万年筆のメリットは、好きなインクを選んで書けること。多くのメーカーが色味の異なるインクを販売しているため、お気に入りの1品を選ぶ楽しさがあります。しかし、万年筆インクは種類がたくさんあり、どれを選べばよいかわからないことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おすすめ万年筆インクをご紹介。おすすめ製品だけでなく、種類や形状といった選ぶ際のポイントを解説します。

万年筆インクの選び方

インクの種類で選ぶ

染料インク

By: rakuten.co.jp

染料インクは、現在ラインナップしている万年筆インクのなかでもとくに製品数が多いモノ。手軽に使えて豊富なカラーバリエーションを楽しめるのが魅力です。

大きな特徴は、水に溶けやすいこと。そのため、万年筆の先にインクが詰まっても簡単に取り除けます。なお、水に溶けやすいという性質上、書いた文字がにじみやすく褪せやすいというデメリットもあるため注意が必要です。

時間が経つと文字が劣化してしまう可能性があるので、公的書類にサインするといったビジネスシーンには向きません。メモや日記などに使用するのがおすすめです。

顔料インク

By: rakuten.co.jp

顔料インクは染料インクより販売数は少ないですが、劣化しにくいアイテムです。水や色褪せに強いため、公的書類など長期間保管が必要なモノに文字を書くときに活躍します。また、染料インクよりも濃くはっきりとした文字を書けるので、力強い筆記をしたい方におすすめです。

一方、カラーバリエーションは染料より少なく、黒やブルーブラックがメイン。さらに、水に溶けにくい性質により、ペン先が詰まってしまうとメンテナンスが難しいデメリットがあります。こまめにお手入れをして、使いやすさを保つことが大切です。

没食子インク

By: rakuten.co.jp

販売されている製品数は少ないですが、昔ながらの万年筆インクとして知られているのが没食子インク。時間の経過とともにインクの色が変化し、風合いを楽しめるのが魅力です。

また、耐水性や耐光性がほかのインクよりも優れているため、長期間保管する書類にも問題なく使えるというメリットがあります。一方、こまめにメンテナンスをしないと万年筆の先が詰まってしまい、使えなくなることもあるので注意が必要です。

色で選ぶ

ブラックインク

By: amazon.co.jp

ブラックインクはクッキリ見やすく、汎用性に優れているのが特徴。日常のちょっとしたメモ書きからビジネスシーンの重要書類まで、あらゆる用途に活用できます。万年筆インクを1色だけ購入する場合は、ブラックインクがおすすめです。

なお、一口にブラックインクといっても微妙なトーンはメーカーやブランドによって異なるので、留意しておきましょう。

ブルーブラックインク

By: amazon.co.jp

ブルーブラックインクも、ブラックインク同様に定番カラー。乾くと黒よりもやや彩度が高い「濃紺色」になり、公的書類にも活用可能です。ブルーブラックインクは柔らかく洗練された印象を与えるほか、ハネやはらいなどの筆跡をより美しく見せられます。 万年筆ファンにも愛用者が多いカラーです。

カラーインク

By: amazon.co.jp

カラーインクは、カラフルなイラストを描いたり、メモや日記をおしゃれに書いたりしたい方におすすめ。赤や青、緑、黄色などさまざまな色合いのモノがラインナップされており、お気に入りの1色を見つけ出すまでの過程も楽しめます。

形状で選ぶ

ボトルタイプ

By: amazon.co.jp

インクがガラス瓶に入っているのがボトルタイプです。インク吸入器であるコンバーターを活用し、ボトル内からインクを吸い上げて使用します。ボトルタイプの魅力は、豊富なカラーバリエ―ション。また、調合用のインクを選べば、複数の色を混ぜ合わせてオリジナルカラーが作れるのもポイントです。

なお、万年筆インクは、インク内に含まれる水分が蒸発することにより徐々に色味が濃くなっていくもの。ボトル内でも色味の変化は起きるので、色味変化を防ぎたい方や万年筆の使用頻度が低い方は、通常サイズよりも小さなミニボトルタイプを選んでおくのがおすすめです。

カートリッジタイプ

By: amazon.co.jp

カートリッジタイプは、インクカートリッジを万年筆に直接装着することでインク補充を行うタイプです。手が汚れることもなく楽々補充できるほか、持ち運びしやすいのが魅力。万年筆をボールペン感覚で、家でも外でも気軽に使いたい方におすすめです。

しかし、カートリッジタイプは互換性が低く、基本的には万年筆と同じメーカーの製品を選ぶ必要があります。そのため、必然的に選択肢が大きく狭まってしまう点には留意しておきましょう。

万年筆インクのおすすめ|ブラックインク

パーカー(PARKER) クインク・ボトルインク ブラック

パーカー(PARKER) クインク・ボトルインク ブラック

イギリスの高級筆記具ブランド「パーカー」の万年筆に合わせて作られた、専用ボトルインクです。本製品は、速乾性に優れているのが特徴。手で触ったり書類を重ねたりしてもにじまないため、快適に活用できます。

インクの出も安定しており、素早くペンを動かしても文字がかすれません。また、水性染料インクなので、ペン先のメンテナンスも簡単。書きやすさを重視している方におすすめの万年筆インクです。

ペリカン(Pelikan) エーデルシュタイン・インク オニキス

ペリカン(Pelikan) エーデルシュタイン・インク オニキス

スルスルと滑らかな書き心地と、絶妙な発色が特徴の万年筆インクです。書き方やペン先の種類によって、さまざまなニュアンスを表現できるのが特徴。また、ブラックのほかにグリーンやレッドなど多彩なカラーを展開しているほか、それぞれのカラーには宝石名が付けられているのも魅力です。

さらに、洗練されたボトルデザインもポイント。高級感もあり、自分用のみならず、プレゼントにもおすすめの製品です。

ラミー(LAMY) ボトルインク ブラック LT52BK

ラミー(LAMY) ボトルインク ブラック LT52BK

高い実用性を有する、おすすめの万年筆インクです。ボトル下部に「インク拭き取り紙」が配置されており、ペン先の余分なインクを簡単に拭き取れます。また、ボトル底の中央部が凹んでいることにより、インク残量が減ってきても最後までキレイに吸い取れるのもポイントです。

カラーは、ブラックに加えて、ブルーブラックやターコイズなどの計7色を展開。インクの出も安定しており、伸びのよい書き味を楽しめます。濁りのないピュアなブラックで、日常からビジネスシーンまで活躍するおすすめアイテムです。

セーラー万年筆(SAILOR) 万年筆用カートリッジインク 極黒

くっきりと濃い文字が書ける、「超微粒子」の顔料インクです。通常の顔料よりも粒子が小さいためインク詰まりが起こりにくく、染料インクのようにシャープで快適な書き心地を楽しめます。また、カートリッジタイプなので持ち運びしやすく、簡単に補充できるのもポイントです。

さらに、水や色褪せに強くにじみにくいため、宛名書きや保存文章の記入などにぴったり。紙の裏側までインクが浸透する「裏抜け」も起こりにくく、両面を使うノートやルーズリーフへの筆記にも活用できます。1箱に12本も入っていながらリーズナブルな価格帯で、コスパに優れた万年筆インクです。

シュナイダー(Schneider) 万年筆 インクカートリッジ 100本入り BS6801

シュナイダー(Schneider) 万年筆 インクカートリッジ 100本入り BS6801

万年筆を使う機会の多い方へおすすめの万年筆インクです。インクカートリッジが100本もセットになっているため、残り本数を気にせず気軽にカートリッジ交換ができます。また、欧州共通規格のインクカートリッジで、幅広い万年筆へ対応できるのも魅力です。

さらに、シュナイダーの万年筆インクは速乾性に優れているので、筆記中に手の側面が汚れてしまう心配もありません。カラーは、ブラックのほかミッドナイトブルーやロイヤルブルーも展開しています。インクをすべて使いきった後の容器は、おしゃれな小物入れとして活用するのもおすすめです。

モンブラン(MONTBLANC) インク カートリッジ ミステリーブラック MB105191

モンブラン(MONTBLANC) インク カートリッジ ミステリーブラック MB105191

万年筆のトップメーカー「モンブラン」の万年筆インクです。ラグジュアリーかつ、気品溢れる色合いが魅力。書いた直後は青みがかかったブラックですが、乾くと赤紫が混ざった独特なブラックに変化します。染料インクのため、ペン先のメンテナンスも簡単です。

また、インクの出もよく、ペン先の種類や書き方によってさまざまな濃淡が楽しめます。さらに、カートリッジタイプなので手や周囲を汚すことなく、スピーディにインク補充ができるのもポイント。なお、ブラック以外にも、アイリッシュグリーンやバーガンディレッドなど、さまざまな色を展開しています。

万年筆インクのおすすめ|ブルーブラックインク

パイロット(PILOT) 万年筆インキ 色彩雫(iroshizuku) 月夜 INK-50-TY

パイロット(PILOT) 万年筆インキ 色彩雫(iroshizuku) 月夜 INK-50-TY

日本の美しい情景にインスパイアされて作られた、ボトルタイプの万年筆インクシリーズ。繊細で美しい色合いが、万年筆ユーザーから高い支持を得ています。

50mlと十分なインク容量ながら価格は比較的安く、コスパに優れているのもポイント。また、染料インクなので、万年筆のペン先にインクが詰まってしまっても容易に取り除けます。手紙・メモ書き用の万年筆インクにおすすめです。

モンブラン(MONTBLANC) インクボトル ロイヤルブルー 105192

モンブラン(MONTBLANC) インクボトル ロイヤルブルー 105192

モンブランならではの気高く高貴な色合いと、ユニークな形が特徴の万年筆インクです。書き始めはうっすらと赤みを帯びた青ですが、徐々に紫がかった青、そして深みのある藍色へと変化。インクの出もよく、筆記スピードなどに応じて絶妙な濃淡も楽しめます。

また、インクボトルが大小2つに分かれた「靴型」デザインにより、ボトル内のインクが減ってきても吸い上げやすく綺麗に使いきることが可能です。さらに、染料インクなのでペン先が詰まりにくく、メンテナンスも簡単。自分用のみならず、ちょっとしたプレゼントにもおすすめの製品です。

ペリカン(Pelikan) ボトルインク ブルーブラック 4001

ペリカン(Pelikan) ボトルインク ブルーブラック 4001

100年以上もの間生産されている、人気の万年筆インクです。昔ながらの没食子インクであり、耐水性・耐光性に優れているのが特徴。契約書など、長期間保存する書類への筆記に適しています。また、インクの出は安定しておりくっきりと筆記できるので、力強い文章表現をしたい方にもぴったりです。

時間の経過とともに書いた文字の色合いが徐々に変化していくため、色合いや風合いの変化を楽しめるのもポイント。さらに、クラシックでおしゃれなボトルデザインなので、インテリアのアクセントとしても活躍します。内容量は62.5mlとたっぷり。なお、インク詰まりを防ぐためにこまめなメンテナンスが必要な点には、留意しておきましょう。

ウォーターマン(WATERMAN) ボトルインク ミステリアスブルー (ブルーブラック) S0110790

ウォーターマン(WATERMAN) ボトルインク ミステリアスブルー (ブルーブラック) S0110790

フランスの高級筆記具ブランド「ウォーターマン」の万年筆専用ボトルインクです。ミステリアスな色合い変化が魅力で、書いた直後の紺に近い青から徐々に緑色を帯びた青へ変化し、数ヵ月後にはターコイズに近い青緑色に変化するケースもあります。

また、ボトルは中のインクが少なくなったときに傾けて使えるようデザインされており、実用性も良好です。ユニークなカラーの万年筆インクを探している方はチェックしてみてください。

ラミー(LAMY) インク カートリッジ ブルーブラック LT10BLBK

ラミー(LAMY) インク カートリッジ ブルーブラック LT10BLBK

「Lamy2000」以外のすべてのラミー製万年筆で使える製品です。インク補充が容易なカートリッジタイプで、持ち運びの際も便利。また、補充の際に手が汚れてしまう心配もありません。

色合いはブラック・ブルーの中間色で、プライベートな手紙や日記などのさまざまな用途で活用できます。さらに、染料インクなので万年筆のメンテナンスも簡単。なお、5本入りなので、インクの残量を気にせず使えるのも魅力です。

プラチナ万年筆 万年筆カートリッジインク ブルーブラック SPSQ-400#3

特殊な樹脂を配合することにより、染料インクながら優れた耐水性や耐光性を有する万年筆インクです。にじみにくく色褪せにくいため、保管文章の筆記にぴったり。また、カートリッジタイプなので補充にも手間がかかりません。

さらに、カートリッジ内にステンレス製の小さなボールが入っているのもポイント。万年筆を振るとボールがインクを適度にかき混ぜてくれるため、インクがかすれてしまうこともなくスムーズに筆記できます。そのほか、10本入りと十分な容量ながらも価格帯はリーズナブル。コスパに優れたおすすめアイテムです。

万年筆インクのおすすめ|カラーインク

セーラー万年筆(SAILOR) 四季織(SHIKIORI) 十六夜の夢 万年筆用ボトルインク

セーラー万年筆(SAILOR)  四季織(SHIKIORI) 十六夜の夢 万年筆用ボトルインク

日本の四季を色とりどりの水性染料インクで表現したミニボトル。1本20mlの小容量なので、万年筆の使用頻度が低い方や、多彩な色をコレクションしたい方におすすめです。

カラーは1つの季節ごとに4色ずつ、計16色と豊富に展開されています。また、時雨や雪明、桜森など、季節感と情緒にあふれた色名が付けられているのも魅力です。

パッケージには、美しい色合いが引き立つシンプルなデザインを採用。カラフルなイラストを描いたり、季節によって色を使い分けたりと、さまざまな使い方ができるおすすめアイテムです。

パイロット(PILOT) 万年筆インキ 色彩雫(iroshizuku) mini 3色セット

パイロット(PILOT) 万年筆インキ 色彩雫(iroshizuku) mini 3色セット

人気の万年筆インクシリーズ「色彩雫」の豊かな色彩をより手軽に楽しめる、ミニサイズの3色セットです。1本15mlの小容量なので、万年筆を普段あまり使わない方でも手軽に購入できます。

カラーは朱色・爽やかな水色・落ち着いた緑色の3種類。見た目もおしゃれのため、飾ってコレクションも楽しめるおすすめの万年筆インクです。

エルバン(HERBIN) トラディショナルインク

エルバン(HERBIN) トラディショナルインク

フランスで生まれた老舗インクブランド「エルバン」の定番アイテムです。スタンダードな色から個性的な色まで、全30色と豊富なカラーを展開しています。容量はわずか10mlなので、気になる色を次々と購入して試すことが可能です。

クラシカルな雰囲気漂うスクエア型のミニボトルで、部屋のおしゃれなインテリアとしてもおすすめ。なお、同ブランドの万年筆インクには、香り付きのアイテムも存在。手紙をしたためる際に活用すれば、手紙の封を開けた瞬間に心地よい香りがほのかに漂います。気になる方は、あわせてチェックしてみてください。

プラチナ万年筆 水性染料インク ミックスフリー INKM-1200

プラチナ万年筆 水性染料インク ミックスフリー INKM-1200

色へのこだわりが強い方へおすすめの万年筆インクです。本シリーズのインク同士を混ぜ合わせることで、世界に1つだけのオリジナルカラーを作れるのが特徴。インクカラーは、オーロラブルーやシルキーパープル、リーフグリーンなどの計9色展開です。

別売りの「専用インクうすめ液」を活用すれば、濃淡の調節も可能。より自分好みの色を追求できます。インクの色にこだわりたい方は、ぜひチェックしてみてください。

カランダッシュ ボトルインク 8011-149

カランダッシュ ボトルインク 8011-149

ユニークなボトルデザインが魅力の万年筆インクです。ボトルが斜めに傾いているため、簡単に素早くインクを補充することが可能。高級感のある見た目なので、プレゼントにもおすすめです。

カラーバリエーションは全10色。アイデリックブルーやインフィニットグレー、エレクトリックオレンジなど、鮮やかで深みのあるカラーが文字に存在感を与えます。インク補充時に手や周囲を汚してしまうことが多い方にぴったりのアイテムです。

プラチナ万年筆 クラシックインク(CLASSIC INK) INKK-2000

プラチナ万年筆 クラシックインク(CLASSIC INK) INKK-2000

耐水性と長期保存性に優れた没食子インクです。時間の経過とともに色が変化するため、変化の過程も楽しめます。また、濃淡を強調することで、より味わい深い筆記ができるのもポイントです。

カラーは、カシスブラックやフォレストブラック、ラベンダーブラックなどの計6色を展開しています。ボトルデザインもクラシックでおしゃれ。落ち着いた色合いが好きな方におすすめの万年筆インクです。

ペリカン(Pelikan) インクカートリッジ エーデルシュタイン

ペリカン(Pelikan) インクカートリッジ エーデルシュタイン

宝石の名を冠した「エーデルシュタイン・インク」のカートリッジインク6本セットです。メタルケース入りで持ち運びに便利なので、出先で万年筆をよく使用している方におすすめ。メタルケースはシンプルかつ洗練されたデザインで、デスクの上に置きっぱなしでもおしゃれな雰囲気を演出します。

カラーラインナップは、オニキス・サファイア・タンザナイトの3色。見た目にも優れたアイテムを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

万年筆のおすすめもあわせてチェックしてみてください。