高画質で臨場感のある映画やテレビ番組の録画など、ブルーレイレコーダーは視聴環境を有意義にするアイテム。複数チャンネルの同時録画はもちろん、昨今はスマホやタブレットとの連携が進んでいるほか、家族で映像の共有といった多彩な機能を搭載しています。
そこで今回は、ブルーレイレコーダーについて各メーカーの特長や選び方のポイントを交えつつ、おすすめ製品をご紹介します。
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- ブルーレイレコーダーとは?
- 今更聞けないブルーレイレコーダーとDVDレコーダーの違い
- ブルーレイレコーダーの選び方
- ブルーレイレコーダーの機能
- ブルーレイレコーダーを購入する前にチェックしたいポイント
- ブルーレイレコーダーのおすすめメーカー
- イチオシのブルーレイレコーダー
ブルーレイレコーダーとは?
ブルーレイレコーダーは、DVDやBD Videoの再生、BDメディアへの録画・再生ができる据え置き型の映像装置です。ちなみに、録画機能の付いていない再生専用機は「ブルーレイプレーヤー」に分類されます。
今更聞けないブルーレイレコーダーとDVDレコーダーの違い
ブルーレイレコーダーとDVDレコーダーの大きな違いは、BDが再生できるかどうか。ブルーレイレコーダーの場合、BD、DVDメディア両方の録画・再生ができますが、DVDレコーダーでは、DVDメディアの録画・再生のみ可能であるという違いがあります。
ブルーレイレコーダーの選び方
ハードディスクのサイズで選ぶ
ブルーレイレコーダーには記録した映像を保存するためにHDDが内蔵されており、このサイズが大きいほど、多くの映像や番組を録画できます。最近では4Kの超高画質画像や長時間番組に対応する大容量機種が増え、GB(ギガバイト)サイズではなく、TB(テラバイト)サイズのものが一般的となっています。
例えば、地上デジタル放送を録画する場合、500GBのHDDでは約63時間ですが、1TBの場合は約127時間程度録画と2倍程度の差があります。
外付けHDDの増設が可能かどうかで選ぶ
「内蔵HDDの容量が一杯になったけど、さらに映像を録画したい。とはいえ、既存のデータは削除もしたくない」という場合は、外付けHDDを接続することで対応が可能。外付けHDDはUSBで簡単に接続できて便利なので、多くの映像を保存したい方は、外付けHDDをあらかじめ用意しておきましょう。
ネットワーク通信機能で選ぶ
ネットワーク通信機能があれば、自宅内でブルーレイレコーダーに記録した映像コンテンツを共有したい場合にとても便利です。通信の手段としては「有線」「無線」に分けれますが、スマホやタブレットでも映像を視聴したい場合は、「無線」通信機能が搭載されている機種を選びましょう。
ブルーレイレコーダーに搭載されている無線通信機能の主要なものとして「無線LAN」「Wi-Fi Direct」「DLAN」に分類できます。無線LANはLANケーブルを使わないので、機器の自由な設置が可能であることが大きなメリット。Wi-Fi Directは無線LANルータを使わず、Wi-Fiが搭載されているスマホやタブレットなどの機器同士を直接接続できます。
DLAN(Digital Living Network Alliance)とはテレビやブルーレイレコーダーといったAV機器、スマホ・タブレット機器など機器やメーカーを問わずLANを通じて映像・写真・音楽などをやりとりできます。
接続端子で選ぶ
ブルーレイレコーダーに搭載されている接続端子の種類が多いと、外部機器やコンテンツとの連携の幅が広がります。「HDMI端子」はデジタルの映像や音声を劣化せずに表示、再生が可能。「LAN端子」はインターネット接続用、外付けHDDを接続したい場合は「USB端子」。いずれも購入する前に時に確認しておきましょう。
ブルーレイレコーダーの機能
同時録画対応
搭載しているチューナー数が多いと同時録画できるチャンネル数も増えます。3番組同時録画が可能な「トリプルチューナー」が増えていますが、中には6ch、9ch録画に対応したものもあります。
無線LAN対応
ネットワークに繋がっていると、リビングにあるブルーレイレコーダーの記録映像を、寝室やキッチン、外出先のスマホなどで視聴することが可能です。特に無線LANの場合は、スマホやタブレットとの連携がよりスマートにできます。
Ultra HD ブルーレイ対応
フルハイビジョン(1920×1080)の4倍にあたる4K画質(3840×2160)でブルーレイメディアに記録できる規格です。映像のメリハリ感、色彩の鮮やかさが向上した高画質映像を楽しめます。
ブルーレイレコーダーを購入する前にチェックしたいポイント
容量
搭載されているHDDの容量は購入前のチェックとしてとても重要。BDやDVDメディアの視聴がメインの場合はさほど気にすることはありませんが、長時間番組の録画や録画頻度が多い場合は容量の大きいブルーレイレコーダーがおすすめです。
設置場所
HDDは熱に弱いので、太陽光や暖房機器の熱が直接当たるところは避けてください。ブルーレイレコーダーの周囲に隙間がなく、熱がこもってしまう場所ではなく、通気性がよく温度が高くなりにくい場所を選ぶ必要があります。また、湿気やホコリの多いところ、振動が発生するところに設置するのも適していないので、注意しましょう。
用途
一人暮らしの場合とファミリーとの場合とでは、選び方に違いが出てきます。録画した映像コンテンツの共有やインターネットコンテンツの利用頻度、録画頻度など、ユーザーのニーズによって最適なモデルは異なるので、購入前に整理しておきましょう。
予算
ブルーレイレコーダーは、搭載されているHDDのサイズが大きいもの、機能が充実しているものほど高価格です。新品と型落ちとで実勢価格は異なりますが、HDDサイズが500GB~1TB程度のものでは2万円後半~4万円台、6TB~7TB程度では10~15万円程度が目安です。
録画機能はあまり使わず、ブルーレイディスクの視聴が多い人はHDDサイズの小さいものを、テレビ番組の録画中心に使う人はHDDサイズの大きいものを選ぶのがおすすめです。
ブルーレイレコーダーのおすすめメーカー
パナソニック(Panasonic)
パナソニックのブルーレイレコーダーは「DIGA」シリーズ。機能面では地上波、CS、BSチャンネルにおける番組放送のすべてを自動録画する「全録」、外付けHDD、SeeQVaultへの対応のほか、外出先からの遠隔操作「外からどこでもスマホ視聴」や4K画質の再生が可能な「Ultra HD」に対応したブルーレイレコーダーをリリースしています。
シャープ(SHARP)
シャープのブルーレイレコーダーは「AQUOS」シリーズ。4K解像度に対応した番組表の視認性はクリアで、使い勝手に優れていることが特長です。ほかには、ハイグレードモデル機(UTシリーズ)にはフルハイビジョン映像を4K画像にアップコンバートする機能や、Ultra HD ブルーレイ規格への対応、BD再生、ダビングも高速など、機能が充実しています。
東芝(TOSHIBA)
東芝のブルーレイレコーダーは「REGZA」シリーズ。自分の好きなキーワードを登録することで自動的に番組を録画してくれる「おまかせ自動録画」機能や、シンプルで使いやすいインターフェースが特長です。
ソニー(SONY)
ソニーのブルーレイレコーダーは「BDZ」シリーズ。全機種が超解像技術を使った「4Kアップコンバート」機能や、映画や夜景での暗部をクリアに見せる「階調補正」などの高画質画像に関する各種機能が搭載されているのが特長。また、番組表を代表とするインターフェースの文字が大きめで見やすいものポイントです。
イチオシのブルーレイレコーダー
パナソニック(Panasonic) ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BRG2030
地上波+CS+BSの3番組同時録画に対応し、HDDは2TBと十分な容量。最大6chの全録も可能なので、指定したチャンネルの番組を録画しておいて、後から選んで見るという使い方もできます。SeeQVaultによる外付けUSBハードディスクにも対応しています。
ビデオ・オン・デマンドやネットショッピングなどが利用可能なインターネットサービスへの接続、無線LANに対応し、DIGAで録画した番組を寝室やお風呂、キッチンで視聴できるお部屋ジャンプリンクなど、ネットワーク機能も充実しています。
パナソニック(Panasonic) ブルーレイレコーダー DIGA DMR-UBX7030
4K画像が保存可能なブルーレイディスクの規格「Ultra HD」に対応。録画できるチャンネル数は、地上波の場合が最大10ch、BS/CS放送が最大5ch全録できます。
また、内蔵HDDのサイズは2・4・7TBから選択が可能。ちなみに、7TBはかなり大容量です。なお、2TB程度の容量であれば、音楽CD約2300枚分保存できます。スマホやタブレットでの映像視聴も簡単なので、使い勝手のよいおすすめのブルーレイレコーダーです。
パナソニック(Panasonic) ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BRW1020
4K対応モデル。HDD容量は1TB、チューナー数は2+スカパーHDとなっていて、地上波+CS+BSで2番組同時録画が可能です。USB3.0に対応、外付けHDDへの録画・再生も映像の遅延や処理速度が低下することなく、快適に操作できます。
リビングのDIGAに記録した映像はスマホやタブレットでも視聴が可能。寝室で寝転びながらはもちろん、お風呂でリラックスしながらでも楽しめます。高性能ながら比較的優良な価格帯のおすすめモデルです。
シャープ(SHARP) AQUOSブルーレイレコーダー BD-NS510
ブルーレイディスクの視聴がメインの方におすすめのモデル。HDD容量は500GBで、チューナー数1とシンプルな構成ですが、有線LAN及び無線LANにも対応しています。
特長は、視聴中の番組を最大90分さかのぼって見れる「AQUOSタイムシフト」機能。さらに、4週間分の「新作連続ドラマ」「アニメ」「バラエティ」を全録できる「ドラ丸」は便利な録画機能です。操作も簡単で使い勝手は良好。リーズナブルなブルーレイレコーダーを求めている方におすすめです。
シャープ(SHARP) AQUOSブルーレイレコーダー BD-NW2100
AQUOSシリーズのスタンダード機種。内蔵HDDは2TBで外付けHDDも接続可能です。12倍モードで録画した場合、トータル2148時間もの長時間録画できます。
録画した番組を外出先から見れる「外からリモート視聴」機能や外出先から録画予約できる「リモート予約」、スマホに録画番組をダビングできる「Wi-Fiダビング」などスマホとの連携機能が充実しています。ユーザーインターフェースも見やすく操作性もよいブルーレイレコーダーです。
シャープ(SHARP) AQUOSブルーレイレコーダー BD-UT3100
AQUOSシリーズのハイグレードモデル機。4Kの映像美を楽しめる機能が搭載されています。4Kの主な機能として、ハイビジョン映像を4K解像度(3840×2160)にアップコンバートする技術、Ultra HD ブルーレイへの再生対応、そして、4Kテレビに対応したクリアーでとても見やすい番組表が特長です。
東芝(TOSHIBA) ブルーレイレコーダー REGZA DBR-W2007
2番組同時録画モデル機。地上波+CS+BSに対応していて、チューナー数は2、搭載しているHDDサイズは2TBです。無線LANにも対応しているので、スマホとの連携もスムーズにできます。
キーワードやジャンルを設定しておくだけで録画できる「おまかせ自動録画」、空き時間にあった再生時間が選べる「らく見/らく早見/飛ばし見」、簡単な操作でダビングできる「おまかせダビング」など、時間や手間をとらない“時短”機能の充実が本製品の注目すべきポイントです。
東芝(TOSHIBA) ブルーレイレコーダー REGZA DBR-T3007
3番組同時録画に対応しているモデル。ジャンル分けされた番組表、土日の色表示など見やすさと使いやすさを兼ね備えているのが特長です。
また、スマホとの連携機能も充実。例えば通勤中の電車の中で現在放送中の番組を見たり、家の中でWi-Fiを経由して録画した番組の視聴できたり、旅行先や外出先で事前にダビングしておいた録画映像を視聴したりできます。なお、スマートフォンでの遠隔操作で録画予約も可能です。
ソニー(SONY) ブルーレイレコーダー/DVDレコーダー BDZ-ZW1500
内蔵HDDは1TBで、2番組同時録画に対応したブルーレイレコーダー。また、SeeQVaultに対応しているので、外付けHDDに記録した映像データを別の機器で閲覧することができます。
毎回予約しなくても、タレント名やキーワード、ジャンルを登録しておけば関連番組を自動的に録画する「おまかせ・まる録」や、人気の番組が一目でわかる「みんなの予約ランキング」など、自動録画に関しての機能が充実しているモデルです。
ソニー(SONY) ブルーレイレコーダー/DVDレコーダー BDZ-ZT3500
チューナーは3つ搭載していてHDDサイズは3TB、最大約2900時間程度撮影が可能です。また、番組表や各番組の情報が細かく出力されるので、すぐに予約できます。
なお、4Kのハンディーカムで撮影した4Kカメラ画像をUSBケーブルをつないでブルーレイレコーダーに取り込めるのもポイント。取り込んだ後にブルーレイディスクにダビング・保存することで思い出の映像の整理に活用できます。
録画や再生のクオリティはもちろん、スマホやタブレットとの連携、同時に録画可能なチャンネル数などは各メーカー、各々の製品によって異なります。なお、テレビなどの周辺機器とブルーレイレコーダーのメーカーを統一させると、アプリやサービスなどがリンクできて、より便利になります。購入する際にしっかりと確認しておきましょう。