えるのがメリット。WindowsPCに慣れている方も違和感なく使えます。プライベートだけでなく、仕事用にも使いたい方におすすめです。
また、Microsoft Officeなどの業務用ソフトとの互換性に優れているのが強み。ExcelやPowerPointなどもタブレットで操作できます。PCのサブ機としても活用できます。
iPadOS
iPadOSは、クリエイティブ系の作業に適したアプリが豊富に展開されているので、普段使いだけでなく写真や動画編集、デジタルアートなどのクリエイティブな用途にもおすすめです。
Apple製品との連携がスムーズなのもメリット。iPhoneのメッセージをiPadで確認したり、iPadで使用中のアプリをMacで引き継いで使用することも可能です。
OSのアップデートが頻繁に行われており、セキュリティ面でも安心して使えます。
通信方法をチェック
屋外でもインターネットに繋げる「LTE・SIMフリーモデル」
LTE・SIMフリーモデルのタブレットは、Wi-Fi環境がなくても使えるのがメリット。通信事業者で契約したSIMカードを挿すと、スマホと同じように接続できます。Wi-Fi環境のない屋外でもタブレットを使いたい方におすすめです。
しかし、Wi-Fiモデルよりもコストがかかる点に注意しましょう。回線契約による月額使用料がかかるほか、Wi-Fiモデルと比較するとタブレットの本体が高価なモノが多い傾向にあります。
無線ネットワーク内で通信するなら「Wi-Fi対応モデル」
Wi-Fi環境下でメインに使うなら、Wi-Fi対応モデルがおすすめ。大容量なデータ転送や高画質な動画を視聴しても、タブレットの通信量はかかりません。LTE・SIMフリーモデルよりも本体価格が安く設定されているモノが多く、総合的に費用を抑えられます。
もしWi-Fiのない外出先で使いたい場合は、スマホのテザリングを活用することでネットに接続が可能。自宅や職場などを中心にタブレットを使う方におすすめです。
メモリ・ストレージ容量をチェック
メモリ(RAM)はデータを一時保管する役割があり、容量が大きいほど同時に複数の処理ができます。動画視聴やブラウザの閲覧であれば4GB程度で基本的には問題なく使えます。画像編集やゲームをするなら6~8GB以上を選びましょう。
ストレージ(ROM)はデータを長期保存する場所のことで、容量が大きいほど多くのデータを保存できます。動画のストリーミング再生がメインなら32GBでも快適に使用できます。アプリのダウンロードや写真などを保存するなら64GB以上がおすすめです。
なお、SDカードを入れることでストレージ不足に対応できる場合も。月額利用料はかかるものの、iCloudやGoogleドライブなどのクラウドサービスを利用するという手段もあります。
バッテリーの持ちをチェック
12インチタブレットを選ぶ際には、バッテリーの持ちも重要なポイント。特に外出先で長時間使用することが多い方や長時間ゲームをプレイする方は、バッテリー容量が大きいモデルを選びましょう。
バッテリー容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表示され、数値が大きいほど長時間使用できます。なかには10時間以上も連続で動画再生できるような、大容量バッテリーを搭載したモデルもあります。
防水性能をチェック
屋外で使用する方は、防水性能をチェックしましょう。防水性能は、保護性能を表す規格「IPコード」で表示されています。
防水等級は「IPX0」から「IPX8」まで9段階あり、IPXのあとに続く数字が高いほど防水性能が優れています。ちょっとした雨や水しぶきならIPX4程度、アウトドアなどで使う場合には、IPX7以上を選ぶのがおすすめです。
しかし、高温多湿な場所のほか、塩分を含む海水などでは保護性能を十分に発揮できない場合もあるため、注意して取り扱いましょう。
ブルーライトカット機能の有無をチェック
12インチタブレットを選ぶ際には、ブルーライトカット機能の有無も確認しましょう。ブルーライトを長時間浴び続けると、目の疲れや睡眠障害のほか、肌にも悪影響を及ぼす可能性が懸念されています。
ブルーライトカット機能には、画面の色温度を暖色寄りに変更してブルーライトを抑える機能などがあります。ほかには、ディスプレイ自体にブルーライトを物理的に抑える技術を組み込んだモデルも増えているので、チェックしてみてください。。
12インチタブレットのおすすめメーカー
アップル(Apple)
Appleは、アメリカの大手テクノロジー企業です。iPadやiPhone、Macなどのハードウェアの販売のほか、OSの開発やApple Music、iCloudなどのデジタルサービスも提供しています。
Appleでは、iPad Pro、iPad Air、iPad、iPad miniなどのタブレットシリーズを展開。12インチ相当のタブレットには12.9インチiPad Proがあり、近いサイズには11インチiPad Pro、13インチiPad Airなどがあります。
iPad Proシリーズは独自の「Mシリーズ」チップを搭載しており、高い性能を有しているのも魅力。動画や写真編集、イラスト作成など、負荷の大きい作業やクリエイティブ用途に適したモデルが豊富に展開されています。
サムスン(Samsung)
Samsungは、韓国発の大手電子機器メーカーです。Galaxyシリーズなどのスマホをはじめ、タブレットやイヤホン、家電製品や半導体も取り扱っています。
タブレット製品は、Galaxy Tab SシリーズとGalaxy Tab Aシリーズを展開。12インチ相当のタブレットは、12.4インチのGalaxy Tab S9+、Galaxy Tab S10+などがあります。
Samsungのタブレットは、コスパがよいのがメリット。発色性能に優れた「AMOLEDディスプレイ」を採用しているモデルが多く、映像が美しいのも魅力です。専用のスタイラスペン「Sペン」を使うと、手書きメモやイラスト作成にも活用できます。
シャオミ(Xiaomi)
Xiaomiは、中国に本社をおく総合家電メーカーです。スマホやタブレット、テレビ、ロボット掃除機などを幅広く取り扱っています。
「Redmi Pad」「POCO Pad」「Xiaomi Pad」など、サイズや性能が異なるタブレット製品を展開。12インチ相当のタブレットには、「Redmi Pad Pro」や「Xiaomi Pad 6S Pro」があります。
Xiaomiのタブレットは、手頃な価格の製品が複数ラインナップ。低ブルーライト設計のディスプレイを採用したモデルが多いため、長時間の作業で目の負担が気になる方におすすめです。
12インチタブレットのおすすめ|人気・高性能
サムスン(Samsung) Galaxy Tab S10+ SM-X820NZAAXJP
AIを標準搭載した人気のタブレット。AI機能を活用した、メモの要約やスケッチの補助など、生産性を高めるツールが充実。ビジネスや学習に役立つ一台としておすすめです。
鮮やかな映像表現を可能にするDynamic AMOLED 2Xディスプレイを搭載。深みのある色彩やリアルな黒色を再現し、映画鑑賞や動画視聴に適しています。反射防止加工により、屋外でも快適に使用できます。
付属のSペンを活用すれば、手書きのメモやスケッチがスムーズ。クリエイティブな作業を支える機能が充実しており、幅広い用途におすすめです。
シャオミ(Xiaomi) Redmi Pad Pro VHU4718JP
高リフレッシュレートに対応した12.1インチのタブレットです。120Hzで駆動するディスプレイを搭載。動きの激しいアクションやスポーツなどの映像を滑らかに表示できます。低ブルーライト設計で、長時間の作業でも目に負担がかかりにくいのが魅力です。
メモリは6GB、ストレージは128GBを搭載。最大1.5TBまでのSDカードにも対応しています。SoCにはSnapdragon 7s Gen 2 Mobile Platformを採用しており、動画の閲覧やブラウジングをスムーズにできるのはもちろん、軽めのゲームにもおすすめです。
10000mAhの大容量なバッテリーを採用しており、充電切れの心配なく使いやすいのが特徴。最大12.1時間ほどの動画再生ができます。エンタメ用途メインでコスパを重視する方におすすめの製品です。
シャオミ(Xiaomi) Xiaomi Pad 6S Pro
高性能かつコスパのよい12.4インチのタブレットです。鮮明かつ明るいHDR対応のディスプレイを搭載。最大144Hzの可変リフレッシュレートに対応しており、滑らかに描写できます。低ブルーライト設計で目に優しく、長時間の作業におすすめです。
SoCには高性能なSnapdragon 8 Gen 2チップを搭載。ブラウジングや動画視聴などの動作がスムーズなうえ、ゲーミング用途にも適しています。メモリは12GB、ストレージは512GBを備えています。
Xiaomi HyperOSを採用。マルチウィンドウに対応しており、PCのような操作感で使えます。3200万画素の高解像度のフロントカメラを搭載。AIを活用して会話を記録したり、リアルタイム翻訳をしたりする機能もあるため、ビデオ会議のときに役立ちます。
アップル(Apple) iPad Pro 12.9インチ 第6世代
ハイパフォーマンスな12.9インチのタブレットです。色鮮やかなLiquid Retina XDRディスプレイを搭載。P3の広色域に対応しており、色彩豊かで鮮やかな映像を楽しめます。別売りのApple Pencilを使用すると、デジタルアートのようなクリエイティブ作業に活躍します。
優れた処理性能を持つApple M2チップを搭載。8コアCPUと10コアGPUを内蔵しています。ストレージは512GBで、写真や動画などのデータが多い方に適しています。
モバイル通信に対応したセルラーモデル。SIMカードを利用すると、外出先や自宅でWi-Fiを使わずに作業できます。高性能なタブレットを探している方におすすめです。
日本電気(NEC) LAVIE Tab T12 T1295DAS PC-T1295DAS
薄型かつ軽量で持ち運びやすい12インチ相当のタブレットです。重量約565g、厚さ5.6mmとコンパクトなのが特徴。優れた強度と軽量性をあわせ持つ、アルミニウム合金の板を削りだして形成されています。
HDRに対応した有機ELディスプレイを採用。最大リフレッシュレート120Hzに対応しており、カクつきやラグが少ない滑らかな映像を楽しめます。高音質な4つのスピーカーを搭載。Dolby Atmosで迫力のある立体音響を楽しめます。
メモリ8GB、ストレージは256GBを搭載。大容量な10200mAhのバッテリーを採用しており、長時間使用していても充電する頻度を減らせるのでおすすめです。
Blackview Blackview Tab18
大容量なメモリとストレージを搭載したタブレットです。メモリは最大24GBまで拡張可能で、複数のアプリを同時に使用してもスムーズに作業できます。ストレージは256GBを搭載。動画や写真などのデータを複数保存したい方に適しています。
解像度2Kの12インチIPSパネルを搭載しています。画面が広く見やすいため、動画視聴だけでなく資料作成などにもおすすめ。TÜV SÜD低ブルーライト認証を取得しており、目に優しい設計なのが魅力です。
Android 13ベースのDoke OS_P4.0を採用。PCモードを適用すると、マルチウィンドウ表示や分割画面表示ができます。4G LTE通信に対応しており、Wi-Fi環境がなくてもSIMがあれば使用可能。エンタメからビジネスまで幅広い用途で使いたい方におすすめです。
XPPen Magic Drawing Pad 9494G_JP
ドローイングに適した12インチ相当のタブレットです。筆圧感度が16384レベルで優れた性能を実現。一般的なスタイラスペンの2倍ほどの感度があります。描画専用のスマートチップを搭載。専用のX3 Pro Pencilは、手書きのような滑らかさを再現しています。
目に優しい12インチのディスプレイを採用。1677万色とsRGB比109%の広い色域で、リアルで再現度の高い色表現が可能です。重量599g、厚さ6.9mmと薄くて軽量なため、外出先でデジタルアートを楽しみたい方におすすめです。
メモリは8GB、ストレージは256GBを搭載。ストレージ容量が大きいため、イラストデータなどを複数保存できます。
12インチタブレットのおすすめ|安い
Headwolf HPad6
4G LTEに対応した手頃な価格の12インチタブレットです。SIMカードを使用すればモバイルデータ通信や通話をすることが可能。動画視聴や読書などの普段使いに適したスペックでありながらも低価格で、コスパを重視する方におすすめです。
SoCにはHelio G99を搭載しています。メモリ拡張に対応しているのも特徴。最大12GBがROMから割り当てられることで、最大20GBとして動作します。ストレージは256GB。SDカードは2TBまで対応しており、拡張性に優れています。
8800mAhのバッテリーを搭載。急速充電に対応しており、忙しいときでも素早く充電できます。
ODEA ODEA A12
コストを抑えたい方におすすめのAndroidタブレットです。電力効率のよいUnisoc T606チップを搭載。ブラウザや動画視聴など、負荷が軽めの作業におすすめです。
メモリは約4GB。仮想メモリを使うと最大約12GBまで拡張することが可能です。ストレージは約128GB。1TBまでのSDカードに対応しています。
約8000mAhのバッテリーを搭載。GPSに対応しており、カーナビ代わりに使えるのが魅力です。
TECLAST T60 Plus
軽量で持ちやすいAndroidタブレットです。重さ550gの軽量なボディで、手持ちで操作するときに負担になりにくいのが魅力。サンドブラスト仕上げが施されたアルミニウム製ボディの、すっきりとしたデザインを採用しています。
ストレージは128GBです。メモリは10GBで、最大16GBまで拡張が可能。低価格なタブレットのなかでもメモリ容量が大きめなのが特徴で、マルチタスクや重いアプリを使用するときにおすすめです。
12インチのIPSパネルを搭載。視野角が広くて見やすいのがメリットです。最大リフレッシュレート90Hzに対応しています。
AvidPad A90
ゲームも遊べるコスパの高い12インチタブレットです。SoCにはMTK Helio G99を搭載。負荷が軽めのゲームならスムーズに遊べます。著作権保護技術の「Widevine L1」に対応しており、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスを楽しめます。
メモリ容量は8GBでストレージ容量は256GBを搭載。メモリは最大24GBまで拡張できます。SDカードスロットは1TBまで対応しており、大容量なデータを保存する場合にも対応が可能です。
4G LTE通信に対応。デュアルSIMに対応しており、Wi-Fi環境以外で使いたいときに役立ちます。
Googleキッズスペースに対応しており、子どもの学習やエンタメ用にも活用できます。
AAUW M50
4G LTE通信に対応した低価格なAndroidタブレットです。12インチのIPSパネルを搭載。アスペクト比は16:10で、映画やYouTube動画などの視聴に適しています。
OSはAndroid 14に対応。メモリは8GBから最大20GBまで拡張できます。ストレージは128GBで、1TBまでのSDカードを使用することが可能です。
4つのボックススピーカーを搭載しており、音質がよいのが魅力。8000mAhの大容量なバッテリーで充電切れの心配が少ないのも特徴です。
大きい画面で迫力ある映像を楽しめる12インチタブレット。ゲームを楽しむならメモリやストレージ容量が多い高性能なタブレットがおすすめ。クリエイティブ作業にも適しています。外出先で使うなら、バッテリー容量や防水性能をチェックしましょう。記事を参考に、自分にあった製品を見つけてみてください。