筆記用具のなかでも高価なイメージのある「万年筆」。しかし、なかにはリーズナブルな万年筆もラインナップされており、ビジネスシーンはもちろんプライベートでも気軽に使えます。
そこで今回は、おすすめの安い万年筆をご紹介。選び方のコツも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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安い万年筆の選び方
グリップのフィット感をチェック

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万年筆を購入する際は、グリップのフィット感にこだわって選択するのがおすすめ。万年筆は製品によってデザインが異なり、握った際のフィット感もそれぞれ違います。
フィット感を重視する場合には、指がくる位置にくぼみを設けている製品が便利。しっかりと握れるタイプであれば、長時間筆記を行った際に手や指にかかる負担を軽減する効果も期待できます。
ウエイトバランスをチェック

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万年筆の書き心地を重視する場合には、ウエイトバランスをチェックしておくのも重要です。バランスは製品ごとの設計や、使用している素材によって異なります。軽すぎても重すぎても筆記の際に違和感を覚える場合があるので、しっかり確認しましょう。
適度な重量感を実現しているモデルであれば、快適な筆記作業が可能。長時間文字やイラストを書く場合にもおすすめです。なお、キャップが付属しているモデルは、後部にキャップを付けた状態でのウエイトバランスも考慮する必要があるので注意してみてください。
軸の素材をチェック

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万年筆の軸に採用されている素材は、さまざまな種類があります。使われている素材によって外観が異なるだけでなく、握った際の質感や手触りにも違いが生まれるので注意が必要です。
なるべくリーズナブルな製品を求めている場合には、プラスチックやアクリルなどの素材を使用した製品がおすすめ。透明でインク残量が確認できるモデルも存在します。
また、金属軸の万年筆は適度な重量感が得られます。耐久性も高く、長期間愛用できるのがメリットです。
ペン先の素材と形をチェック

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万年筆は、ペン先の素材や形も製品ごとに異なります。金のペン先を採用しているアイテムはやわらかく、万年筆らしい書き心地が魅力。ペン先にステンレスを使用したモノは適度な硬さが特徴です。
低価格帯の万年筆に採用されているペン先はステンレスが比較的多め。ボールペンのようなカリカリとした書き心地なので、万年筆に慣れていない方でも扱いやすいのがメリットです。
インクの補充方式をチェック
コンバーター式

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コンバーター式の万年筆は、吸入式とカートリッジ式の両方に対応できるタイプです。軸内にコンバーターと呼ばれる吸入器を取り付けることで、直接インクを吸い上げて使用できます。
コンバーターが故障しても買い替えれば対応できるので、長期間愛用しやすいのが魅力です。また、コンバーター式を採用している万年筆はラインナップが豊富。好みのモノを選びやすい点もおすすめです。
カートリッジ式

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カートリッジ式の万年筆は、インクがなくなった際にカプセルのような形状のカートリッジを取り換えるだけで補充できるタイプ。インク補充に手間がかからないだけでなく、手が汚れにくい点もメリットです。
カートリッジ式は、リーズナブルな価格で販売されているモノが多め。予備のカートリッジを用意しておけば、自宅だけでなく外出先でも簡単にインクが補充できます。
デザインも重要

万年筆はビジネスシーンでも使いやすいシンプルなモノや、カラーバリエーションが豊富に用意されているモノなど、さまざまな製品が存在します。
お気に入りのデザインのモノを選ぶことで、使用する際に見た目でも楽しめます。購入する際は軸の素材や太さ、装飾などをチェックし、デザイン性に優れた万年筆を選択しましょう。
万年筆のおすすめ|1,000円以下
パイロット(PILOT) カクノ FKA-1SR
可愛らしいデザインを採用した万年筆です。全体はシンプルなデザインですが、ペン先に笑顔のマークが描かれており、遊び心があります。
キャップには開けやすいようにくぼみがついているのも特徴。くぼみに指をかけて引き抜くと、簡単にキャップを取り外せます。また、グリップはなだらかな三角形デザインを採用しており、3本の指にフィットして自然と安定した持ち方ができます。
軸・キャップは六角形を採用。持ちやすいほか、机においても転がりにくいのがメリットです。また、軸・キャップの素材には、環境に配慮されたリサイクル樹脂を使用。カラーバリエーションが豊富で、カラフルな透明軸タイプもラインナップされています。
セーラー万年筆 ハイエース ネオクリア 万年筆 11-0119-219
リーズナブルながら、万年筆の書き味がしっかり感じられる1本。ペン先はステンレス製で、軸はアルミとクリア樹脂を使用した軽量タイプです。
本製品は、軸からペン先まで透明なデザインを採用しています。インクが流れる様子が見えるのが特徴。また、インク残量が分かりやすいので、万年筆初心者にもおすすめです。
インク補充方式は、カートリッジインクのほか、別売りのインク吸入器コンバーターにも対応。コンバーターを装着すれば、ボトルインクも使用できます。
プラチナ万年筆 プレピー PSQ-400
リーズナブルな価格が魅力の万年筆です。ボディはカラフルでポップなデザインが採用されています。インクの補充はカートリッジ方式なので、インクの色の変更も簡単です。
ペン先の素材はステンレスを採用。特殊合金ポイント付きで摩耗に強く、本格的な万年筆の書き味を手軽に楽しめます。また、キャップを閉めた状態なら1年間使わなくてもインクが乾かない「スリップシール機構」を搭載しているのも特徴です。
ペン先の太さは極細で、手帳やスケジュール帳などの書き込みにも適しています。
無印良品 ポリカーボネート 万年筆 44596883

シンプルなデザインの万年筆です。ホワイトグレーの落ち着いた色合いと、軽い書き味が特徴。価格が安いので、普段使いにもおすすめです。
インクは水性の染料インクを採用。購入時は黒のカートリッジがセットされていますが、別売りの専用カートリッジにはブルーブラックもラインナップされています。
ボディとキャップの材質には、ポリカーボネートやアクリル樹脂を使用。ペン先はステンレス製です。外寸は約縦138×直径12mmで、最大直径は17mm。クリップ付きのキャップがあり、持ち運びにも適しています。
Hmmm!? Fonte 万年筆 641041

自分好みにカスタマイズできる万年筆です。安価ながらコンバーターが付属しているので、好きなインクを使用可能。さらに、12色展開の専用キャップが別売りされており、好きなキャップを自由に組み合わせることができます。
中のインクが透けて見えるスケルトンボディも特徴。ボディにはABS樹脂、ペン先はステンレスを採用しています。インクの補充方式は、コンバーター式だけでなくインクカートリッジにも対応。欧州統一規格のインクカートリッジを使用できるのもメリットです。
別売りで鉱石をテーマにしたボトルインクや、インクと混ぜて楽しむラメインクもラインナップ。自分好みの色を楽しみたい方におすすめの万年筆です。
万年筆のおすすめ|3,000円以下
プラチナ万年筆 プレジール PGB-1000-#21-F
リーズナブルな価格帯ながら、耐久性に優れた万年筆です。ボディの素材には、アルマイト染色仕上げのアルミを採用。擦り傷に強い加工が施されており、綺麗なまま使用できます。ボリュームのある柔らかいフォルムなのも魅力です。
ペン先は、摩耗に強い特殊合金ポイントが付いたステンレス製。万年筆の書き味を手軽に楽しめます。また、キャップを閉めた状態であれば、1年間使わなくてもインクが乾かない「スリップシール機構」を搭載しているのもメリットです。
インクの補充方式は繰り返し使えるカートリッジ式を採用。ペン先を下に向けた状態で、インクカートリッジを強く差し込むだけで簡単に交換できます。
ラミー(LAMY) safari red 万年筆 L16
握りやすいグリップが特徴の万年筆。ラミーのサファリは、知名度と人気が高いシリーズです。ボディの素材には、丈夫なABS樹脂を採用。誰でも正しくペンが握れるように、グリップにくぼみが設けられています。
ボディの両側は平たくなっており、机に置いても転がりにくいのがメリット。インクの残量が分かるインク窓も搭載されており、機能的な万年筆を探している方にもおすすめです。
ペン先が簡単に交換可能なのも魅力。ペン先が壊れてしまったり、字の太さが気に入らなかったりしても、自分で交換して長く愛用できます。また、インク補充形式は、カートリッジ・コンバーター両用式を採用しています。
パイロット(PILOT) コクーン FCO-3SR
デザイン性の高さが魅力の万年筆です。繭(まゆ)をイメージしており、美しい曲線で構成されているのが特徴。ボディとキャップには黄銅を使用しています。高級感のある仕上がりなので、プレゼントにもおすすめです。
握りやすさを意識した、やや太めのボディもポイント。ほどよい重量感で、手のひらに馴染みます。ペン先には特殊合金を使用。インク補充方式は、カートリッジ式とコンバーター式の両方に対応しています。別売りのコンバーターを使えば、好みのインクを使用可能です。
カラーは、メタリックな色を中心に7色をラインナップ。ペン先の太さは、細字・中字の2種類が展開されています。
ミドリ(MIDORI) MD万年筆 38079006
書きやすさにこだわったデザインが特徴の万年筆。首軸に施されたグリップで指がすべりにくく、鉛筆のように軽く持てます。ミドリが展開するMD用紙に合わせたクリーム色のボディも魅力です。
スチール製のペン先が、鳥のくちばしのようにカーブしているのもポイント。強い筆圧でもスムーズに筆記できます。また、さまざまな角度から書き始めてもインクがかすれないので、万年筆初心者の方にもおすすめです。
ペン先の太さは、繊細すぎず強すぎない中字を採用。日記・手紙・カードなどの筆記に適しています。黒のカートリッジが同梱されていますが、専用コンバーターを購入すれば好みの色のインクも使用可能です。
ペリカン(Pelikan) ペリカーノジュニア P67A
カラフルでポップなデザインの万年筆。万年筆の老舗ブランドであるペリカン社が、ジュニア向けに開発した製品です。
ペン先はステンレス製で、なめらかな書き心地が特徴。子供の筆圧でも筆記しやすいようにペン先が丸くなっています。また、グリップ部分が三角形なのもメリット。自然と正しい持ち方になるので、子供の万年筆デビューにも適しています。
字幅はやや太めの中字〜太字程度。ボディは樹脂製で、ペン先はステンレス製です。インクはカートリッジ方式なので、好みの色のインクにも手軽に交換できます。なお、本製品には右利き用と左利き用があるため、購入時には注意が必要です。
万年筆のおすすめ|5,000円以下
クロス(CROSS) ベイリーライト 万年筆 AT0746-3XS
高級感のあるデザインが魅力の万年筆です。人気の筆記具ブランドであるクロスの製品で、ペン先やセンターリング部分の緻密な彫刻が特徴。ビジネスシーンでの利用にもおすすめです。
ボディの素材には、合成樹脂であるレジンを採用しています。軽量化されており、持ち運んで使いやすいのもメリット。ポップなボディカラーがラインナップされているのも魅力です。ペン先の素材にはステンレスを採用しています。
プラチナ万年筆 プロシオン PNS-5000
「キラリと輝く万年筆」をコンセプトにした万年筆です。ボディの素材にはアルミを採用しており、筆記に適切な重量バランスに設計されています。
プラチナ万年筆独自の「スリップシール機構」が搭載されているのもポイント。ペン先を完全気密して、インクの乾燥を防ぎます。また、ペン先にはステンレス製の五角絞り大型ペン先を搭載。程よくしなるので、金ペンのような書き心地を実現しています。
インク補充方式は、カートリッジ・コンバーターの両用式を採用。インクが吸入しやすい新設計のペン芯を搭載しています。
セーラー万年筆 プロフィットカジュアル 11-0570-220
耐久性のあるイオンプレーティング加工が施されたペン先を使用している万年筆です。セーラー万年筆を代表するプロフィットシリーズのラインナップで、クラシカルなデザインが特徴。フォーマルシーンでの利用にもおすすめです。
複数の字幅が展開されているのもポイント。用途や書き癖に合わせて、好きなモノを選べます。インク補充方式はコンバーター・カートリッジ両用式です。
ラミー(LAMY) AL-star allblack 万年筆 L71
ラミーの人気シリーズ「サファリ」の特徴を踏襲した万年筆です。ボディの素材にアルミを採用しており、サファリより若干太いデザインを採用。質感に優れており、落ち着いた雰囲気のモノが欲しい方におすすめです。
サファリと同様に、くぼみ付きのグリップやワイヤー式の大きなクリップを搭載。機能性にも優れています。
ペン先はスチール製。ブルーのカートリッジインクが付属しています。インク補充方式は、カートリッジ・コンバーター両用式を採用。別売りのコンバーターを使用すれば、好きなインクを吸入して使用できます。
ツイスビー(TWISBI) TWISBI GO Clear TW10101
インクを一瞬で吸入できる機構を採用した万年筆です。透明軸と中に見える大きなスプリングが特徴。ボディを外してスプリングのバネを押し込むだけで、インクを補充できます。残量が一目でわかるのもポイントです。
ペン先の素材にはスチールを採用。なめらかな書き味を実現しています。キャップも透明でインクの色が分かりやすいのもおすすめのポイントです。
リーズナブルなモデルも多く存在する「万年筆」。フィット感に優れている製品や、ステンレスのペン先ながら万年筆らしい書き心地が楽しめる製品など、さまざまなモノがラインナップされています。購入する際は機能性に加えて、好みのデザインを採用している万年筆を選択するのもおすすめ。ぜひ好みの1本を見つけてみてください。