アウトドアで料理をする際に便利な「クッカー」。軽量製に優れた製品なら、持ち運びやすいのがメリットです。しかし、ラインナップが豊富なため、どれを選べばよいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クッカーのおすすめ製品をご紹介します。選び方についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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クッカーとは?
クッカーとは、キャンプや登山をはじめとしたアウトドアでの使用を想定して作られた調理器具のこと。ドイツ語の「コッヘル」という呼び方でも、馴染みのあるアイテムです。
野外で使うことを前提にしているため、軽量性・耐久性に優れているのが特徴。複数のクッカーを重ねて収納できる「スタッキング」が可能なモデルも多く、荷物量が限られるシーンでもコンパクトに持ち運べます。
また、フライパンや鍋などの調理器具としてだけでなく、お皿の代わりとして使えるのも便利なポイント。製品によってサイズや形状はさまざまなので、使い方や使用人数などに応じて選ぶのがおすすめです。
クッカーの選び方
用途に合わせてセット内容を選ぶ
登山やソロキャンプには浅型深型の2つセットがおすすめ
登山に携行したりソロキャンプで1人用の料理を作ったりする場合には、浅型と深型のクッカーセットがおすすめ。軽量でコンパクトに収納しやすいうえ、手軽に調理しやすいのが魅力です。
浅型のクッカーは、熱が全体に伝わりやすいため、炒め物や焼き物にぴったり。一方で深型のクッカーは、湯沸かしをはじめ、袋ラーメンやパスタなどを調理するのに適しています。
ファミリーキャンプならフライパンや鍋付きをチェック
ファミリーキャンプやグループキャンプには、フライパンや鍋をはじめ、さまざまな形状・サイズのアイテムが揃ったモデルがおすすめ。なかには、ケトルやカトラリーが付属している製品も展開されています。
セット内容が充実している分、重量が増えてかさばりやすいのは難点ですが、料理のレパートリーを広げられるのが魅力。アウトドアでも本格的な料理を楽しめるうえ、一度に調理できる量が増えるのもメリットです。
クッカーの中にOD缶を収納できると便利
クッカーには、燃料となるOD缶やバーナーなどを、まとめて収納できるモデルもあります。スペースを効率的に使うことで、荷物をよりコンパクトにできるのが魅力。特に、登山やバイクキャンプなど、荷物の制限があるときに便利です。
なかでも、深型クッカーは、OD缶がぴったり収納できるよう設計されているモノが多い傾向に。一方で浅型クッカーの場合、幅が収まっても高さが足りず、蓋が閉められない可能性があるため、製品選びの際は注意してみてください。
素材で選択
アルミ
アルミ素材を使用したクッカーは、比較的軽量なうえ、熱伝導率に優れているのが特徴です。食材に素早く熱が伝わるため、簡単かつムラなく調理できるのがメリット。ただし、飲み口や取っ手が熱くなりやすいので、使用するときは注意が必要です。
チタンやステンレスを使用したクッカーに比べて、安価に購入できるのも魅力のひとつ。コストパフォーマンスを重視する方はもちろん、初めてクッカーを購入するキャンプ初心者にもおすすめの素材です。
一方で、耐久性に劣るのがデメリット。熱で変形しやすいため、直火で使用するには不向きです。また、落として凹んでしまうこともあるので、取り扱いには気を付けましょう。
チタン
チタン素材は、金属のなかでも特に軽量なのが特徴です。登山をはじめ、徒歩やバイクでのキャンプなど、少しでも荷物を軽くしたいシーンにぴったり。さらに、優れた強度も魅力のひとつです。
ただし、熱伝導率が低く、火を当てた部分のみあたたまる特性があることに留意しておきましょう。使用時には、熱の通りにムラが出たり、焦げ付いたりしやすい点に注意が必要です。
ほかの素材に比べて高価なうえ、扱いにくい点もあるチタン製クッカーですが、アウトドアでタフに使えるのがメリット。軽さを重視する方はもちろんのこと、登山やキャンプに行く頻度が高い方にもおすすめです。
ステンレス
ステンレス製のクッカーは、熱伝導率が低い反面、保温性に優れているのが特徴。あたたまるまで時間がかかりますが、ラーメンやスープなどの汁物を調理するときや、料理をあたたかいまま保管しておきたいときに重宝します。
また、丈夫かつ錆びにくいのもメリット。長期間愛用できる、耐久性に優れたクッカーを探している方におすすめです。
ステンレスのデメリットは、ほかの素材に比べて重量があること。持ち運びには不向きなので、オートキャンプなど、重量が気になりにくいシーンでの使用にぴったりです。
クッカーのおすすめブランド
コールマン(Coleman)
「コールマン」は、1901年にアメリカで創業したアウトドアメーカーです。テントやランタンをはじめ、さまざまなキャンプ用品を展開。上級者向けのモノから、コストパフォーマンスに優れた初心者向けのモノまで、幅広い製品を手掛けています。
クッカーにおいても、ファミリーでのキャンプにぴったりな大容量モデルや、ソロキャンプ用のコンパクトモデルなどをラインナップ。自分の使用用途に適したモデルを見つけやすいのが魅力です。
プリムス(PRIMUS)
「プリムス」は、1892年にスウェーデンでスタートした世界的な燃焼器具ブランドです。アウトドア用のストーブは、特に登山用として人気。そのほか、ランタンやテーブルウェアなど、幅広いアウトドアグッズを展開しています。
なかでも、プリムスが手掛けるクッカーは、耐久性と携行性に優れているのが魅力。すべてのクッカーに「ハードアノダイズド加工」を施したアルミ素材を使用しており、傷や腐食などに対する耐性を高めています。
スノーピーク(snow peak)
1958年に新潟県燕三条で金物問屋としてはじまった「スノーピーク」。現在では、ハイエンドなキャンプ用品のほか、アパレルなども手掛ける総合アウトドアメーカーです。
スノーピークのクッカーは、食材の旨みを引き出すために、素材や技術を追求して開発しているのが魅力。また、持ち運びやすい軽量なモデルや優れた機能性を持つモデルなど、さまざまなニーズに対応できる製品がラインナップされています。
クッカーのおすすめ
コールマン(Coleman) パックアウェイ TM ソロクッカーセット 2000012957
調理や後片付けがしやすい1人用クッカー。浅型クッカーと深型クッカーのシンプルなセットです。本体がアルミ製で、熱伝導率が高いことから、手軽に調理を行えます。
本体内側に「ノンスティック加工」を施すことで、汚れや焦げが付いても、拭き取るだけで落としやすいのが嬉しいポイント。登山中など、水を確保しにくいシーンでも、片付けが手軽にできるモデルを探している方におすすめです。
本体外側には、傷を保護するために「ハードアノダイズ」という処理も施されています。さらに、折りたたみ式のハンドルには、シリコンを採用。本体を加熱した後に触っても、熱さを感じにくいよう配慮されているのが魅力です。
コールマン(Coleman) アルミクッカーコンボ 2000026764
ライスクッカーやザルなど、豊富な調理アイテムが揃ったクッカー。最も大きいポットの中に重ねることで、1つにまとめて収納できます。
収納サイズは、約直径25×高さ20cm、総重量約3kg。持ち運びが重視されるシーンには不向きですが、オートキャンプなどには適しています。
クッカー本体の素材は、熱が伝わりやすいアルミニウムを採用。内側表面には「ノンスティック加工」が施されており、焦げ付きを防止できるのが魅力です。
プリムス(PRIMUS) イージークック ソロセットS P-CK-K102
本体の中に、OD缶とバーナーを一緒に収納できるクッカー。浅型と深型のセットで、1人使用向けのモデルです。同メーカーが展開する、110サイズのOD缶と小型バーナーが収まるよう設計されています。
本体の素材には、アルミを使用。収納時のサイズは、直径11×高さ12.8cmとコンパクトです。ハンドルは折りたたみ式で、側面にぴったり沿うように収納できます。
比較的安価に購入できるため、コストパフォーマンスを重視する方はもちろんのこと、初めてクッカーを購入される方にもおすすめのモデルです。
プリムス(PRIMUS) ライテック ポットセット2.3L P-740320
容量約2.55Lの深型ポット2つに加えて、蓋とハンドルが付属するクッカーです。ファミリーやグループなど、複数人のキャンプにぴったり。重ねてコンパクトにまとめられるのも便利です。
本体には、熱伝導率が高いアルミ素材を使用しています。外側は「ハードアノダイズド加工」により、耐久性と硬度を高めることで、高強度を実現。内側には、焦げ付きを防止するための「フッ素樹脂加工」が施されています。
本体内部に目盛が付いていたり蓋に湯切り穴が付いていたり、使い勝手のよいポイントが多いのも魅力。より快適に調理できるクッカーを探している方におすすめのモデルです。
スノーピーク(snow peak) チタン トレック 900 SCS-008T
登山に気軽に持ち出せる、総重量175gのチタン製クッカーです。深型・浅型の2つセットで、収納サイズは直径13×高さ14cm。本体内部に、適合する同メーカーのOD缶とストーブを収納できるので、荷物を圧迫する心配もありません。
深型クッカーのサイズは、直径12×高さ10.7cmで、容量が900mlあります。1回お湯を沸騰させると、2人分のパスタを茹で上げることが可能なサイズ感です。そのほかの麺類はもちろんのこと、スープなどの汁物調理にも適しています。
蓋とフライパンの機能を併せ持つ浅型クッカーは、直径12.8×高さ3.9cmと、お皿としても使い勝手のよいサイズ感。最小限のセットで、登山中の料理や食事を楽しみたい方におすすめのモデルです。
スノーピーク(snow peak) パンクッカー CS-600
焼く・炒める・煮る・揚げるの調理をこなせるクッカーセットです。深型フライパン・浅型フライパン・ライスクッカーの3点が付属。そのほか、簡単に取り外せる取っ手や、専用の収納ケースも備えています。
いずれのアイテムもIH対応であることから、自宅と兼用で使えるのが便利なポイント。また、スタッキングできるよう設計されているため、持ち運ぶときにかさばったり、保管時に大きなスペースを取ったりする心配を軽減できます。
本体には、高品質のフッ素樹脂加工を施したアルミ素材を採用。スムーズな調理や簡単なお手入れを実現します。アウトドア・インドアを問わず、さまざまなシーンで快適に料理を楽しみたい方におすすめのモデルです。
スノーピーク(snow peak) ヤエン クッカー 1000 SCS-200
深型タイプのクッカーに多いスタッキング機能を、浅型クッカーで実現したモデル。浅型クッカーとフライパンのセットで、収納時はフライパンを下にぴったり重ねられます。さらに、110サイズのOD缶2つとストーブを、中にまとめて収納できるのも魅力です。
クッカー本体は、浅型でありながら容量が大きいため、鍋としても活用可能。そのほか、取り外し式のハンドルと、便利な湯切り穴が付いた蓋が付属しています。本製品1つで、さまざまな調理をこなせるのがメリットです。
アイテム数が多く充実したセットですが、総重量390gと軽量性に優れているのもポイント。持ち運びやすさを重視する方におすすめのモデルです。
ソト(SOTO) ナビゲーター クックシステム SOD-501
付属品が充実しているクッカーセットです。大小2種類のクッカーに加えて、カッティングボードやスタビライザーとしても使える蓋が付属。そのほか、リフターや専用保温ケースなど、機能性を広げるアイテムが揃っています。
重ねて収納することで、コンパクトにまとめられるのが魅力。収納時のサイズは直径19×高さ9.2cm、総重量が480gです。
アルミ製のクッカー本体は、表面に「ハードアナダイズド加工」を施していることから、耐摩耗性・耐食性に優れています。錆びや摩耗に強いため、アウトドアシーンでタフに使いたい方におすすめのモデルです。
ソト(SOTO) アルミクッカーセットM SOD-510
大・小サイズの鍋を使い分けられるクッカーセットです。サイズは小が直径120×深さ60mm、大が直径130×深さ100mm。料理の種類や量に合わせて使用できます。
素材は熱伝導率に優れているアルミを採用しているのもポイント。また、比較的リーズナブルな価格で購入しやすく、コスパのよい製品を求めている方におすすめです。
ソト(SOTO) サーモスタッククッカーコンボ SOD-521
3種類のマグを組み合わせることで、さまざまな使い方ができるクッカーセットです。本体のほかに、蓋や保温ケースなど、機能性を補完するアイテムも付属しています。
クッカー本体は、それぞれ容量と素材が異なるのが特徴。ステンレス製クッカーが容量350ml、チタン製クッカーが容量400ml、アルミ製クッカーが容量750mlと分かれています。素材の特性や大きさを利用して、組み合わせを変えられるのが便利です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) Easy アルミクッカーセット UH-4121
シンプルな深型鍋に加えて、フライパンとアウトドア用ケトルが付属しているクッカーセット。豊富な調理器具により、アウトドアでも幅広い調理に対応できます。ソロキャンプに適したサイズ感で、アイテムが充実したモデルを探している方におすすめです。
いずれのアイテムも、熱伝導率に優れた軽量アルミ合金を使用。さらに、表面には「硬質アルマイト加工」が施され、耐食性を高めています。本体に搭載された取っ手は、側面に沿って綺麗に折りたためるのが特徴です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ステンレス角型ラーメンクッカー1.3L UH-4202
ラーメンを作りやすいよう設計された角型クッカー。容量が約1.3Lあり、1〜2人分の調理を行うのに適しています。キャンプやトレッキングの際、より手軽にラーメンを食べたい方におすすめのモデルです。
本体の素材には、丈夫で錆びにくいステンレスを使用。内側に目盛が付いているほか、付属の蓋に湯切り穴が設けられているなど、使い勝手のよい機能が各所に搭載されています。
ユニフレーム(UNIFLAME) 山クッカー角型3 667705
パッキングしやすい角型形状のクッカーです。バッグに収納する際に一般的な丸型のクッカーに比べて、余分なスペースが生まれにくいのが魅力。無駄なく綺麗に荷物詰めをしたい方におすすめのモデルです。
本製品は、2サイズの鍋とフライパン1つを合わせた3点のクッカーで構成されています。スタッキングしてコンパクトにまとめられるうえ、付属の収納ケースを使用することで、持ち運びも簡単です。
クッカー本体は、いずれもアルミ素材を使用。フライパンの表面には「フッ素樹脂加工」が施されており、焦げ付きにくいうえ、汚れを落としやすいのが嬉しいポイントです。
ベルモント(Belmont) チタンスタッキングクッカー650FC ケース付 BM-271
本体側面まで熱が伝わりやすい「スピン加工」を施したクッカー。深型・浅型の2種類のクッカーから構成されています。いずれもチタン素材を使用しており、総重量約156gと軽いのが魅力。持ち運びやすさを重視する方におすすめのモデルです。
深型クッカーは内部に110サイズのOD缶がぴったり収まるよう設計されています。また、本体の縁部分には、吹きこぼれを防止する「フランジ」という段差を設けているのが特徴です。
ロゴス(LOGOS) ツーリングクッカーセット 81280300
ツーリング時の携行に適したクッカー。収納時のサイズが、約直径13.5×高さ11.5cmとコンパクトながら、充実した調理器具を揃えているのが魅力です。
セット内容は、ポット大・ポット小・フライパン・トレイ・マグの全5種類。調理だけでなく、食事をするときにも便利なラインナップです。また、すべてのアイテムがステンレス素材で作られており、高い強度を備えています。
チタンマニア(TITAN MANIA) クッカー3点セット
チタン製のキャンプギアを中心に展開する「チタンマニア」が手掛けたクッカー。比較的浅型のチタン製クッカー3点で構成されたセット製品です。
スタッキングしてコンパクトに収納できるため、パッキングのしやすさや持ち運びやすさを重視する方におすすめ。また、優れた耐食性で錆に強いことから、長く愛用したい方にもぴったりのモデルです。
いずれのクッカーも、本体の曲線に合わせて設計された、折りたたみ式のハンドルを搭載しています。ハンドルを展開することで、調理しやすいのはもちろんのこと、食器として使用するときにも便利です。
OVERMONT アルミ クッカーセット DS-300
クッカーやカトラリーが揃った便利なセットです。鍋・フライパン・ケトルをはじめ、食事を楽しむために必要なナイフ・フォーク・スプーンといったアイテムも付いています。さらに、クッカー類はスタッキングができるうえ、収納袋も付属されているので、持ち運びにも便利です。
クッカーの素材は高品質なアルミ合金を採用。熱伝導率が高く、快適な調理をサポートします。耐摩耗や耐蝕性などを備えているのもメリットです。
関連リンク
・クッカーのおすすめ(ビックカメラ)
クッカーは、アウトドアで手軽に料理を楽しむために欠かせない調理アイテムです。自分に合ったクッカーを選ぶためには、作りたい料理や量はもちろんのこと、使用用途なども踏まえて検討するのがポイント。製品選びに迷っている方は、本記事を参考に、ぜひお気に入りのアイテムを見つけてみてください。