スマートガーデンを演出するEdynシステム
庭や農場をスマートな場所に変えてくれるシステム、Edyn。Edynは、庭や農場のコンディションをモニターし、植物の手入れを手伝ってくれる製品です。
土壌のコンディションを常にチェックし、収集したデータを分析。分析したデータを活用し、例えば植物への水やりを適切なタイミングで行ってくれます。
ユーザーは、専用のアプリを使えば、遠隔地からも土壌などのコンディションをチェック、コントロールできるようになるのです。これは革命ですね。
Edynシステムの機能
それでは、Edynの主な機能をみていきましょう。
・いまのコンディションで生育可能な植物の種類は?
Edynシステムのセンサーは、光度、湿度、温度、土壌の肥沃度、土壌の水分量をトラッキングします。そして植物の種類ごとの最適なコンディションを、チェックすることができます。
・どのように育てるのか?
Edynは絶え間なく土壌コンディションをモニターしているので、ユーザーはその場にいなくとも、土壌のコンディションを確認することが可能です。
・自動での水やり。
計測の結果、必要であればEdynが自動で水やりを行います。定期的に水やりを行うスプリンクラーとの決定的な違いは、Edynが土壌のコンディションを絶え間なく計測していることです。Edynは、必要な時に必要なタイミングで、水やりをしてくれるのです。
Edynに搭載されている技術
土壌を適切にコントロールするためには、土中の水分量や酸性度、肥沃度などを正確に計測する必要があります。また植物の種類によって最適な土壌コンディションが異なるため、植物に種類ごとにコンディションを調整する必要があります。
Edynはこういったこともふまえて、土壌に電気的なシグナルを通し、わずかな変化も見逃さないように計測できるよう設計されています。
Edynの基本スペック
・太陽光発電。
・WiFiでEdynクラウドと接続。
・水分や肥料分への耐性。
・温度、湿度、光度、土壌の肥沃度、pHを計測。
・計測したデータとクラウドデータを元に学習。
・土壌の肥沃度や湿度、光度、温度を、スナップショット付きでレポート。
・充電式のリチウムポリマーバッテリーを使用。
・数千の植物と、その最適な土壌コンディションのデータベース。
Edynは、世界的なデザイナーであるYves Behar率いる制作チームともパートナーシップを結んでいます。機能面だけでなく、デザイン面にも注力し、Edynを洗練された製品に仕上げている点は魅力的ですね。