寒い時期に活躍するアウターとして人気の高い「コート」。季節や着用シーンによってさまざまなモデルが展開されており、種類選びやコーデに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コートの種類について解説します。メンズ・レディースともに種類別のコーデもピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
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トレンチコート
トレンチコートは、イギリス軍が使用していたレインコートに由来するアウター。ダブルブレスト仕様のほか、肩のエポレットや胸元に重ねられたガンフラップ、ベルト部分に施されたDカンなど、ミリタリーテイストを残したモノが展開されています。
かっちりとした印象で着こなせるため、1着持っておくと重宝するアイテム。また、カラーや丈感など、さまざまな種類がラインナップされているのもトレンチコートの魅力です。カジュアルからビジネスまで、シーンを問わず着用できるモノを探している方はチェックしてみてください。
シックな雰囲気で着こなせる大人っぽいメンズコーデ
トレンチコートを差し色にした、大人っぽいメンズコーデです。アクセサリーにシルバー系のモノをチョイスすることで、さりげなくアクセントをプラス。そのほかのアイテムをワントーンでまとめ、シックな雰囲気を演出しています。
また、タートルネックとワイドパンツを組み合わせ、シルエットにメリハリを与えているのもポイント。デニム素材のボトムスで程よくカジュアルダウンさせています。きれいめカジュアルなコーデが好みの方におすすめです。
デニム×トレンチコートの王道カジュアルコーデ
ベージュのトレンチコートと相性のよい、デニムパンツを組み合わせたレディースコーデです。スニーカーにはデニムと色味をあわせたブルーのモノをチョイスすることで、まとまりのある印象に仕上げています。
また、小物にレザーのバッグを取り入れ、アクセントを加えているのもポイント。バッグにつけているキャップを被れば、スポーティーな雰囲気も演出できます。王道のコーデをおしゃれに着こなしたい方は参考にしてみてください。
モッズコート
モッズコートは、アメリカ軍で野戦用のパーカとして用いられていたアウターです。のちにイギリスで流行したことにより、ファッションアイテムとして浸透していきました。裾の後ろが長く先が割れているデザインや、ドローコードで絞れる仕様から「フィッシュテールパーカ」とも呼ばれています。
オーバーサイズのモノを豊富にラインナップしているのも特徴。スーツの上から羽織りやすいため、通勤時に着用するのもおすすめです。
生地には主に、コットンやナイロン素材を使用しています。耐久性が高いので、日常使いしやすいアウターを探している方もチェックしてみてください。
キャップやスニーカーでスポーティーな雰囲気をプラス
モッズコートを主役にしたカジュアルコーデです。インナーやボトムスにブラックのモノをチョイスすることで、モッズコートの存在感を引き立てています。シンプルな色遣いでおしゃれに見せたい方は参考にしてみてください。
また、小物にボリューミーなスニーカーやキャップを取り入れ、スポーティーな要素を加えているのもポイント。色付きのメガネでこなれ感も演出しています。程よく個性のある、おすすめのメンズコーデです。
シンプルな色遣いに小物を取り入れてトレンド感を演出
モノトーンを基調とした、大人っぽいレディースコーデです。ブラックのモッズコートを羽織ることで落ち着いた印象に仕上げています。また、差し色としてブルーのボーダーカットソーをあわせ、クリーンな雰囲気を加えているのもポイントです。
小物にベレー帽をチョイスしているほか、足元にローファーと靴下をあわせて抜け感を演出しています。シンプルな見た目で統一感のあるコーデにしたい方は参考にしてみてください。
ダッフルコート
北欧の漁師のために作られたアウターが起源とされているダッフルコート。のちの第二次世界大戦時にイギリス海軍が軍用コートとして採用したことで、ファッションアイテムとしても普及されるようになりました。
フロントのトグルボタンや、両サイドに配置された大きめのポケットなどが特徴。厚手のモデルが多く、防寒性に優れているため秋冬におすすめのアウターです。
また、色やデザインの種類が豊富なのも魅力。大人っぽくしたい場合はブラックやネイビー、グレーなど落ち着いたカラーのモノを選んでみてください。
差し色がアクセントのレトロコーデ
ベージュのアイテムやカーキのダッフルコートなど、アースカラーでまとめたメンズコーデです。バッグのロゴや靴下の差し色が、アクセントを加えています。ナチュラルな装いに個性をプラスしたい方におすすめです。
着こなし方を工夫することで、レトロな雰囲気を演出。トップスをインしてウエストマークを強調し、程よくメリハリのあるシルエットに仕上げています。シューズにはローファーをチョイスしており、上品さがあるのもポイントです。
モードな雰囲気で大人っぽいレディースコーデ
ダークトーンを基調とした、統一感のあるレディースコーデです。ボリューミーなブラックのダッフルコートにグレーのタイトスカートをあわせ、視覚的にもシルエット的にもメリハリをもたせています。
ボトムスにはスリットスカートをチョイスすることで適度に肌見せし、レディライク感をプラス。厚底のシューズで程よくカジュアルダウンさせています。大人っぽくモードな雰囲気で着こなしたい方におすすめのコーデです。
チェスターコート
チェスターコートの正式名称は「チェスターフィールドコート」といいます。19世紀にチェスターフィールド伯爵が着用していたことが由来とされているアウターです。テーラードジャケットにもあるようなラペル(下襟)が採用されており、かっちりとした印象で着こなせるのが特徴。ビジネスやフォーマルなシーンにもおすすめのアイテムです。
現在は、カジュアルシーンに使えるようなカラーやデザインのモノなどもラインナップされています。オンオフ問わず着回しやすいモノを探している方はチェックしてみてください。
ブラウンを主役にしたきれいめカジュアルコーデ
ブラックのボトムスやシューズで、ブラウンのアイテムを引き立てているメンズコーデです。インナーにグラデーションのニットを取り入れ、シンプルながら立体感のある印象に仕上げています。
また、程よい着丈のチェスターコートを羽織っているのもポイント。落ち着いた雰囲気を演出できる、おすすめのコーデです。
シューズやバッグにはレザー調のモノをチョイスし、上品な要素をプラスしています。コンサバ系のファッションが好みの方は参考にしてみてください。
ニュアンスカラーで大人っぽい着こなしに
ホワイトベースのコーデに、ベージュのチェスターコートを羽織ったニュアンスカラースタイルです。リラックス感のあるシルエットが、大人っぽい雰囲気を演出。インナーにはハイネックニットをあわせています。
足元にはブラウンのパンプスをチョイスし、上品さをプラス。バッグも同系色のレザー素材のモノを取り入れ、まとまりのある印象に仕上げています。リッチカジュアルなコーデが好みの方におすすめです。
ダウンコート
ダウンコートは、主にガチョウやアヒルの羽毛が封入されている防寒用のアウター。コートのなかでも軽量かつ保温性に優れており、秋の終わりから真冬まで重宝します。快適に着用できるモノを探している方におすすめのアイテムです。
また、さまざまなデザインやカラーバリエーションのモノがラインナップされているのも人気の理由。スポーティーからきれいめまで幅広いコーデで活躍します。ビジネスシーンで着用する場合は、着膨れして見えないシルエットのモノや、スーツが裾から見えない長めの丈感のモノを選ぶのがポイントです。
すっきりとしたシルエットのクリーンなコーデ
ジャケットスタイルに細身のダウンコートをあわせたメンズコーデです。インナーにはレイヤード風のカットソーを取り入れ、程よくカジュアルダウンさせています。オフの日のきれいめコーデにぴったりです。
また、起毛感のあるマフラーで上品な雰囲気を演出しているのもポイント。足元にはファー付きのローファーをチョイスし、クリーンな見た目にアクセントを加えています。控えめに個性を出せる、おすすめのコーデです。
ボリューミーなダウンコートでモード映え
アウターを主役にした、モードカジュアルなレディースコーデです。ウエストや裾にドローコードが施された、ボリューム感のあるダウンコートをチョイスしています。
また、プリーツの入ったパンツやヒールブーツと相まって、スタイルアップ効果が期待できるのもポイント。ダウンコートの前を開ければカジュアルな雰囲気を、閉めればカチっとした雰囲気を演出できるので、メリハリを活かしておしゃれに着こなせます。
キルティングコート
キルティングコートとは、中綿を封入したキルティング生地を使用しているコートのこと。保温性や軽量性に優れているほか、着膨れしにくいすっきりとした見た目も人気を集めています。春・秋・冬の長いシーズン着回せるコートを探している方におすすめです。
また、襟付きやノーカラー、フード付きのモノなど豊富なデザインがラインナップされているのも魅力。カジュアルからきれいめまで、幅広いコーデにあわせやすいアイテムです。ビジネスシーンで着用する場合は、ダークカラーで細身のシルエットのモノを選んでみてください。
色合いを活かしたビジネスカジュアルコーデ
マフラーとキルティングコートの彩りを活かしたメンズコーデ。ジャケパンやインナーには、ダークトーンのアイテムを取り入れています。カジュアルシックな印象で着こなしたい方は参考にしてみてください。
また、靴下がチラ見えする丈のパンツで、足元に抜け感を加えているのもポイント。シューズにはタッセルローファーをチョイスし、クラシカルな雰囲気を演出しています。冬のビジネスカジュアルにおすすめのコーデです。
オレンジの差し色が映えるレディライクなコーデ
レディライクな雰囲気で着こなせるコーデです。オーバーサイズのキルティングコートに、Iラインのスカートをチョイス。程よく透け感があるため重たくなりすぎず、メリハリのあるシルエットを演出しています。スカートで軽やかさを取り入れた分、ブーツで重厚感を加えてバランスよく仕上げたコーデです。
ブラックを基調とした見た目に、オレンジのハイネックインナーがアクセントを加えています。柄物のトートバッグで程よく遊び心を取り入れているのもポイント。大人カジュアルなスタイルが好みの方におすすめです。
ステンカラーコート
ステンカラーコートとは、後ろ側が高くて前側が低い立て襟がついたコートのこと。フロントボタンを留めた際に、第一ボタンより下の留め具が隠れる2重の前立て「比翼仕立て」で作られているモノが定番です。
すっきりとしたシンプルなデザインのため、ビジネスシーンに人気のアウターです。生地にはウールやコットン、ポリエステルなどさまざまな素材を使用しており、季節にあわせてモデルを選ぶのもおすすめ。汎用性の高いコートを探している方はチェックしてみてください。
ミドル丈のステンカラーコートを使ったナチュラルコーデ
ナチュラルなおしゃれ見えが叶うメンズコーデです。ミドル丈のステンカラーコートがジャケットのようなきちんと感を演出。インナーにストライプのワイシャツを取り入れることで、よりクリーンな印象に仕上げています。
また、ボトムスに、タック入りで比較的ゆったりとしたサイズのチノパンをあわせているのもポイント。同系色の巾着バックをチョイスし、こなれ感を加えています。程よくラフなシルエットが好みの方におすすめのコーデです。
パーカ×スニーカーでラフな雰囲気を演出
オーバーサイズのステンカラーコートとパーカを組み合わせた、スポーツミックスコーデ。トップスとボトムスで色味にコントラストをつけ、メリハリのある印象を与えています。また、ニット帽を被ることで、顔回りをコンパクトに演出しているのもポイントです。
足元にはボリューム感のあるスニーカーをチョイスし、ラフな雰囲気をプラス。ステンカラーコートをカジュアルに着こなせる、おすすめのコーデです。
ピーコート
ピーコートは、もともとイギリス海軍の船員が着用していたアウター。さまざまな方向からの風に対応できるよう、左右どちらを前にしてもボタンが閉められる「ダブルブレスト」で仕立てられているモデルが一般的です。素材には、主に防寒性の高い「メルトン」と呼ばれる厚手のウール生地を使用しています。
また、コートのなかでも汎用性が高く、さまざまなシーンで着回せるのも特徴。カジュアルにはもちろん、ビジネスやフォーマルでも着用できます。最近では、素材やディテールが異なるモデルも展開されているので、好みにあわせて選んでみてください。
ボトムスのグラデーションを活かしたダークトーンコーデ
ピーコートをメインに、ダークトーンでまとめたメンズコーデです。小物にシルバーのネックレスを取り入れ、顔回りに抜け感を加えています。モード系のファッションが好みの方は参考にしてみてください。
また、ボトムスにグラデーションのデニムをあわせることで、重たくなりすぎずバランスのとれた見た目に仕上げています。シューズにはブーツをチョイスし、印象を引き締めているのもポイント。シンプルな色遣いでおしゃれさを表現できる、おすすめのコーデです。
ゆったりしたシルエットに足袋シューズをあわせてこなれ感をプラス
ラフなシルエットが好みの方におすすめのレディースコーデ。ゆったりとしたサイズ感のピーコートに、タック入りのパンツを組み合わせています。また、インナーのブルーとの組み合わせでエレガントさを演出しつつ、シルエットにメリハリを与えているのもポイント。メンズライクなコーデが好みの方におすすめです。
そのほか、透け感のあるトートバッグや足袋シューズをチョイスすることで、しっかりトレンドをおさえています。ナチュラルな雰囲気でおしゃれを楽しみたい方は参考にしてみてください。
さまざまなモデルが展開されており、ワードローブに1着加えておくと重宝するコート。着用シーンや普段のファッションにあわせて種類を選ぶことが大切です。ビジネス使いを考えている場合は、シンプルなデザインのモノがおすすめ。今回の記事を参考に、自分にぴったりなコートを見つけてコーデを楽しんでみてください。