古くから日本人の食卓に欠かせない「味噌」。地域によってさまざまな味わいがあり、栄養価が高いことでも知られています。なかでも「無添加味噌」は、保存料や食品添加物を加えず、酵母が生きたまま保たれるのが特徴。味噌本来の風味や味わいの変化を楽しめます。

そこで今回は、無添加味噌のおすすめをランキング形式でご紹介。種類別にさまざまな無添加味噌をピックアップしたので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。

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無添加味噌とは、味噌の原料である大豆・米または麦・塩以外の添加物を一切含まない味噌のこと。味噌には、流通や保存性を高めるため、発酵熟成させる微生物の働きを抑え、容器の膨張を防ぐために酒精と呼ばれるアルコールやだし調味料・甘味料・着色料・保存料などを添加しているモノが多くあります。

しかし、本来味噌は食品添加物や保存料が必要のないモノです。無添加味噌は、容器の中で発酵が進むのが特徴。発酵が進むにつれ、色は濃くなり、味わいの変化も楽しめるのが無添加味噌の魅力です。発酵が進むということは、酵母が活発に生きていることを意味します。

無添加味噌のおすすめランキング|白味噌

第1位 マルマン 無添加生みそ 白


マルマン 無添加生みそ 白

創業1888年の信州味噌醸造所が手掛ける中甘口の無添加味噌です。非加熱で熟成した樽から直接パックしているため、酵母が生きています。麹の粒が残る米味噌で、麹の割合は大豆10に対して米8割で作られているのが特徴です。

仕込み水には、日本の名水百選にも選ばれた中央アルプス山系「猿庫の泉」の原水を使用。味のバランスがよく、さっぱりとしたキレのある味わいが魅力です。さまざまな具材と相性がよいため、味噌汁作りに向いています。内容量は750gで、賞味期限は製造より6ヵ月。毎日味噌汁を楽しみたい方におすすめの無添加味噌です。

第2位 はつゆき屋 天塩麦みそ 白

はつゆき屋 天塩麦みそ 白

自然塩の天塩を使用した、甘口・減塩タイプの無添加味噌です。通常商品の「麦みそ」に比べ、「ナトリウムを21%カット」とうたっています。原料には、四国産はだか麦・大豆・天塩のみ使用し、アルコール不使用。加熱処理をしていない生きた味噌のため、袋上部に呼吸用の穴が開けられています。

熟成期間約3ヵ月の、比較的若い白味噌です。麦味噌ならではの素朴でなつかしい味わいと、ほんのり香る麹の甘い香りが特徴。内容量は1kg入っています。賞味期限は180日。減塩タイプの白味噌を探している方におすすめの無添加味噌です。

第3位 福山醸造 トモエ 北海道仕込み白つぶ


福山醸造 トモエ 北海道仕込み白つぶ

北海道産の大豆と米、食塩のみを原料とした無添加味噌です。原料の大豆は、遺伝子組み換えの混入を防ぐため、分けて管理されたモノを使用。仕込み水には、大雪山系の天然伏流水を使っています。大豆10割に対して、米10割使用の米麹味噌です。

ほんのりと甘みのあるあっさりとした味わいが特徴。味噌汁はもちろん、鍋料理にもぴったりです。内容量は750g入っています。賞味期限は180日。無添加味噌のなかでも、原料の産地にこだわる方におすすめです。

第4位 マルクラ食品 国産 白みそ


 マルクラ食品 国産 白みそ

甘酒専門店が手掛ける、国産の原料のみで作られている無添加味噌。原料の米は、岡山県産または広島県産のモノを使用し、国産大豆と沖縄の海水から作られる塩「シママース」のみで作られている白味噌です。調味料・着色料・酒精などの食品添加物不使用で、素材本来の自然な味わいを楽しめます。

甘酒専門店ならではのノウハウを生かした甘みが特徴。味噌汁やお雑煮などの汁物や、サラダのドレッシングベースとしても使えます。クリーミーで甘みのある白味噌は、牛乳やチーズなどの乳製品との相性がよく、グラタンやクリームパスタ、クリームシチューなどの洋風メニューに合わせるのもおすすめです。

内容量は250g入っています。賞味期限は出荷日より6ヵ月。さまざまな料理に使えるので、料理好きな方にもおすすめの無添加味噌です。

第5位 かわばたみそ 甘口味噌 特上


かわばたみそ 甘口味噌 特上

兵庫県淡路島で180年続く、老舗味噌醸造所が手掛ける無添加味噌です。米・大豆・塩以外の原料を使わず、昔ながらの製法で手作りしています。原料の大豆は北海道産を使用。大豆の3倍の量の米麹を合わせた「三十歩麹味噌」と呼ばれる白味噌です。

米麹をふんだんに使うことで、米の自然な甘さが感じられます。同醸造所の中辛味噌に比べ、塩分を25%カットしていることでより甘みが際立っているのもポイント。素材のうまみ・甘みとコク、ほのかな麹の香りが特徴です。

関西風の白味噌ベースのお雑煮にぴったり。内容量は、380g~1kgまでさまざまなサイズをラインナップしています。米の甘みをしっかり感じられる白味噌を探している方におすすめの無添加味噌です。

第6位 丸新本家 白みそ

丸新本家 白みそ

原材料にこだわった、無添加の白味噌です。合成保存料や着色料、漂白剤などを使用していないのが特徴。北海道産の丸大豆や国産米、長崎県産の塩などを使っています。米に麹菌をつけて作る米味噌タイプの商品です。

自然な甘みを感じられる優しい味で、深みとコクを感じつつ、角のないまろやかな風味を楽しめます。ポイントは、3~6か月熟成していること。白味噌は1~2週間熟成のモノも多いなか、本商品は長期熟成を行なうことで、奥深い味わいを作り出しています。

味噌汁にはもちろん、和え物などに使ってもまろやかな味に仕上がるのが魅力です。塩味が強すぎることのない、上品な味わいは本商品ならでは。ひと味違う白味噌を試してみたい方には、特におすすめの商品です。

無添加味噌のおすすめランキング|赤味噌

第1位 マルマン 酵母菌が生きている!無添加生みそ 赤

マルマン 酵母菌が生きている!無添加生みそ 赤

無添加の信州の味噌です。大豆と米、天日塩のみを原料としており、やや粗ごしの食感が特徴。赤味噌らしい、赤色系の色合いをしています。中辛口の味わいは、しっかりとした塩味を感じつつ、コクもあるのがポイントです。

本商品と相性がいいのは、大根やにんじんといった根菜類や、お肉など。具材をたっぷりと入れた豚汁などに使うことで、魅力をしっかりと引き出します。また、お肉を味噌漬けにして焼く際にもぴったり。濃厚な味の味噌を楽しみたい方におすすめの商品です。

第2位 イチビキ 伝承製法八丁味噌


イチビキ 伝承製法八丁味噌

地理的表示保護制度の規格を満たした、八丁味噌タイプの無添加味噌です。豆味噌本来のうまみとコクが特徴。原材料は大豆と食塩のみです。食品添加物不使用で、味噌本来の風味を堪能できます。

味噌汁や煮物のほかに、カレーやミートソース、トマトソースの隠し味にもおすすめ。じっくりと煮込んだようなコク深い味わいに仕上がります。

意外な組み合わせでは、チーズケーキやブラウニーなどのスイーツにもぴったり。チーズやチョコレートのコクが増し、濃厚でリッチな味わいに変わります。内容量は400g。賞味期間は製造日より1年です。料理好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

・6個

第3位 マルカワみそ 有機みそ 日本


マルカワみそ 有機みそ 日本

伝統の製法で作られた辛口の無添加味噌です。有機栽培された国産の大豆と米を使用し、自然発酵で1年、木桶で熟成させています。加熱処理をしていないため、酵母が生きている生味噌タイプ。自家採取した麴菌を使用し、大豆10割に対し米麹8割を合わせることで、強い大豆の香りを感じられるのが特徴です。

大豆のキリっとしたうまみを堪能できます。内容量は、少量ずつ使用できる345gのチューブタイプ、600gカップ・2kgの3種類のラインナップ。チューブタイプのみ、容器の膨張を防ぐために加熱処理を施しています。賞味期限は7ヵ月。天然醸造の味噌を味わってみたい方におすすめの無添加味噌です。

第4位 カクキュー 国産大豆 八丁味噌 銀袋


カクキュー 国産大豆 八丁味噌 銀袋

国産大豆を使った八丁味噌タイプの無添加味噌です。原料は大豆と塩のみを使用。職人が木桶に仕込み、2年以上天然醸造で熟成しています。濃厚なうまみのなかに、ほんのりとした酸味と渋みのあるコクを感じられるのが特徴です。

味噌汁やサバの味噌煮などの味噌をメインとした料理はもちろん、カレーなどの隠し味にもおすすめ。トマトケチャップ・みりん・砂糖とあめ色になるまで炒めた玉ねぎを合わせれば、八丁味噌風味のデミグラスソースにもアレンジができます。

内容量は300g。チャック付きアルミ袋入りで、長期保存が可能です。普段使いはもちろん、備蓄用にも向いています。賞味期限は製造日より3年。八丁味噌ならではの濃厚なコクを、さまざまな料理に生かしたい方におすすめの無添加味噌です。

第5位 えちごいち味噌 無添加 丸しぼり 赤


 えちごいち味噌 無添加 丸しぼり 赤

国産の大豆・米・食塩のみの原材料を使用した赤味噌タイプの無添加味噌です。大豆は、たんぱく質が豊富で、芳醇な味に熟成するといわれている新潟県産エンレイ大豆を使用。加熱殺菌をしていない生みそで、しっとりとやわらかく仕上がっています。

あらこしで仕立てているため、麹の粒が気にならないのがポイント。大豆のうまみが凝縮された、香り豊かで芳醇な味わいが特徴です。

内容量は、650gと1.5kgの2種類。酵母が生きているため、密閉せず、使いやすく環境に配慮した簡易包装に詰められています。賞味期限は5ヵ月。大豆本来の芳醇なうまみを堪能したい方におすすめの無添加味噌です。

第6位 玉井味噌 限定仕込み味噌

玉井味噌 限定仕込み味噌

上質な原料と香りにこだわった無添加味噌です。原料の大豆は優良品種の「リュウホウ」、米は「コシヒカリ」を使用。香りへのこだわりから麹歩合を10割にし、じっくりと熟成させています。麹の粒が際立つ赤味噌タイプで、さっぱりとした甘みが特徴です。

同醸造所で最も醸造期間が長い仕込み味噌で、有名な老舗日本料理店でも使われています。
内容量は、1kg・2kg・5kg・10kgの4種類。賞味期限は6ヵ月です。丁寧に作られた味噌を味わってみたい方はチェックしてみてください。

無添加味噌のおすすめランキング|淡色味噌

第1位 ひかり味噌 無添加 円熟こうじみそ


ひかり味噌???? 無添加 円熟こうじみそ

味噌本来のおいしさにこだわった無添加味噌です。原料を厳選して作っています。厳しい基準をクリアした有機大豆、香りのよい国産米、海水のにがりをバランスよく含んだ天日塩を使用。米麹をふんだんに使いじっくりと熟成させることで、すっきりとしたうまみとまろやかな甘みを実現しています。

十分な発酵による芳醇な香りと豊かな風味が特徴。うまみ・塩味のバランスがよく、調味料としてさまざまな料理に使えるのが魅力です。炒め物や煮物の隠し味や、ごまと合わせたごま味噌風味、酢と合わせて酢味噌にするなど、幅広い料理に活用できます。

内容量は750g。本商品のほかに、使い切りサイズのスティックタイプや減塩タイプもあります。賞味期限は製造日より6ヵ月。日常で使い勝手のよい無添加味噌を探している方にぴったりです。

第2位 マルコメ 丸の内タニタ食堂の減塩みそ

マルコメ 丸の内タニタ食堂の減塩みそ

東京丸の内にある、健康志向のメニューを提案する「タニタ食堂」で使われている無添加味噌です。従来の淡色辛みそに比べ、塩分を20%カットした減塩タイプ。大豆の2倍の量にあたる米を使用し、減塩タイプながらしっかりとした甘みとコクを感じられるのが特徴です。

加熱処理をしていない生タイプの粒味噌で、味噌本来の風味や香りを楽しめます。味噌汁はもちろん、さまざまな料理に使えるのが魅力です。

内容量は650g入っています。賞味期間は6ヵ月。減塩タイプは、物足りないと感じている方や健康志向の方におすすめの無添加味噌です。

・10個

第3位 マルカワみそ 有機みそ 麦みそ


マルカワみそ 有機みそ 麦みそ

木桶で熟成させ、昔ながらの天然醸造で仕込んだ麦味噌です。国産の希少な有機大麦を使用。味噌汁にすると、大麦の豊かな香りを楽しめます。味噌に大麦の繊維がしっかり残っているのが特徴。風味豊かな甘口の無添加味噌で、味噌汁のほかに炒め物や鍋物にもよく合います。

賞味期限は7ヵ月です。内容量は、少量ずつ使えるのが便利なチューブタイプの345g入り、600g・2kgの3種類があります。豊かな大麦の香りを堪能できる無添加味噌です。

第4位 鶴味噌醸造 無添加合わせ 鶴

鶴味噌醸造 無添加合わせ 鶴

明治時代から続く老舗味噌醸造所が手掛ける無添加味噌です。2014年味噌醤油ご当地グランプリでは、最高金賞を受賞しています。素材を厳選し、長い歴史のなかで培われた技術を駆使して作られている熟成合わせ味噌です。

自然の風味豊かなコクのある味わいが特徴。味噌汁のほかに、炒め物などにもぴったりです。肉じゃがにプラスすると、まろやかでコクのある味わいが楽しめます。内容量は500g。普段使いはもちろん、贈り物にもおすすめの無添加味噌です。

第5位 ひかり味噌 CRAFT MISO 生糀


ひかり味噌???? CRAFT MISO 生糀

フルーティーな味わいの新感覚無添加味噌です。一般的な味噌作りの2倍以上の工程を要する独自の新製法「Cozy糀ブレンド製法」を採用。加熱処理をしない無添加味噌です。ジューシーな食感を実現。ひと手間を加えた製法と国産米100%の米麹をたっぷり使い、甘みを引き出しています。

従来品より塩分を25%カットした減塩タイプなのもポイント。味噌汁はもちろん、さまざまな料理に使えるのが魅力です。野菜にディップして、そのままでもおいしく食べられます。減塩タイプなので、たっぷりつけて楽しめるのもメリットです。

おすすめは卵かけご飯。醤油の代わりに本商品を使うことで、いつもと違う味わいを楽しめます。日常の食生活に味噌を取り入れ、自由なスタイルで楽しめる無添加味噌です。

第6位 フンドーキン醤油 生きてる九州産無添加あわせ白


フンドーキン醤油 生きてる九州産無添加あわせ白

大分県の醤油メーカーが手掛ける無添加味噌です。原料には、九州産の大豆・米・大麦を使用しています。麦の香りと米麹の甘みのバランスがよいのが特徴です。味噌汁をはじめとした汁物はもちろん、炒め物やさまざまな味噌料理に使えます。

特に大分県の郷土料理であるだんご汁にぴったり。本商品の甘めの味わいがだんご汁によく合います。内容量は750g。九州で親しまれる無添加味噌をぜひ味わってみてください。
・3個

第7位 ますやみそ 芳醇 合わせ味噌 無添加


ますやみそ 芳醇 合わせ味噌 無添加

自社製酵母を使い、手間ひまをかけて作られている無添加味噌です。国産大麦を使用した麦味噌と国産米を使用した米味噌をバランスよくブレンドした合わせ味噌。2種類の味噌が合わさることで、まろやかなうまみを感じられるのが特徴です。

麦と米特有のクセを抑え、不足する風味を補うことでコクが増し、食べやすく仕上がっています。麦と米の風味と香りも楽しめるのが魅力。味噌汁だけでなく、炒め物や焼きそばにもおすすめです。無添加味噌を加えることで、濃厚さがプラスされます。

内容量は500g。賞味期限は6ヵ月です。米と麦の両方のよさを併せ持つ無添加味噌を味わいたい方は、ぜひチェックしてみてください。

第8位 マルコメ プラス糀 無添加 糀美人

マルコメ プラス糀 無添加 糀美人

米糀が持つ、自然な甘みに着目して開発された無添加味噌です。「毎日の生活に糀をプラス」をコンセプトに、従来品の2倍の米糀を使用した24割糀で仕上げているのが特徴。国産米100%を使用した、淡色系の粒味噌です。

米糀の優しい甘みと深いうまみを堪能できます。定番の味噌汁はもちろん、炒め物や肉料理の味付けなど、さまざまな料理に使えるのが魅力。内容量は、325gと650gの2種類があります。賞味期限は製造日から12ヵ月。日々の食事に糀や味噌を取り入れたい方におすすめの無添加味噌です。

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無添加味噌との選び方

味噌の色の違いをチェック

白味噌

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白味噌は、大豆を煮て作るのが一般的な作り方です。煮ることで大豆に含まれる成分が水に溶け出し、熟成時に「メイラード反応」が起こりにくくなります。メイラード反応とは、原料の大豆のアミノ酸と糖が反応し、赤褐色に変色する現象のことです。

煮た大豆は熱いうちに麹と混ぜ、温度が急激に変わらないように調節しながら1~2週間熟成。メイラード反応が起こりにくく、色が白っぽい白味噌になります。塩分濃度が5~6%と低く、甘みが強いのが特徴。白味噌は関西地域に多く、西京味噌とも呼ばれる関西白味噌・讃岐白味噌・府中白味噌などがあります。

赤味噌

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見た目が赤い茶褐色の味噌全般を指すのが赤味噌です。大豆を長時間水に浸し、蒸すことで発酵時にメイラード反応が起こりやすくなります。白味噌に比べて熟成期間が長く、コク深い味わいが特徴。塩分濃度が10~20%と高いため、保存性に優れています。

地域によって、赤味噌の定義が多少異なる場合も。しかし、見た目の色でいうと、広義では赤だし・八丁味噌・仙台味噌も赤味噌に含まれます。

淡色味噌

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淡色味噌は、見た目が白よりも茶色っぽい、黄土色のような色をした味噌のこと。現在国内で多く流通しているのが淡色味噌で、種類も豊富です。白味噌よりも塩麴の割合が少なく、塩分濃度が高くなります。

赤味噌と白味噌の中間くらいの、甘すぎず辛すぎない味わいが特徴。代表的な淡色味噌では信州の味噌があり、全国的に作られているタイプの味噌です。

麹の違いも重要

麹とは、味噌を作る上で欠かせない原料のひとつで、米・麦・大豆などの原料に微生物を付着させ、発酵させる働きのあるモノのこと。麹は菌の一種で、カビの仲間です。麹菌を何に繁殖させるかで、麹の種類が決まります。

米麹は、蒸した米に麹菌を繁殖させたモノで、同様に麦に繫殖させたモノが麦麹、大豆に繁殖させたモノが豆麹です。味噌を作る際に使う麹の種類によって、味噌の種類も決まります。

米麹を使ったモノが米味噌、麦麹を使ったモノが麦味噌、大豆そのものに麹を繁殖させて作る味噌が豆味噌。最も多く流通しており、国内の広い範囲で作られているのが米味噌です。

米味噌は、米の甘みが感じられるのが特徴で、米麹の割合や製法によって白味噌か赤味噌になります。麦味噌は、麦の香ばしい香りと甘みが特徴で、九州・中国・四国地方で多く作られている味噌。豆味噌は東海地方に多く、赤だしや八丁味噌に代表される濃厚なコクが特徴です。

塩分が気になるなら減塩タイプを

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塩分が気になる方は、減塩や塩分控えめと書かれた無添加味噌を選ぶのがおすすめ。減塩とは、同種の標準的な味噌に比べてナトリウム量を100gあたり120mg以上減らした商品、かつ15%以上減らしたモノを指します。ただし、表記はさまざまなので、実際に塩分が何%含まれているのかを確認するのが大切です。

減塩味噌は味が薄い、おいしくないイメージを持つ方がいます。しかし、最近では製造技術が向上したことで、通常の味噌と変わりない味わいのモノも多く販売されているのでチェックしてみてください。無添加味噌であれば、減塩でも味噌本来の風味や素材の味わいを楽しめるのがメリットです。

無添加味噌の保存方法

無添加味噌は、冷蔵庫や冷暗所で保存するのがおすすめ。酒精などを使用しない無添加味噌は、常温で保存すると発酵が進みやすいため、風味や色が変化します。低温で保存することで発酵が進みにくくなり、風味をキープしやすいのがメリットです。

空気に触れないようにするのもポイント。袋の場合はなるべく空気を抜き、容器に移す場合にはラップで表面を覆うなどして空気に触れさせないことが大切です。

無添加味噌を使う頻度が少ない場合には、冷凍保存もおすすめ。冷凍庫に入れても味噌は少しかたくなる程度で凍らないため、使いたいときにそのまま使えます。

番外編:無添加のインスタント味噌汁おすすめ

マルカワみそ インスタントみそ汁 あおさ海苔


マルカワみそ インスタントみそ汁 あおさ海苔

化学調味料やだしを使用していない無添加味噌のインスタント味噌汁です。化学調味料だけでなく、動物性原料・酵母エキスも使わないことにこだわって作られています。木桶で約1年かけてじっくり熟成させることで、だし不使用でもしっかりとした風味を感じられるのが特徴です。

だしの代わりに少量のアスパラガス粉末とブロッコリー粉末を隠し味に入れ、物足りなさを補っているのがポイント。麦味噌の麦の香りと、米味噌の米の甘みがバランスよく配合されています。

あおさは国産のモノを使用し、香り高い仕上がりです。フレーバーはあおさ海苔のほかに、わかめ・ほうれん草・ゆず&わかめ。お湯を注ぐだけで無添加味噌の味噌汁を手軽に楽しめます。野菜・具材・味噌の風味を堪能できる無添加味噌のインスタント味噌汁です。

マルコメ プラス糀 糀美人 即席味噌汁

マルコメ プラス糀 糀美人 即席味噌汁

安政元年に創業したマルコメが作る、無添加味噌のインスタント味噌汁です。味噌汁を作る際に欠かせない糀にこだわっており、甘みと深いうまみを感じられるのが特徴。24割麹で優しい味わいの糀味噌が使われています。

かつおだし・煮干しだし・昆布だしで豊かな風味をプラス。化学調味料は使っていません。具材は長ねぎ・キャベツ・ほうれん草の3種類のアソートです。糀味噌ならではの甘さはクセになる味わい。甘めの味噌汁が好きな方には、特におすすめの商品です。

・2個

・7個

ひかり味噌 円熟こうじのおみそ汁


ひかり味噌 円熟こうじのおみそ汁

ロングセラー商品「無添加円熟こうじみそ」を使用したインスタント味噌汁です。化学調味料不使用の生味噌タイプで、だしをしっかり効かせています。インスタントながら、麹味噌本来の風味が感じられるのが特徴です。

芳醇な香りとすっきりとしたうまみのある味わいに仕上がっています。調味味噌と具材を器に入れ、お湯を注ぐだけで手軽に無添加味噌汁を食べられるのが魅力です。具材のシャキシャキとした食感を楽しめ、食べ応えがあります。

1袋10食入りで、具材は、とうふ・小松菜・わかめ・長ねぎの4種類を楽しめます。賞味期間は6ヵ月。忙しい朝などにも、無添加味噌にこだわりたい方におすすめです。

・1袋

・4袋