普段使いの筆記用具として持っていると上品な大人としてのイメージを与えられる「万年筆」。文房具としてご自身で使うのはもちろん、贈り物としても人気があるのが特長です。
とはいえ、まだ万年筆を使ったことがない方やプレゼントしたことがない方は、どんなモノを選べばいいのかわからないもの。そこで今回は、おすすめの万年筆をご紹介。価格としては5000~1万円ほどのアイテムをピックアップしたので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
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万年筆のプレゼントは「勉強や仕事をがんばってください」という意味が込められていると言われています。そのため、プレゼントを渡す相手は年下や同世代の友人、恋人などが多い傾向にあるのがポイント。進学や就職などを祝うプレゼントとして人気があります。
万年筆をプレゼントするときの選び方
インクの交換方法で選ぶ
万年筆のインクの交換方法は主に「カートリッジ式」「吸入式」「コンバーター式」の3つです。初心者におすすめなのは、インクの交換が簡単な「カートリッジ式」。すでにインクが入っているカートリッジを万年筆本体に入れるだけなのが魅力です。
「吸入式」は、インクの入ったボトルから直接インクを吸い込むため、少し慣れと手間が必要。メリットは、ペンの中に多くのインクを入れられることです。
「コンバーター式」は、取外しができる吸入器(コンバーター)を装着し、インクの入ったボトルから直接インクを吸い込タイプ。なお、近年ではカートリッジとコンバーターの両用式となっている万年筆が多いです。
縦書きに対応するモノを選ぶ
万年筆の選ぶ際は上から下に書く「縦書き」、日本語独特の「はね・はらい」などの線もかすれないかもポイント。そのため、デザインやブランド力で有名な海外ブランド以外にも、日本国内で伝統と信頼のある国内ブランドのモノを選ぶのもおすすめです。
ペン先の太さで選ぶ
万年筆はペン先の太さが多彩なところもポイント。各ブランドによっても異なりますが、太さの種類は極細・細字・中字・太字~など6つ程度が目安。中字タイプは初心者が使いやすく、太字は使い慣れた方のサイン用に向いているなど使い勝手が異なるため、ペン先の太さで万年筆を選ぶのもおすすめです。
プレゼントに最適な万年筆おすすめ
パイロット(PILOT) 万年筆 コクーン FCO-3SR-TI
曲線の美しさから過去にグッドデザイン賞を受賞したことがある「コクーン」。その魅力はデザインだけでなく、書きやすさや持ちやすさなどにもあり、どの点でもクオリティが高いおすすめの万年筆です。重量はやや重めの仕様。
日本語独特の“はね”や“はらい”なども、書きやすくきれいに表現できるの魅力。インクの交換方法は、カートリッジとコンバータの両用式です。
パイロット(PILOT) 万年筆 ルシーナ FL-5SR
パイロットのスタンダートモデルである「ルシーナ」。カラー展開は4色でレッドやイエローなど、鮮やかなカラーにも光沢感があるところが魅力です。スラスラと書ける書きやすさも好評。
ペン先がゴールドなので、高級感があるところも魅力です。重厚感があるわりに、軽量な点もおすすめポイント。インクの交換方法は、カートリッジとコンバータの両用式です。
プラチナ万年筆 バランス PGB-3000A
ボールペンのようなカジュアルな見た目が特長の「バランス」。ペン先がやわらかいステンレス素材になっているのが特長で、細字でもかすれにくく滑らかな文字を書くことができます。
インクの出がよいところもポイント。デザイン面でも、機能面でも初心者が使いやすいおすすめの万年筆です。インクの交換方法は、カートリッジとコンバータの両用式です。
プラチナ万年筆 センチュリー PNB-10000#51-4
ステンドグラスのような美しさが表現された「センチュリー」。キャップにはバネが内蔵されており、フタの閉まり具合がよいのが特長。キャップがしっかり閉まることよって、インクが気体になって発散するのを防げるため、インクを長く保つことができます。
万年筆のなかではスタンダードモデルなので、万年筆を使い慣れていない方にもおすすめ。インクの交換方法は、カートリッジとコンバータの両用式です。
プラチナ万年筆 万年筆 美巧 14K PTL-5000A#1-3
スマートなフォルムが印象的なプラチナ万年筆の「14kスタンダード」。ブラックのボディにさりげなく配置されたゴールドカラーが魅力です。
また、ペン先には14金が使われており、高級感もありつつ価格がリーズナブルなところもポイント。インクの交換方法は、カートリッジとコンバータの両用式です。
セーラー万年筆 プロフィット ふでDEまんねん 10-0212-740
筆のような書き心地で人気の万年筆「ふでDEまんねん」。ペン先が少し曲がっているところが特長で、ペン先を立てて書くと細い線、用紙に対してペン先を寝かせると太い線を書くことができるのが魅力です。
本体サイズは比較的にコンパクトで軽量のため、持ち運びやすいのもポイント。インクの交換方法は、カートリッジとコンバータの両用式です。
番外編:万年筆のメンテナンス方法
万年筆は一般的な文房具に比べて比較的高価なので、できるだけ長く愛用したいという方も多いでしょう。そこで大切なのは、万年筆の定期的なメンテナンス。基本的には、インクの乾燥や詰まりを防ぐために毎日少しずつでも使うのがポイントです。
毎日は難しいという場合は、約2ヶ月に一度のペースで万年筆の軸を分解して洗うのがおすすめ。洗い方は、ぬるま湯の入ったコップに万年筆のペン先を入れ、1分程度放置。こうすることで詰まったインクを取ることができます。
万年筆は海外ブランドのモノも魅力的ですが、主に日本語を書くことが多い方は、日本国内のブランドから選ぶのもおすすめ。また、インクの交換方法も大切です。特にはじめて万年筆を使う方は使いやすさに注意して、お気に入りの1本を見つけてみてください。