手作りのぬか漬けを楽しむために欠かせないのが「ぬか床」。ぬか床というと手入れが難しいイメージを持たれがちですが、最近では簡単においしいぬか漬けを作れる商品が増えています。

そこで今回は、ぬか床のおすすめ商品をご紹介。初めての方でも始めやすいセットや、手入れが楽なモノなどを中心にピックアップしています。選び方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

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ぬか床とは?

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ぬか床の「ぬか」とは米ぬかのこと。ぬかに塩や水を混ぜあわせて発酵させたモノがぬか床です。ぬか床に漬けたモノをぬか漬けと呼び、キュウリ・ナス・大根・白菜などの野菜を漬けるのが一般的。ほかにも、チーズや卵などさまざまなモノを漬けて楽しめます。

ぬかには、タンパク質・食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているのが特徴。ぬか床のなかの乳酸菌や酵母が増殖することでうまみ成分が増え、ビタミンB1や植物性乳酸菌などの栄養素を多く含んだ風味のよいぬか漬けに仕上がります。

ぬか床の管理は手がかかって難しい印象がありますが、チャック付きの袋に入れて冷蔵庫で保存できるモノや、届いてすぐに漬けられるモノなど、初心者でもチャレンジしやすいぬか床が増えています。

ぬか床の選び方

容量をチェック

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ぬか床の容量は食べる人数にあわせて選ぶのがポイント。1~2人で食べるなら1kg前後、3〜4人で食べるなら2~3kgがおすすめです。1kg前後のぬか床はチャック付きの袋に入ったモノが多く、漬けたいモノを袋に入れるだけの手軽さが魅力。食べたい分だけ作れるチューブ状の商品もあります。

また、ぬか床を冷蔵保存する場合は、多くても2〜3kg程度が目安。冷蔵保存の場合も週に1回は常温に戻してかき混ぜる必要があるので、ぬか床よりも容量の大きい容器を選んでおくと手入れが楽です。作りたい量と冷蔵庫のスペースを考慮して選んでみてください。

初心者には必要なものがセットになったモノがおすすめ

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初めてぬか床に挑戦する方には、ぬか・容器・補充用ぬか・調味料がセットになったモノがおすすめです。ぬか床は使い続けるうちにぬかの量が減ったり、味が薄くなったりします。補充用ぬかや調味料が付属したセットは、メンテナンスだけでなくトラブルにもすぐに対応できるのが魅力です。

また、初心者向けのセットには、トラブル対策や管理方法などを詳しく解説したガイドブック付きのモノがあります。なかには、メールや電話で手厚くサポートしてくれるモノもあるので、不安な方はチェックしてみてください。

すぐに漬けられるモノがおすすめ

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米ぬかからぬか床を作る場合、野菜を漬け始めるまでに手間と時間が必要。野菜の切れ端をぬか床に入れたり捨てたりを繰り返す「捨て漬け」を1~2週間ほど行い、ぬか床を発酵させなくてはなりません。すぐにぬか漬けを始めたい方には、あらかじめ発酵させてあるぬか床がおすすめです。

また、チャック付き袋入りやぬか床用の容器が付属したモノを選べば、手元にぬか床用の容器がなくてもすぐに漬けられるのがメリット。翌日には手作りのぬか漬けが楽しめます。

手入れの簡単さをチェック

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ぬか床を選ぶときは手入れの方法や頻度に注目しましょう。ぬか床を常温で保存する場合は20〜25度の涼しい場所に置き、菌が増えすぎないように毎日ぬか床をかき混ぜる必要があります。特に、気温が高い夏場は混ぜる頻度を増やしたり、涼しい場所に移動させたり管理が大変です。

一方、冷蔵庫で保存できるぬか床は、菌の活動が落ち着くため発酵スピードが緩やか。1年を通して安定して管理しやすいのが魅力です。雑菌も繁殖しにくいので、かき混ぜる回数を週に数回程度まで減らせるのも利点。なかには、抗菌性の高い乳酸菌を使用して手入れを楽にした商品もあります。

原材料をチェック

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ぬか床を選ぶときは原材料をチェックするのも重要。ぬか床にはぬか・塩・水以外にも、唐辛子・昆布・みかんの皮・生姜などさまざまな調味料が入っています。唐辛子の辛味成分は全体の味を引き締め、昆布はぬか床にうまみをプラス。みかんの皮や生姜はぬか床に独特の風味を加えます。

また、鉄分を配合したぬか床は、色落ちしやすいナスをきれいな色で漬けたい方におすすめ。ぬか床の品質にこだわりたい方には、保存料や化学調味料を使用していないモノや、無農薬栽培のぬかを使ったモノが適しています。

ぬか床のおすすめ|袋タイプ

無印良品 発酵ぬかどこ

無印良品 発酵ぬかどこ

毎日かき混ぜる必要がなく、手軽に漬物が作れるぬか床です。水洗いしてカットした野菜を漬け込んで冷蔵庫に入れ、12~32時間程度で完成します。日々のお手入れは1週間に1回程度かき混ぜるだけ。手間なくぬか漬けを続けたい方におすすめです。

すでに発酵済みなので、購入後すぐに野菜を漬けられるのが魅力。チャック付き袋に入っており、そのまま漬けられるのも嬉しいポイントです。容量は1パックあたり1kg入りで、同じシリーズに250g入りもラインナップ。少量から始めたい場合や、補充用としても便利です。

樽の味 漬けもん屋のぬか床 スマートキット


樽の味 漬けもん屋のぬか床 スマートキット

手を汚さずにかき混ぜられる専用容器が付いたぬか床。ホーロー製のぬか漬け器・ぬか床1.6kg・いそ塩・みかんの皮・昆布・唐辛子がセットです。容器にハンドルがついており、ぬかを直接触らなくてもかき混ぜられるのが特徴。手荒れが気になる方にも適しています。

本商品は和歌山県産の米「キヌヒカリ」からとれたぬかを使用。兵庫県赤穂の塩や北海道産昆布、和歌山県産紀州みかんの皮など、国産素材をふんだんに使用しています。大根を漬け込んで仕上げたモノを製品化しているため、捨て漬け不要で簡単に漬けられるのも魅力です。

容器の説明書とぬか床の説明書がそれぞれ付属しており、初めてぬか漬けを作る方にもおすすめ。容器の大きさは長さ27.0×幅14.8×高さ16.1cmです。手を汚さずにぬか漬けを作りたい方や、国産の原材料にこだわったぬか床を選びたい方はチェックしてみてください。

樽の味 ぬか床スタンドパック


樽の味 ぬか床スタンドパック

冷蔵と常温の両方で使えるぬか床です。漬物作りの工程を活用し、180日以上の期間をかけて発酵させた商品。漬物メーカーならではのノウハウを活かしています。保管しやすいコンパクトな容器に入っているのも特徴。冷蔵庫保存にすれば、毎日かき混ぜる手間が省けます。

そのまま使い続けていくほか、干ししいたけや昆布、生姜など食材を加えて好みの味わいに育てていくことも可能です。1パックあたり800g入りで、少人数の家庭にぴったりなサイズ。専門家の知見を活かしたぬか床を使ってみたい方や、1kg未満のぬか床を探している方におすすめです。

コーセーフーズ 冷蔵庫で育てる熟成ぬか床 スタートセット


コーセーフーズ 冷蔵庫で育てる熟成ぬか床 スタートセット

国産ぬか100%で作られた冷蔵庫専用のぬか床。1kgあたり10億個もの植物性乳酸菌で熟成発酵させているのが特徴です。1パックあたり800g入り。化学調味料は不使用で、自然な味わいが楽しめます。切った野菜を入れるだけのジッパー式容器を採用。冷蔵庫内の場所を取らずに保管できるのもポイントです。

3日に1回程度の頻度でかき混ぜればよいため、お手入れが楽なぬか床を使いたい方に適しています。長期間使わないときは、冷凍庫に移すことで簡単に中断・中止が可能です。野菜の漬け方やぬか床の管理方法が書かれたガイドブックも付属。無料のメールサポートも受けられるので初心者にもおすすめです。

みたけ食品工業 発酵ぬかどこ


みたけ食品工業 発酵ぬかどこ

週に1回かき混ぜるだけの簡単なお手入れで使えるぬか床。発酵済みのぬか床が届くので、到着後すぐにぬか漬けが作れます。特殊な乳酸菌を使用し、かき混ぜる頻度が少なくても済むように工夫。スタンドタイプの容器で、使い勝手のよいぬか床です。

原材料は米ぬか・食塩・昆布・唐辛子・ビール酵母のみとシンプルなのも特徴。1パックあたり1kg入りですが、補充用の250g入りパックやミニサイズの500g入りパックもラインナップされています。サイズ展開が豊富なぬか床を探している方におすすめです。

中村食品産業 河村さんちの鉄粉ぬか床


中村食品産業 河村さんちの鉄粉ぬか床

鉄分を配合した粉末タイプのぬか床。鉄粉を入れることで、ナスがきれいに漬かるのが特徴です。赤穂の天塩を使用しており、野菜本来の味わいを引き出しています。さらに、北海道産のだし昆布やしいたけの荒粉末も配合。調味済みのため、初心者でもおいしく漬けられます。

1パックあたり1kg入り。本商品は水を1L加えてぬか床に仕上げるため、ぬか床を作る工程も楽しみたい方におすすめです。ぬか漬けの味だけでなく、色味もうつくしく仕上がるぬか床を探している方にも適しています。

チヨダ もみーな

チヨダ もみーな

野菜を入れてもむだけで簡単にぬか漬けが作れるぬか床です。袋の上からもみこむので、手を汚さずに漬けられるのが魅力。1パックあたり350g入りの少量パックなので、一人暮らしの方でも使いやすいサイズ感です。

米ぬかは国産のモノを使用。さらに信州味噌を配合しているため、やさしい口当たりのぬか漬けに仕上がります。チャック付きのスタンド袋で、冷蔵庫内での保管にも便利。こんにゃくやゆで卵、チーズを漬けるのもおすすめです。

波里(NAMISATO) 無添加 自然発酵 ぬかどこ


波里(NAMISATO) 無添加 自然発酵 ぬかどこ

大型の熟成タンクで自然発酵させたぬか床。地元の米屋と契約し、新鮮なぬかを直接仕入れているのが特徴です。完成したぬか床は真空パック包装を施し、乳酸菌の働きが損なわれないように配慮。化学調味料は不使用で、ぬか本来のうまみを引き出しています。

冷蔵と常温の両方で使えますが、常温で漬ける方が漬け時間が短くて済むのがポイントです。ニオイが漏れにくくて保存しやすい、チャック付きのスタンドパック仕様。好みの容器に移して使うこともできます。冷蔵庫のスペースなどに合わせて使い方が調節できるぬか床を選びたい方におすすめです。

マルアイ食品 麹屋甚平 熟成ぬか床


マルアイ食品 麹屋甚平 熟成ぬか床

麹化させた米ぬかを使用し、豊かな風味を引き出したぬか床。乳酸菌と酵母菌の働きで発酵熟成させています。長野県産のぬかや千葉県産の唐辛子、天日塩を使用しているのが特徴です。1パックあたり1kg入り。保存容器は付属していないので、別容器に移し替えて使います。

本商品は毎日かき混ぜて手入れするタイプです。塩分がやや高めの状態で出荷されるため、くず野菜で捨て漬けするとより食べやすくなります。3~4回程度漬けたら、塩や米ぬかを好みに合わせて加えていくのがおすすめ。ぬか床を自分好みに育てたい方に適しています。
・1セット

・4セット

オーサワジャパン オーサワのぬか漬の素 乾燥


オーサワジャパン オーサワのぬか漬の素 乾燥

特別栽培米からとれたぬかを使用した乾燥タイプのぬか床です。化学肥料不使用の米ぬかのみを使用しています。さらに、化学調味料が不使用なのもポイント。島根県産の乾燥唐辛子が1本入っており、国産の厳選素材にこだわっているのが魅力です。

1パックあたり500g入り。本商品は水と塩を混ぜてぬか床を作ります。まずは容量が約1.5L以上ある容器を用意。塩100g・水4カップを混ぜたモノを沸騰させ、よく冷ましてからぬかと混ぜ合わせます。漬物を作る前に、キャベツの外側の葉などを使って捨て漬けが必要です。

捨て漬け用野菜を2~3日程度の頻度で取り替えながら、毎日ぬか床をかき混ぜて仕上げていきます。10日程度経って、ぬか床らしい香りが感じられれば出来上がり。本格的なぬか床づくりにチャレンジしてみたい方や、原材料にこだわったぬか床を選びたい方におすすめです。

伊勢惣 仕上りぬかみそ


伊勢惣 仕上りぬかみそ

熟成済みですぐに使えるぬか床です。外袋がそのまま容器として使えるのがポイント。初めてぬか漬けを作る方にぴったりな商品です。1パックあたり1kg入り。キュウリが2本丸ごと漬けられるサイズです。

初めて漬けるときは、漬け込み時間を短めにしてみてください。塩味が薄いと感じたら、好みで塩を足して調節できます。キュウリ1本を5回漬けた後に、塩を小さじ2程度加えるのが目安です。使いやすいサイズのぬか床を探している方はチェックしてみてください。

ぬか床のおすすめ|チューブタイプ

コーセーフーズ ラップdeカンタンぬかチューブ


コーセーフーズ ラップdeカンタンぬかチューブ

ラップで包むだけで漬物が作れるぬか床です。原材料に国産のいりぬかを使用。リンゴ酢や唐辛子、ワインエキスなどを配合し、風味豊かなぬか床に仕上げています。ぬか床の管理が必要なく、作りたい分だけ手軽に作れるのが魅力です。

素材100gに対して本商品が約25g。チューブから約12cmを2本分搾り出すのが目安です。ラップで包んだ後、ぬかが素材全体にまんべんなく広がるように伸ばして冷蔵庫へ入れます。そのまま一晩程度置くとぬか漬けの出来上がり。ラップではなくポリ袋でも漬けられます。

1本あたり170g入りで、キュウリが約7本漬けられる量です。やさしい塩加減で、肉や魚の下味にもぴったり。ぬか漬け以外の用途にも使える商品を探している方や、お手入れ不要で気軽にぬか漬けを食べたい方におすすめです。

コーセーフーズ 洋風ぬか漬の素


コーセーフーズ 洋風ぬか漬の素

通常のぬか漬けとは一味違った洋風ぬか漬けが楽しめるぬか床。ディルやマスタード、ローレルなどさまざまな素材を組み合わせています。ハーブやスパイスはシード部分を多く配合し、より豊かな香りが感じられるように工夫。熟成ぬか床とワインビネガーを合わせ、発酵食品の強みを存分に活かしています。

パプリカやアボカド、きのこ類を漬けるのもおすすめ。食感が硬い野菜類やきのこ類は電子レンジで火を通し、粗熱が取れてから漬けてみてください。1本あたり150g入り。洋風の食材に合わせやすいぬか床を選びたい方におすすめです。

もへじ 熟成ぬか漬けの素

もへじ 熟成ぬか漬けの素

一晩で本格的なぬか漬けが作れるすり込みタイプのぬか床。漬け時間は8~32時間を目安に、素材や好みに合わせて調節します。漬け込む食材は、ナスやキュウリといった定番素材のほか、プチトマト・ゆで卵・アボカドなどもおすすめです。

1本あたり170g入り。開封後は冷蔵庫保存が必要です。さまざまな食材に合わせやすい味わいのぬか床を選びたい方に適しています。

マルコメ プラス糀 発酵ぬかどこ チューブ


マルコメ プラス糀 発酵ぬかどこ チューブ

国産の乾燥米糀を使用しており、糀の甘みがほのかに広がるぬか床です。作り方は好みの食材に塗り、空気が入らないようにしっかりラップをするだけ。冷蔵庫に入れて12~30時間程度漬ければ出来上がりです。素材をカットしてから塗ると漬かりやすいとされています。

1本あたり130g入りと使い切りやすいサイズなのもポイント。初めてぬか漬けに挑戦する方や、できるだけ少ない容量のモノを選びたい方におすすめです。マイルドな味わいのぬか漬けを作りたい方もチェックしてみてください。

・64本セット

キムラ漬物宮崎工業 まごころ庵 ぬか床チューブ

キムラ漬物宮崎工業 まごころ庵 ぬか床チューブ

特別栽培米または有機米の米ぬかを使ったぬか床です。石川県白山市に拠点を置く「農業法人六星」が米ぬかを提供しているのが特徴。農業法人六星は、土づくりの段階からこだわっており、化学肥料などの使用を抑えて栽培しているのが魅力です。

1本あたり180g入り、キュウリが5~7本程度漬けられます。ラップするときは、隙間から水が漏れてこないように両端をしっかりとねじるのがコツ。さらに袋に入れておくのもおすすめです。イラスト入りで分かりやすい説明書付き。原材料からこだわったぬか床を選びたい方におすすめです。

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