タイヤのパンク修理ツール「patchnride」が画期的!
タイヤのパンクを、誰でも簡単に、しかもすばやく修理できる便利アイテム、それが今回ご紹介するpatchnrideです。パンクの穴を内側からふさぐという発想で開発され、現在特許出願中とのこと。
これさえあれば、タイヤのパンクを誰でも簡単に修理できるといいます。なんとその修理時間は1分もかからないとか。本来であれば、タイヤのパンクはかなり複雑な作業になるはずですが、具体的にはどうするのでしょうか。
どうやって修理するの?
まず、最初にパンク箇所を見つけ出すために、専用の液体(Leak Detector)を塗布します。
すると、しばらくするとパンク穴から泡が発生します。
次にpatchnrideをタイヤに装着し、空気を送り込みます。これで作業は完了です。
タイヤを車体から取り外す必要がないので、手を油まみれにすることもありません。「修繕して、そのまま運転できる(=patch and ride)」という名前の通り、たとえ走行中にパンクになったとしても、あっという間に修理してまた走り出すことができるのです。
修理できる穴の大きさは3mmまで。一つのタイヤに4~5回までであれば、patchnrideで修理可能です。 マウンテンバイクをはじめ、すべての自転車のタイヤに対応しているほか、草刈り機、オートバイ、車いすなどにも応用が効くそうです。
開発秘話と安全性
そもそもの開発のきっかけは、12時間の自転車レースで、一時は264マイル(=約420km)もリードしていたのに、たった一度のパンクにより敗北したこと。補修のための材料がない状況下であっても、空気漏れをしないで完璧に修理できるような、そんな方法を見つけようと思ったそうです。
サイクリストも多く参加している開発チームでは、実際の自転車走行者の声を生かして開発が行われ、安全面も十分に考慮されています。なお、製品は購入後3年間の保証付だということです。
アメリカでは、毎年2000万個におよぶタイヤチューブが廃棄されているそう。パンクしたタイヤを新しいものに変えるのではなく、patchnrideで穴を塞いで長く使うことは、廃棄物を少なくすることにもつながります。簡単・便利で、しかもエコ。patchnrideはかなり21世紀型の製品だと言えそうです。