スタイリッシュな見た目がおしゃれな「万年筆」。伝統と品位を感じる重厚なモノから普段使いしやすいカジュアルなタイプまでさまざまなモデルが展開されており、お気に入りの1本を探すのも楽しみのひとつです。
しかし、万年筆はペン先の種類や文字の幅、書き味などが異なるため、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめの万年筆や選び方をご紹介します。
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万年筆の魅力とは？
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ほかのペンにはない独特な書き味を楽しめるのが万年筆の特徴。万年筆は書く人の筆圧によって、線の強弱や濃淡が異なります。日本語特有のトメやハライなどの表現もしやすく、味のある文字を書けるのが魅力です。
万年筆を使い続けるとペン先が摩耗し、滑らかになるのもポイント。自分の書き癖に合ってくるので、使い心地を求める方に適しています。また、定期的にメンテナンスを行えば長く使用できるため、モノを大切にしたい方やこだわりの1本を愛用したい方にもおすすめです。
万年筆の選び方
ペン先（ニブ）の素材・デザインで選ぶ
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万年筆の書き心地は、ペン先によって変化します。ペン先の種類は大きく分けて2つあり、14金や18金などの合金を素材に用いた「金ペン」とステンレスを素材に用いた「鉄ペン」に分かれています。
しっかりとした書き味を楽しみたい方には鉄ペンがおすすめ。線幅が一定になりやすいため、初心者にも向いています。一方、万年筆らしいタッチを楽しみたい方には金ペンがぴったり。鉄ペンと比べてペン先がやわらかいため、慣れるまで時間がかかる場合もありますが、味のある筆記を行えます。
また、ペン先のデザインも製品によってさまざま。シンプルなモノからおしゃれなモノまで幅広くラインナップしています。
さらに、万年筆の軸もラインナップが豊富。仕事用の場合は携帯性に優れたスリムなモデル、趣味などでゆったり文字を書く場合は安定性の高い太めのモノなど、好みに合った製品を探してみてください。
ペン先（ニブ）の太さで選ぶ
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ボールペンなどのペン先と同じように、万年筆のペン先にも太さの種類があります。太さはアルファベットで示される場合が多く、よく使われるのは、EF（極細）・F（細字）・M（中字）・B（太字）などです。
手帳やノートなど、比較的小さいモノに文字を書く際はEFやFのペン先がぴったり。細い線を引きやすく、細かい文字もスラスラと書けます。万年筆ならではの濃淡を楽しむ場合はM以上、サイン用はB以上のモデルがおすすめです。
しかし、同じ表記でもメーカーによって若干太さが異なるケースがあるため注意が必要。海外メーカーのモデルは国内モデルより字幅が太くなる傾向にあるので、気になる方は意識してみてください。
インクの補充方法で選ぶ
昔ながらのスタイルの「吸入式」
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吸入式は、インク壺にペン先を浸して直接インクを吸い上げるオーソドックスなタイプ。一般的な万年筆のイメージに最も近いモデルで、ほかのペンにはないリッチな使用感を味わいたい方におすすめです。
古くから使われている伝統的な形式でもあり、高級ブランドのラインナップが豊富なのも特徴。ほかの充填方法と比べて手間はかかりますが、その時間も万年筆の醍醐味として味わえます。愛着を持って長く使用したい方におすすめです。
内部の構造上、ほかの形式と比べて一度に多くのインクを吸入できるのもポイント。実用性と万年筆らしさの両方を味わえる方式です。
手軽に使える「カートリッジ式」
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カートリッジ式は、ボールペンなどと同様にインクの入ったカートリッジを交換して繰り返し使用できるタイプ。吸入式よりもインクの入れ替えが簡単なため、これから万年筆を使い始める初心者に向いています。
購入後すぐに利用できるのも嬉しいポイント。本体とカートリッジがセットになっているモデルを購入すれば、その場で万年筆を使用できます。ボトルインクを購入する必要がなく、気軽に使い始められるのがメリットです。
しかし、長期的に見るとランニングコストが高くなりがちなのが難点。対応するカートリッジが決まっているモデルが多いのも留意しておきましょう。
カートリッジ式とコンバーター式のどちらでも使える「両用式」
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カートリッジ式とコンバーター式を使えるのが両用式です。コンバーター式とは、取り外せるインク吸引器「コンバーター」を利用し、インクを吸い上げるタイプ。基本的にはコンバーターを使い、急なインク切れが起こったときはカートリッジを使うなど、シーンに応じて使い分けができます。
高級モデルから安価なエントリーモデルまで、ラインナップが豊富なのもポイント。各メーカーが展開しているため好みのデザインやペン先を見つけやすく、お気に入りの1本を探したい方にもおすすめです。
また、さまざまなインクに対応しているのもメリット。吸入式と比べると一度の充填量はやや少なめですが、利便性を重視したい方におすすめです。
万年筆のおすすめブランド・メーカー
パイロット(PILOT)
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パイロットは、1918年に創立した国内文房具メーカーです。筆記具全般を幅広く扱っている大手企業で、万年筆のラインナップも豊富。リーズナブルな価格帯から高級感のあるモデルまで、さまざまな製品を販売しています。
「カクノ」や「ライティブ」など、初心者が挑戦しやすいシリーズを展開しているのも特徴。機能性や使いやすさを重視したモデルも多く、外出先などで気軽に使用できる万年筆を探している方におすすめです。
セーラー万年筆
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セーラー万年筆は、1911年に創業した国内万年筆メーカーです。日本で初めて14金ペンの国産万年筆を製造したとされる歴史ある企業。高品質な万年筆を購入したい方におすすめです。
高級モデルから安価なモデルまで、幅広い展開も魅力のひとつ。種類が豊富で、好みや用途に合った製品を探せます。おしゃれなデザインのモノも多く、お世話になった方へのプレゼントにもおすすめです。
ラミー(LAMY)
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ラミーは、1930年に創業を開始した歴史あるドイツの筆記具メーカー。デザインと機能性を重視した製品が多く、シンプルな見た目が特徴です。
ほかでは見られないようなスタイリッシュなモデルを多くラインナップ。なかには、左利きのために作られた万年筆もあります。幅広い方が使いやすいモデルが多く揃っているのがメリットです。
モンブラン(MONTBLANC)
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モンブランは、1906年創業のドイツの伝統的な筆記具ブランドです。高級感溢れる万年筆を多くラインナップしています。自分へのご褒美や大切な方へのプレゼントにぴったりです。
なかでも有名なのが、さまざまな著名な作家たちに愛用されてきたとされる「マイスターシュテュック」。発売から時間が経った現在も根強い人気を保ち続けています。
万年筆のおすすめ｜吸入式
ラミー(LAMY) 万年筆 ラミー2000 L01
飽きにくい見た目で人気の万年筆です。1966年にラミーで最初に開発された原点とも言える製品で、半世紀以上経つ現在も世界中で愛用されているのが特徴。バウハウスに影響を受けたモダンなデザインもおしゃれなポイントです。
ペン先に14金を採用しているのも魅力のひとつ。万年筆らしい書き味を楽しめます。ステンレス無垢材を使って作られたスプリング入りクリップも搭載。伝統ある万年筆を手にしたい方におすすめです。
ペン先のサイズは全4種類。細かい文字を書きやすい極細モデルからサインなどにぴったりな太字まで展開しており、好みや用途に応じて使い分けができます。自分に合った1本を探してみてください。
モンブラン(MONTBLANC) 万年筆 マイスターシュテュック 149 115384
モンブランを代表する「マイスターシュテック」コレクションのなかでも、傑作といわれる「149」の高級万年筆です。ゴールド仕上げのディテールを随所に配し、高級感のある佇まい。トップにはシンボルマークであるホワイトスターを施してアイコニックに仕上げています。
18Kのゴールドを使用したペン先は、やわらかく滑らかな書き心地を実現。中字サイズは適度な太さで、日常使いからビジネスシーンまで幅広く活躍します。ピストン吸入式を採用しており、インクの補充も簡単で経済的です。
高級感を演出する、モンブラン純正の専用ボックスが付属するのも魅力。一生モノにふさわしい名品なので、自分へのご褒美にはもちろん、大切な方へのプレゼントにもおすすめです。
ペリカン(Pelikan) 万年筆 デモンストレーター クラシック M205
ドイツの万年筆ブランド、ペリカンの万年筆です。ピストン吸入機構や内部の構造などを確認できるクリアボディが魅力のひとつ。元々はデモンストレーション用に開発されたモデルですが、2000年に製品化されて以降高い人気を持っています。
滑らかなインクフローを実現しているのもポイント。ペン先にはステンレススチールを採用しており、しっかりとした書き心地を味わえます。ペン先の太さにもバリエーションがあり、EF・F・M・Bの4種類を展開しています。
手のひらで持ちやすいサイズで、持ち運びやすいのもメリット。カフェで手帳をつけたり、日記を書いたりなど、優雅なひとときのお供としてもぴったりです。男女問わずに使いやすいスタイリッシュなデザインのため、プレゼントにも向いています。
ペリカン(Pelikan) スーベレーン M1000
世界中から人気を集める万年筆ブランド「ペリカン」の代表作「スーベレーン」シリーズの最上位に属する万年筆です。特別製造されたコットンベースの素材から天然ダイヤモンドで切り出されたストライプ板を使用。シリーズ最大サイズで、書く喜びを実感できます。
ロジウム装飾が施された18金ペン先を搭載。光沢のある24金ゴールドプレート仕上げのクリップとリングが高級感を演出しています。インクの補充方法にはピストン吸入式を採用しており、一度にたっぷり補充できるのも嬉しいポイントです。
EF・F・M・Bの4種類の筆記幅から選べるペン先をラインナップ。全長約14.6cm、重さ約32.6gとバランスのとれたサイズ感です。高品質な万年筆を求める方におすすめです。
アウロラ(Aurora) 万年筆 オプティマ ブルーCT 996-CB
上品なブルーのデザインがおしゃれな万年筆です。イタリア発の万年筆メーカー「アウロラ」の製品で、ボディやキャップにアウロロイド樹脂を使用しているのが特徴。1930年代にベストセラーとなったモデルの復刻版で、随所にこだわりが感じられます。
「リザーブタンク付ピストン吸入式」という独特な機構を搭載しているのも魅力のひとつ。インク切れが起きた際に、予備タンクからインクを供給できるのがポイントです。近くにインクボトルがない場合でもA4用紙1～2枚程度の筆記を続けられます。
ペン先にはロジウム仕上げの14金を採用。空気に触れることで発生する金の変色リスクを軽減し、美しい外観を保っています。長さ12.6cmの比較的コンパクトな製品で、持ちやすい万年筆を探している方にもおすすめです。
ツイスビー(TWSBI) 万年筆 エコ クリア TWC10021
スケルトンボディがおしゃれな吸入式の万年筆です。インクを吸入したときに内部の液体の動きが見えるのが特徴。台湾の筆記具ブランド、ツイスビーのエントリーモデルで、比較的リーズナブルな価格で購入できるのも魅力です。
一度の充填で長時間筆記を行えるのもメリット。文字幅のラインナップも豊富で、EF・F・M・Bの4種類に加えて、縦の線は太字、横の線は細字で筆記できる「STUB1.1」も取り扱っています。
付属のレンチを使用して分解洗浄を行えるため、いつでも清潔な状態をキープ可能。吸入式の入門用としてもおすすめの製品です。
万年筆のおすすめ｜カートリッジ式
プラチナ万年筆 プレピー PSQ-400
2024年4月時点での累計販売本数1500万本を誇る人気の万年筆です。2007年の登場以来、世界中で愛されているロングセラーモデル。ピカピカに磨かれたステンレス製のペン先は、低価格帯のアイテムとは思えないほどの本格的な書き味を発揮します。
キャップを閉めた状態で1年間使わなくてもインクが乾かない「スリップシール機構」を搭載。いつでもさらさら書き始められるので、使う頻度が少ない方にもおすすめです。
透明なボディを採用しており、インクカラーを目で見て楽しめるデザインも魅力。カートリッジ式なので、さまざまな色のインクを組み合わせられます。インク残量も一目でわかるため機能性も良好。遊び心のあるおしゃれなアイテムを求める方におすすめです。
プラチナ万年筆 プレジール PGB-1000
アルミボディに鮮やかなアルマイト染色を施したスタイリッシュな万年筆です。長くきれいなまま愛用できるのが魅力。シンプルながらも上質感のあるデザインで、ビジネスからプライベートまで幅広く活躍します。
プラチナ万年筆独自の「スリップシール機構」を搭載。1年間使わなくてもインクが乾かないと謳われており、頻繁に使わないという方にもおすすめです。カートリッジ式なので、インクがなくなっても手軽に補充できます。
豊富な全8色のカラーバリエーションを展開。機能的でありながら比較的安い価格で購入できるのも嬉しいポイントです。
コクヨ(KOKUYO) PERPANEP 万年筆 プレピー PER-PR03W
プラチナ万年筆の「プレピー」とコラボした万年筆。紙とペンの組み合わせを考えてデザインされたシリーズで、凹凸のあるザラザラとした紙に対して本製品を使用すると、紙面をなぞる音を楽しめるのが特徴です。
低価格で万年筆の落ち着いた書き心地を体験できるのもポイント。しなりのあるステンレス製のペン先を採用しており、紙の細かな質感を体感できます。筆記具としての利便性だけでなく、万年筆を使う満足感を味わいたい方におすすめです。
また、プラチナ万年筆のカートリッジインク「SPN-100A」「SPSQ-400」に対応しているのも魅力的。カラーが豊富で、好みや用途に合わせて変更できます。ペン先は細字の1種類で、ノートや手帳などに細かい文字を書くのに適した製品です。
無印良品 アルミ丸軸万年筆 15136865
無印良品らしいシンプルなデザインが光る万年筆です。軸とキャップの素材はアルミ製のスタイリッシュな佇まい。ビジネスからプライベートまで、幅広いシーンに溶け込むアイテムです。
細字タイプのペン先はなめらかな書き心地で、手帳やノートへの書き込みにぴったり。重さは約20gと軽量で、長時間の筆記も快適に行えます。
比較的安い価格で購入できるのも魅力。万年筆デビューを考えている方におすすめの1本です。
ペリカン(Pelikan) 万年筆 ペリカーノジュニア 右利き用 970961
入門用におすすめの万年筆です。ドイツの子ども向けに開発されたモデルで、万年筆の書き方を覚えられるよう工夫されているのが特徴。グリップの表面には大中小のくぼみが設けられており、くぼみに沿うように指を添えると正しい持ち方をキープできます。
安価ながら高品質な書き味を実現しているのも魅力。インクフローがよく、余計な力を入れずにサラサラと筆記を行えます。本製品は右利き用ですが、左利き用のモデルも展開されており、利き手に合わせて練習が可能です。
また、プラスチック製のポップなボディもポイント。カラーはターコイズ・ピンク・レッド・ブルーの4種類を展開しています。
万年筆のおすすめ｜両用式
パイロット(PILOT) 万年筆 カクノ FKA-1SR
シンプルで使いやすい、初心者におすすめの万年筆です。軸もキャップも鉛筆と同じ六角形を採用。転がりにくく持ちやすいため、子どもにも使いやすいデザインです。ペン先にはかわいい笑顔マーク付きで、自然と書く楽しさが広がります。
グリップ部分は3本指にしっかりフィットする三角形なので、正しい持ち方になるよう自然とサポートしてくれます。また、キャップに指をかける窪みを設けており、スムーズに開けられるのもメリットです。
豊富なカラーバリエーションを展開しており、お気に入りのカラーを選べるのも魅力。比較的安い価格で購入できるため、気軽に試してみたい万年筆初心者の方にもおすすめです。
パイロット(PILOT) 万年筆 ライティブ FLT-2SR
携帯しやすいモノを求める方におすすめの万年筆。ボディは約12.3gと軽量で、外出先にも気軽に持ち運べます。
書き心地なめらかな特殊合金製のペン先を搭載。気密性の高いインナーキャップを採用しており、インクが乾きにくいのもメリットです。
アクティブネイビーを含む落ち着いたカラーを展開しており、大人のビジネスシーンにも溶け込むデザイン。比較的安い価格で購入できるため、まずは手軽に試してみたい万年筆初心者の方にもおすすめの1本です。
パイロット(PILOT) 万年筆 コクーン FCO-3SR
曲線のデザインがおしゃれな万年筆です。「始まり」を象徴する繭（まゆ）をモチーフにした製品で、20～30代の大人にぴったり。シンプルさとエレガントさを兼ね備えた見た目で、さまざまなシーンにマッチします。
手にフィットしやすい適度な重みもポイント。握りやすさを重視したやや太めのボディが採用されており、握ったときに存在感があります。使いやすさを重視したい方にもおすすめです。
ペン先の太さはF・Mの2種類。初期搭載されているカラーはブラックですが、同社が発売しているコンバーターや万年筆用の各種カートリッジに対応しており、好みの色に変更可能です。
パイロット(PILOT) 万年筆 カスタム74 FKKN-12SR
14金のペン先が生み出すなめらかな書き味が魅力の万年筆です。高級万年筆の入門モデルとして人気を博し、やわらかくしなやかな筆記感覚を実現。長時間の筆記でも快適に文字を綴れるのが特徴です。
軽量な樹脂ボディを採用。バランスのよい重量配分で手にしっくりとなじみます。カートリッジとコンバーター両方に対応しており、インク交換の手間も少なめです。
ブラック、ダークブルー、ダークグリーンなど落ち着いたカラーバリエーションを展開。ビジネスシーンでも違和感なく使用できるシンプルで洗練されたデザインが魅力です。高級感ある万年筆での筆記体験を求める方におすすめの1本です。
パイロット(PILOT) 万年筆 カヴァリエ FCAN-5SR
パイロットの高級万年筆です。最大径9.8mmのスリムなボディが特徴的。一般的な万年筆よりも細身のため手が小さい方でも握りやすく、コンパクトなモデルを探している方におすすめです。
程よい価格帯のため、自分へのご褒美やちょっとした贈り物にもぴったり。マーブル柄のボディは全4色展開しており、使っているだけで上品な雰囲気を味わえます。手帳や普段の持ち物に合わせて購入したり、好みで使い分けたりするのもおすすめです。
ペン先の太さはF・Mの2種類。製品名の「カヴェリエ」はフランス語で「ダンスのパートナー」を意味しており、パートナーとして寄り添える筆記具でありたいというメーカーの思いが込められています。
パイロット(PILOT) 万年筆 キャップレス デシモ FCT-15SR
筆記したいときにすぐ利用できるノック式の万年筆です。ノック式ボールペンと同じような感覚で素早く筆記を行えるのが魅力。気密性の高いシャッター機構を搭載しているため、インク漏れや乾燥しにくいのがメリットです。
軽量・細身タイプなので、一般的な万年筆が大きく感じている方にもおすすめ。手帳などの書き込みに使いやすい極細モデルから中字までの3種類を展開しており、用途に応じて使い分けができます。
ペン先にはロジウム仕上げの18金を使用。しなりのある万年筆らしい書き味を楽しめます。ボディのラインナップも充実しており、好みやシーンに合ったモノを購入できる製品です。
セーラー万年筆 プロフィットJr. 透明感万年筆 PG-01 11-9924-300
クリアパーツが魅力的な万年筆です。ペン芯やボディ、キャップなど、全てのパーツが透明なPMMA樹脂で構成されているのが特徴。ガラス細工のようなデザインで、インクの流れる様子や見た目を楽しめます。
ステンレス製のペン先を搭載しており、初心者でも比較的スムーズに筆記を行えます。ペン先の太さは中細の1種類です。
重さは12.2g。手になじみやすい軽量モデルで、軽やかな筆記を楽しみたい方に向いています。価格もリーズナブルで購入しやすく、万年筆の入門用にもおすすめです。
セーラー万年筆 万年筆 プロフィット ふでDEまんねん 10-0212-740
角度によって線の太さを変えられる一風変わった万年筆です。55°の角度がついた特殊なペン先を採用しており、ペンを立てると細字、寝かせると太字を書けるのが特徴。筆記する媒体や用途に応じて、線の書き分けを行えます。
筆が苦手な方でも筆文字のような字体を表現できるのが魅力のひとつ。一般的な筆よりも握りやすく、スムーズに筆記を行えます。
また、黒色の交換用カートリッジが2本付属しているのもメリット。本体も比較的リーズナブルな価格のため、通常とは異なる書き味を楽しめる2本目の万年筆としてもおすすめです。
セーラー万年筆 プロフィット21 万年筆 11-2021-220
2023年に開催された「G7広島サミット」の記帳でも使用された高品質な万年筆です。21金のペン先を搭載しており、万年筆らしいしなやかさを味わえるのが魅力。先端と金属パーツには24金メッキが施されており、金色の輝きが美しい製品です。
軽いタッチで線の強弱やインクの濃淡を表現できるのもポイント。ペン先にかかる力をたわみに変えやすい構造により、筆跡の変化を繊細に書き起こせます。
また、キャップの有無によって重心のバランスを調整できるのも便利。軸はリラックスして文字を書くのに適した太さが採用されており、落ち着いた環境で日記や手紙を書くのに適しています。
ラミー(LAMY) 万年筆 サファリ スケルトン L12
若い世代を中心に人気を集めている定番の万年筆です。大型のワイヤークリップが特徴的。デニムなどの厚手の服のポケットにもしっかり挟み込めるため、持ち運びに向いています。インク残量を確認できる小窓も設けられており、機能性も良好です。
軽量ボディも魅力のひとつ。年齢を問わず使いやすい製品で、学校や会社などさまざまなシーンで活躍します。ペン先はEF・F・Mの3種類で、用途に応じて交換も可能です。
付属品はブルーのカートリッジ1本。吸入用のコンバーターは同梱されていないため、コンバーター式の充填を行いたい場合は別売りの専用コンバーターもチェックしてみてください。
ミドリ(MIDORI) MD万年筆 38079006
スムーズな書き心地が魅力の万年筆です。スチール製のカーブしたペン先を採用しており、思い立ったときにすぐ書き始められるのが特徴。首軸に滑り止め用のグリップが搭載されているため、手にフィットしやすいのも嬉しい点です。
「書く」ことに寄り添った製品で、さまざまな角度で使用してもインクが掠れにくいのが魅力のひとつ。細すぎず太すぎない中字のペン先を採用しており、スケッチや日記、手紙などさまざまな用途に使用できます。
また、同社のMD用紙に合わせたクリーム色のデザインもポイント。ナチュラルなあたたかみを感じる色合いで、プレゼントにも適しています。
カートリッジのカラーは黒・ブルーブラックの2種類ですが、別売りの専用コンバーターを購入すればボトルインクからの吸入も可能。気分に応じて楽しみ方の幅を広げられる製品です。
プラチナ万年筆 万年筆 センチュリー #3776 PNB-15000
プラチナ万年筆のフラッグシップモデルである「#3776センチュリー」シリーズの万年筆です。「3776」という数字は、富士山の標高を表す数字にちなんだモノ。日本最高峰の品質を目指す意味から名づけられました。
インクの乾燥を防ぐメーカー独自技術「スリップシール機構」を搭載。約2年間使わなくてもインクが乾かないと謳われています。年に数回しか万年筆を使わないという方にもおすすめです。
シックな5色のカラーバリエーションをラインナップ。ビジネスからプライベートまでシーンを問わず使いやすいデザインに仕上がっています。
パーカー(PARKER) 万年筆 ソネット GT 1950874ASZ
英国王室御用達の老舗ブランド、パーカーの万年筆です。ブランドの象徴でもある「矢羽クリップ」が採用されているのが魅力。落ち着いたデザインからは上品さが感じられ、持っているだけでエレガントな大人の雰囲気を演出できます。
手にしたときの感触までこだわり抜かれたボディもポイント。心地よい大きさで手になじみやすく、快適な筆記体験を行えます。書きやすさを重視した設計で、普段使い用におすすめです。
ギフトとしても人気の製品で、大切な人やお世話になっている人への贈り物にもぴったり。さりげないおしゃれなデザインと品質を兼ね備えたパーカーのベストセラーモデルです。
ウォーターマン(WATERMAN) エキスパート エッセンシャル ブラックGT S2243112
エレガントな雰囲気が魅力的なフランスのブランド、ウォーターマンの万年筆です。伝統的なスタイルと現代的なモチーフが融合したデザインが特徴。ゆったりとしたフォルムが美しい上品な製品で、信頼が重要なビジネスシーンにおすすめです。
ペン先にはステンレススチールを採用。23金ゴールドプレートとのツートンカラーで、リッチな印象を与えられます。サイズは細字の1種類です。
また、長時間使用しても負担を感じにくいボディもポイント。手になじみやすい設計が施されており、高級感のあるデザインと実用性の両方を重視したい方におすすめです。
万年筆の使い方
インクの補充方法
吸入式
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インクのカラーや種類を自由に選べるのが吸入式の魅力。補填方法も抑えておきましょう。
好きなインクのボトルを用意したら蓋を外し、尾栓を回します。ハート穴が浸る程度までペン先をボトルに入れ、再度尾栓を回しながらインクを吸入していきます。吸入が完了したら、ペン先についた余分なインクを拭き取って完成です。
コンバーター式や軸が透明なモデルであれば、インクをどこまで吸入したのかがすぐに分かって便利。メーカーによっては、吸入方法をホームページなどに記載している場合もあります。初心者のうちは、購入したメーカーが推奨する手順に従って行うと安心です。
カートリッジ式
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カートリッジ式では、まず蓋と胴を外して、カートリッジインクの差込口を確認します。その後、カートリッジを真っすぐ差し込めば完了です。製品にもよりますがインクがでてこない場合は、カートリッジを両側から軽く押すと改善する場合があります。
吸入式と比べてスピーディーにインク充填を行えるのがカートリッジ式の魅力。初心者でもあまり手を汚さずに交換できるため、外出先でインク切れが起きてしまった場合もすぐに対応できます。外で万年筆を使用する場合は、予備のカートリッジを持っておくとさらに安心です。
持ち方
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万年筆は構造上、紙にペン先を押しつけなくても、当てるだけでインクがでてくるようになっています。そのため、あまり力を入れずにゆったり握るのがポイント。強く握りすぎるとペン先が割れる原因にもなるので、軽く持つ習慣をつけるのが大切です。
文字を書く際は、ボールペンよりやや寝かせ気味に持つのがポイント。具体的には、45～60°の角度で持つのが目安とされています。万年筆は角度によって線の太さが異なるため、自分に合った書き味を探してみてください。
また、難しい場合は丸めたティッシュを潰さないように手で握り、同じくらいの力加減で軸を握る練習をしてみるのも効果的です。
お手入れの仕方
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万年筆のお手入れは2～3ヶ月に1度が目安。カートリッジ式やコンバーター式など「大先」と呼ばれるペンの先端部分を外せるモデルの場合は、水を使用したお手入れがおすすめ。カートリッジ式の場合は、カートリッジインクを抜いたあと、綺麗な水が入ったコップに大先全体を入れて一晩漬け置き洗いをしましょう。
コンバーター式の場合は、コンバーターに水を吸入・排出する作業を5～6回程度繰り返し、取り外した大先を水に入れて一晩漬けます。
漬け置きが終わったあとはいずれも、水気をよく拭き取るようにしましょう。なお、メーカーによっては、お手入れの方法をホームページなどで公開している場合があります。ぜひチェックしてみてください。
万年筆の不調で多いのは、インクが内部で固まってしまうケース。しばらく使用しない場合はよく洗って保管し、使用時に新しいインクを吸入するのがおすすめです。
ライターからヒトコト
長く使い続けることで、自分に合った書き味の1本に変化していくのが万年筆の魅力。初心者が挑戦しやすいリーズナブルな価格帯のモノも数多く展開されているため、気軽に万年筆デビューできます。本記事を参考にお気に入りの1本を探してみてください。